12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

中岳・木曽駒ヶ岳・伊那前岳 2023.1

2023-01-20 09:36:21 | 

2023年が始まった。

昨年の暮れ、ようやく冬靴を購入したので雪山に行けるチャンスを狙っていた(笑)。

以前の冬靴は足に合わずほぼ新品状態で売りに出した。今から考えると調整の仕方を知らなかっただけである。😢

今回は、最初から調整をした。そしてバンド締めからワンタッチアイゼン仕様にしたのである。

慣らし運転をどこにしようと考えていると、

『木曽駒ケ岳あたりでどうですか』とアドバイスをもらったのでそうすることに決めた。

 

菅の台バスセンターの駐車場に到着。雪がない!

 

 

平日のロープウェイ路線バスは1時間に1本。ホントは朝一に乗るつもりだったのだが、10分ほど遅かったようだ。😅

1時間遅くなるけど、待ち時間にしっかり準備できたのでまあいいか(笑)。

平日という事もあってお客さんは自分を入れて4名で次のバスに乗った。ガチの雪山格好は自分だけ。

駐車場から標高1000m上がった千畳駅に着くとそこはもう雪の世界。

1時間前に着いた登山者がカールの上部に見える。

 

 

雪崩注意が出ている。2021年3月には登山者が巻き込まれているので注意する。😨

アイゼン、ピッケル、オーバーグラス、手袋付けていざ出発。

トレースのある所は踏み固められているけど、そこをズレると沈み込むようだ。

 

 

千畳敷カール内は風がなく暑い。これはオーバージャケットはいらないとザックにしまう。

急登になるとアイゼン、ピッケルがが効いてくるのだが、

やはりこの日は気温が高く雪が固いところと柔らかいところとまだらである。登山用語では雪が腐ると言う。

急登上部に来て振り返ると、駅がが遠くになり、岩峰の迫力、そして南アルプスの一部が見える。

 

 

さらにもうひと登りで、乗越浄土に出る。

 

 

ここでもう一度振り返る。オー、南アルプスが一望だ。

 

 

稜線に上がるとさすがに風が冷たい。しかし気温は5℃もある!

ジャケットを着て、稜線を歩き始める。宝剣岳の雄姿だ。

 

 

ふと気づくと左足のアイゼンがない⁉ 振り返ると14~5mほど前に落ちていた。

デコボコ道を歩いていてすぐに気付かなかった(笑)。

どうもワンタッチの調整ネジが緩かったかバンドの締めが甘かったようである。

全部バンド締めだと緩むことはあっても外れることはない。稜線で良かった岩場で外れたらシャレにならない。😓

気を付けよう。

 

中岳到着。風速は6~10mある。

 

 

木曽駒ケ岳頂上と奥に御嶽山。良い眺め。😄

 

 

一度下って登り返すと木曽駒ケ岳山頂だ、20分ほどで到着。

 

 

山頂でゆっくりするつもりだったけど、風が強いので行動食をかじって早々に後にする(笑)。

360度の展望が実に気持ち良い。😃

 

 

岐阜県、長野県にまたがる御嶽山(3,067 m)は独立峰としては富士山に次いで2番目に高い信仰の山である。

白い筋はスキー場だ。

 

 

方角を変えると乗鞍岳(左)。

 

 

そして、南アルプスの先に富士山を望むが、雪がない。😲

 

 

中岳に戻って宝剣岳を見つめる。奥は空木岳だ。

 

 

雪の宝剣岳をサクッと登れる実力をつけたいものだ。ミスは禁物の世界、あの世に近くなる。

逆光にシルエット。

 

 

取り付きまでは行ってみた。この写真の右側は落ちたら止まらない斜面である。

 

 

1人登っていくのが見えた。行けそうな気もしたが、今日はやめておこうう(笑)。

登り口を背にして。

 

 

もどって振り返る。雪の状態見て次回は慎重にチャレンジしてみるか。

 

 

風雪紋。

登山用語には外国語が多いが、風雪紋を『シュカブラ』と言うらしい。

英語、ドイツ語、フランス語などある中で何故にノルウェー語なのだ?

