オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア アルバイト事情

2016-08-18 21:44:53 | 日記
私が、初めてアルバイトをしたのは、高校生の夏休み。


何故か、おうどん、(別に好きと言う訳でもないのに)、



地味で頑固者のおじさんが経営してそうな、うどん屋さんが、高校生の初めてのアルバイトにはふさわしい気がして


募集もしていないのに、働かせてほしい、と言って行ったのを覚えています。



オーストラリアでは、スーパーなどで時々、とてつもなく若い子供が働いていたりするので、


私はてっきり、店のオーナーのご子息が、社会勉強のために手伝っているのか?と思っていたんですが、



ウチの、14歳の子供の友達が、それも学校の先生の子供さんが、スーパーでアルバイトをしている話を聞いて、驚いたのです。




"クラスの半分くらいは、アルバイトしてるよ”と、次男。


オーストラリアでは、法的に14歳から働いてもよく、ウチの子供の行っている私立学校でも働き始める子供が多くいます。


日本なら、14歳、15歳というと、受験準備日に忙しく、塾通いで、アルバイトなんてしている暇はないのでしょうが、




州によって違いはありますが、入試テストは日本の様に卒業前の年に一気にやるものではなく、



学校の、定期テストの点数で、入学希望して良い大学が決まります。



私の住む、QLDでは、州全体の統一テストと、過去2年間の学校の成績、後は、願書を出して、面接に行くか、許可証を受け取るだけ?


基本的に、しっかり学校の勉強をしていれば、行きたい大学に行ける、システムなのです。



…それよりも、実質的なことが大切?  たまに、アルバイトに行くから、今日は学校休みます、、、なんて子も。



別に、生活に困っている訳でもなく、ウチの長男の友達だって、凄くまじめな子供なんですが、今日は大切な訓練があるから、とか、


学校を休んで働きに行くことがあるのです。





基本的には、学校優先なんでしょうけど、考えてみれば、実際働いて、お金を稼ぐって大切なことですよね。


オーストラリアの人に聞くと、やはり、賛否両論で、子供の仕事は勉強で、働くことを許可しないという親もいるし、


積極的に勧める親もいるのです。私としては、


忙しいと言う子供でも、ゲームなんかしている暇はあるんですから、



ギャップイヤーなんていう、働く前に世間勉強する制度も、オーストラリアにはあるけれど、


日本じゃそういうわけには行かないけれど、あまり時間に余裕をもって勉強(?ゲームも?)して、ダラダラする癖をつけるより、


働いて、集中して短時間で勉強して、自分をフルに使う練習を、若いうちに学んだ方がいいと思いますけどね!




だって、幾ら学校の成績良くても、それをうまく使ってお金作れない人だっているんだし、


一生に一度でも、特に若い時に、体を使う仕事、特に、衣食住、人間の本能が見えるような場所で働いて、人を見ること、と


何を言われても、”はい、かしこまりました”と、決して、Noを言わない、


という、サービスの精神を学ぶべきだと思うのです。



だって、どんな仕事だって、基本はサービス、でしょ?


これを学ぶことなしに、頭脳労働なんてしたらダメだと思うのです。



家にしょっちゅう遊びに来ていた、Jermey君、スーパーで働くのが忙しくて、この頃、魚釣りにも来てくれないんだけど、


自分で買った、Iphone6を自慢げに見せてくれました。



うちの子はまだ、父親に買ってもらった、ポケモンゲームして遊んでるのにね!

オーストラリア 文化祭 事情

2016-08-12 14:48:26 | 日記
オーストラリアの学校でも、やはり文化祭はあります。



それは、フェア、と言うものと(2年に1回)、学習発表会(エンドオブイヤー)、みたいなのがあって、どっちがどっちだか、


混ざり合ったみたいな感じの行事ですが、どちらも日本のとは少し趣が違います。


私が思うに、日本での文化祭や学習発表会は、低学年になればるほど、先生の努力と負担の賜物、


まるで芸の品評会じゃない? 先生、大変だろうなぁ〰! と思うのです。



こっちでは、子供の芸も、子供次第。


フェアでは、やりたい子供が、勝手にやっている感じ。


校庭にはステージが立てられ、子供たちによる色々な、パフォーマンスがされます。


歌や、踊りや、楽器演奏、等々。


でも、自主的にやりたい位だから、かなり上手くて、子供の家族や友達が見に来ます。


できない子供たちも、できる友達に教えてもらって、練習、一緒にして、一緒に舞台に出るのです。


子供って、正直で、できない子は、簡単な場所、教えてできる子は、あそこに使おうなんて、自分たちで考えてる


らしいけど、そこには、意外と差別意識とか無いし、和気あいあいとやってる様子。


また、年度末には、できる子供ばかり集めての、タレントコンサートみたいなのもあるのです。



日本でそういう事したら、差別だとか、色々クレームがきそうだけど、


実際、そういう出来る子には、励みにもなるし、教えてあげたりする機会もできるから、良いんじゃない?


だって、頼まれれば嬉しいし、是非教えたあげたい子って、意外と多いのです。


教え方も、結構うまかったりするし、習い得。


身近にそういうスゴイ子供がいれば、自分だって(自分の子だって)努力次第で


そうなれると言う、希望も持てるでしょ?


うちの子、出演依頼はこないんだけど、バッタみたいに、バックテンとか、大車輪みたいなことするんです。


最初は怖かったけど、これも何処の誰か出来る子に教えてもらって習得したもので、


今は友達に教えてあげたりしています。



で、このコンサート、本当に見ごたえあるんだけど、入場料がいるのです。でないと、皆来るでしょ?


