オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア オープンハウス 事情

2018-04-23 14:18:48 | 日記
日本にいる頃、



京都生まれの私は、どうせ引っ越しするなら、ウォーターフロント、一度は、あの金閣寺に住んで、


”姫君”と、男前の麻呂たちにかしづかれて、上げ膳据え膳で暮らしてみたいものだと思っていましたが、


あまり現実的ではないので、実際のところ、


太秦のワンルームマンションで、ペットのウサギにかしづきながら、上げ膳据え膳をしてやって、暮らしていたものです。



さて、オーストラリアに来て、離婚してからは、子供のリクエストもあり、念願の一戸建てを購入したわけですが、


さすが、国土が広い! ので、


家も広い!!


最初は、生まれて初めての大邸宅(こっちでは普通なんだけれど)、悠々自適、広々と暮らしていたわけですが、


維持にお金も時間もかかるのですね。


大体、


家の中を行ったり来たり、で、まるで、一日中歩いているような気がするし、おまけに、


掃除機なんて、丁寧にすれば1時間半、かけっぱなしで、気が付いたら、電気代が馬鹿にならない。



庭掃除だって、草抜きなんてしてたら、抜いてる後から、生えてくるので、庭師を雇いたい、けれど、



ケチなので自分でするんだけれど、それでも、大変すぎて芝刈り機を買わずにはおれなくて、それでも、



うちは特に、湖のほとりにあるので、坂がきつくて、芝刈り機を押すのにも一苦労なのです。


隣が公園で、大木がいっぱいの大自然を喜んでいたのは最初の3日くらいで、あとは、たくさん降ってくる落ち葉との戦い。


雨どいに入って詰まると、重さで家がつぶされることがあるらしいので、放っては置けない。



で、ハシゴを購入し、へっぴり腰で屋根に上って、雨どい掃除。



最近は、立て続けに、水道管、ガス管の故障。


なんたって家の周りに植えてあるヤシの木みたいなやつ。



ああ言う水なしでも強い木と言うのは、根が凄いのです。



地下にある管の隙間に入り込んで、詰まらせてくれたので、庭中掘り起こして、修理工事に、ン十万円。



人生とお金を家と庭掃除に費やしている場合じゃない!





そこで、長男が家を出たのを機会に、せっかく買った素敵な家なんだけれども、売る事に決めたのです。



日本と同じで、不動産屋さんから、引っ越しした日から


 ”売らせて頂戴!” メールが、ポストに山ほど来るので、



不動産屋さん候補は山とあるんだけれど、


日本
と違うのは、主導権がすべて売主にある、ということ。


査定などと言うものはなくて、家主の好き勝手な値段を付けられる…でも


そこは、やはり、リーズナブルでないと、売れるわけも無い訳で、不動産屋さんにご意見を賜ったりはします。


家の宣伝費用、看板とか、チラシとか、Webの写真とかは、大体普通10-30万位かかるんだけど、


業者によって値段はまちまちで、タダのところもこの頃は結構あります。


マージンも、大体安いところで1.5%、高いところで3.5%くらいでしょうか?


例えば、家が$5000万だとしたら、75万から、175万、とえらい違いで、これは十分気を付けて選ぶポイントとなるのです。



オープンハウスは、ここ、Gold Coastではすごく盛んで、毎週、あっちでもこっちでもやっていて、


買うことに興味のない人たちでも、 ”お家はいけ~ん!”


みたいな感じで、賑わったりするのです。


用意する家主の方は結構大変で、住んでいた形跡がないように、


日常使っているもの、例えば台所に常置してある調味料とか、ヤカンとか、鍋とか、


洗面所だったら、歯ブラシとか石鹸、化粧道具や、エアスプレイ、なんかは隠さなくてはいけません。





で、お客様がきたときは、何処かに出かけて、不動産屋さんに接待してもらうのがこっちのやり方。


夜逃げみたいですね!



今は、多少お高い管理費払ってでも、体力のいらない、こじんまりしたアパートに住みたい!


と思いながら、お客様の帰った後、隠していたものを引きずり出す、


今日この頃の週末なのでした。







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