12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

プレゼント

2021-05-25 12:22:08 | 陶磁

梅雨の晴れ間、青空が気持ちよい。

先日の大雨は、工房の中に水たまりができてビックリ。いつも落ち葉掃除するところに水たまりができてしみ込んできたようだ。

 

 

さて以前、植木鉢の試作をアップした。

白さが気になっていたのをリューターでかなり削り、まあまあと思えるところまで仕上げそのままになっていた(笑)。

 

1度植物を入れた全体の様子を見たいと思っていたのだが機会がなく月日が経った。

ふと思いついたのが母へのプレゼント。

母は、園芸が大好きで庭はバラなど花でいっぱい。

 

 

狭い庭でよくやっている。もっともこれ以上広いと手に負えなくなるだろうけど(笑)。

 

 

大きめと、小ぶりのを一つずつ誕生日プレゼント。🎁

先日帰郷した時に写真を撮った。

 

 

植木鉢が白いため、そこに露出を合わせると緑が濃い目。😅

花は胡蝶蘭。花が終わった後の植え替え鉢を探していたとのこと。

役に立って良かった。

 

 

鉢の白さと緑のコントラストが強いが、そのうち馴染んでくるかな?

花が咲いたらまた違うだろう。楽しみである。

 

 

あと2株あるから、もっとないかと聞かれた。

小さいのが1つ残っているけど2つは無い。作らないと・・・😂

今度は完成度を上げよう。個展するにはかなり数が必要だが、まあぼちぼち始めましょ(笑)。

 

 


雨乞岳 2021-4(後編)

2021-05-18 11:55:45 | 

破線部分のコクイ谷を無事通過。ここからは登りである。まず目指すは杉峠。

支流の沢が続く中を歩いていくと開けた場所に出た。

新緑には少し早い。芽吹きの頃はさぞかし奇麗だろうな。

 

 

さらに足を進めると。

 

 

100年以上前、鉱山があり人が暮らしていたのである。学校まであったのかと驚く。

杉峠はさらに歴史をさかのぼると織田信長の暗殺未遂事件の話が出てくる。歴史好きには実に興味深い場所である。

この石段の上に学校があったようであるが今は礎石だけが残り、雑木林になっている。

 

 

しばらく住居跡の石組みの中を当時に思いを馳せて歩いていく。

こんな山の中でどうやって生活していたのだろう。ふもとに降りるといっても相当大変である。

100年以上前の生活の跡。セトモノ(瀬戸産)だな。

 

 

昔は何の広場だったのか。今はテント場に適する。

 

 

集落跡を抜けると、雨乞岳が見えてきた。ふたつ山があるが右が雨乞岳、左が東雨乞岳。

まだ距離ある。

 

 

杉峠に到着。立ち枯れの一本杉が晴天に向かってすくっと立っている。

いつから立ち続けているのだろうか。枯れる前の姿はどんなだったろう。

時の流れに人の往来をここで見続けて今日も立つ。

 

 

左側から巻いて、到着。

なかなか良いショットだと思ったにだが、手袋が映り込んで残念。😂

 

 

周りはこんな感じ。右手の急斜面を登る。

 

 

しかしさすが峠、滋賀県側、琵琶湖からの風が吹き抜ける。

風速5~6mは風強いなという感じ。このあと10m超える風が幾度か吹く。思わず顔をそむけたくなる強烈さ。

止むことない風に体温が奪われるのでヤッケを着る。

 

 

急な道を登り一息ついたところで振り返る。落葉樹の樹々はいつ芽吹くのか。

 

 

尾根に出た。

 

 

頂上付近は竜ヶ岳のようにクマザサが広がるなだらかな山容である。

 

 

しかし道はある意味険しい(笑)。

クマザサが顔の高さ。抜けるのに一苦労する。

 

 

抜けたところに大峠ノ沢と言う池がある。雨乞信仰の池らしいのだがこの日は快晴。😁

 

 

何かある。ヒキガエルの卵?

 

 

雨乞岳の頂上はさほど広くない。風が強くヤッケは着たまま。お昼食べようにも風強すぎて断念する。時間も押している。😅

 

 

でも、景色は素晴らしい。

 

 

 

 

先ほどからヘリコプターが頭上を飛び回っている。

なんだろうと思い双眼鏡で覗いてみると機体に『滋賀県警』とある。

遭難者が多い山域でのパトロールかもしれない。しっかり見られ(確認され)ているのが分かる。

そんなに上をグルグル回らなくても大丈夫ですよ。もう下山するだけだから(笑)。

 

 

東雨乞岳を通過して下山開始。リンドウ見つけた。

 

 

ぬかるみの道に足を取られそうになりながら樹林帯に降りてくると風はなくヤッケを脱ぐ。

途中、七人山に寄る。頂上の看板はないが、鉈目(なため)で表示されていた。名前の由来は不明。

 

 

スミレがいい感じで咲いていた。

 

 

だいぶ下ってきた。葉がないので見通しは良い。季節によっては奇麗だが迷いやすいかもしれない。

 

 

立派な樹に出会う。

なんの樹かな。桂のような気がする(笑)。

 

 

 

 

帰りも少し渡渉あり。岩と倒木の根っこの間を抜けていく。

 

 

無事下山。残っている車は2、3台のみ。コーヒー淹れて一息つく。☕

 

 

