オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア エンタメ 事情

2017-08-30 19:01:09 | 日記
2年ごとに、友人の子供さんが、香港から遊びに来るのですが、今年はもう、



お年頃の17歳。



この年になる子供は、全く何をさせて遊んでいただいたら良いのか分からない。



うちの17歳なんて、もう、何に誘っても、勉強が忙しいとかで、来たがらない…前は病気で熱だしてさえ来たがったのにね!



で、今回子供たちを連れて行ったのが、〝GAME OVER" と言うインドアプレイセンター。


ゴーカートと、レーザーガンと、Climbling attraction,,,,ロッククライミング?みたいなもの?と、Leap of faith、



と言うものをして遊べるところ。



3セッションセット価格で一人70ドルと、決してお安くはないけれど、こういう事、男の子は好きなんじゃないかな?



カラダも使えるし。



ゴーカートは皆様ご存知のレーシングカーで、10周で1セッション。


こういうのってすごく性格が出るのね。


宅の次男は思った通り、飛ばしまくって兎に角一番になりたいし、



長男は、慎重派なので、最初はゆっくり、周りの様子を見て、どうすれば勝てるか考えてから走るので、



結局次男に勝つ。



で、友達の方は、マイペース。車なんかで飛ばすのは危ないと思っているので、全くスピードを出そうとしないで、



ただ、安全運転してるだけ…



全員が10周し終わるまで、他の子供は、コースから出られないことになっているので、凄くお得。



次男は20周近く走っていました。良いサービスですね!?



次のは、レーザーガンで、チームに分かれてお互いに打ち合うのですが、



中の様子が、外についている電光掲示板で見られるのです。


やっぱりここでも、次男は撃ちまくって、撃たれまくっているし、長男は要領よくやっているし、



友達の方は、たとえ遊びでも、人を撃つなどと言うことはしたくない?ので、撃たれまくり。


なんだか悪いわね…多分、やりたくない遊び、付き合って貰って。



最後のはクライミングで、10種類くらいある、色々な種類と難易度の壁を、安全ベルトつけて登ります。


登れそうで、でもそう簡単ではなくて、皆、熱中しています。


歴代の優勝者の名前と記録が書かれていて、数秒で上まで登れるなんて人間技じゃない?!なんていうのも。



最後のが、リーピングというやつで、地上 8m の高さのジャンプ台から、 


1-2m離れたところにぶら下げてあるサンドバッグとかに飛んでしがみつくのですが、


いくら、セーフィティベルトをつけていても、これは怖い!


うちの子供たちは, やりますが、友達は???



〝皆がやるのに、僕が出来なかったら恥ずかしいじゃないか〝 と。 エライ!!


このアトラクション、結構面白いんだけれど、夏休みだというのに凄くすいている。


他にも、バーチャルエクスペリエンス、とか、インドアダイビング、 


なんていう、新しいアトラクションもどんどんできてるけれど、あんまり人が入ってなくて、採算とれるのかなぁ?



こっちのお母さんに聞いたら、そういうアトラクションは、年に数回の特別なご褒美なんだそうです。


自然に囲まれたオーストラリア、ビーチや公園がいっぱいあるのに、わざわざお金払ってこういう所、来ないわよね。


この会社の大本はニュージーランド。



ニュージーランドなら寒いから、インドアアクティビティも必要かもしれないけれど、



オーストラリアは温暖なところが多いから、そういう努力、ナンセンスになってしまう。



…こんな風にして、努力をしない人間形成、育まれてゆくんだろうなぁ?



日本は国土が狭くて、資源も少ないから、努力をする機会がいっぱいあるから、



頑張るんですよね?・



必要なくても頑張るオーストラリア、ある意味日本人より勤勉かもしれませんね?




