オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア フィットネスクラブ事情

2019-02-22 22:26:41 | 日記
日本でも、この頃は24時間営業の、フィットネスクラブが増えていますが、


ここ、オーストラリアでは、今や、24時間営業が主流です。


値段も、月 3000円から、5000円程度で、初月無料なんていうのも、結構あったりもします。


自分のカードを入り口でスライドさせると、ドアが開く仕組みになっていて、メンバーだけが中に入れると言う事になっています。


中に入ると、多くの場合、誰かが先に来ていて、勝手好き好きに、エクササイズしていますが、



早朝であったり、きっと夜中など、誰もいない時は、



入場と同時に電気がついて、BGMが流れ始めます。


セキュリティが気になるところですが、24時間セキュリティカメラが付いているそうですし、


どこかドアが開きっぱなしになったりすると、警報が鳴って、インストラクターや、セキュリティの人が見に来るようです。


インストラクターやスタッフは、予め決められた時間帯に、やって来るので、


インストラクターがいる方が好きな方は、その時間に行けばいいわけです。



又、エアロビックのクラスなどがあったりしますので、その時間に合わせて行けば、受けることができます。


ただ、ここには、プールや、サウナなどは無くて、まるで学校のジムみたいです。




さて、そういうところに行ってエクササイズしていると、


インストラクターがいないことを良いことに、必ずと言って良いほど、おせっかいヤキの、


インストラクターもどきが出てきて、周りの人にアドバイスを始めます。



初心者など、マシンの使い方が分からない人には有難いだろうし、



ベンチプレスなど補助してもらえれば、励みになる人もいるので、良い面もあるのですが、



聞いていると、間違ったことを教えたり、



私などは、言われたとおりにしないので、恨まれたりします。



大体そういう人が私に言うアドバイスで迷惑なのは、



”小さい人が、重い重量をやってはいけない”とか、”早く走ってはいけない”というもので、


 (それは単に、君が私より軽い重量しか挙げられないし、走れないからだろう?)


きわめて、放っておいてほしいのです、が、私がやっている周りで、ごちゃごちゃいうので、集中できません!



何もいきなり、重い重量を挙げ始めたわけじゃなくて、ここまで来るのにはン十年という歴史がある訳で、



走るのだって、私の心臓は長年のエアロビクスのおかげで、大きくなりすぎて、



刺激がないと、脈拍挙げてくれないので、



ダラダラ歩いてたら、心拍数なんて、一生歩いても上がりません!


、、、なんていう個人的な事情がある訳なのです。


挙句の果てに、捨て台詞を言われます。


”君は、今に体を痛めるぞ!”


( 私は、正式な免許と、30年の経験のあるインストラクターだぁ!君に指図される筋合いはない)


と思っていますが、大体は忙しいので、適当にあしらって、黙々と運動します。


しかし、余りしつこい場合には、あとでスタッフに言いつけます。


すると、



  ”免許と許可無しで、ここで指導をしないでください”



と御忠告が出て、暫らくは大人しくなります。







…昔、若き頃、日本でエクササイズしていた頃は、


ジムにはボディビルなどやっている、マッチョな男性が大半で、


今ジムでよく見る、モダンボーイはいませんでした。



ウェイトトレーニングなどする女性が少なかったので、


珍しがられて、特別扱い(?)してもらったものです…お月謝も格安!


スクワット、やっと30キロくらい、やっていて、ふと視線を感じて後ろをふりかえると、


周りに男性の人垣ができていて、声援されたりとか、、、


(ええ…?いつから見てたの?)


重い、バーベルやウェイトを運ぼうとすると、あちこちから何人もの男性が、走り寄ってきて助けてくれたり…


(お姫様気分???)



こっちの男性、いえ、今の日本はどうなのか知りませんが、



うら若い、美しい女性が(私も含めたらだめ?)



重いバーベルを挙げようが、ウェイトが動かせなくて苦戦していようが、よろけたふりしようが、、、助けようとはしません…



男性だって、激しく運動してい人は、ごく少数で、けっこうお気楽に、あっさりとしている方が大半です。


…ああ、ベンチプレスだけは、けっこう盛んですが、、、



一番きついと言われる、スクワットは、実にあっさりとやり、いえ、やるだけましで、全くやらない方も多いです。



結果、上半身は逞しいけど、足腰は細い。


自分の姿を鏡で見て、見とれてるけれど、女性には話しかけもしない?


一方、女性は、仲良く女性同士で、けっこうきついトレーニングしたりしてます。


…で、男性を気にしてない?



と言う事では無くて、だって更衣室では、これから運動して汗かくのに、


マスカラに、付けまつ毛、バッチリお化粧に余念がなく、


セクシー見せ見せのトレーニングウェア着て、鏡で十分にチェックの上、


香水つけて出ていくんですから。



男性のあなた、この舞台裏の気持ちを察して、声、かけてあげてね!


