オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア  国際国家事情

2014-04-27 22:52:04 | 日記
オーストラリアは、マルチ民族国家です。



私の知り合いだけでも、


ニュージーランド、デンマーク、香港、中国、スリランカ、アフリカ、イギリス、アイルランド、マケドニア、

ベトナム、インド…



ああ、ドイツも。



思い出せませんが、他にもあると思います。



初めてあって話をする時に,"貴方は何処の国ですか?”と聞くのは、日本でも同じだけれど



こっちは本当に、出生国を聞きます。



肌の色や、顔つきが違うわけですから、聞いて見たくもなります。



国が違うと、食べ物や文化も違うし、国際性格、みたいなのがあって、例えば



日本人が勤勉でまじめなのは、ドイツ人と似ているし、


中国人は、無礼者で無愛想、とか、


マケドニア人男性は、今でも戦士だから、女性を守ろうとしてくれるとか、



オーストラリア人は凶暴、ニュージーランドは優しい、、、等等と、勝手なイメージと意見があって、



結構あっていたりするのです。



ウチの長男の友達は、インド人で、ランチに、いつも、カレーを持ってくるそうです。

…それが美味しそうで、(カレーっていいにおいしますよね)

カレーが食べたくなるそうです。



私の、87歳の友人は、スリランカ人なのですが、



スリランカは、日本の古きよき頃のように、敬老崇拝の文化があります。


…だから、お世話してもらうのは、当然と、凄く大きな態度で、お世話を依頼します。


アパートのマネージャーを、個人的な用事で、お部屋に呼び出したり…文化ですね!



オーストラリアに居ると、色々な人種の人と交流できます。



びっくりすることも、しばしば。



世界旅行をしたい人は、一度オーストラリアに来て、練習をしてみたらどうでしょう?










オーストラリア 交友事情

2014-04-26 20:52:40 | 日記
アパートのプールは、朝7時から開いていて、


子供の居ない時は、毎朝、泳ぎに行きます。




同じように、毎日、エクササイズに来ている87歳の、女性が居ます。


彼女は、歩くのも難しいのですが、毎日、 自分で考えたと思われる、エクササイズを


プールの縁に捕まって、熱心にやっているのです。




…けれど、誰か泳ぎに来て、水しぶきを立てると、



“貴方が居ると、私は、エクササイズが出来ないから、出て行って欲しい”と言うので、



大抵の人は、驚いたあと、怒ります。



出てゆく人と行かない人は、半々ぐらいでしょうか?




私も、最世の頃は、“出て行って欲しい”と言われましたが



忍者のように、水しぶきも、波も立てずに、泳ぐ技をマスターしてからは、言われなくなり、



何だかんだと、世間話をするようになりました。



時々、あれを買ってきて欲しいとか、何処そこに連れて行って欲しいとか、頼まれごとをするんですけど、



私も、“困ったことがあったら、いつでも言ってね”と言っています。




…すると、”当たり前じゃない。私たち、友達ですもの”  と彼女は言うのです。



(あれ?、私たち、友達だったのね)



物を頼む時、いつでも、彼女は、当たり前じゃない、私たちは友達だ、と言います。


何だか利用されているだけの様な気もしますが、そこは87歳。


それに、何となく憎めなくて、可愛いので、



“そうよ、友達だから、気楽に頼んでね”と言って、電話番号も、教えています。




今日、彼女が言うには、、



昨日、アパートのマネージャーを部屋に呼んで、話し合いをしたのだそうで、



”晶子は子供の世話をしなくてはいけないから、プール開始が7時では、泳ぎに来られない。だから、

 せめて、6時半にあけてあげて欲しい”


“あけないと、消費者保護連盟に訴える”とまで…

(んなことしたら、アパート追い出されるじゃない?!)


