12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

猿投山 2023.10

2023-10-25 14:38:41 | 

10月が終わろうとしている。

先月痛めた膝の具合が今一つ。おまけに季節の変わり目で風邪をひいてしまった。

気も身体も全開といかずに日々の仕事に追われていた。

 

これではイカン!

ここのところ天気がいい!ならば、リハビリ登山だ!

しなければならないことを後回しにし、いそいそと準備する。😅

とは言っても、今の時間から行ける所は限られている。いつもの猿投山だ。

 

膝の様子見もあり、装備は軽め。カッパは要らないけどヤッケは持つ。食料は菓子パンと凍らしてあるゼリーを保冷袋に入れる。

水と麦茶をそれぞれペットボトルで。ほかには財布と携帯バッテリー、双眼鏡は持っていく(笑)。

ザックも入れて5㎏ないか?軽い!😆

 

雲興寺の駐車場に着いたのは11時半。数台の車が止まっている。さすがに今日は少ないかと歩き始める。

あまりの軽さに、平坦なところは小走りで進む。

キノコがたくさん出てる。

 

 

国道沿いから山の中へ入って行く、秋の光が差し込んでイイ感じ。

 

 

膝の調子も悪くなさそうだ。どんどん登る。

少し遠方が見渡せる所から。

 

 

あるコーナーに来た時、面白そうな花が咲いていた。なんだろう?

 

 

と思っている横で、ひらひらと舞う蝶。

あっ!アサギマダラ!?

また花に戻って来るかと少し待っているとだんだんと空高く舞い上がり行ってしまった。

写真撮り損ねた~😭

猿投山や海上の森(かいしょのもり)に飛んでくることは情報として知ってはいたが、ホントかな~と半信半疑であった。

一度見てみたいとず~っと思っていたので念願かなった!しかし写真撮れず、残念~😣

次回に期待だ。よし!今日は、断然調子いいかも!(笑)。

鉄塔まで来た。

 

 

尾根の分岐に出る。何となく紅葉が始まっている。登山スピード結構早いかも。水分補給する。

 

 

このぽっかり空いた空間からズームすると名古屋のビル群。

白く丸いのはバンテリンドーム。行ったことないけど(笑)。

 

 

もうひと登りで頂上だ。ここまで単独2名と夫婦2組ぐらいしか見てない。

やはり平日は少ないと思って頂上へ着くとあらら、結構人いますね~。😅

お昼時間とあって、皆さん食事タイム。ここまで駐車場からほぼ1時間。我ながら早いじゃん(笑)。

さて、どうするか。豊田側へ降りて往復できるかな?夕方から用事がなければそうしたい。

 

 

風があり、汗をかいた体が冷えるので写真撮って、水分補給したら先に進む。

 

 

東の宮神社。

 

 

ここからの登山道は道幅が広い。トレランの人が走る理由が良く分かる。

トレランスタイルではなくデイパックを背負って、トレッキングシューズのハイキングスタイルで小走りで下っていく(笑)。

林道に出たところでトイレ休憩。

再び、山の中へ。ここから道が複雑に入り組んでいるので豊田市側の登山者用駐車場までの最短を選ぶ。

 

小走りに下りながら、ふと思う。『これ帰りは登りだな。調子こいて下り切ってしまうと登り返しがヤバいかも。

夕方の用事に間に合わない。どこかで引き返した方がベターだ。』

そう考えながら大岩展望台へ到着。

う~ん、良い天気!見晴らしも良い!豊田市方面。見にくいが東海環状線が伸びる。

 

 

名古屋港方面は、薄く雲がかかっている。

 

 

風なく穏やか。よし、今日はここまでにしよう!

カロリーメイトゼリーを食べようと思ったらまだ半氷状態。あきらめてチョコチップメロンパンを麦茶でいただく(笑)。

登山と言うより遠足的な?お嬢さん2人が弁当広げて、楽しそう。

 

 

さて、戻ろう。猿投山から割と走り気味でここまで来たので登り返しにどれくらい掛かるのか分からない。

山頂から駐車場までは、1時間見ておけば大丈夫だろう。トータル2時間ぐらいか?

