オーストラリアに住んでみれば

南国暮らしに憧れて、住み始めたオーストラリア。
住んで、暮らして、初めて分かる、色々な体験談をお披露目します。

オーストラリア コロナの特別事情

2020-08-01 11:15:44 | 日記

日本では、外出自粛は緩くなったものの、コロナがはびこっているようで、

ここ、QLD でも、外出自粛も緩くなり、州境の出入りも、まだコロナが猛威を振るっている

ヴィクトリアや、、、(マスクしないと2万円ほどの罰金だそうです)

NSWを残して、出入り自由になったとたん、

コロナ感染者0だったのが、すぐに3人のコロナ感染が発見されるなど、、、

日本と比べれば、まだまだ少ないですが、でも、用心深いQLD、一部の他州の出入り禁止など、

規制が又強くなってます。

まだまだ油断ならぬ様子ですが、学校も始まり、多くのレストランやお店も、人数制限があり、

入り口には、消毒用のジェルやワイプなどが置いてあって、一見用心深いですが、

マスクをしている人は、もう見かけません。

 

私なんてマスクさえ持ってません。ヤバそうなときは、息を止めてます。

嘘です。

さて、一瞬平和なQLD.

大学も始まり、宅の次男は昨日、大学の寮に戻って行きました  😢😢😢

 

気合も抜けて自堕落に…

 

と言う事で、今日はこれにて...もう、寝ます。

 

 

 

とも思いましたが、もう少し書きたい。

 

コロナの影響で、とんでもない被害にあった方々も多いことと存じますが、

不謹慎ながら、良いことがあった方もいらっしゃるのではないかと存じます。

宅などは、次男のカイが、寮から追い出されて帰ってきたので、昨日まで

私と再び住むことができたのは、カイにとっては災難だったかもしれませんが、

私にとっては、人生の中で、大きな贈り物だったのです。

こんなこと、日本では珍しくないかもしれませんが、

オーストラリアの法律では、離婚した場合、暴力をふるう親ではない限り、18歳になるまでは、

子供は50/50で、父親と母親の間を行ったり来たりすることになります。

これは、1955年から施行された法律で、それまでは、どちらかの親が監護養育責任を持っていたのが、

子供の、両親から監護養育を受ける権利、両親とコミュニケーションを取る権利、に焦点が変わり、

両親は子供の事を何でも相談して決めなければならないことになりました。

ころころと法律の変わるオ-ストラリアですがいまだにこの法律が採用されているところを見ると、

余程どなたかの都合が良いのか(?)と…思いますが、一週間交代では、子供も落ち着けず、

私はしょっちゅう父親とあって喋らなければならなく、

かなり意地の悪いことをされ続け、、、例えば、事あるごとに私のやっていることを邪魔して、

苦しめることが、彼の最優先だったので、(子供ではないことに注目)

子供は隣のブロックに住んでいても、私にとっては海外よりも遠く、

子供の事が気がかりでも、手出しも出来ず、

結果として子供の日本語学校を続けさせることが困難になったり、

 

習い事も、辞めさせざるをえ無くなったり、、、とにかく、私にとっては人質を取られているようなもので、

今から思えば、かなり無駄なエネルギーを消費しましたが、

そういうことを考慮されていない、

親のポリシーも伝わりにくい、迷惑な法律だと思います。

 

養育費だって、折半となり、うそを言った親の方は少ない額しか払わなくて済み、

慰謝料なるものも存在せず、益々、ぐうたらな父親が育ち、

又、母親も、月の半分は子供もいないので、新しい彼氏とのデートに明け狂う、

楽ちんマザーもよく耳にする話でした。

 

宅の息子たちも、話せば長い長い話がありますが、、、、

 

短く言うと、証拠隠滅されていて、何一つ証拠をあげられなかったことと、と、

事が決まる前日、前夫は子供に沢山のゲームやおもちゃを買い与えた上、

父親とも住みたいと言いなさい、と脅迫買収したこと、

ジャッジが日本人差別をしたこと。

 

兎に角、わたしと父親の間を一週間交代で行ったり来たりしてきましたから、

スクールホリデーを入れても、こんなに長く一緒に暮らすという事は、赤ん坊の時以来、だったのです。

”あんたいつまで家にいるの?”

