乗務員ドア横の蹴り込みとベンチレーターと鉄道模型社ベンダーもどき
前面と前頭部の修復作業はもう少し時間がかかりそうです。この作業と並行して乗務員ドア横の昇降用ステップの蹴り込みの工作を行っています。
製作開始当初、この蹴り込みの位置は、蹴り込みのないオリジナルの昇降手すり位置だと思い込んで切り抜いたのですが、実物誌の写真を見ると位置が違うようです。そのため写真から位置を割り出して一部を真鍮板で穴埋めしてから開けなおしています。開けた後、裏から外寸1×2.4×1mmチャンネル(KSモデル)をハンダ付けしました。
チャンネルのハンダ付けの際、車体の穴とチャンネルの凹みにしっかりと収まるような木片をはめ込んでから作業をしています。
製作途中からのブログ公開となりましたのでここで少し補足したいと思います。
車体は t 0.4真鍮板から切り出しました。屋根の折り曲げは、当時行きつけの模型店の中古品コーナーで見つけた鉄道模型社のベンダーもどきを使用しました。何故「もどき」かと言うと、両サイドの形態が少し異なるのと当時の鉄道模型趣味誌(TMS)の記事によれば、鉄道模型社製では2枚の分厚い鉄板をずらしてRの調節ができるのですが、これはずらすことができないのです。さらにTMS誌によるとアングルも作れるような事が書いてあったと思いますが、この「もどき」では国鉄新型機関車の側板から屋根にかけての曲線が最小のものになってしまいます。と言うかこれしかできません。現在製作中断しているEF61ではぴたりでしたがEF58の緩いカーブにはそのままでは使用できません。そのために白ボール紙を挟んで(枚数は失念)折り曲げました。
それにしても何故このような品物が出回っていたのか今もって謎です。
奥に見える丸い物は画像撮影に用いた金槌です。
車体側面で目立つのがエアーフィルターです。かつて4社がバラキットを発売してほんの僅かな期間だけ分売パーツが売られていたのですが、形態的にイマイチの感があったので購入しませんでした。代わりに何か適当な物がないか探していた時に目に留まったのがエコーモデルの屋根用波板(202)です。購入して確認すると山の頂点のピッチが0.7mmで稍広い感じもしましたが、車体に開けた穴に仮止めして見た印象は悪くありません。(今なら同社の0.5mmスジ目板を使う手もあります) 波板を所定の寸法に切り出し、真鍮板で裏打ちしてから車体に開けた穴にはめ込みました。
一度汚れ落としをした方が良さそうです。
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