オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 道路事情

2017-07-29 01:31:18 | 日記
オーストラリアは、日本より20倍も広い国土であり、人口は6分の一、なので、



何処へ行くにも、自動車が不可欠です。


子供の学校への送り迎えだって、日本のように、鉄道やバスが行き届いて居る訳ではないので、


やはり、自家用車での送り迎えが必要で、学校の始業終了時間の間際には、学校の近隣の道路は、子供を迎えに来たお母さんたちの


車でごった返します。


早めに迎えに来ても、すでに行列は始まっていて、30分くらいは待たなくてはいけないことも、ザラではありません。


その時間帯の学校周辺の道路は、お母さんたちの楽しいおしゃべりタイムでもあり、スピード制限にもなるので、



子供たちが見当たらないから気づかずに、うっかりいつものスピードで走ったりすると、


お巡りさんたちは、嬉しそうに、切符を持って駆け寄って来るともあるので、気をつけましょう。



軽く、2万円ぐらいのお支払いになります。



朝の忙しい時間帯でも、ここ、ゴールドコーストは、リタイアの方々が、多く、


そういった方々は、実に用心深く、ごゆっくりと運転されるので、



その後ろを沢山の車が、幅寄せしたり、窓から顔を出したり、ライトをパッシッングするなど、無駄あがきをしながら、



大人しく、行列してゆくのをよく見かけます。



こういう、忙しい時間帯は、その時間に出なくていい人は出控えて欲しい、、、、と、叫びそうな気持を抑えつつ、



さわやかな朝のスタートです。


以前、耳の悪いご年配のご婦人が、制限速度の半分の25kmで走行されていたのですが、さて、家について駐車したとたんに



後ろから、ずっと付いて来ていたお回りさんが、切符をくれました。



良かったですねー…何が?



アウトバックで、時速 100キロ以上、なんていう、最低速度規制、と言うものがあるのは、



聞いたことがありますが、だって、ぐずぐず走ってたら、死んじゃうでしょ?



忙しくてせっかちの日本人には必要無い最低速度規制でしょうね?



次に、心しておくことは、



ご年配の方は、親切にされることに慣れておられます。



しかし、人間は年取ると、ぐずぐずする癖に、結構せっかちになって参りますので、道の譲り合いは、



〝お先にどうぞ〝 ではなく、〝お先にどうも〝 なので、うっかり先に出ないように気をつけましょう。





あと、日本ではあまリ馴染みのない、’RUNDABOUT" と言うものがあります。



これは、交差点のように待っている必要が無くて、誰もランドアバウトの中に入っていなければ、入って良い、



などと言うルールがあり、交差点の信号より、効率が良いのですが、



昔やった縄跳び遊びの、〝お嬢さんおはいりなさい〝みたいなもんで、



慣れないうちは、いつ入って良いかタイミングがつかめず、後ろに待っている車に迷惑をかけることになります。



私は、夜、これをやるのが苦手で、いつも後ろに続く車たちからの、殺気を感じております。



どなたか、対向車のライトの動く速さで、どうやって距離感分かるんだか教えてくれますか?






最後に、



色々、海沿いを走る美しい道路の多いゴールドコーストですが、



そういう道路を走るときは、追突しない、されない様に気をつけましょう。




だって、海を見ているのはあなただけではなく、沢山のサーファーたちが、


波のよいところを探しながら海を見て走っていますので、



屋根にボードをのせて走っている車を見たら、ここは潔く諦め、前の車をしっかり見据えて運転しましょう。



以上、どうか皆さま、オーストラリアにいらした際は、楽しい安全な運転をなさって下さいね!









オーストラリア 正見

2017-07-22 15:30:43 | 日記
オーストラリアは、多民族国家のせいなのか、


他人のやっていること、服装などにも鷹揚です。


寒いところから来た人は、冬でもサンドレスきていたりするし、熱い国から来た人は、少しでも寒いと、


スキーに行くような恰好になったりもするし、民族衣装見たなものを着ていたり、宗教的な所作もするので、



きっと、いちいち気にしていたら、キリがないからだと思うのですが、


他人の目がうるさい京都から来た私としては、それは今でも、いつも思う事なのです。



あまり目立ちすぎる格好をいつもしていると、人に覚えられたりすることもあるかもしれないけれど、日本のように、



他人の思惑を気にしなくてはいけないということが、ありません。



私は、英語を習いに学校に週2回通っていますが、タイ、韓国、ブラジル、ルーマニア等々、国際色豊かで、



年齢は殆んどが30-50歳の女性でなのですが、皆、思い思いのおしゃれをして学校に来ます。



はっきり言って、まるでナイトクラブのラウンジみたいです。


いっぺん着てみたい?またはしてみたかった格好を、ここで実験している?


