オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア 同性結婚事情

2017-09-25 12:59:02 | 日記
先日、オーストラリア政府から、ご意見伺い書がきました。



 ‶同性同士の結婚を認めますか?‶



マルチ民族国家で、移民が多くいて、その文化をお互い認めながら、


仲良く暮らしているオーストラリアで、今更何なのかな? 





私の意見としては、当たり前じゃない?



そんなん放っておいてあげれば?と言う感じ。


同性同士結婚して、一体どこに問題があるんでしょうか?


それに刺激されて、異性愛者が、同性愛に走るのではないかと心配なんでしょうか?



それとも、同性愛者たちは、性に走りがちなのが嫌?



それは、男性ホルモンになせる業であり、こういう方々は男性ホルモンが女性よりは多いので、


男性ホルモンはリビドーをつかさどるホルモンなので、お互いに合意もしやすいのです。



同性愛と言うのは、趣味の問題ではなく、遺伝子レベルの問題です。



普通は、お母さんのおなかの中にいる時に発現する問題で、脳の発育してゆくある段階で


男性の体になっているのに、しっかり男性ホルモンが出ないと、女性の脳になってしまうのです。


反対もありです。


昔、私のカンフー友達に、レズビアンの人がいました。



彼女(?)は、見た目は女なんだけれど、態度も好みも言うことも、まるっきり男性。



自分のおっぱいが嫌で、いつもプラスチックの板を巻いて、その上にさらしを巻いて、押さえつけていました。


外なんかで普段着の時に出会うとビックリ、やくざみたいな格好していて、〝あきこ!〝なんて手を振ってくれるので



びっくりしたことがりますが、



でも、本当の男性よりずっと男らしい。



その彼に可愛い彼女が出来て、その彼女が彼と一緒にジムに来ると、周りの男性がどよめくのです。


 ‶かわいいー!〝


本当にフランス人形みたい…彼女の体は女性?…いえいえ、それはさておき(?)


彼曰く、 ‶彼女かわいいだけで、何も出来ないんだ…‶ と嬉しそうに言ってましたけどね。



良かったね!



アメリカ保健社会福祉省調査によれば思春期の自殺者のうち約30%が同性愛者を中心にしたセクシャルマイノリティだそうです。


私は、今までずっと女性のつもりだったんだけれど、ある日、もしもカラダが男になったら、嫌だろうなぁ、と想像します。


スネから毛が生えてきて、ひげまで生えてきたりしたら、死にたくなっちゃう。



そして、どう考えても、女性となんか寝られない。想像するだけで気持ち悪くなっちゃう。


例えば、昔から、力のある男が、お気に入りの女性をハーレムに置くという話はあるけれど、



反対は想像しにくいでしょ?



私だったら、ハーレムの男たちがお互いにヤキモチを焼きあって、女がやるみたいな、いじわるの試合なんかしてたりしたら、


女々しくて、どいつもこいつも嫌になって、即、ハーレム解散しちゃう。


王子様が、森の中で、貧しい美しい女性を見つけて、気に入ったので捕まえようと追いかける、女は逃げる…


力尽きて倒れて、押さえつけられる…興奮すると思うなぁ。



と言うのが大体のストーリーで、嫌がる男前を、姫が追いかけるというのは、なんだか冴えない。


男が嫌がって逃げるのを追い詰める、男が疲れて倒れる、抵抗しようともがく…



考えるだけであほらしくなって、‶お前、ぐずぐずダレダレしてないで、さっさと逃げうせてね!‶


と言って襲う気も欲しかった気も消え失せてしまうだろうと思うのです。



…話がすっかり飛んでしまいましたが、



要するに、脳が男性であるか女性であるかと言う話であり、どんなに厳しく言って聞かせても教育しても、罰しても、



変えられる話じゃない。


どういう訳か神様が、時々そういう人を作られるのです。


英米の調査では人口の2-13%(50人に1人から8人に1人)の割合で同性愛者が存在していると言われています。


日本は序の口、だまだ偏見のキビシイ国があり、いじめられたりして、カミングアウト出来ないどころか、


スーダンやサウジアラビアでは、死刑になるそうです。


私たちは、理解できなかったり、違っていたりする人を排除しがちですが、



昔から、突然変異は種族を守るためであり、人類を存続させるためにあるものなのです。


そうかも知れないと思うと、人類のある種の代表者、みたいな気もしませんか?しない?