 

 

帰りのロープウェイにはまだ時間がある。

ならばという事で、夏に行った伊那前岳は雪道なら往復1時間ぐらいか。30分ほどで到着。

 

 

ここから宝剣岳を眺める。良い感じ。

しかし、雪ないね~。

 

 

さ、下山だ。

登りでは頑張れば登れる千畳敷カールの急登だが、下りはそうはいかない。

正面向くと雪の角度でつんのめる形になるので、やや斜めになりながら足を下ろしていく。

一歩一歩アイゼン効かして降りていく。

ところが、午前中よりもさらに雪が腐ってきていてトレース跡を踏んでも時々ズボッと入る。

ピッケルも効くところと効かないところがある。

転んでも滑落する前に止まるだろうけど、スキーと同じで転ぶとケガするリスクがあるので慎重に足を運ぶ。

 

ふと気付くと雪崩の発生する真ん中を降りている。

ここは安全に降りよう。少しトラバースして夏道に近いやや緩やかな斜面に移動。

でもまだ気が抜けない。斜めにおりているので、片方の足に負荷がかかる。

体の向きを変えたりしながら降りるのだが、利き足を使いたくなるのでどうしても右足ばかり使ってしまう。

太もも裏にしびれが来た頃にようやく緩斜面に降りた(笑)。

そこから駅を撮る。すでに雪雲が広がってきている。

 

無事下山。伊那前岳から1時間なので平均ペースかな。

最終便の1本前のロープウェイに乗れた。😄

冬靴の慣らし運転無事終了。やっぱり森林限界超えての雪山は楽しい!

ロープワークを確実に身につければ、初級バリエーションも面白そうだ。

少しずつ実力付けていきたい。

雪山では、汗をかくと体を冷やすのでかかないようにするのが基本である。しかし、そんなに上手くは行かない(笑)。

帰りは温泉に寄って汗を流し温まってから帰路についた。😆

 

💖


大川入山・横岳 2022.12

2023-01-17 21:10:15 | 

2022年クリスマス寒波が来そうな日に山行計画を練っていた。

始めは、御在所岳本谷ルート再挑戦を考えていたが雪積があるとちょっとやばいコースになる。

天気予報とYAMAPの活動報告を見てしばし考える。

鈴鹿は、青空が見えるが頂上は相当な強風である。琵琶湖からの吹き抜ける風は良く知っている。

長野県阿智村方面は、雪を楽しめるが、山間部なので雪雲がたまりやすく天気は微妙だ。

 

青空を取るか雪を取るか。That's the problem.😅

迷ったあげく、雪を選択。大川入山に決定!

ナビの誘惑に負けて普段とは違う道を行くといつもより大幅に時間が掛かってしまった。😓

もう駐車場はいっぱいかと思ったがなんと誰もいない。

そんなこんなで、やや遅めの出発となった。しかも結構な雪。

 

 

準備して歩き始める。登山口からトレースがあるので誰か入っている。

 

 

木の根っこ道に来た。

雪で隠れているが、積もるならもっと積もってくれないと根っこが見えないだけで一番厄介な感じ。😅

 

 

進むにつれて雪が深くなってきた。

 

 

なんかの雪菓子みたい。😆

 

 

冬景色。晴れ予報だったけど薄曇りだ。

 

 

午前中なのにもう降りて来るガチ雪山格好の登山者とすれ違う。何時から登ったのだろう。

歩みを進めスタートから2時間ぐらいで横岳到着。

 

 

横岳から少し進むと先にトレースが付いていない。

と言うことは、さっきの登山者はここで引き返したのだ。少し進んで分かったのだが雪がさらに深くなってきた。

すれ違った方は、ピッケル、アイゼンのフル装備だったがワカンは持っていなかったようだ。

前日まであったであろうトレースが見えないぐらいなので、つぼ足で進むのを止めたのかもしれない。

 

 

なので、チェーンスパイクの上からワカンを装着。

 

 

まあなんと歩きやすい!

アイゼンの爪が効いた歩きも好きだが、ワカンの浮力でパウダースノーを歩くのもまた楽しい。😄

道は垂れさがった枝の下を通る。

 

 

ますます雪雲が増えてくる空。

レンズフードがずれてた。😅

 

 

おお、天然クリマスツリー!

 

 

頂上まであと2kmなのだが・・・

 

 

トレース跡は、完全に埋まっている。そして、この時点で12時4分。頂上に行って下山する時間が微妙だ。

 

 

ただ樹林帯の雪の風景はどんどん素敵になる。

 

 

笹に積もった雪の造形。

 

 

そして木立。

 

 

頂上まであと1kmの地点まで来た。12時50分。

この先に、開けたところがあるのでとりあえずそこまで行ってみる。

 

 

頂上はこの先である。距離は大したことないが、雪道で最後の急登がある。

着いたら14時前か。雪も降ってきた。下山した頃には真っ暗だな。

 

 

あと1時間早ければ頂上まで行っていたのに。朝、道を間違えたのが痛い。😭

まあそれでも、パウダースノーと雪景色は十分楽しめた。

それで良しとして下山しよう!