今13時15分。15時半には駐車場に着けば帰宅してからの時間も十分だ。

立派に育っている。

 

 

登り返しは、小走りではなく小股でサクサクと登る。やっぱりザックが軽いのが嬉しい(笑)。

大岩展望台から山頂までは思っていたほど遠くはなく、

あれ⁉こんなに近かった?と思うほどで30分かからずに着いてしまった。

時間に余裕ができたので、帰りは途中まで別ルートで戻ることにする。

久々の道は、懐かしくも忘れてるところが多々あり新鮮だった。😆

東の宮に立つニレの巨木。

 

 

そんなこんなで、15時20分駐車場着。無事下山。

距離12.5km、時間3時間45分、累積標高差900mとリハビリ登山にしては上出来である。

膝も大丈夫そうだ。咳はまだ出るが、体調自体は悪くない。

来週、都合がつけば山へ行こう!

 

💖

 

 


新潟ジオパーク

2023-10-18 19:37:03 | 

さて無事下山をした後は、今日の寝る場所探しだ。

最初の計画だと高妻山まで登って降りてくるころにはキャンプ場の受付けが終了しているので、

道の駅かサービスエリアで車中泊の予定だった。しかし高妻山をパスして下山してきたのでキャンプ場が使える。

一応テントは持参しているので、車で寝るよりゆっくりできる。😄

駐車場の近くにキャンプ場は2つあり、どちらかと言うと落ちついた雰囲気の戸隠イースタンキャンプ場にする。

受付けに行くとハイシーズン料金となっていて1人、2000円也。タープを張らず山用テントなので他に費用なし。

フリーサイトで、エリア内どこでもテントを張ってOK。大地で寝る喜び(笑)。

 

 

受付け事務所を出ると、雨が降り出していた。スタッフの人は天気予報通りと言っていたが、露知らず。

高妻山向かっていたら、雨だった。下山してきて良かった。👍

テントを張れば、出入り自由ですと聞いたが、この雨の中でテントを張るのは・・・。

先に町まで行き温泉で汗を流す。そして食料を買い出してキャンプ場に戻る頃には雨は止んでいた。👍👍

山での朝は日常に比べかなり早いがここはオートキャンプ場。皆さんゆっくり。

朝の散策。

 

 

戸隠山後の計画は、ジオパークを訪ねる予定。ラテン語で大きな溝の意味であるフォッサマグナ。

その西端である糸魚川ー静岡構造線の露頭を見に行く。

ちなみに東側は柏崎-千葉構造線なのだが、こちらは理科で習ってない気がする(笑)。

糸魚川市にフォッサマグナパークがあり、断層を直接見ることができる露頭がある。ぜひ見学したい!😎

 

そして道中にテレビで時々見るヒスイ海岸がある。ここも寄ってみたい。

ヒスイ海岸は30㎞離れた富山県にもあるのを知らなかったので検索時少しこんがらがる。😅

新潟へ向かう前に、昨日登った戸隠山を眺めようとスキー場へ寄ってみる。青空!

 

 

しかし、山はガスが掛かって今一つ。昨日もそうだったが日本海側は、この時期の朝はガスるのかなぁ?

 

 

ならばと場所変えて、撮影スポットの鏡池へ。

 

 

左の戸隠山から右の九頭龍山への稜線。ここからは、蟻の塔渡りは見えないのかな。

幾人かの観光客が入れ代わり立ち代わりする間、ボーっと山と雲が流れていく様子を眺めて時を忘れる。

 

 

ゆったり時間を過ごしているうちに、気づけば午前9時を回っているではないか。

ここからヒスイ海岸まで100㎞ないぐらい。有料道路使っても30~40分ほどしか変わらないので節約のため一般道で走ることにする。😁

県境なので近隣各県のナンバーを色々と散見する、連休と言うこともあり東京からのナンバーも走っている。

2時間ちょっと走って、ヒスイ海岸到着。

 

 

果たしてヒスイは見つかるのか(笑)。

 

 

結構人がいて、皆真剣。

 

 

それらしきものを見つけるが、鑑定できない(笑)。

近くにフォッサマグナミュージアムがあり、海岸で拾った石の鑑定もしてくれるらしい。

寄りたかったのだが今日の最終地までのことを考えるとパスだ。残念。😂

それっぽいものを3つ拾った。ヒスイ入っている?