どっちにしても、愛の強要以外は、受け入れてあげましょうね?



シドニーでは毎年3月ごろに、世界最大級の同性愛者のお祭り、MRDI GRASと言うお祭り(2018年は40周年記念)があり


沢山のゲイやレズビアンの人が楽しく参加しています。


良かったね!と私は思いますが、




皆さまはどう思われますか?









オーストラリア 在郷日本人から見た日本人

2017-09-17 17:25:37 | 日記

すっかりこっちの人を見慣れた頃に、日本に帰ると、突然に周りの人間が変わったように感じるのです


...髪の色とか、目の色とか見た目の事じゃなくて、、、



なんて言うかな、どの人もこの人も、


ざぁます言葉でも使って、お上品に、着物の裾を抑えながら、いそいそと、、、お出かけですか?



みたいな。



やはり日本人は、何といっても、雰囲気も顔も、優しい。


何故なんだろうと考えてみると、皆、言わないことまで悟ってくれるから。



悟るという言葉、英語では 〟See 見る〟とか、〟Realise 気づく〟とか、〟Understand 理解する〟 


とか、〟Sense 感じる‶ なんだけど、どれもピッタリではないですよね?それは、悟るという習慣は無いから?



こっちの子供たちは、小さい時から人前で話すことを訓練します。



幼稚園の頃から、‶Show&Tell‶ と言う時間があって、子供たちは好き好きに自分の自慢の(?)一品を持って



皆の前で、これは、何をするものか?どうして手に入れたか?どう使っているか?どう思っているか?


等を、プレゼンテーションするのです。


うちの子を含めて、子供たちは、お気に入りのおもちゃなんかは、持って行って、皆に自慢したり、一緒に遊んだりしたいので、



学校の規則ではおもちゃは持って行ってはいけないことになってるけれど、



‶ Show and Tell ‶ だけは何を持って行っても許されるので、



クリスマスシーズンは、‶ Show and Tell ‶ が、盛んになったります。



日本人は自分の言いたいことを言う習慣がない代わりに、



言わなくても相手の心の中を感じ取って先に手を打ってあげる、と言う行為が出来るのだと思います。



オーストラリア人って、多民族国家だから、ほかの民族よりきっと遥かに、他人への理解度が高いと思うし、



優しいし、鷹揚だと思うけれど、


日本人の様に、悟ってくれることは無いと思うのです。



美しい日本語。 


日本語には敬語とか、謙譲語とかあるけれど、英語にはそのものズバリの敬語や謙譲語は無くて、


丁寧語を使って敬意を表現します。それってやっぱり、オペラハウスと、甲子園スタジアムぐらいの差がありますよね?


これって感覚の違い。



例えば、こっちでは、子供が幼稚園の時、先生が、子供にものを放って渡したり、本に座ったり、


お昼寝をしている子供の頭をまたいだり、なんていうのは衝撃だったし(うちの母は、人の頭を跨いではいけないと言ってました。



小学校の先生が、授業を教える時、机に座っちゃったり、机の上に靴を置いたり、


って、いうようなことは悪くないと言えば悪くないんだけど?



ファッションだって根本的な感じ方が違う、と思うのです。ファッションは心の中の現れ。


日本人は、他の人の気分を悪くさせないように気遣うようなファッションだけど、


オーストラリア人はそんなこと関係なくて、自分が楽しむために着ているし、


( 因みにフランス人なんかは、他の人の目を楽しませるためにおしゃれするんじゃないかな?)