上から下まで紫で統一、しかも、ボディコン、とか、アラフィフで、


髪の毛をおさげにして、ベレー帽、タイツにショートパンツ、とか、



おおよそ、朝っぱらから着ないであろう、黒で、前にスリットの入ったミニドレスとか、


40過ぎで、ピンクのスパンコールのカチューシャして、ピンクのフリルのドレス…


とかとかとか。


日本じゃ、こういう格好は、40歳すんだら、


法律で、してはいけない事になっています? 


お巡りさんにだって、まじ、職務質問されちゃう?


こういう格好、京都でしたら、きっときっと、何か言われずに、家に帰ることなどできません。


もちろん、素敵だなぁ、と思う人もいるし、全くオシャレじゃない人もいるんだけれど、


兎に角、何を着て行っても、放っておいてくれるのです。




私が日本にいた頃、私のジムはちょうど交差点のあたりで、道行く人が窓からよく見える場所にありました。


そこに、いつも1時ごろになると、一人の女性がたたずむのです。


いつも、白髪をお下げにして、しかめっ面で、白っぽい服を着て、赤い長靴に、日傘をさし、なんとなく、薄汚れて見えました。


何をするということもなく、辺りをキョロキョロして、しばらくすると、どこかに行ってしまうのです。


私は段々、なんとなく、彼女が現れるのを期待?するようになり、


その頃来ていたメンバーさんたちと一緒に、その女性のことを、馬鹿にするようになりました。


〝 あの、長靴おばさん、又、来てるよ。一体、何してるんだろうねぇ?〝


そのころ、宗教にはまってしまった人たちが、毒が降っているからと言って、


時々、雨も降らないのに、傘をさして、マスクをして歩いていたりしていたので、


段々、変人扱いするようになり、笑いの種にもしていました。



ところが、ある日、会員さんの一人が、その長靴の女性の情報を何処かから、聞いてきたのです。



〝彼女はね、本当は外交官の奥さんで、お金持ちで昔は、ちゃんとしてたんだって。


   だけどね、彼女の息子さんが、彼女の目の前で交通事故にあって、亡くなっちゃったんだって。

  
    それ以来、おかしくなっちゃっんだって〝




私は、頭からバケツで水をかけられたみたいな気分になりました。





ケースは違いますが、




刑務所教育専門官が言っておられました。


〝 理由があるんだ。何も理由のない人は、人と違ったことをしたりしない〝



偏見の反対語を、仏教語では、正見(しょうけん)と言うそうです。


良い言葉ですね!





オーストラリア 武道 事情

2017-07-13 19:03:31 | 日記
言ったこともあるかと思いますが、実は私はカンフー有段者です。

この黒帯はオーストラリアで取得したものですが、

実は、オマケで取ったようなものなんです。



今日は、そのことをお話しします。



最初にカンフーを習ったのは日本で、タンロン(カマキリみたいなやつ)でした。


先生は、某総理大臣のボディガードをやっている方の御曹司で、彼もかなりの腕前だったのです。


とある方が頼んでくださったお陰で、彼に教えてもらうことにはなったのですが、たいして何も教えてくれなくて、


でも、彼は、怖がるな、死ぬ気でやれ!という心構えを教えてくれました。


次に、Wing-Chun(ブルースリーがやっていた自己防衛の型) わが子と一緒に習い始めました。


そしてようやく、プリレベル(から、試合形式の試験になります)に合格し、黒帯の試験となった訳なのです。



試験は、2人の、上の有段者の審査のもとで、戦い、判定を受けるというものです。


私はこの試験に、何回も落ちています。



1回目の試験の時の相手役は、私のことを嫌っているErick でした。 (私は、時々男性から、意味もなく嫌われることがあります)


