オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア に限った話ではないけれど、現場の話

2019-10-28 22:11:42 | 日記

今日は、久しぶりに、フィットネスインストラクターらしく、健康の話をします。

 

”水太り”

と言う言葉をフィットネスインストラクターとして言うと、

たちまち信用を無くされます。

これは、水をいくら出しても、脂肪は減らないよ、というACSMから来た考えに基づいています。

けれど、、、

サウナに入って汗をかくと、見た目サイズダウンする人もいるし、

エステでパラフィン美容なんてやって、痩せて見える人もいます。

実際私なんかは、冬はなんだか水分が溜まって、ぶよぶよと、体重が増えるのです。

脂肪がどのくらい上下してるか、と言うと

例えば、脂肪が燃える時には、二酸化炭素と水になるんだから、サウナでも多少は脂肪燃えてるはずだし、

なんたって汗の中には脂分も含まれてるので、

別に、厳密に脂肪細胞だけに注目するんじゃでなくても、水分が出て細く見えたって、水分が溜まってぽちゃぽちゃしても

痩せる、太る、って言葉使っていいと思うんですけどね。

漢方の考えでは、”水太り”、あります。

 

...他にも、別に証明されたわけでは無いし、教科書にも書いてないんだけれど、現場にいて気づいたことはあります。

 

例えば、スイマーは、白髪が少ない…人が結構いる。

会員さんで、時々、”私この年なのにこれだけしか白髪が無いのよ” と言う人が居るので

そう言う家系なのかと聞くとそうでもなかったりする方は、結構よく泳いでいる人だったりする。

ランナーでは居ない、アクアビクスでも居ない…と言う事は水圧???わかんないけど、

...それに気付いて以来、私もそうしてるんですが、実際、この年なのにまだ、白髪染めをしたことが無い、

というと、”ええええ?染めてないの?” と驚いてもらえます。

因みにうちの母も妹も、40代で、白髪染め、してます。

 

他にも、ランナーは、ほうれい線が強い人が多いとか…ほっぺたが揺れるからかな?

 

色々あるけれど、何もいちいち医学的に証明されてなくっても、

現場での気づきは、いっぱいあるのです。

 

医学は、日進月歩していて、その時には、それが正しいと言われていたことでも、

数年後には、あれは間違いだった、なんてことは、多いにあった話だし、

ドクターによっても、色々な意見があったり、見立てだって、違っていたりします。

 

例えば、全身麻酔は、全く脳には悪影響は無いと言われていたのに、

最近では、認知症にかかわる弊害があることも、発表されています。

 

私が好きな坊さんに、無能唱元という、方が居ます。

“自灯明”  自分は何でも知っている と言う事を言ってらして、

最初、なんとうぬぼれた坊さんなんだ、と思ったのですが よく読むと、これは、

自分の中に答えはある、簡単に言うとそういう事なのですね。

 

これは、私が運動を教え始めて何年か経ち、運動と体の関係に目覚めてきたころの話、

運動にも当てはまっているな、と言う事を、気づいたのを覚えています。

自分が実際今、何をやらなくちゃいけないのか、今日は、運動休んでいいのか、やった方が良いのか、

果ては、何を食べたらいいのか、

病気なのか、大丈夫なのか、

本当は自分が一番よく知っているはず、なんですね。

 

貴方が、体の調子を整え(整えてないと正しい答えはってくれません)

聞き続ければ、必ず答えてくれるはずです。

 

ラボでの研究は、凄く大切だけれど、そこには、まだ進化中であることの時間のギャップと、

個人差があると言う事を考慮しなくてはいけないと思うのです。

 

人任せではなく、自分の体は、自分で守りましょう!

 


オーストラリア 対 日本 どっちが清潔?

2019-10-13 15:24:00 | 日記

こっちの人の衛生観念には、疑問があるとは、いつも思う事です。

公衆トイレの床に置いたカバンを、平気でベッドの上や、テーブルの上に置くし、

カバンいに付いていたベッドバグが繁殖して、体中かまれて、ついでにベッドバグがベッドに住み着いて、

いくら退治しても、いなくならなくて、とうとう、

泣く泣く、ベッドを粗大ごみに捨てた話…さらに恐ろしいことに、

捨てたベッドを、収集車が来る前に、誰かが、拾って持って帰ってしまったこと…

 

オーストラリア人は、マスクしませんし、外から帰っても、うがいしません。

鼻をかんだ後、使ったティッシュ、ポケットに入れて、ボロボロになるまで使ってます。

髪の毛、毎日洗いません。イキイキ、ツヤツヤ、金髪の友人に聞いたところ、シャンプーは5日に1回くらいだと…

プールに入る前、シャワーなんてかぶりません。

学校にも、フィットネスクラブにもプールはありますが、ここでも、いきなり入ります。

トイレ専用のスリッパは、家はまだしも、学校でも、オフィスでも、ありません。 

 

…けれど、こっちの人が日本に来た時、日本の衛生観念をけなしてるの知ってますか?

オーストラリア人にすると、日本は不衛生?

貴方には言われたくない、と言う所ですが、自分の事って気づかなものなので、

どういう所にそう思うのか追求してみました。

 

日本のトイレには、石鹸が無い、水だけで洗って、ばい菌だらけで、何で平気でいられるのか?

