オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア チェアマンディナー

2017-10-30 15:03:25 | 日記
昨夜は、もうすぐ高校を卒業する長男の、‶チェアマンディナー‶でした。


長男は私立高校に通っているのですが、中でも、


プレップから、Year12まで13年間通った子供だけ、校長先生から、両親と子供ともども、ディナーに招待されるのです。



大盤振る舞い!



… 嬉しいんだけど、それって、途中入学のご家族に対して、冷たくない???


と言う疑問詞を担げ、途中入学のお友達たちには、申し訳ない気もしながらも、


そこはもう、久しぶり長男と、ウキウキとお出かけしたのです。



会場に行くと、見慣れたお母様方、のはずなんだけど、何せ、子供が大きくなるにつれ、子供と一緒に教室に行くことも無くなり、


久しぶりに見る姿は、なんだか、しわが増えて、しぼんでしまった感じの女性たちたち。


膨らんだ方にお会いしなかったのは、なんだか流石な気はするけれど、


あんなにきれいだった〇○○さんだって、年取るのね…私なんて、きっとかなりしぼんでるんだけど。


子供が小学校の頃は、学校からボランティアの要請が来て、より良い教育をするために、


やれ、算数だ、水泳だ、英語だ、体育だと、授業のお手伝いに駆り出されて行ったものです。


だって、なんだか人質を取られているような気がして、断れなくて、特にプールなんて私でも足の立たないプールで


助けるどころか、おぼれそうになりながらお手伝いしたものですが


でも実際、子どもたちを助けてあげるのは楽しくて、面白くて、


授業の終わりに、子供たちからお礼を言われると、すごく幸せな気分になれたものでした。


あの頃、勉強を見てあげた子供たち、10倍くらいに大きくなって、もう、イイコイイコ、させてくれないわよね。



9割以上の男の子、半分以上の女の子は殆んど面影が無いし、子供のころの姿が思い出せないのです。



時々、子供のころの顔のままで、体だけ10倍以上に大きくなっている子供を見ると、感激ものです。


こんな風にして、世代が変わって行くのね…


私に残された時間=元気でいられる時間、=貢献できる時間   


大事にしないといけませんね!


食事は、魚(タイ)か、肉料理(フィレステーキ)に、なかなか凝ったフランス風のデザート、飲みものつきでした。


食事の後、校長先生が58人の卒業生全員に一人一人に、どんな子供であるか(良いところ)と、


どんな業績をしたかとか、将来への励ましの言葉を言って、握手とカドル、そして証書と、


プレゼントの箱を渡して下さるのです…2時間ほど喋りっぱなし。


プレゼントは、奇麗なワイングラスでした。


酒飲めって? 


おしゃれなプレゼントですね!



















オーストラリア 戸惑った習慣

2017-10-23 00:10:28 | 日記
今は、もう慣れっこになっていて、もう、あんまり考えなくなったんだけれど、


こっちに来た時、ドギマギさせられたのが、ハグと、キス。


日本では、そんなもん、恋人同士が物陰でこっそりするもんだと思っていたけれど、


こっちでは、別に恋人同士でなくても、同性でも、親子でも、場合によっては、知り合いじゃなくても、する。


子供を学校に送り届けるおかあさん、行ってくるねーと言う子供と、車の前でキスバグ。


女同士だけでなく、おじさん同士だって、何かしゃべりながら、気軽にしてる。



知り合いに久しぶりに会ったりすると、当然のようにするし、


旅行行くのでしばしの分かれなんて言う時には、結構濃厚にする。


有難う、嬉しいわ!何ていう時もするし、


悲しンでいる人を、慰めるためにもするし、


有難う、とか、良かったね、とかの表現としてしたりもするのです。


最初は慣れなくて、かっこいいおじさんにハグされるとドキドキして、顔が赤くなったけれど、


日本人
に、ハグとかキスとかしたらいけないかな?と、気にかけてくれる人もいるし、


女性にキスされると、今でも少し面食らうけど、



今では、


ハグは、自分から積極的にするのです。


だって、人に抱きしめられるのって、単純に気持ち良い。


女性は特に、抱きしめられる様にできてるんじゃない?


これって、本能じゃないのかな?


昔勉強したけれど、サルの赤ちゃんに、柔らかい縫いぐるみのお母さんのモデルと、


メタルだけど、ミルクが出るお母さんのモデルを与えると、子ザルはミルク飲むとき以外は、



いつも柔らかいお母さんのモデルを好んだし、それを取り上げると、ストレスで毛が抜けるのです。


日本だったら、おかあさんが子供をハグする以外は、公でハグをすることってほとんど無いでしょ?



日本で、生涯独身の人とか、年取って伴侶に先立たれて一人になったとかいうと、


誰にも触れないし、だれにも触ってもらえない。


其れって、ひょっとしたら、健康に悪いんじゃないのかな?


ハグすると、大体の人は嬉しそうにしてくれる


うちの息子たちはガイジンなので、気構えることなく、キスハグしてくれて…なんだか得した気分(?)