 

 

明るいうちに下山して温泉だ。

昼もまだ食べてなかったので、下山途中にツェルトで風をよけカップ麺を頂く。『温まる~』(笑)。

下山開始。遠くに光るものが見える。

 

 

双眼鏡で覗くと海だ、名古屋港がココから見える。😄

 

 

最後の橋を渡り無事下山。

アートだ。これが水墨画になるのね。

 

 

『山は朝』が山の鉄則。

午後は天気が崩れやすいし、明るいうちに行動した方が安全でもある。

まあ、今回みたいに時間制限つけて登れば多少遅くてもいいか。

でも頂上行けなかったのは、ちと残念。

温泉は良かった(笑)。

 

💖

 


レトロ石油ストーブ

2023-01-15 16:12:09 | 陶磁

工房に年代物の石油ストーブがある。

このブログでもたまに登場したあのストーブである。

 

なかなか味わいがあって冬はダルマストーブと一緒に好んで使っていたのだが、限界が来た。

芯が長年の使用ですり減り着火しなくなったのである。😭

 

仕方ないので、燃焼筒がガラスの物を使っていた。今どきのモノである。😢

もう限界という事で処分も考えたが、もしかすると替え芯がヤフオクなどで出るかもしれないと思い工房の片隅に鎮座していた(笑)。

時々ヤフオクをチェックするも、なかなか出ない。出た!と思っても型番が違う。

何なら別物で工夫すれば代用できるのかと調べてみたりした。時間もないし素人には危ない作業なので却下(笑)。

 

2~3年たったある日、デッドストックとしてヤフオクに出品されたのである!

2021年10月末に送料込みで3110円であった。

 

 

ならばその年の冬に、再び活躍したかと言えば実は違う。

腰を落ち着けて取り組まないと芯替えは簡単ではないだろうと思っているうちに春が来て夏が過ぎた。

2022年の冬には間に合わそうと重い腰を上げたのが10月末。丸っと1年寝かしてしまった(笑)。

しかし、ここから格闘が始まるのである。

 

 

芯替えの前に錆も取ろうと思い、サンドペーパーやらブラシやらで錆び取り作業。

 

 

なかなか綺麗になった。いよいよ芯替えだなと思って説明書を読む。

 

 

まずは、隠れている本体を取り外す。

『うわっ!』

思わず声が出る。まあ何十年も開けたことのない部分だから当たり前と言えば当たり前なのだがひどい状態である。

燃焼装置のホコリと錆、本体の中も同様である。😅

これも掃除からだなと思い、錆取り剤などを使い何日かに分けて作業する。

 

 

これ以上は綺麗にするのが難しいと言うところまできて、いよいよ芯替えの本題に入る。

ところがここでもまた、問題発生。1本だけどうしてもネジが回らない。

錆び錆で固まっている。さらにネジ山もつぶれそうになる。😭

 

 

コレがどうしても回らない!だいぶなめてしまったネジ山。

 

 

インパクトドライバーでやったら一発でネジ山をつぶしてしまうと思い、

手回しドライバーでサイズを変えたり、錆取り剤や潤滑油をたっぷり掛けるが裏のナットごと回ってしまう。

強力なねじ回しペンチを試そうとしたが、ご覧の通り隙間がないのでペンチが回らない。😂

どうすべきか悩んだすえに、もう仕方ない。インパクトドライバーでやってみようと開き直った。

まっすぐにネジ山にビット先を差し込んで慎重にトリガーを引く。

『え!』

なんとすんなりとネジが回った!色々試した末にインパクトの持つ最初の瞬発力が効いたようである。😁

喜びのまま、ホームセンターへ新しいネジを買いに行った。

 

ストーブ修理の合間に大掃除。特に屋根がとんでもないことになっていた。

数年ほっといたら土化している・・・。

 

 

屋根に上るのだが、命綱を止めるところがないので慎重に作業する。

結果ここまでキレイにした。👍

 

 

全部を下に落としたのだから・・・

 

これもキレイにした。写真撮り忘れ(笑)。

11月の終わりごろ、紅葉はピークに。綺麗だ。

 

 

さて、芯替えはと言うとだいぶ綺麗になって、古い芯を抜いたところ。

 

 

新しい芯をセットし、上下の動きやスピード消火がちゃんと作動することを確かめて組んでいく。

 

 

いよいよ着火!

『!?』一か所から炎が強く出る。馴染むのか様子を見る。

 

 

少し広がってきた。

 

 

全体に赤くなり、もう一息。

 

 

まあ良い感じかな。でも奥と手前の炎が強い気がする。

 

 

もう少し調整が必要かもしれないが、使えそうである。

今年の冬は、ダルマストーブとレトロストーブを活躍させよう。

そのためには工房に入って陶芸の仕事しないと。😅

 

 

窓ガラスから入る太陽が良いもの見せてくれる初冬であった。

 

 

💖