オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 同性愛者事情

2015-11-24 13:41:19 | 日記
日本でも、同性愛者に対する理解が深まり、カミングアウトする人も多くなってきたけれど、


まだまだ、厳しいのではないかと思うのです。


だって、私だってこちらに来るまで、身近に出会うことはなかったからです。例えば、


よくいくお店に新しく入ってきた店員さん。


ちょうど、ハロウィンの日だったので、仮装していると思っていたのですが、


ハロウィンが終わっても、まだ女装している???


身体も声も態度もごついし、どう見ても冗談にしか見えない...


こういう人って、何故だか一段と派手で、お花なんて髪の毛につけたりして、華やかな恰好が好き。


”いらっしゃいませぇー”


で、目があうと、〝私、男みたいに見えてないよね?”と、彼の目が聞いている。


”気が付かないよ” とさりげなく視線をそらす...皆そうしている、、、、みたい。



彼(彼女?)に、" 着替えて来い" って言わないここの店長さん、えらいなぁ!




私の元カレの友達は、すごくハンサムと言うわけではないけれど、


寡黙で、お茶目で、とっても男っぽくて、〝僕が女だったら、絶対追いかけまわすな” と元カレが言うほど素敵なのです。


で、その彼がチャレンジしていた1級建築技師の試験合格祝いに、皆で集まって、食事しようという事になって、


彼がホモセクシュアルだっていう事は聞いていたけれど、


彼と同伴してきた彼女を見たときには、”何で????” と。


だって、髭の剃り跡が青黒い、派手な背広を着た、げじげじ眉毛の、とっても不細工な(ごめんなさい) 


オネエ なんですもん。


おまけにこのオネエ、何かしら不機嫌で、ハンカチの隅で涙をふきながらクネクネと拗ねているのを、


彼が一生懸命、なだめているのです。


このオネエと喋ってみると、とっても可愛らしくて、触ると崩れてしまいそうな繊細なお姫様。


こういう人って、外見に惑わされないのね…と。



他には、私のカンフー友達。


彼は性格がすごく男らしくて、見た目は女なんだけど、心は完璧に男。


外で会うと、いつもやくざ見たいな、派手なスーツを着ていて、”おー!”と手を振ってくれる。


自分の体が嫌なんだろうな、胸にさらしと板を巻いて、いつも、おっぱいをつぶしている。


彼女がいるんだけど、ほかの男性がうらやむほど可愛い”女の子”????...自信ないけど、多分。




こういう人たちって、自分の本来持っている染色体と、


お母さんのおなかの中で、身体ができるとき浴びたホルモンが違ってしまっただけで、


本当に罪が無いと思うのです。


私の脳みそは女なんだけど、もしも体が男だったら、嫌だろうなぁ!


すね毛なんて、全部剃っちゃいたくなるし、髭なんか生えようもんなら、もう、泣いちゃう。


女性なんて愛せないし、ベッドに一緒に入ること考えただけでも、気持ち悪い。


町かどでもときどき見かける、同性愛のカップル。


堂々とできるようになって良かったね、と思うのです。






オーストラリア 病院事情

2015-11-13 19:22:40 | 日記
オーストラリアの病院はきれいでモダン。まるでホテル並なんです。


古いところはどんどん建て替えちゃってるんでしょうか? 古い所は、いま、工事中だし、


他の公立病院も、2年前にできた所なのです。


新しくてきれいに越したことはないんだけれどここまできれいにする必要があるのかなとは思うけれど、


とてもうまく経営しているなと思うのです。



入り口近くには、ボランティアの人が何人も立っていて、何処に行きたいのか聞いてくれ、


それはそれはとても愛そう良く教えてくれたり、連れて行ってくれたりもするのです。


仕事じゃないから、ここまで愛そう良くしてくれるんだろうなぁー。




入り口には、おしゃれなカフェが何件かあって、患者さんや、家族、お医者さんや看護婦さんもここで


一休みしている様子。お値段もメニューも、普通のカフェと同じ。




みてくれるお医者様も愛そう良くて、初めての時は、”僕が外科医のジョンです” などと自己紹介して握手をしてくれます。


若いインターンが殆どで、(何故か男前が多い)


4,5人のインターンを一人のベテランのお医者様が管理、援助をしている様子で、


若いお医者様は、まだ若いから、情熱もやる気もあるし、(成績の一部でもあるんだろうけど)