”わからーん”

と、言い続けて、ついに5か月ほども一緒に住むことになりました。

大きな荷物を沢山持って帰ってきて、家じゅう散らかったし、部屋も汚れるし、

洗濯ものも増えるし、うるさくて面倒くさいけど、、、

愛する子供と住むのは良いものです。

 

そして、次男は丁度、男のサンプルみたいで、見ていると面白いのです。

 

そういえば、ティーンになった頃から、暇があるとゴロゴロしだして、

一日中、動き回っていて寝転がることなんて無かった子なのに、何処か具合が悪くなったのかと

心配したこともありますが、、、ああ、テストステロンを再構築していたのね...と。

 

思春期になるとテストステロン、急激に10-20倍以上になりますから。

そして、

家のお手伝いをお願いをしても、すぐしない。

男性ホルモンは、緊急の時に力を発するホルモンなので、緊急以外のものはなんでも後回しにする...

女性は、小さなことにもストレスに感じるように出来ていて、変偏桃体の感情を司る場所は

男性の8倍。記憶する場所も、男性の約倍になりますから、、、

これらは全て、赤ちゃんを安全に守り育てるために大切な資質だったからそうなってるのですが、

男性が、

なかなか言ったことをやってくれないのも、

言ったことを忘れるのにも、イライラさされます。

そこで、やってくれた時には大い感謝し、有難がると、

生ごみ捨てるの、やってくれるようになりました!!!…が、ちょくちょく忘れるので、

腹を立て、寝込みを襲いかかることもしばしばいたしました、が、凝りません。

 

お願いが出来る相手と言うのは、有難いことです。

人間、腹を立てられるというのは、自分が安全な相手にだけです。

安全でない相手にはひどい目にあっても、怖れしか感じることはできません。

 

手が離れてからは、子供に大いにお願いせてもらってます。

悪い母ですねぇ~。

でも、その分、子供はしっかりしてくれます。

良いことですねェ~。

 

おまけに、しばしば、わたしをドライブやピクニックに連れて行ってくれて、

(多分どの友達も空いていない時のヒマつぶしだとは思うけど…)

色々なところを一緒に歩いたのは、楽しい思い出で、きっと死ぬ前、

幸せだったなぁ、と、思い出すだろうなぁ~、と思うのです。

山道の急な勾配とか、階段とかになると、体を支えてくれたり、先に歩いて私を守ろうとしたり、

手をつないでくれたりして、とても親切です。

 

カイが子供の頃、よく自転車で海辺の道を長男と3人で走ったのですが、

一番小さいカイは良く遅れて、”まってェ~” と泣きべそをかいてたのに、

待ってやらなかったことがよくあったのに…と、今更、、、心がチクチクします。

お母様の皆様、、、子供には親切にしておきましょう (⌒_⌒; 

 

何であんなにやさしい子になったんだろう?

 

ああ、私の従兄弟のおじさん、が、凄く優しい人だった。

隔世遺伝なのかな?

子供はどちらの親にも似ないで生まれることがあって、、、例えば親が一重なのに子供は二重まぶた。

別に浮気したわけじゃなくても、

精子や卵子の染色体の組み合わせは、実際、人間の染色体は1セット23本なので、

2の23乗で838万8608種類もの精子や卵子ができる計算になります。

それだけではなくて、さらに、精子や卵子を作る際には、父母とは異なる染色体を生む、

“組み換え”という現象も起こり、実際は祖父方と祖母方の遺伝子が混じった、

今までにない新しい染色体ができることもあるそうです。『自己変革するDNA』(みすず書房)

 

カイはどういう訳か、私の従兄弟の若いころにそっくりです。

そして性格は彼のお父さん。ほかの人にも評判なくらい、筋金入りで優しい...息子さんも優しいですが、

子供の頃、こんなに優しい人が居るんだ、としみじみ、従兄弟の事を羨ましく思ったものです。

 

”あんたの子供も、あんたみたいに優しくて、あんたが爺になった時、優しくしてくれるといいね”

 

昨晩、子供の引っ越し手伝いに寮まで行って、用事が終わった後、彼が仲間の所に戻ってゆく前に

駐車場まで送りに来てくれた時、

車にへばりついて、いつまでも、子供が見えなくなるまで見送っておりました。

...これって、カイがまだ小さいころ、保育園に連れて行って、預けて出て行く時、

何時も見えなくなるまで、駐車場のフェンスに張り付いて、わたしを見送っていた時と、

全く反対の立場になってしまったんだね。

”明日から、おやすみなさい、言う人、いなくなるなぁ”

と、言うと、

”毎日電話しぃな”

まだまだ、付きまとっちゃおうかな?

              🤔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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