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歌詠み 9

2020-04-08 19:42:27 | 歌詠み

「桜は悲しい」ある人が言った。その儚さ。散りゆく風情。春という季節の中で揺れ動く心。

 

分からなくもない。おおまかに、花といえば梅だったのは万葉集の時代(780年頃、奈良時代末期)。桜になったのは、古今集時代(905年頃、平安時代前期)。意外に古くから桜なのである。もちろんどちらの歌集にも梅、桜、両方ある。花を見、そこに人生や恋を重ね歌を詠んでいる。その心情は現代人の遺伝子に刻み込まれている気もする。

入学式は4月のままが良いのかもしれない(笑)。

 

 

歌詠み

 

 

風のなか 君を探しに 旅に出る 青空深く 桜舞い散り

 

 

 

photo : KOIGAKU

 

指絡め 温もり感じ それだけで あなたの瞳 契りのように

 

 

 

 

 

春山の 時折り強く 北風に その冷たさ 胸を貫く

 

 

 

photo : Pinterest

 

髪留めの 一つも君に 渡せずに 一途な思い この道遥か

 

 

 

読み:儚さ(はかなサ)、巡る、廻る(めぐル)

桜、散り始める桜吹雪。季節は巡る。時間は廻らない。全ては現在進行形、今である。

 

 

 



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