オーストラリア ピアノリサイタルの楽しみ方

2017-08-19 22:56:23 | 日記
ピアノリサイタルを始め、コンサートとか、そう言うたぐいのお上品でアカデミックな感じのものに


行くことがあるなんて思わなかったけれど、


オーストラリアの学校(少なくともうちの子の言ってる学校では)


勉強だけじゃなくて、ピアノに限らず一芸を奨励してるせいか、


コンサートとか、リサイタル、結構多くって、誘われることも度々あるのです。




ピアノリサイタル、って言うのが、凡人の私には、



〝これでどうだぁ!!!上手いだろう!!!〝 みたいな、感じで、



何だかやたらといっぺんに弾く鍵盤の数が多くって、メロディがわかんなくて、理解不可能な曲が多いのです。


全く、勿体ない、申し訳ない話なんだけど、


じっと聞いているのがとっても辛い…1曲が長い…20分?以上?


それも、やっと終わったぁ!と思ったら次の曲、、、次の曲、、、、次の曲。



どっちかと言えば、ESTEDDFOD (子供のピアノコンテスト)に行って聞いている方がよほど愉しめるのですが、


今回、このESTEDDFODで幼少のころから毎年、間違いなくどの部門でも1等賞を取っていた、オスカー君から


彼のリサイタルにご招待頂いたのです。



私の知っている限り、ESTEDFODD 彼の出番には、多くのお母様方や、ファンがわざわざ聞きに来ているくらい、で、



優秀なので、1年飛び級(学年を跳び越す)して、今、音大にいるのですが、



今回のリサイタル、



…いくらオスカー君でも、場所、遠いしなぁ、、、それに夜だし…。



曲だって、リサイタルともなると、訳分からん曲、弾くんでしょ?



と思っては見たけれど、ファン心理としては行かない訳にはゆかず、ハイウェイを1時間以上ぶっ飛ばして行ってきました。


で、最初は、落ち着かなく聞いてましたが、



いつものオスカー君と全く別人。



何かが憑いた? 曲を弾いてる様子が、なんだかまるっきり、彼の魂はここにいなくて、



聞く、と言うより若いハンサムなオスカー君の世界を覗き見る?



何なんだろう、と思って見ているうちに、つられて、



訳の分からない曲の中に、入りこんでしまった、、、と言う感じなのです。



リサイタルって、こうして愉しむものだったのね。


実は一緒に来た2人の息子たち、



来る前には、1曲聞いたら帰ろうと、言っていたのに、随分感銘を受けてしまったようです。




因みに、彼は、中国人のお父さんと、日本人のお母さんとのハーフです。


あんな風に弾いている子供さんを見ていてどんな感じがするんですか?


だって、もう、自分の息子じゃないみたいでしょ?



と、お母様にお伺いしてみると、


〝曲の難しいところを間違わないかハラハラして見てられない〝




あんなでも、意外とちゃんと自分の子供だって現実的に、母やっておられるんですねぇー、と妙な驚き。


曲、間違ってるかどうなんだか、私には皆目分かりませんけどねー。



帰り際、招待客である私たちに、一人ひとり丁寧にお礼を言って、お菓子など持たせてくださった、お母様。



あのお母様だからこそ、この息子さん?



なかなか敷居の高いピアノリサイタル


芸術と言うのは特に、人を喜ばせられなかったら、自己満足の世界。



自分が感銘し、仕上げたものに、他人を引き込むことが出来れば、本当に幸せですよね!



興味があまりない貴方も一度、行ってみては?



