オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 余計なおせっかい

2021-11-13 09:03:06 | 日記

私にとって、フィットネスクラブは居間のようなものであり、

人生の大半を過ごしてきたので、当たり前に、慣れています、が、

 

そういう方々が、初めてフィットネスクラブにいらした場合、

長年運動から遠ざかっていただけでなく、結構な、決心をしていらしていることが多いので、

意外なことをやってくださることがあります。

例えば、

新規入会の方がいらしたときは、運動器具の使い方、やり方など、一通りオリエンテーションするのですが、

説明して、やり方をお見せした後、誰かに話しかけられてよそ見をした、ほんの少しの間に、どう登ったのか、

1.2m 位あるマシーンの上に、お立ちになってらしたので、下りていただいたことがあります。

” 体をマシンに入れようと思った ” そうです。

そんな事、私はしないと思っているあなた、

20歳から、遠くなればなるほど、自分で自分の体、今どうなっているのかよくわからなくなります。

 

コロナでのロックダウンがあけて、久しぶりのモーニングティにて、アパート住人様方とお会いした時、

皆さまの動作が、ぎこちなくなっておられたのに、驚きの目を見張った春先から半年もたった今なお、

そのまま、もしくはもっともっと、で、いらっしゃる方々が大半のここ。

日本の方も、きっと同じようなもの? 

今日は、余計なおせっかいとは存じておりますが、特に60歳以上の方には、聞いてほしい。

お家にいる機会が増え、エクササイズを日ごろやっていた人も、そうでない人も、

晴れて(?)やらなくて良い理由が出来て、後ろめたさも無く、お休み宣言をした結果が、これ。

 

カラダは、使わなければ使えなくなる、

これは鉄則、です。

”あ、もう使ってないの?じゃあ、返してもらうね!” と、神様が機能を持ってってしまいます。

年齢が行けば行くほど、さっさと持って行かれます。

 

人間の体の事は、まだまだ解明されていないことが多いです。

けれど、体を動かしているのは、脳だというのは、分かりきった事です。

使っていなければ忘れるのは、カラダでも、漢字でも同じです。

使わなければ、簡単に忘れてしまえます。

カラダと心はつながっていますから、

" 年取ったんだから、しょうがないさァ~!" と言う、もしくは、思う事は

年齢に逆らおうと努力をしていた、ことをすっかり忘れている証拠です。

 

まず、体を動かさないと、そういう努力をしていた、という事さえ、思い出せなくなるくらい、体と心は密接してます。

久しく、運動してないと、私にはもう関係ない、としか感じられなくなり、抵抗することさえ、考えなくなります。

 

一日休めば、2日休みたくなり、2日休めば、1週間休みたくなり、1週間休めば、1か月休みたくなる、

というのは、今まで、見て来た、延べ5万人くらい? のフィットネスクラブのメンバーさんたちの常でした。

だから、

先ずは、体を動かさないと、

" 年取ったんだから、しょうがないさァ~!" という事はやめられません!

人間の脳には、”やり始めたら、やり続ける、辞めたら、辞め続ける” という習性があります。

少し動かせば、エネルギーが湧いてきます。

 

先ずは、何でもいいから、やらないよりやった方がいいのです。

でも、どうせなら、少ない努力で多くの成果をあげたいので、そのためにはバランスが大切で、

 

例えば、4輪駆動の車。一つでもタイヤが悪ければ、後の3つが完璧でも、よく走れません。

弱い所に、レベルが下がるので、不得意な所を上げるのが、早道です。

それが何処だか分からない時は、”何を一番したくないか?” 考えてください。

多くの場合、神経が行き届かなくなって、鈍くなっているところはツライです。

ケガをした人が ”リハビリするくらいなら、車いすでいる方が良い” と思うのもそれです。

 

神経の伝達が悪くなると使わなくなり、使えなくなり、その部分の筋肉は無くなります。

エクササイズして、きついな、しんどいな、と思うのは、それだけ効果がある証拠です。

脳が、きつい、このままでいては、耐えがたい、と思うから、カラダが変わります。

脳が、変わりたいと感じなければ、カラダが変わる必要はありません!

 

人気のエクササイズとして、水泳がありますが、

それだけでは、不合理的です。

水泳は、車いすの人でも、できます。 でも関節は、重力に耐える強さがなければ使えません。

水中では、末端の血管が収縮するので、沢山の血液が心臓に行くことによって、少ない運動で心臓を鍛えられますが、

陸上で同じように筋肉を収縮できないなら、その能力は陸上では使えません。

泳ぐだけでなく、陸上での運動もしましょう。

 

ウォーキングも、人気のエクササイズで、まず最初に選ぶ運動として、とても大切な運動です。

足の筋肉は、上半身の筋肉より10年早く老化すると言われていますから、足腰を鍛えるのは重要です。

 

そして、もしも、30分も歩けるなら、そのうちの5秒でも、走ってみましょう。

走る能力が維持できます

https://news.yahoo.com/105-old-woman-sets-100-135354851.html?soc_src=social-sh&soc_trk=ma

Julia “Hurricane” Hawkins became the first female track athlete to set a world record in the 100-meter dash

for her 105+ age group.

 

走るという事は、カラダのホルモンにも影響してきます。

足を使うだけでなく、他の筋肉、特に、背中方面も使ってみましょう。

背中の筋肉は、前面の筋肉より3倍衰えやすいと言われています。

持久力の筋肉だけでなく、瞬発力に関する筋肉も使うと、体型が維持されます。

運動したからと言って、必ずしも長生きできるとは限りませんが、、、、運動した後、たんぱく質吸収が足らないと、

免疫機能が低下します。(血液検査でアルブミンが低い人はタンパク質が足りていません)

カラダのファンクションは、見た目、通りです。

そういうことができるから、そういう体になります。

人間がまだ、狩猟をしていた時代、

人間が走れるという事は、子や家族を養えるという事であり、

歩けるという事は、自分を養うことができるという事であり、

立っていられる、又は座っていられるという事は、誰かに養ってもらえるという事であり、

寝ていられるという事は、平和な世なら、世話してもらえるという事で、

人間は、走れなくなって、

歩けなくなって、

立ってられなくなって、

座ってられなくなって、

寝たきりになります。

今でも、それは変わりません。

 

カラダについては、まだまだ、解明されていないことの方が多く、

去年までは、推奨されていたことも、今年は禁止事項になっていたなんてこともあったりするし、

実際やってみて、それは正しくない、とか、現実的でない、と思う事も、あります。

最近、言われていることを知った上で、フィットネス業界で長年皆さんを見て来て、発見したこと、から、

私が、概ね、正しいんじゃないかと思う事を、お話しさせていただきました。

 

長くなってきたので、今日はこの辺で終わります、が、次回もしつこく

何をどうすればいいのか、、、、書きます。

 


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