試験の時の相手役というのは、かなり実力がないと出来ない役柄です。



受験者に簡単に負けたら試験にならないし、何人もの受験者をこなせるだけの技術がある、強者なのです。



Erick は、初段者の中でも、2段を目指している男性で、日ごろから何かと私を目の敵にする嫌な奴でした。


Erick は一発目、遠慮なく、私の一番不得意とする正面パンチを食わせ、手を出す暇が無いまま、負けました。


私が、正面パンチをかわすのが苦手、、、、だって、早いでしょ?、、なのを知っているのです。



2回目の試験にチャレンジした時の相手役は、フェミニストの Steve でした。〝僕は女性になんて手をあげられないよ〝


ナンて言ってたくせに、足に一撃で、不様にこかされて、終わりとなりました。



3回目の試験の時の相手役は、3段じゃなくて、3級の若いRafelでした。



3級なんだけれど、実は、実力は有段者以上で、学校長にも、一目置かれていて、最近はずっと、


初段試験の対戦相手をやっていました。


試験の前も準備運動と称して、サンドバッグを蹴っている音が部屋中に響いていて、


私たち受験者は震えあがらせていました。




さて、私の番。


彼は、あれっというほど遅いスピードでパンチやキックを投げてくるのです。


手加減してくれている?


余りにも緩慢なので、審判官に、〝Rafael、 彼女は小さいけれど、強いから、もっと遠慮せずに攻撃して!〝 言われ、


〟Yes〝 と言ったものの、〝ここをたたけ〝とでも言うように、おなかにスキを最大に見せてくれたので、



そこを攻撃して、めでたく合格となりました。



実は、私はRafael とは時々、カンフーの事だけでなく、プライベートな事など話す間柄で、


前の先生に、〝死んだ気でやれ〝と教えられた、というと、


〝もう、死んでしまった気でやれば、何も怖くない〝と教えてくれたRafael、ですが、本当なら、


彼との対戦は、死んでしまっていると思っても、間違いなく殺されていたと思います。


〝Aggressive" なのが問題だった、と言っていた彼、いったいどういう子供だったのでしょうね?




黒帯になるような人というのは、練習も熱心にやっている人が多くて、皆、強い人と練習したがります。


私も、強い人と練習したいのですが、女性で黒帯は当初私だけで、お相手は男性しかいなくて、


(と、いうより、威力は有るんだけど、コントロールが悪いので、女性からは特に一緒にやるの、嫌がられていたと思います)


で、ご存知のように、オーストラリアの男性は大きい方が多いので、重すぎて…


というより、私が弱すぎて、棘上筋を切ったわけなのです。


近々、肩の手術をします。


やっぱり、弱い人が戦うと、無傷では済まないのでしょうねぇー。


しみじみと、女の体は、戦うようにはできていないナと思うのです。


ちなみに、



私が合格した後、次々と何人かの女性が挑戦しましたが、


例の Erick は、自分好みの女性には、すごくあまい攻撃をかけて、合格させているのを私は見ました。


〝彼女は、下手に見えるけど、君と違って、やることはちゃんとやってるからねぇー!〝


しばいたろか…



私の場合を含めて、日本ではありえないこと、ですよね???






Wing-Chunのマスターだけが世界中で一人、高段保持者であり、マスターが生きてらっしゃるうちに


高段者の試験に合格しないと、マスター並みに誰も教えられる人がいなくなってしまうので、各ブランチの上段者たちが、


教えを請い、修行に励んでいました。



今はもう何方かが、合格なさったのでしょうか?


どなたか、ご存知でしたら、教えてください。



















オーストラリア 子育て事情

2017-07-08 11:02:41 | 日記
オーストラリアには、結構たくさんのお母さん方が、親子留学をなさっています。


国際化してきている昨今、子供にグローバルな感覚を身につけさせたい、ついでにお母さんも英語をブラッシュアップしたい、


と言う訳で、留学のための仕送りのため、お仕事に忙しい旦那様抜きで


単身赴任をなさるお幸せな奥様がたも、多くいらっしゃいます。


お母さんが一緒でなくても、13歳からは単独留学も出来ます。



お値段は一週間で12万-20万円くらい?


きっと、USよりも治安がよくて、多国籍国家だから、オーストラリアが選ばれるわけですね?



気候も良いここ、Gold Coastには、沢山の日本人が来てらっしゃいます。



オーストラリアにも、公立と私立の学校があって、


私の子供が行っている学校はALL SAINTS ANGLICAN SCHOOL と言う、Gold Coastで人気の私立学校ですが、


留学生は、比較的簡単に入学できるようです。


寮まであって、沢山の生徒さんが自立して生活してらっしゃいます。



オーストラリアの学校での勉強は基本的に〝聞く〝 よりも 〝やる〝 であり、


アクテビティが多いのが特徴です。


特に低学年のうちは、机の前に座るのではなく、先生の周りに輪になって座り、話を聞き、行動します。


私の行かせている学校は、頻繁に、ボランティアのお願いが来ます。



何かというと、子供たちの授業のアクティビティのお手伝いをするのです。



先生のおっしゃったこと、例えば、時計を作るとか、正しい形の図形を選ぶとか、を、先生の指示通り、



子供に教えるのです。



まさに、少人数制の授業になりますね!