ウォシュレットみたいな、不衛生なもの使いたくない…とか。

 

素足で家の中を歩き回るなんて不衛生。

家の中を裸足で歩き回ると、足についているバクテリアなどが床につき、そこをまた裸足で歩くなんて汚い。

生ものには、細菌や寄生虫がいることが多いのに、そういうものを食べる気になんてなれない。

ついでに言うと、

不衛生と言うわけでは無いけれど、

ラーメンなどでも、音を立てて食べる、のは汚らしいし、

マスクをする人が、異様に多い、こっちでしているのは、医者と日本人くらいで、変。

 

トイレの石鹸の話は、この頃日本に帰ってないのでわからないけれど、

私自身、外出している間は、手は汚れているものと諦めているので、家に帰るまでせっけんは使いません。

…品質の悪い石鹸で洗うと手がガザガザになるので。

 

家の中を歩くのだって、そもそも、足が汚いから、バクテリアが湧くのであって、

結局は、裸足で歩き回るから、汚くなるんだから、足も家もきれいにしておけば、バクテリアなんて湧かないし、

ウォシュレットが本当に不衛生なら、日本人の多くが、下の病気になってますよね?

 

やっぱり、私は日本人だからなのかどうなのか、絶対日本の方が遥かに、清潔だと思うけれど、

お互い、死なずに生きているところを見ると

お互いに、衛生にそんなに気を付けなくても、大差ないのかもしれませんか??

 

 

 

 

 

 


オーストラリア で、受けた人種差別

2019-10-04 14:51:46 | 日記

鈍感なのかもしれないけれど、私自身は、日々の生活では、人種差別と言うものを受けたことがないのですが、

けれど、本当に、差別されたと感じたことが1回あります。

オーストラリアのシングルママなら、知っているハーグ条約。

何の条約かと言うと、離婚した相手が、子供を連れ去る事を、防ぐために、

連れ去られた子供を直に自国に返還し、かつ、残った親の、子供に逢う権利を保護するために出来た法律です。

...でも、私が思うに、

子供を連れ去るのは、殆どの場合、夫に虐げられた女性が、

   “頼る人のいない国から、子供を連れて、泣きながら逃亡する” というパターンが多くて、

特に、日本政府は、そういう女性を、保護してきたのです。

子供を置いて、自分だけ逃げることを考えるのと比べると、なんとマシなことと思いますが…



私の前夫は、まだ日本が条約に入っていなかった頃、入っていないことを口実に、子供を空港税関の取り締まりリストに載せ、

単に観光旅行だけでなく、学校の修学旅行でも、日本の母が危篤で、死に目に逢わせてあげたくても、

出国させてくれなかったという前歴があるので、

この条約に日本が加入したときに、判定を変えてほしいと裁判所に申請した時の話です。

 

知り合いの弁護士に相談すると、前夫の弁護士と話し合って来てくれて、(弁護士はどうしではそういう話し合いをします)

〝 大丈夫、こんな馬鹿な事、スペルカン裁判長(Judge SPELLEKEN)は相手にしないよ、

 子どもって、もう16才でしょ?”

”私がついて行ったら、又、費用がかかるかし、この書類もって、行きなさい”

と太鼓判を押してくれたのです。

 

しかし結果は、私の完敗で、

”何で裁判長、許可してくれなかったんだろう…?” と、弁護士、も、相談していたメディエーターも不思議がるのです。

元々弁護士だった前夫は、こざかしい手を使いはしたものの、

スペルカン裁判長は、常に弱者の味方であるという誉の高い裁判長だったので、

弁護士らも、安心していたのに、です。

 

 

でも、私が思うに、

スペルカン裁判長が弱者の味方なのは、白人に対してだけじゃないかな、と。

 

例えば、前夫が 

”日本国籍だから、逃げ帰るに決まっている” と、結婚している時に私が国籍を捨てたのを知っているくせにいうので、

オーストラリア市民証なんて持ってきていない、と言うと

ついてくれた日本人の通訳さんが

”そら、貴方、勝ち目無いわ” 

…だってまさか、そんなこと言われるなんて思ってもいなかったし。

でも、そんなことは、移民局に電話一本で直ぐに分かること。

…電話もしてもらえない。

さらに、通訳さん、

”大体こういう話で、日本人が勝ったことないしねぇ”

”え?どういう事ですか?もう少し話して頂けませんか?”

と言うと、さっと変わって

”クライエントさんとはあまり親しく話してはいけない事になっているので…”

と、急によそよそしくなりました。

そうよね…あなたもお仕事なくなったら困るし。必死で生きているんだものね…

 

私の友人のフィリピーナの女性。

再婚した相手と、離婚するとき、14歳の実の娘の親権を娘にとって赤の他人の前夫に取られてしまいました。

…彼女は、娘が強姦されないか、死ぬほど心配しているのに、、、です。

 

オーストラリアの若い女性にそそのかされて、セクシャルハラスメントで訴えられ、厳しい罰を受けたのは、

日本レストランの日本人オーナーです。

…これがもし、反対で、日本人女性が、オーストラリア人のオーナーに、と言う設定だったら、

どうなったのだろうと思うのです。

 

そう言う話で、保護してもらったという方がいらっしゃれば、是非教えてください。 

 

裁判のしばし後、スペルカン裁判長に、

*アジアの女性は、結婚生活中に、夫の不義の証拠集めなんてしないので、証拠を出せと言われても、不利。

*アジアの女性、特に私の世代は、専業主婦が多く、経済力が無いので、お金のかかる裁判所で戦うのは不利

なので、そこの所を、もう少し考慮してほしい、

と言うような内容を含めた手紙を、私の実名入りで、丁寧で礼儀正しくモノ申し、ました。

 

けれども、そういう手紙は、裁判用のもとには届かないと言われました。

聞きたくない、と言う事ですね?

オーストラリアの国民は、人種差別しないのに、裁判長がしますか?