きっと、知らない世界を垣間見ることが出来ると思います。






























オーストラリア COLLEGE 事情

2017-08-12 12:48:33 | 日記
 私事になりますが、



ウチの長男も来年は大学で、University of Queensland で、Brisbane にて一人暮らしをする予定です。


先日は大学の OPEN Day で、アサイメントのまっ最中であるにもかかわらず、ぜひ行かなくてはいけないと


長男たっての希望で、朝から一日、ドライバー、兼、荷物持ちでお付き合いしました。


…こういう時だけ、頼りにしてくれるのね…


流石オーストラリア、広大な大学内には、10個ほども駐車場ブロックがあり、バスも走っています。


在籍生徒数は51000人以上で、141か国もの、海外からの生徒も来ています。


指定のビルディングの中に入ると各学部、建築学、アート、コミュニケーション、ビジネス、経済学、法学部、教育学部、


エンジニアリング、テクノロジー、行動科学、薬学部、科学、数学、ITなどのブースがあり、


展示や実験をしていたり、その部の生徒や先生が、熱心に質問に答えたりしています。



うちの子は数学とITに興味があるようで、何やら、そこの先生と話し込んでいます…


…あんた、ママとはろくに話さないくせに、ちゃんと喋れたのね…


一通り見たあと、大学内の施設を案内するツアーに参加し、あんなに行きたがってた割には、1時間くらいで、


終わるの早いのね、、、ああよかった、よかった、、と思ったら、


次はバスに乗って、COLLEGE 回りをしたいそうで、それも全部あるだけ見たいと言います。


…あんた、ママがちょっとでも買い物に寄って帰りたいと言ったら文句言うくせに、自分は遠慮と言うものが無いのね…



COLLEGE っていうのは、単科大学の事だと思ってたのですが、CROMWELL COLLEGE とか、KING"S COLLEGEとか、


いかにも、そういう大学の分校なのかな、と言うようなのが大学の敷地内や兎に角大学が見えるような範囲に


10件ほどあって、それを学内の案内バスに乗って一つ一つ見に行きます。


そもそもそれは、寄宿舎だったのです。


…あんた、新しい家探すとき、参加も協力もしてくれなかったくせに、自分の部屋借りるのには熱心ね…


立派な建物の中には、小さなワンベッドルームが沢山あって、大体の部屋には、沢山の収納場所と、小さな冷蔵庫がついて



いて、College によって、違いはあるけれど、一階が男性、2階は女生徒が住んでいるところと、



男女交互に隣り合わせになっているところがあったり、宿舎全体が、



男生徒だけだったり、女性だけだったりするところもあるけれど、各Collegenには、概ね300人ほどの子供たちが住んでいます。



母としては、男女ミックスの所に住んでくれないかな、と思うのです。



だって、いつの時代も、先生に告げ口する、正義の味方は女性だし、男ばっかりだと、なんだか悪い事しそうでしょ???


それに、今から、女性との暮らし方、学んでおくほうが将来の為によいしネ。



Collegeによって違いますが、ラウンジには、ソファーと、大型のテレビ、ピアノなどがついていて、


Collegeによっては、図書館がついていたり、テニスコートや、プール、ジムや、家庭教師までついています。


どのCollegeにも、レストランがついていて、3食まかなってくれます。


その食事がまた、ホテル並みで、〝食事は美味しい?”と、案内の子供たちに聞くと、〝Great!" だそうで、


それもその筈、一流のコックさんが入っているらしいのです。


バッフェを覗かせてもらうと、当たり前に、ホテルのバッフェ並み…



おまけに、冷暖房完備の、掃除付き、エンターティメント付き、です。



家にいるより、ずっと良いじゃありませんか?


Collegeによって、建物がモダンであったり、古かったり、少し豪華だったりするけれど、



概ね、同じような値段。



まるっきり、豪華クルーズと同じじゃありませんか?


これじゃ、子供、もう帰ってこないなぁ!



....それどころか、こんな学生生活してたら、働くの嫌にならないかなぁ!



こうして、不安を胸に、旅立つ息子を、見送る母なのでした。


涙、涙…


 