 

 

次はいよいよ、フォッサマグナだ。まずは、マグマの冷え固まった枕状溶岩。

 

 

説明によると、約2000万年前の話。

海底で噴出したマグマ、主に玄武岩が冷え固まり、隆起。それが川の流れなどの浸食作用により、断面が見えているらしい。

しかし、よくそんなことが分かるよな。😲

 

 

ここから12~13分歩いて、お目当ての場所に到着。

人が立っているので、スケール感が分かるだろうか。

 

 

左側がユーラシアプレート、そして右側が北アメリカプレートだ。

う~ん。よく分からん(笑)。

 

 

と思って説明の看板をよく読むと。それらがぶつかり合った境目、破砕帯に立っているらしい。

定規で引いたような境目になるはずはないよな。😅

 

 

よく見ると右側(東)は赤茶けた岩石で、左側(西)はやや白っぽい。

 

 

ハンマーでたたくと硬さが違うらしい。

ブラタモリでは、東西の湧き水の飲み比べをしていたようだ。それ試してみたい。😁

 

 

山の方へ、ずーっと続いているとのこと。

飲み仲間に地学専攻の友人がいるが、こういうの好きだろうな(笑)。

 

 

ここで、時間切れ。というのもここから今日のテン泊地まで移動しなければならない。

目指すは蓮華温泉。昨年、野湯(のゆ、やとう)に入ってすっかり気に入ったのだが、そうそう訪ねられないと思っていた。

しかし今回戸隠まで来たので足を延ばそうと計画した。

現在時刻午後4時。ここから1時間半はかかる。その前にスーパーで食料を仕入れなければ。💦

 

 

受付けに着いたのは、午後6時過ぎ。野湯は午後6時までなのだが、遅かったのでどうぞと許可をもらった。感謝。

駐車場についてからテント場まで600mほどあるとのスタッフの話だったが、もっとない?(笑)。

オートキャンプ場と違い、荷物持って歩くと遠い。😅

テント張って、ヘッドランプ点けて早速野湯へ。野湯は4つあるのだが、2つは湯量が減って入れないと聞いた。

温泉地でそんなこともあるのかと不思議だったが、通りすがりやはりお湯は少なかった。

15分ほど歩いて、待望の野湯。何も見えない暗闇だが、それはそれで楽しい。

 

 

翌日の朝風呂もチラッと頭をよぎるが、午後から仕事なので諦めて帰路に就く。

帰り道、池があるので寄ってみたらこれが素晴らしかった。

 

 

風一つない鏡面の白池。

 

 

錯覚の世界だ。

 

 

雨飾山を眺める。新潟県をはじめ北陸、上越もいいなと実感。

瀬戸からだとちょっと遠いので、簡単には行けないが機会を見てこちらの山とジオパークそして食と酒を楽しみたい!

 

 

編集に戸惑っている間に、戸隠山の蟻の塔渡りで滑落死亡事故が発生した。

危険なところでは、皆慎重になるから普通事故は起きにくい。しかし起きれば重大事故につながるのは間違いない。

普段『落ちたら終わり』と冗談めいて話をしたりするが、やはりその通りである。

自分だけは大丈夫と思わず、油断せず、山に登り帰ってきたい。

山は逃げない。しかしトレーニングしなければ体力は逃げて行く。😅

雪山に備えて、今ひとたび身と気を引き締める。

 

💖

 