スイミングも同じで、沢山のお母さんがプールに入って、子供の泳ぐのを手伝います。



私も、子供が捕虜に取られている??気がして、断ることも出来ず、大変だったけれど、行きました。



で、さっさと一人で済ませる子、うんちくを言う子、興味が散乱する子、おべっかを言ってくれる子などいて、



とっても面白かったです。



今、あの時襲えていた子供たちが大きく逞しい青年に、美しい少女になり、



私を覚えていて、どこかで出会うと、にっこり笑ってくれるのがとても嬉しいです。



授業も、日本にはない、〝ドラマ〝と言うのがあって、皆、俳優ごっこをします。



子供を、モデルや俳優にしたい親も結構いて、モデルクラブが盛んなようです…勘違いもあると思いますが。



のびのびと教育をさせることが出来るオーストラリアに長期留学になる人もいて、


そういうお母さんとお友達になると、いつか帰国される日がくるので、とっても寂しいです。




ここだけの話ですが、


お母様の中には羽を伸ばしすぎて、オーストラリアの男性と浮気をなさる方もいらっしゃるようです。


でも、 〝やっぱり、私の旦那様以上に素敵な人はいなかったわ〝と言って帰って行かれました。



めでたし、めでたし


















オーストラリア マラソン大会 事情

2017-07-05 13:54:06 | 日記
日本でも、寒くなるとマラソン大会が開催されますが、



ここ、オーストラリア出は今が真冬。



先週末、土日とGold Coast Airportマラソンが開催されました。



招待選手として、毎回有名な選手、今年は谷川真理さんが、いらしていたようです、が、そんなこと全然



知らなくても、興味が無くても、マラソンに参加する人は海外国内多くって、アップダウンの差が8mしかないこの、Gold Coastマラソンは、



自己新記録を出したいマラソンランナーにとっては、魅力のコースなんだそうです。


日本からの参加者も多くって、沿道は応援する人で満員! 頑張る人を見るのは、気持ち良いですよね!


〝Go Go!" とか、 〝Good Job!" とか、〝Well Done!" とかこっちでは言います。



英語が喋れなくても、日本人のボランティアも沢山いるようなので、心配なく参加できるようだし、


ゴールドコーストマラソンツアーもあるようです。



さて、種目は42キロだけではなく、ハーフマラソン、10キロラン、10キロウォーク、車いす、ジュニアダッシュ、など



色々ありますが、うちの息子は10キロランに出ました。



自分で出たいと言ったから偉いでしょ?



でも、参加費は80ドル…。もう少し早めに言って<くれたら、早期申し込みで、40ドルで済んだのにね…


( 因みに、10kmの参加者は、5000人ほど…儲かりますね?)


仮装して走る、余裕の人(?)や、中には妊婦さんも!それも走るの早い!!


きっと、いつもはフルマラソン走るけど、今回は10キロだけね…、と言う感じなんでしょうけど、


危ないなぁ!


体力的にとか、赤ちゃんには問題ないんだろうけど、心配なのはぺルビスフロア、、、八の字筋。



ただでさえ、ランナーは、ぺルビスフロアを伸ばしてしまうハイリスクなのに、



そんな大きなおなかして走ったら、伸びてしまいますよ、、、、と教えてあげたかったけど、大きなお世話よね?



ぺルビスフロアの問題は、沢山子供を産んだ後のお母さんのがだんだん伸びて、年取ってからの問題が起こるだけじゃなくて、



若い人でも、ランナーや、ジャンパーにはハイリスクなのです。



 〝私は大丈夫!〝なんて思っていても、ねん挫と同じで、ある日突然やってくるものもあるのです。


その証拠に、スーパーには必ず、大人用のおむつが売ってますよね?


ある程度治す手術や、体操も有りますが、出来ればせずに済ませたいのは、皆同じ。



ぺルビスフロアは前も後ろも(女性は真ん中も)関係しているし、男性にもあります。


確かに強い人もいて、丈夫だよ、鍛えてあるから、と思っていても、



ある閾値をこえると、皆同じ。



ストレスと同じですね?



閾値はみな違うけれど、越えた時、病気になっちゃうのは同じなのです。




まだまだ長い人生、自分の体は大切に使ってあげましょうね!