なかなか楽しい山行だった。破線部分は今度はコースタイム通りに行けるだろう。

雨乞岳は色んなルートがあり迷いやすい面があり、やはり通の山だと思うのである。

また、鈴鹿の山も全国の山と同じで歴史的、生活文化的に密接に関係していて興味深い。

一方で世界的クライマーを育てた藤内壁のようなクライミングエリアもありる。

登山、クライミング、沢登り、雪山など、鈴鹿だけで四季を通して楽しんでいる人もいる。

読図、テン泊、縦走などの技術も身につく多彩で十二分に楽しい山々に感謝。😊

 


雨乞岳 2021-4(前編)

2021-05-13 12:30:43 | 

鈴鹿セブンマウンテンの中でもかなり山深く滋賀県側にある鈴鹿山脈の山、雨乞岳。

どうもベテランの山というイメージが強くて遠慮していたが、

ヤマップでよく見かけるようになってからは少し身近になった(笑)。

ヤマップを参考にする時、気を付けていることがある。

それは時々かなりの健脚でコースタイム半分以下なんて人がいるのだ。

早い人、遅い人を参考にしないと下山にしろ山小屋にしろ予定時間に間に合わないことになる。

 

山頂からの眺め。左:御在所岳、右:鎌ガ岳

 

 

冬季は閉鎖されているスカイラインは、

1972年(昭和47年)11月12日:有料開通 1997年(平成9年)11月12日:無料開放。

スカイラインの恩恵に預かり武平(ぶへい)峠からの登山。

今回は、山と高原地図で破線部分のコクイ谷を歩く。『道荒れている』とありながら45分、興味がわく。🤗

ちなみに、ヤマップでは登山道として表示されていない部分である。

 

 

デジタル地図と山と高原地図。そして2万5千分の1も持っていく。

2万5千分の1地図を使いこなすには、ある程度練習が必要である。自分もまだ十分とは言えないレベル。

山、谷、沢、崖など地図表記は分かる。問題は現在位置を見失わいことである。

その点、GPS使用のデジタル地図は便利。

今回は、事前に沢沿いルートに赤線引いて確認しながら進むことにした。

 

 

スカイラインのトンネル抜けてすぐのところに大小の駐車場がある。

すでに御在所岳に向かう登山者の車が数台留まっている。

さあ、出発。

 

 

しばらく進むと注意の看板。御在所岳に向かう道にも破線がある。道迷い遭難が多発しているようだ。

 

 

踏み跡は薄いがこの辺りは迷わない。

 

 

テープを見落とさないように進む。

 

 

イワウチワのお出迎え。

 

 

ボタンネコノメソウ。ピントが甘かった(笑)。

 

 

花、咲いたら奇麗だろうな。

 

 

迷いそうなところは確認していたが、なんと谷筋に降りる所を見逃してしまう。

気付いて戻る、30分ほどのロスタイム。谷筋を降りていく。

 

 

コクイ谷はこちら側から行くと沢下りになる。

 

 

渡渉は何度もある。

 

 

岩が大きく対岸までの距離のないところは何とかなる。

 

 

右岸に左岸に何度も行き来する。下流に向かって右側が右岸、左側が左岸である。

 

 

ピンクが目に鮮やか。

 

 

沢は澄んで奇麗である。渓流釣りには良いところ。遊漁券が必要。

 

 

滝があちこちに見られる。2日前の大雨も影響しているかな。

 

 

岩の間隔が広いところ、滑りやすいところ、沢ポチャしたくないと何度も抜けた後にメインがあった。

写真を撮るのを忘れこれ1枚しかないが、こちらに向かって張り出した木の枝にぶら下がりながら対岸に足を伸ばさなければならない。このすぐ下は小さな淵になっている。さらに水の流れ落ちる音がゴオーッて音響効果がすごい(笑)。

ここで落ちたら、沢にはまるどころではなくずぶ濡れと岩で頭打ちそうなところである。引き返すかと迷ったが、コクイ谷部分の半分を過ぎてここから登り返すのも大変だと思い進む決心をする。

なんでも最初はビビるものである。渡ってしまえば何でもない。😁

しかしこの木が折れたらどうなるのか・・・。

 

 

渡り切った後、もっとすごいのが来るのかとドキドキしていたがそこまでのものはなかった。

さて、ここを渡らなければならない。

どう見てもザック背負ったまま石飛びは無理である。

 

 

上流下流を見渡してみるが足場が悪い、それならポチャ落ちする前に靴を脱いで渡る。かなり冷たい。🤣

 

 

沢を渡って振り返ると岩の上はイワウチワで満開だった。

 

 

足をふきながら、花に癒される。

 

 

奥入瀬みたい。行ったことないけど(笑)。新緑と紅葉に来てみたい。

 

 

やっとコクイ谷出会いに到着。標高差132m沢を下ってきた。

コースタイム45分は、1時間50分ほど掛かった。うち休憩と悩んでる時間30分少しを差し引いても倍近い時間がかかった。😅

『道は荒れている』は、渡渉とルートファインディングが必要という事が分かった。

 

このルート登りに使ったらどうなっていただろうと思うところ。

計画段階で逆回り、すなわち先に雨乞岳に登ってコクイ谷経由で戻るシミュレーションもしている。

やめた理由は2つ。第1に標高差。雨乞岳からコクイ谷へ下る道はかなり急である。これは膝にかかる負荷が大きいので避けた。

2つ目は、初めてのコースで破線を帰りに使うのはリスクが高い。日暮れに迷うとあの看板のようになる。

 

さて、出会いから向こう岸に渡らなければならない。

ここで2度目の靴脱ぎ。2回目の決断は早い。😁

さあここからは頂上目指しての登りだが、・・・つづく