戸隠山 2023.9

2023-10-08 21:37:03 | 

9月は祝日の連休が2回ある。連休に休みが取れることは少ないのだが、今回は取ることができた(笑)。

遠くの山へ行けるチャンスである。瀬戸からだと車で片道約300㎞、4時間ほどかかる山は日帰りで行くのはチト無謀。

このチャンスに目指した山は、「蟻の塔渡り」で有名な戸隠山である。

周辺は山が豊富で戸隠山をはじめ、百名山の高妻山。飯縄山など四方へ山旅が楽しめる。

しかもキャンプ場もあるので、長期滞在も可能だ。

 

 

さて計画は、駐車場スタートで戸隠山から九頭竜山、五地蔵山を通り百名山の高妻山の欲張り周回登山。

距離約17㎞、コースタイムは、11時間あまり、これは休憩なしのタイムなのでもう少し時間がかかると思われる。

健脚ではないので、コースタイムが目標。すると少なくても12時間は見ておかないと😅

下りてきてからの行動を考えると、早出は必須。

無料駐車場に着いたのは、0時ごろ。すでにたくさんの車がある。

仮眠してから、菓子パンとコーヒーで目を覚ます。登山者がすでに歩き始めている。

なんだかんだと出発が遅れて、なんと6時15分前。下山はヘッドランプになるかも。

 

 

さかさ川の遊歩道を小1時間歩いて、神社へ向かう鳥居の前に。

 

 

見事な樹木が参道の左右に点在する。

 

 

あちらこちらに、この花が咲いている。シラヒゲソウ。

湿地を好むようで、この深い森の湿度に守られている。花の形が興味深いが、葉っぱも面白い。😊

 

 

趣のある門に来た。仁王像が立っているのかと思えば、雅な像だった。撮り忘れ(笑)。

 

 

まずは奥社まで参道を歩く。戸隠神社は、古事記、日本神話の世界で全国にある天岩戸伝説の一つである。

参道には樹齢数百年の杉の巨樹が並ぶ。伊勢神宮や熊野参詣道と変わらないスケールに圧倒される。

 

 

ポスター風に撮影。雅なお方が出てきそうな・・・😁

 

 

奥社。日曜日と言うこともあり、朝早くから参拝者が訪れている。

登山者は見当たらない。皆さん早めに行ったのか、別ルートか?

 

 

ここからは、登山者の世界。いざ!

 

 

参道の歩きで身体アップできたかと思ったが、いきなりの急登でなかなか(笑)。

サルノコシカケの一種、マスタケか? オレンジ色がまぶしい!

 

 

木々の間から見える山の険しさと森の深さ。この雰囲気が神社を建てることに繋がったのかもしれない。

 

 

いきなりの鎖場だ。これからたくさんの鎖場が出てくるとは知らず楽しく登る(笑)。

 

 

少し平らになって、歩きやすくなった。五十間長屋。岩のごつごつ感が何とも言えない風情。

 

 

ガスが沸いて遠望は望めず。

 

 

オヤマボクチ。この植物からとれる綿毛(茸毛:じょうもう)を繋ぎにして蕎麦を打つらしい。食べてみたい。😋

 

 

歩みを進めると、百閒長屋。先ほどのより迫力があり見事である。

 

 

リンドウの蕾。開花しているものは少なかったが、今回このリンドウを至る所で見かけた。

リンドウ道と言っていいほどだ(笑)。

 

 

山でよく見かける白い花。似たような花が多く同定に迷う花(笑)。ミヤマトウキ?シラネセンキュウ?それとも・・・😅

 

 

鎖場に出たと思ったら違った。10mほどの上部に祠がある。

登らねば!と思って、登り始めるが最初の足がかりがない。気合で一足目をかける(笑)。

あとは掴みやすいホールドなので鎖も補助に使い登る。

 

 

まあ登山靴で登れるぐらいの岩なので、さほどではある。

しかし最初の鎖はどうやって掛けたのだろう。右側に古い鎖がかかっている。

 

 

苔むした石仏が三体。背負って登った先人の信仰のたまものである。

狭い足場での大工仕事も何気に凄い。

 

 

向かいの岩にヒカリゴケか。

 

 

高度感を出そうと、写真を撮ってみたが・・・。😅

 