出演料? そんなもん考えません。


出演を頼まれた親子は、ただただ、すごく名誉で嬉しいし、親戚知り合い一同、招待したりなんてしてます。


いつも満員御礼!


フェアには、遊園地の施設が入り、学校で乗り物チケットが売られます。


きっと、マージンも入ってる? 決してお安くはないのです。




親御さんたちのボランティアで、中華、イタリアン、コリアン、インディア、などの屋台が出ます。


本場、各国のお母さんたちのお料理なので、材料も気前良くて、結構おいしい!


私も、日本人の子供を持つ親として招集がかかり、寿司巻きのボランティアに行きましたけど、


こんなに、上等な、具がたくさん入ったお寿司を売ってるの見たことない、って言うくらい、気前よく


具を巻きました。自分の家族に作る感じでしょうか?  


日本にいるとき、巻きずしなんて、つくったことなかったし、最初は行くの邪魔臭かったけど、


寿司まきが上手くなるうえ、


久しぶりに、日本人のお母さんたちと会うのも、なかなか楽しいものです。


でも、このお寿司も、フェアだからと、決してお安くはない。


普通どうりで、一食600円くらい?で売る?のもママさんのボランティア。


この、収益は全て、学校。





夜も遅くまで、最終は打ち上げ花火で終わるのですが、


子供たちは、学校と親お墨付きの遊び場で、夜まで遊びます。



皆、楽しい、オーストラリアの学校行事。


上手くやってるなぁ〰、と思うのです。


日本もやってみれば? 

オーストラリア 離婚事情

2016-08-07 15:56:48 | 日記
前にも言いましたが、オーストラリア人は、実に気軽に離婚するのです。


なんたって、慰謝料が無いんですから。


これは、私が前夫と離婚する前の話。


雲行きが怪しくなってきた頃、2人で相談して、結婚カウンセリングに行ったのです。



で、最初は2人バラバラでカウンセリングして話を聞いてもらい、


次に、2人一緒にカウンセリングを受ける訳ですが、開口一言、


   ”君たち、性格が違うから、無理だよ、離婚しなさい”  と。


そうじゃないって、離婚を避けたいがために、どうしたらうまくゆくか、こうして2人で、相談にきているのに、

  

   ”じゃ、また来週ね!”



性格が違うことぐらい、分かってるのに、余計、絶望的になって帰ったわけなのです。


前夫曰く、 ”来週行く?” 


私   ”何しに行くねん?”




そう、いやになったら、さっさと離婚せよ、と言うのがこっちの考え方。


離婚した後、再婚も早い、という事で、アプローチを受ける機会も、有難いことにしばしば。


で、 ”どうして離婚したの”


と言うのは気になるところで、いつも質問するのです。


だって、同じ地雷踏んだら嫌でしょ?


で、一番多いのが、”相手が浮気したから” …本当かな???はさておき、その次に多いのが、


”愛せなくなったから”


”別に嫌いなわけじゃないんだけど、愛情を感じなくなってしまったし、一緒にいる意味も無いので”



…これって女として、すごく危惧を感じるのです。



生理学的に、


男性の精子の数は、無限にあり、女性の卵子の数は、月に一個。それも、一生って訳じゃない。


従って、男性は、精子をできるだけ多くの女性にまき広めたい生物であり、


出来ることなら、一人妊娠させたら、次に行きたい、と言うのが本能。


だって、人間って妊娠期間長いでしょ?精子を有効的に使おうとしたら、待ってるのは効率的じゃない。


クーリッジ効果と言うのがあって、殆どのオスは、一人の女性と尽き果てても、


新しい女性を見ると、又、発情出来るようになっているのです。



慰謝料と言うのは、そういう男性を戒めるためのものだと、私は思ってましたけどね!?



世の先進諸国は、慰謝料をとるところが殆どで、特に浮気なんて、思いっきり厳しく追及されるのですが、



それが恐ろしくて、浮気できない???  ...と言うのも問題ありそうだけど…



こっちでは、前妻の悪口の証人として、新しいパートナーと一緒に法廷に出て来てたりするのです。


これって、実際に裁判所で私の前の人がやってるのを見たのですが


”僕は今こうして新しいパートナーと安らかな生活を送っているけれど、彼女はこんなだった…”などと。


  前の妻、やりきれないだろうなぁ…



で、何故、男性を一人の女性に縛り付ける必要があるのかと言うと、そもそも、



人間は、子育ての期間が特に長い生き物で、コストもすごくかかるから、オスの援助なしには、


子育てが難しいから、なのです。



因みに、メスだけでも簡単に子育てできる環境になると、メスがオスを選ぶ条件が凄く厳しくなって、



ごく少数の、良いオスしか、選ばれないことになるのです。


だって、誠実さなんてどうでもよくなるでしょ?結局一人で育てるんだから。



ニホンザルのメスだって、オスの援助無しで子育てするから、一匹のモテるオスが殆どのメスとできちゃって、



後のオスは一生できないことになってるのです。




こうして、オーストラリアの女性は強くなり、政府も働くことを応援してくれるので、



子供を、保育園に預けて、どんどん働く。



テストステロンが増えて、益々強い女性が増える、



男性は、選んでもらうために、きれいになり、フェミニストになる…



だって、弱い女性を守ってやると言う必要も無いし、責任感も薄れるでしょ?



従って、戦いのホルモン、テストステロンも必要なくなってくる、でしょ?



ああ、オーストラリアの男女同等、、、


将来が心配なのです。