ハグが免疫力を高めるという話もあるし、


日本人ももっとしてもいいんじゃないかな、と、思うのです。



















オーストラリア お受験事情

2017-10-12 15:07:06 | 日記
オーストラリアの大学は、入学するのは簡単だけれど、卒業するのは難しい、と


日本の大学の入試制度と比べてよく言われています。



こちらの大学入学には、日本のような一発勝負のお受験がありません。



じゃあ、望みさえすればどこの大学でも入れるのかと言うと、やっぱり、そんな甘いことは無いのです。



TERMごとにあるアサイメントの他、各学校での成績に公平さを付けるために、


NAPLEN (National Assesmant Program-Literacy and Numercy) と言う全国一斉のマークシート式のテストが


2年ごとにあって、其れにて、自分の成績が、全国では一体どの辺なのか、


ついでに、どこの学校ならこのレベル、


そこの学校ならこのレベルね、なんていう風なことも、日本の学校ほどではないけれど、分かってくるわけなのです。


更に、最終的に自分が一体何処の大学に入れるのか、25段階でランク付けする、OP と言うランキングを判断する


最終承認は、外部テストと、学校での成績で判断されていて、(もうすぐもっと細かいランクの判定に変わります)



生徒たちは、自分がどのくらいのOPであり、どこの大学に入れるのか知ることが出来ます。



つまり、普段からの学校での成績により、入学願書が出せる大学が決まってくる訳なのです。



日本のお受験は、ある意味すべての人に平等に機会が設けられていて、オーストラリアの子供なら、



はなから入学願書の出せない、受け付けてもらえないような学校でも、受験して、



”一発大逆転!!”なんて可能性も秘めていると言えますが、



若干、15や16歳で、そういうバクチをするよりも、


夢や希望は無いかもしれないけれど、私は堅実に、


自分でコントロールの出来るオーストラリアの方法の方が、より合理的な気がします。


うちの坊も、入りたい大学があったので、自分の成績を上げるために、比較的長期で頑張れるので、


普段から、宿題や、テストで良い成績を取ることを自分で気にしていて、



私は子供たちに、勉強しなさいと言ったことが無く、


反対に、どんな魅力的なことを言って誘っても、宿題や勉強を優先しようとします。



そして、御受験のように、時の運と言うものも余りないので、すべては自分の責任であり、



…どっちにしても、人生のこんなに早い時期に、自分の学業の実力と言うものを知らなければいけません。



勉強が全てじゃないと言うことがわかるのは、年を取ってからで、


オーストラリアの人はなんでも諦めが早いと思うけれど、



そういうことで、人生を自分の学力で判断してしまったのかもしれませんね?



勉強ができることは、人生をよりよく生きてゆくうえで、確かに武器になるけれど、


あと、営業力とか、読解力とか、コミュニケーション力とか、考えてゆく力とかが無ければ人の役に立てないし、


人の役に立てることが出来なければ、成功できませんね?


私たち大人は、若い彼らにそれを教えてあげることが大切なことだと思いませんか?














オーストラリア 教育事情

2017-10-02 16:48:36 | 日記


移民国家オーストラリア、国際結婚の末にできた子供たち、ハーフの子供が、


感心されたり、羨ましがられたりすることの一つにバイリンガルであること、があります。


確かに、私の友人の子供が、5歳とか、6歳のころ、


日本語で尋ねると日本語、韓国語で尋ねると韓国語、で答え、


皆でしゃべるときは、英語で、更には、


‶え?パパ、今なんて言ってるの❔〝 なんていう風に、両親の会話の通訳までする等、


なんてお利巧なんだろうと、感心させられたものですが、



うちの子を始め、この子たちは幼稚園や、プレップにへ行く頃になると、


幼稚園やプレップで、全くしゃべれなくなってきたり、先生の言ってることが理解できなくなってきたり、する等、


言葉が混乱し、喋れなくなる子供が出てきます。


すると、そういう子供には、先生の方から、〝家でも英語でしゃべって、言葉は統一してね‶ 


…(そんなせっしょうな、、、(´;ω;`)ウゥゥ  パパママの英語力は各段伸びますが…?)と言うお達しが来るのです。


ここで先ず、第一段階、何割かのバイリンガルは消えゆきます。


でも、有難いことに、学校に入る時期になると、子供の語学力を維持できるように、


配慮してくださる学校もあり、そういう学校にはISL(=English As a Second Language)gaari,



バイリンガルで、英語の進み具合が遅れている子供には、ラッキーな子供は語学補習のクラスに入れてもらって、


自国語と英語の両方が維持できるように助けてもらうことが出来ますが、



ここでも助けきれないと、学校側からお呼び出しが着て、プライベートの語学教室に行くようにご指導、


もしくは、家でも英語を使うようにと、お達しが来ます。


ここで又、何割かが、バイリンガルへの夢が絶たれます。(´;ω;`)ウゥゥ



こうして、親や周りの教育者が、せっかく維持できるように配慮して維持できたバイリンガルたちも、



子供が大きくなるにつれ、段々薄れて行き


言葉と言うものは、その環境以上に上達しない、と言いますがまさにその通りで、


親以外とは喋る機会もなく、兄弟と日本語をしゃべるのも面倒臭くなってきて、


どういう脳の仕組みになってるのか理解しにくいけれど、聞き取りはできるけれども、



喋れないという子供が断然多くなってきます。(日本語会話をちゃんと理解してるんだけれど、自分は喋れないのです)



さらに反抗期になると、子供は意地でも、親の期待に反したくなるので、


余計に、英語しかしゃべらなくなります。



こうして、親や、学校の努力もむなしく、大して使い物にならない、


中途半端なバイリンガルとなります。



困った話ですね、嫌ですねぇ。



しかし、国際結婚した親を見ているせいか、自国の異性に興味を持ち出したり、



自分のお気に入りの異性が、自国に興味を持ってくれればシメタものです!


子供は、親と会話を始め、言葉だけでなく、文化や、社会の様子などにも興味を持ってくれ、


親子の会話も弾みだします!



良いですねぇ!嬉しいですね!!!☺



こうしてうちの子供は、



〝ドラえもん‶ と ‶クレヨンしんちゃん‶ で日本語と日本語文化を習い、



異性のアシスト(?)…多分、、、で、そこそこ立派な、バイリンガルへとなって行ったのでした。


めでたし!