 

天気が良ければ、絶景が見れたかもしれないがあいにくのガス。降りて先に進む。西屈。

 

 

見上げると登れそうな岩である。しかしここは鎖もなく落ちたら終わりなので辞めておこう(笑)。

 

 

YAMAPでよく見かける、鎖場に来た。

鎖を無視して、斜めに直登してやろうと思っていたのだが、結構濡れた岩に安全策を選択。😅

 

 

上から見ると、それなりの高度感がある。

 

 

小さくかわいらしい花は、トガクシコゴメグサ。種類が多いコゴメグサ。漢字だと小米草、米粒を連想させる?

 

 

「胸つき」と札にある。どんなものかと期待!

 

 

ここは、鎖を使わないと上がれない。😅

 

 

次から次と、鎖が出てきてビックリ。

普段、「胸突き」と言うと急坂が長く続くのだが、ここは鎖を使ってよじ登る胸突きだ。

 

 

稜線へ上がれば、この山並みを進んでいくのか。天気は相変わらずの曇り空、雨は降らなさそうだが。

 

 

黄色い花は、イワインチンか?高山の岩場や砂礫地に生育するって、そのまんまのところに育っていた(笑)。

 

 

胸突きの鎖岩場を抜けると『蟻の塔渡り』。来たぞ。😆

 

 

丁度、渡り始める所で一緒になった彼女に先に行ってもらう。

あれだけ鎖があったのに、尾根上に鎖はなくトラバース用に一段と言っても数メートル下だがそこにしか掛かっていない。

先に渡っていく彼女は、写真を撮る余裕もある。凄い!

 

 

かなりの痩せ尾根は、またいで座って進む。田中陽希も座ってたよな。😎

一ヶ所、下る所がありそこは正面から降りるとつんのめりそうになるので、後ろ向きになって安全に下りる。

後続者が来た。

 

 

蟻の塔渡りを終えると標高1904mの戸隠山山頂。駐車場から730mほど登ってきた。

 

 

少し先に進むと全体が見渡せる。

数メートル下にトラバース道もあるが、下りるのもなかなかの道だ。

 

 

『蟻の塔』とはよく名付けたもので、岩に対して人がまさに蟻のようだ。😆

蟻ではなく人間が落ちれば、かなりヤバい。ちなみに、一方通行ではないので反対側からも登山者が来る。

すれ違えるスペースはほぼないので、どちらかが通過するまで待つことになる。

 

 

一息ついたところで、先に進む。

上から見ると、森が深いことが分かる。参道で見た杉の巨木並木道が、すぐに見つからなかった。

よく見ると、一列に並んだこんもりした樹々が見える。白く見える小さな点が神社の屋根だ。

 

 

青空が見えてきた。それにしても岩が立派。九頭龍山の岩壁だ。

 

 

一度下ってから登り返すと、九頭龍山1883m。

 

 

開花しているリンドウを見つけ真上からパチリ。😄

 

 

晴れてきた。雲隠れしているのは黒姫山。そして眼下に広がる牧場とキャンプ場。

 

 

再び下って登り返し、九頭龍山より5m高い地点を通り過ぎると今度は140mほどの急な下りが続く。

しかも登山道は、朝露のためか濡れている。岩、落ち葉、木の根皆滑る急坂では慎重になる。

倒木を潜り抜けて。

 

 

樹々の間から見える高妻山山頂は雲の中。まだまだ遠い。😅

 

 

道が消えた?と言うほどの下り(笑)。

 

 

真っ白なキノコ発見。まだ顔を出したばかりのようだ。

シロオニタケかな。食毒不明らしいがこの仲間は猛毒系なので。。。😱

 

 

この山の鞍部、一不動に下りてきた。ロープありの濡れた急坂をこけないようにかなり踏ん張ったので膝にきている。

しばし休憩。ここから、キャンプ場まで沢沿いに下りるルートがある。

蟻の塔渡りで先を行った女性とほぼ同じぐらいのペースだったのだが、彼女は満足したのかここから下って行った。

 