オーストラリア 道路事情 追加

2017-08-06 07:58:17 | 日記
道路事情で、もう一つ書き忘れたので追加させていただきます。



車線の事ですが、この車線に入ると、右にしか行けないとか、まっすぐにしか行ってはいけないというのが、


日本にもありますが、オーストラリアの表示、矢印は、その道路の一番前にしか書いてないのです。


従って、自分が今並んでいるラインは、果たしてまっすぐ行って良いのか、右にしか曲がってはいけないのか、


道路がすいていなければ、おおよそ、わからないということになり、それはまるっきり、あみだくじと同じ原理です。



信号が変わって前に来て、初めて  〝 しまったぁー!〝  と気づいても後の祭り。



後ろの車にビーピングされて、怒鳴られるのを恐れない心臓と、いつ追突されるかわからないサスペンス



をものともしない根性の持ち主以外は、



そのまま、涙を呑んで矢印に沿って進み、次にUターンできるチャンスに出会うまで、ひたすら走るしかありません。



あみだくじに勝てる自信のない方は


広いオーストラリア、次のUターンまで延々と走り続けるだけのガソリンをいつも余裕もって入れておくようにしましょう。



因みに、私は近辺の矢印すべてを、暗記しています。




オーストラリア ディナーダンス 事情

2017-08-05 23:32:14 | 日記
先日は、次男のディナーダンスでした。



文字通りのイベントですが、高校3年生でやる、”フォーマル”(女性をエスコートしての、ディナーダンス)の、



予行練習なのかな?


何を隠そう、これは歴とした、学校行事なのです。



日本の学校なら、学生の本分は勉強で、ダンスパーティなんてとんでもないところだろうけれど、


こっちは、校長先生まで、浮かれて一緒に踊ってるんだから、根本的にエライ違いよね?


15歳の子供たちは、水曜日の夜(何で金曜日にしないんだろう…)正装して、ホテルに出かけるのです。



6時半の開園時間になると、正装した少年少女たちが、親の車に送られて、次々とホテルのロビーに到着します。



女の子たちは、もうすっかり成熟していて、豪ジャスなドレスが、とってもよく似合う。中には、



 〝お母さん、よくもそんなドレス買ってくれたわね?”



なんて言うぐらい、胸見せ見せ、超ミニのセクシードレスで、それも、似合ってるんだけど、いいのかなぁ?



…お見せできないのが残念。



うちの子も、正装して行かせたんだけど、口では、〝 くだらない ”等と言っている割には、


そわそわウキウキ、やっぱり嬉しそうなのです。


まずは、ディナーの後、社交ダンス、最後にディスコダンスなど、とっても楽しそう。


そして、閉会は、10時。


親たちが迎えに来て、皆それぞれ帰って行きます。



次男は、家に帰ってきて、いきなり、ディナーが少なかったから、おなかすいたと言って食事してましたけど


これで69ドル!


明日も学校あるのに、きっと明日、勉強に集中できないだろうなぁ、とは思うけれど



男女交際は、人生のうちでとっても大事な事。



殆どの人が、将来は結婚するのに、どうやって自分に合うパートナーを選ぶのかとか、男女交際の仕方とか



誰も教えてくれないんだから、ある意味、算数や、社会習うより、大切なことだと思うんですけどね。



それにしても、早熟した最近の子供たち。



皆さま、メラトニンと言うホルモンをご存知でしょう?


このホルモンが出ないと、不眠症になっちゃう訳ですが、実はこのホルモン、性的なホルモンとは拮抗作用であって、



例えば、幼いうちから、異常に成熟してしまうプロジェリア(早老症)と言う病気があるのですが、



この病気は、メラトニンが欠損しています。



メラトニンが不足すると、性ホルモンの抑制が無くなり、性的な成熟が促進します。



夜遅くまで寝ないで、コンピューターばっかりしてると性的成熟が、体の成熟以上に早くなっちゃうんじゃない?


ついでに言うと、メラトニンは、体や頭をリラックスさせる働きがあり、それが無いとなると、



精神的なストレスもたまりやすくなり、デプレッションが起こりやすくなります。



勿論、ホルモンはそれだけがコントロールにかかわっているわけじゃなくて、他にも色々とホルモンは有るんだけれど、


私なんかよりはるかに成熟した?カラダを見ると、



この頃の子供たちの生活、気を付けないといけないんじゃないかなぁ、と思うのです。




PS 会場内や、ダンス会場の写真は、2011年のもので、2017のものは、会場外のものだけです。