12の楽しみ!

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窯焚き

2020-08-18 16:27:10 | 陶磁

お盆休みを3日とった。

と言っても工房で仕事するので休みではないが(笑)。

電気窯での本焼き、還元落とし焼成。

 

数日前から、準備を始める。まず化粧して素焼き完了。

 

 

釉薬を作り釉掛け。窯詰め。その前に掃除機で窯内をきれいにする。

底の細工は、還元できるようにしてある。

 

 

マイコン制御。プログラムしてスイッチを入れる。ガスを入れる時間までは窯任せ(笑)。

ずーっと、そのままにしてあった土灰を乾燥させる。やっと入れ物が一つ空になった。

 

 

 

順調に温度は上がっていく。電気窯って便利。

 

 

電気窯で還元をかける。カンタル線(電熱線のこと)に負荷がかかるが、

気に入った作品が取れればOKだ。取れるとは限らないが。

 

 

ガス投入。ガスと言ってもバーナーの炎である。

炎を入れると、作品の土の酸素を使って燃えようとするので焼き上がりの色合いが変化する。

写真では1番上から弱く炎が出ている。炎の出口。これが無いと圧力が高くなり爆発する。

設定温度までは定期的に調整するだけ、それまでは時間があるので読書。

と言っても漫画『山と食欲と私』(笑)。

 

 

焼成が終了すると電源が切れ、自然に冷却される。この電気窯は小さいので、冷めやすい。

それを前回はゆっくり冷却(徐冷という)されるようプログラムした。

今回は、自然に冷却される速度での還元落とし。

 

還元落としとは、冷却されていく途中もガス(炎)を入れ続けること。

結果、炭化と呼ばれる黒っぽい仕上がりになる。平たく言うと煤(すす)が作品に入り込むのである。

徐冷と急冷で違いがあるのかないのか。本番焼成で実験(笑)。

焼成は予定より1時間早く午前2時で終了。

猛暑の中の、窯焚きは汗だくである。シャワーを浴び生き返る。

焼き上がりは蓋を開けるまでは分からない。つづく・・・。

 

 



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