 

だいぶ膝に来ているのだが、高妻山を目指しているのでとりあえずは次のピークまで行ってから考えよう。

今度は 標高差250 mの登りだ。雲は多めだが、天気は回復してきた。向かいの飯綱山ははっきりと見える。

 

 

そしてやっと頂上を見せてくれた高妻山。嬉しい。🤗

それにしても最後の登りはぐっと反りあがるかなりの急坂だ。

 

 

一不動から40分ほど登って、四普賢と言うところへ来た。石仏や祠があるでもなく、何を指しているのか分からなかった。

のちに調べてみると一不動から小ピークごとに数字が付いている。一が不動、二が釈迦、三が文殊、それで四が普賢になっていることが分かった。

 

 

ここからは歩いて来た山々が見渡せる。

雲に隠れているところが戸隠山、次のピークが九頭龍山。

一番手前のポッコリしたところが三文殊なのだが看板は見つけられなかった(笑)。

 

 

そして、五の地蔵に到着。五地蔵山頂の印が立っているが、山頂はここではなく、100mほど進む。

 

 

こちらが標高的に正しい五地蔵山、1998m。

 

 

足元にツリガネニンジン。花の百名山だけのことはあり、花が豊かである。

山菜としても有名らしいが、食べたことはないので機会があれば食してみたい。

 

 

高妻山への分岐が、六弥勒。

 

 

左へ行くともちろん目指す高妻山。

 

 

右へ行くと弥勒尾根経由で牧場への下山。

 

 

現在時刻13時。ここから高妻山まで2時間、頂上から駐車場まで戻るのにざっと4時間。

下山が19時になる。少し考えたが、今日の体調とその後の行動を考えると無理はしないのが正解のようだ。

下りでの膝のこともあるが、寝不足のせいか今一つ力が入らないのだ。

今日のメインである戸隠山は十分楽しめた。百名山ではあるが高妻山は次回にしよう。

最後に高妻山を見ておこうと見上げると。あら、ガスと言うより雨雲か!?

 

 

振り向けば、やっと顔を出してくれた黒姫山。

山の造形が興味深い。中央の火口丘を外輪山が囲む姿が火山であることを実感させる。

 

 

ここからも引き続き結構な急坂の下りである。😅

ひたすらロープや木の根っこ、クマザサを掴んでこけないように踏ん張りながら1時間少し下る。

すると根回りが非常に大きい杉に出会った!思わず『オーッ』と声が出る。

 

 

どうなっているのだろうと反対側を見ると、なるほど、ねじれてさらに枝分かれと言うか幹別れのようになっている。

それで倒れないように太く大きくなったようである。😲

 

 

急坂はこのあたりで半分ほど。あと半分下れば牧場だ。けど膝ヤバいね。😂

杉の次に現れたのがブナの大木。これまた立派!

 

 

立て看板に、ブナ仙人とある。ブナのことを英語で beech ビーチと言うのね。砂浜のビーチと同音だ。😲

 

 

花の百名山は、樹々も立派だ。

 

 

これぐらいの道になれば、安心(笑)。

 

 

まさかクマの爪痕?たまたまか?😆

 

 

近くに沢の音がすると思っていたら、牧場に出た。ひろびろ~♬😄

 

 

牧歌的な中を歩いていくと、トレランのランナーが追い抜いていく。何かレースが行われているようだ。

キャンプ場は子供たちの声が響き、大型のタープやテントがワンボックスカーと並んで立てられ賑わっている。

ガチ登山の格好が同じアウトドアでもなんだか違うように思えてくる(笑)。

ここは登山者用のテントサイトもあり、幾人かはテントを張っていた。

 

15時35分、駐車場に到着。無事下山。

本日の距離13.4km、累積標高差1285m、歩行時間7時間50分(休憩除く)。

まあ、コースタイム通り。😄

時間が早いので今からの行動がに余裕が出た。せっかく新潟県近くまで来たのだ。

興味あるジオパークとあの場所へ行きたい、と旅は続く・・・

 

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