ベテランのお医者様も、若いお医者さまに対して、指導者の立場として、自信もありげで、やる気も満々に見えるのです。


何かあるごとに確認に行っていれるし、何もなくても


最後には必ず、ベテランのお医者様が確認に来てくれます。


〝僕が手術をする アンドリューだよ。よろしくね!” なんて、もうドキドキしちゃうのです。


病院食もホテル並。


入院時のお食事も、制限が無い限り、レストラン並みで、前日に、何を食べたいか選べるメニュー表が来て、


朝、昼、晩、+2回のティータイムがあって、それぞれ好きなものを選ぶことができます。


例えば昼ごはんなら、前菜、スープ、メインミール、デザート、果物、サラダなど、2,3種類ずつある中から、


好きなものに○を付けておくと、たくさん選んでおいても、全部つけてくれるのです。それも美味しい!


例えば、チキンのチーズ焼き、と、白身魚のカレームニエル、パンにご飯に、サラダと果物。


デザートにケーキとアイスクリーム、コーヒー紅茶、、、なんてふうに、妊娠入院の時は、思い切り食べました。


待合室もあって、そこでは好きな時に自分でコーヒー紅茶、ビスケットなどが用意してあるので、


食べ放題なのです。



ただ、長いことは入院させてくれなくて、

妊娠入院だって、産んだら次の日には、もう、”帰って良いよ” と言われるし

足の手術のあとだって、なんたって、まだ、麻酔も覚め切らぬ手術の次の日には、リハビリが始まって、

3日後には、帰宅許可が出ます。


診察の待ち時間も長い。膝など、受信者の多い所は、3時間なんて当たり前に覚悟してないといけません。



…でも、消毒のにおいなんかもしなくて、いったい何をしに来ているんだか、忘れそうになる病院通いなのです。

























オーストラリア 夏事情

2015-11-09 11:59:35 | 日記
オーストラリアは、日本とは反対の南半球にあるので、


当たり前ですが、夏と冬が日本とでは反対、だから、オーストラリアでは今が初夏に当たる訳なのです。


このあべこべ感覚は未だになんだか慣れなくて、夏の真っ盛りにクリスマスが来た日には、思わず、


〝あれ? 今、日本は何時代だったけ?”なんてボケてしまったりすることもしばしば。



日本では、ちょっと汗ばむ初夏から始まって、だんだん暑さが増し、本格的な暑さの8月、そして初秋を迎える訳ですが、


オーストラリアの夏は、最初から最後まで同じ。


ある日は暑かったり、ある日はうすら寒いくらいだったり、嵐が続いたりしながら、ある日気が付いたら、


うすら寒い日が多くなっていて、日も短くなっていた、、、なんて風に季節が移り変わるのです。


それに、寒いと言っても、ここゴールドコーストは雪が降らないし、夏だって、さほど暑くはない? 



暑くても30度くらいなのに、オーストラリア人は暑さでグテグテになっているという、贅沢者。


夏はやっぱり、オーストラリアでもビーチが素敵な水着鵜を着た人たちの甲羅干しで賑わうけれど、(ヌードだってあり)


前にも言ったけれど、こっちの人は自分に水着が似合うかどうかで水着を選んでない(…絶対そう思う)


だから時々、太陽熱で肉体が溶けているのかと見間違うような人も、堂々と、トップレスだったりします。




日本の夏のアウトドアは、蚊が悩みの種だけれど、オーストラリアはそれよりたちの悪い、ミジというブヨの一種がいて、


初めてかまれたときは、夜に熱が出るほど痒くて、それもまさか、あの小さい虫にやられたなんて気づかなかったもんだから、


頭、体中かまれたけれど、、、、長年住んでいると免疫ができるのね?

今はかまれてもそんなにひどくはなりません。(だから、ホリデーで来るんだったら気を付けてね)


少し暖かくなると一気に増えるゴキブリ。


こっちに来たばかりのころ、同居人の犬のJIGGYが、”Jiggy,ゴキブリ!”の一言で、さっと走り出て、

前足で見事仕留めるという技を見せてくれて感心したけれど、

私も真似して、素手でバン! とやったら、殺せてしまった、、、、まさか当たると思わなかったんだもの…うぅぅぅぅ

こっちのゴキブリは走るの遅い。


あと、オーストラリアのハエ。


何が嫌かって、日本のハエなら、身分相応に糞尿や、腐ったゴミにおたかりするのだけど、


オーストラリアのハエは、何を血迷ってるのか、人の顔におたかりするという無礼者。


くちびるにとまった時なんか、もう、”ハエに化けた王子様”とでも思わないとウガイしても気分直りません。



とにかく素敵な、オーストラリアの夏は、もうそこなのです。





オーストラリア 弁護士事情

2015-11-01 15:08:28 | 日記
自慢じゃないけれど、日本でもしたことのない裁判沙汰を、3回もオーストラリアでしちゃっています。


誰でも、弁護士費用が高いのは知っているけれど、゛高いって、いってもまさか...でしょう?”