日本人は、新品かどうか気にするけれど、オーストラリア人は気にしない。



中古品のお店、日本じゃ、こっそり買いに行く印象もあるけれど、


オーストラリアでは、ベンツで乗り付けたマダムが、要らなくなったものを寄付したついでに、


ごっそりドレスを買い込んで行ったりする。


中古車だって、日本みたいに安くないのです。



だから結婚だって、何回でもしちゃうのかなぁ?






オーストラリアに住んであっという間の20年。普段、オーストラリア人と接することが殆どだけれど、



日本人の奥ゆかしさや、優しさは、やっぱり顔にも出ていると思うのです。



やっぱり、日本人とお話ししていると、心が休まります。



いいなぁ、日本人。





オーストラリア 何でやねん、と思うこと

2017-09-11 12:45:01 | 日記
寝過ごした朝、子供を学校へ、救急車になりたい気持ちで、自家用車を走らせるんだけど、


リタイアの方々の多いGold Coast…ああ、制限速度で走ってよね、、、


と、前方に 〟道路工事中〟停止表示が何の予告もなく現れる。



なんで、こんな忙しい時間帯に、こんな混む道路で工事なんてする?



日本だったら、夜中のすいてる時間にやってくれる。 



ですよね?



きっとオーストラリアの人、日本人ほど気にしないんだろうなぁ。 〟道路工事してて、遅れました〟って。



他にも、道路があみだくじのようになっていて、前に行くまでその道がまっすぐだけに行っていいのか、



曲がらなくちゃいけないのか分からなくて、外れた時は涙を呑んで、次のUターン許可まで、延々と行かなくちゃいけないとか。



スーパーに、閉店10分前にたどり着くと、入り口で、もう終わりだから入っちゃダメ、と犬を追い払うような扱い。



それでも入りたがると、 〟分かってるな、10分だけだぞ〟 と、脅される。



私は、犬じゃなくて、お客様?だったよね?



他にも申したいことは、家の台所。



小さな家は勿論、たとえ大きな家であっても、流しが狭い。


まな板や大きな鍋、いったいどうやって洗うんだろう?



こっち人のお料理って、焼くだけみたいなのが多くって、まな板も包丁も、あまり要らない。


普通のお家には、みりんも料理酒も、お醤油だって無い。



でも、バーベキューは盛ん。使った後の鉄板、どうやって洗うんだろう?







自働販売機が殆ど無い…まあ、人通りの少ない道路だったら、販売機ごと盗まれそうですけどね!



自動販売機があっても、缶ジュース、や、小さいペットボトルのジュースが、400円も500円もするのはなぜ?


この小さいペットボトル、喫茶店でジュースを頼んでも出てくるところが結構ある。



これって、日本の炉端焼きかなんかで、ビール頼んだら、缶ビールが出てくるのと似た衝撃?



なんだかとっても損した気分。それもスーパーで買う値段の倍くらいの値段がついてたりする。



家で飲んだらよかった!ってね。


あと、何だったかな?



色々ありすぎて思い出せないけど…ああ、小さい事なんだけど、もやしが高い。



あれって、土地が要らないから簡単に栽培できますよね?



オーストラリアの技術、低いのかなかなぁ?


しなびて色が変わりかけてるへなへなのもやしが、それも少しだけビニール袋に入って、120円位もする。


ハムソーセージ、あれって、給料日前の食べ物だと思ってたけど、


こっちではグラム当たり、お肉よりはるかに高かったるする。


最後に、



次、実は来週の木曜日、左肩の手術をする予定だったんだけれど、最終診察に行ったところで、


病院側が右と左を間違えていたことが判明。


半年も前から決まっていて、何度も言っていたのに今更、変更できないから中止なんて、、、、あり?




グローバル化されてきている日本だけれど、移住する前には、一度は住んでみて、



こういう細かい事も、知っておいた方が良いんじゃないかなぁ!