と、言ったそうです。



これは、私が以前、彼女にこぼしていたことなのです。



彼女が言ってくれても、6時半にあけてくれるとは思いませんが、




ああ、やっぱり、友達だったのね。











オーストラリア 介護事情

2014-04-25 21:03:08 | 日記
オーストラリアでもやはり、介護の問題は簡単ではありません。


日本と違うのは、家族が介護すると言うより、



政府のサービス(介護施設や介護士、家事や掃除のサービス)を受けながら、



パートナー、奥さんや、旦那さんが介護するのです。




毎朝、アパートのプールで会うシェリーは、実に上手く認知症の旦那さんをお世話してらっしゃいます。



旦那さんは、シェリーの言うことを素直に聞いて、実に楽しそうに泳いだり歌ったり、してらっしゃいます。





以前も言いましたが、私は生活の為に、ピアノを教えています。



最近、自閉症のお嬢さんをお教えすることになりました。



彼女は、知能は低くないのですが、



言っていることと、やっている事の、関連性が,分かりません。




だから、ピアノの間違いを指摘すると、拒絶されたと思って、凄く悲しそうにするのです。



言葉の関連性が分からないので、空気と雰囲気で判断しているです。


心細いでしょうね。


だから、拒否され続けると、その人は、彼女にとって、いつも痛みを与える、


敵になってしまいます。



何か言われると、傷つき、痛みを感じるので、私を拒否し、



自分の中の居心地のいい世界に、いってしまいます。



私たちにも似たような所はありますが、状況が分かるので、逃げる必要もありません。






私は16年も、オーストラリアに住んでいるくせに、実は、


英語があまり上手くありません。



一対一なら、殆ど分かるのですが、パーティなどに行き、皆が早く喋ると、もう、付いて行けなくなります。


増して、スラングなどを早口で喋られると、もう、チンプンカンプンで、


皆がどうして笑っているのかも分からず、適当に笑うしかありません。



そう言うとき、頼りになるのは、その場の雰囲気と、相手の眼差ししか、ありませんネ?



彼女もきっと同じなのだろうなと、想像しています。



そして、認知症の方も同じ所があるかもしれません。



或る時から、やったことを、やっていないと言われ、やっていないことを、やったと言われる。


見えないはずのものが見えたり、有ったはずのものが、無くなり、家族に責められると、



自身の尊厳と自信が崩れ、



もうこれは、自分を守る為に、自分の世界に逃げ込むしかありません。



すると、自分の住んでいる世界と、家族やパートナーの住んでいる世界が違うので、



雰囲気と眼差しでしか、相手を判断できなくなります。



心を開かせるパスワードは、



相手の心地のいい世界に、こちらから入って行って、そこでお話をすることではないかナと、



私は思っています。





パスワード、模索中です。





オーストラリア お付き合い事情

2014-04-21 22:05:29 | 日記
皆さんも聞いたことがあると思いますが、


オーストラリアの原住民は人はアボリジニであり、彼らが、本当のオーストラリア人だといわれています。



ここに今住んでいる人は、主に、イギリス、アイルランドなどで、続いて、イタリア、ニュージーランド等



多様な人種から成り立つ、多民族国家なのです。




私は, オーストラリアに住むまで、自分が自立していないなんて考えても居ませんでした。



人間は、自分が中心に世界があるという思い込みがあり、どうしてもそれに気付かないそうですが、


一緒の環境に住んでいても、住んでいる世界が違うのですから



意見の食い違いが有って当然なんですけど、



こっちの人は、個人主義で、自立しています。



自己防衛が働くので、自分が正しいと、徹底的に主張します。




それと比べると、日本人は、家族や社会と繋がっているのです。



そこでは、不自由に感じることもあるけれど、



有る意味、周りに守られているし、自分の行いも、人が見て恥ずかしく無いか、気にします。



気にしたら負けますねー


こっちの人は、自分の立場を主張することにかけては、訓練されていますから。



車、当てられたんですけど、しゃあしゃあと、嘘を言います。



信じられない位、めちゃくちゃな言い訳なんですけど、



めちゃくちゃすぎて怯んだら、50/50%にされてしまいました…ああ…



自分の事は自分で守る! 


そして、強く主張した人が勝ちになるのです。




勿論、そんな人ばかりじゃないし、そんなことしゅっ中は起こらないだろうけど、




気をつけましょうネ!











オーストラリア 人生観の違い

2014-04-17 00:20:16 | 日記
オーストラリアの、特に男性と話をしていて、


”あれ?日本の男性と違うな” と思うことの一つです。




”仕事が僕の人生じゃない、自分の人生を楽しむ為に仕事がある”


と言う人が沢山居ます。


そして、自分の事を ”FUN LOVING" だと言います。



”仕事の為に生きているんじゃない。短い人生、もっと楽しいことしようよ!”

(…で、楽しい事って何?って聞くと “抱き合ったりキスしたり…”冗談じゃない)




日本の男性だったら、自分の生き方や仕事にもっと誇り持っていると思うし、



例え、そう思っていなくても、



自分の仕事を、そんな風に言わないと思うんです。




こっちは、残業なんてしないし、


スーパーだって、20分前になれば、シャッターが下りかけていて、皆帰る支度に忙しく、


お客の顔なんて見てません。



“明日来いよ!バイバイ!” みたいな…




実際、50歳くらいでリタイアする人も結構多くて、


別に、悠々自適じゃなくても、自由を求めてさっさと退職、してしまう人も多いのです。



仕事は、有る意味、戦い。



戦うのは苦しいけれど、


男性も、女性も、戦っている姿って、セクシーじゃないですか???



実際、男性は、戦わないと、テストステロン”が減り、相対するホルモン、セラトニンも減ります。



テストステロンが減ると、勿論、男らしさが減ってくるし、


セラトニンが減ると、鬱病になったり、心筋梗塞が起こりやすくなります。



実際、命保険会社のデータでは、リタイア後3年の男性の死亡率が高くなっています。



仕事って、社会に貢献していると思えなければ、



一日8時間、日本はそれ以上、 は、、、、長すぎると思うし、



それに、


人生って、楽しいことばっかりしていたら、



楽しいことが、楽しくなくなっちゃうと思うんですけどね!