いいえ、そのまさか...なんです。


一日裁判に付き合ってもらったら、100万円位。それも大体1日だけでなんて終わる訳ないのです。


で、弁護士さんに払うのが嫌なら、当人同士の話し合いを調停人に見てもらう、”Mediaion(調停)”というのがあります。


ここで決まったことは、裁判で決まった事と同じ扱いになります。


ここだと、証拠も、なんの難しい書類も要らないのです。


だって、相手が嘘を言ったら、〝嘘をつくな!”の一言で終わりですから。


だって、言った本人も、私も知っているわけだし、何の証拠書類も、証人も出す必要が無いのです。


...でも、相手が弁護士を立てたら、こっちも立てないわけには行かなくて、


何を言っても、法廷では証拠と、書類でしか話が進まないのですが、


そんなもん、素人が作っても、長年勉強してしる弁護士に勝てる訳がないので、否応なく、弁護士を雇う羽目になるのです。


雇わなかったら?


負けますよね?すると、相手側の弁護士代なんかも払わされちゃうのです。



3回裁判やって、ああ、そうだったんだ、と、やっと気づいた ”弁護士の意味”これは、日本でもきっと同じ。


これを知って考慮するだけで、貴方のお金は軽く1000万は変わってきますから、


是非覚えておいてくださいね!


弁護士は、あなたの代わりに、相手の弁護士と話をしますが、弁護士同士は知り合い、お友達同士だったりするわけです。


だって、何年も、しょっちゅう法廷で出会って、たまにはお互い敵同士の応援してたりするんですから、


心は、敵同士ではなく〝お互い、苦労しますねー”っていう感じでしょうか?


弁護士は、経験が多く、過去の事例を良く知っていると思われていると、相手はいちいち調べないで


(だって、一人で何人もお客を抱えていて、忙しくて、調べている暇が無い)いう事を聞いてくれるかもしれない。

だから、

① 多少高くても、相手の弁護士より, 格が上と思われる弁護士を、お願いする

② その弁護士を良く知っている人に、紹介を頼む


この二つが出きれば、裁判は長引かない。(長引くと何だかんだ書類を揃えるのに出費があるし、裁判のたびに
恐ろしい額を払わなくてはいけない)

裁判までに何回も、弁護士同士が話し合いをするのです。〝うちのお客はこう言っているよ”〝どうしようか?” みたいな。


そこで、


一方が格が上だったり、先輩だったりすると、


〝○○君、それはおかしいよ。君のお客にこうしないといけないって言わないと、、、だって、そういう事例はないから”

なんてことになるし、お客としては、

実際弁護士の言うとおりにしてしまうことが多いのです。


だって、”それはリスクだ” ”裁判で、君は失う確率が高い”なんて言われると、お金がかかるのもこわいし、


とにかく訳が分からないので、


自分の弁護士を信じるしかないのです。


...そうでない場合は、以前の私の裁判の様に、延々と話し合いが続いて、破産寸前でやっと、示談になるという物語なのです。


格のある弁護士の知り合いから紹介してもらうと、弁護士同士の譲り合いも、


〝今回は○○さんの紹介だし、今回は是非うちが貰わないとね”


なんてことになるんじゃないかと?



弁護士がらみの知り合いなんて、居ないっていっても、つてのつての、そのまたつてでも何でもいいから、とにかく、誰かの傘下に入ってしましょう。



で、私の件も、弁護士同士の話し合いでは、とても良い具合に事が運びそうだったのですが、、、



...で、ほとんどの人はそこで弁護士の言うことに従うのです。

前夫はどうしたか?



自分の弁護士を解雇してしまいました。


そんなの、ありだったのね。


じゃんけんのあと出しよりまだ悪い。


判決は来年の5月以降。


つづく