それと、、、か弱い(?)


か弱くなくても、女性が、苦戦してたら、お助け下さいますよう、



ご注意申し上げときます。



…でないときっと、あとでツケが来るんじゃないかなぁ!




















オーストラリア ミステリアスな日本人

2019-02-02 15:19:46 | 日記
相手がオーストラリア人とは限らず、


日本人は、はっきりものを言わない、と言う事はよく聞く話です。


私の友人は、毎日のように、世界中から来るお客様に会い、プレゼンをするという仕事をしているのですが、


やはり、


”日本人は、頷いているので、分かってるのかと思ったら、何にもわかってない”と、嘆いています。


まぁ、彼は喋るの早い上に、抑揚のない喋り方するので、分かる気がしますが…



だって、頑張って聞こうと思って、最初のうちは、耳を100倍拡大して、



集中して聞き、聞き取れなかったところを聞き直したりするんでしょうけど、



そのうちに、疲れて、集中力も続かなくなり、聞き直すのも申し訳なくなってきて、



おまけに、他の人は皆分かってるみたいだし、邪魔しちゃ悪いので、


ここはわかったふりでもして、おこうと、うなづくしかないじゃないですか?



そうでしょ?



プレゼンターと目が合ったりしたら、ブスッとしてる訳にもいかないので、


相手が話しやすいように、と思って、相槌でも打って、にこやかにしてあげようね、と、


優しい日本人は、思うじゃないですか?




オーストラリア人だって言わなくても察したりしてくれることもありますが、断然桁違いなのです。



それは、日本人が、言われなくても相手がどう思っているか察するように教育されてきたからで、





例えば、、、、


私など、古き良き時代の京都人なので、それが強かったりします。




"京のぶぶ漬け”という、有名な、逸話をご存知でしょうか?


お茶漬けを勧められて、本当に家にうっかり上がって、ごちそうになったりすると、あとで、



陰口をたたかれたりするよ、という話です。


…でも、これは、陰険なんじゃなくて、今は亡き、京都人バリバリの母に言わせると、



引き留めるのは、来はったひと、あっさり帰したげたりしたら、冷た感じはるやろ?、ほんでさみしいやろし、


誘いたのうても、家に上がってゆくように言いなさい。



ぶぶ漬け(=お茶漬け)て言うのは、一番やすもんの食事やし、それやったら、相手は気ィつかわはらへんやろ?


ぶぶ漬け出すの 違ごても、そう言いなさい。


で、反対に、お前がお客さんしに行くときは、相手のその無理に誘ってくれてはる気持ちを分からなあかん。



そやし、断るのが当たり前なんやけど、その断り方も、



せっかく無理して誘ってくれはった気持ちを悪ぅささんように、


本当に帰らなあかんような、こと言いなさい。


”〇時に、主人が帰ってきますので、本当に帰らなあかんのですぅ”…とか。


で、それでも、あんたが嘘を言うて、遠慮している気持ちをわかって、


”そんなこと言わんと、どうか上がっていっておくれやすぅ”と、あと二回くらいは誘わはるさかい、



そこまで言わはったら、断わったらちょっとわるいやろ、”ほな、ちょっとだけ”と言うて、家に上がらせてもらい、



ほんでそのあとは、本当にさっさと帰りなさい…と。


これが出来れば大成功です!



しかし、ついつい話がはずんだりして、長々いると、誘う側は、寿司の出前などを取ってもてなしてくれます。



…そしてそのあと、本人に文句を言う筋合いではないので、親しい人に文句を言う訳なのです。



”人の気持ちもわからん、ドンな人” と。



…自分で何の話をしてるのかわからなくなってきました。



いけずだと評判悪い、京都人の弁解をしてますか?


…まあ、宜しい。




いえ、、、いえ、きっと、海外の方から見た日本人は、



古き京都人みたいなのかもしれませんか???



いえ、とにかく、行間が当たり前にわかる日本人ですが、



”何で日本人は皆、いわなくても、分かるのか?”という、オーストラリア人には、ミステリアスな存在なのです。



でも、覚えておきましょう。


オーストラリア人は、貴方のお節介を、優しい気持ちから来るのだとは、教育されていませんから、



好意に取ってくれないことがあります。たとえば、




オーストラリアで、同僚の仕事が遅れていて、自分の仕事が片付いたので、手伝ったりすると、



有難がられるどころか、余計なことするなと、本人から怒られたりします。



仕事ができないという、扱いをされたと、腹を立てた、のかもしれないし、



貴方に仕事を取られないか、心配しているのかもしれません。



グローバル化した昨今。


日本の、控えめで、思慮深い文化を理解する人も増えてきましたが、


腹に思っていることを、結構はっきり言っても、相手はたじろがないんだと言う事を、



又、相手も、あなたがたじろぐ様なことを、平気で言う事があるということを、


肝に銘じておきましょう!