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槍ヶ岳・表銀座縦走 後編 2023.8

2023-08-27 21:55:32 | 

夜更けに雨が来た。

このまま降り続けるのかと思ったら通り雨。

その後風が吹きつける。フライシートがバタついて目が覚める。

再び眠りに入れば目が覚めるの繰り返しで、浅い眠り。😅

 

何時だろう?下のテン場の人は、もう出発するようだ。

通り過ぎていく足音を聞きながら、起きる準備をする。

起きてテントをチェックする。風が結構吹いていたため、今日は結露ゼロ。これは、撤収するのにありがたい。😄

朝食はシリアルとコーヒー。シリアルには粉ミルクをまぶしてあるので水を加えてミルク風味。

 

本日の行程は時間的には短く4時間少し。ただしテン場は、予約制ではなく早い者順。

いっぱいになれば、槍の肩から殺生ヒュッテまで下りなければならない。まあ昼には着くのでそこまではないだろうけど。😁

 

まずは、サブザックで西岳にサクっと登る。槍と槍の形がグッド!

 

 

小屋を眺める。80mほどしか登っていないのにずいぶん下に感じる(笑)。

 

 

そして、常念岳。ここからは遠いが、後ろの雲海が見事だ。

 

 

さっきまで曇っていたのが、晴れてきた!これから歩く、東鎌尾根。

 

 

しばらくは下り続ける。ハイマツ帯から樹林帯まで下りてきてさらに下る。😂

 

 

ここの梯子はなかなかの高さ。登る方が怖くないかも(笑)。

 

 

昨年新しくなったばかりの道標、水俣乗越。『みなまたのっこし』と呼んでしまいそうだが、本来は『みずまたのっこし』だそうな。詳しくは槍ヶ岳山荘グループをどうぞ。

道標の整備に感謝します。🤗

 

 

ミヤマダイコンソウ。似た花にミヤマキンバイがあるけど、この大きな葉っぱで間違えない。秋には赤く色づく。

 

 

槍ヶ岳と北鎌尾根の稜線。

北鎌尾根は古典ルートで完全なバリエーションルート。憧れだけで挑戦すると痛い目を見る。

 

 

左側に目を向けると槍ヶ岳から延びる稜線が見事。

 

 

造形が凄い木。

 

 

最近の登山はヘルメット率が高い。悪くはないが、夏は暑いだろう・・・。😁

 

 

ヒュッテ大槍で小休止。コーラ500円!でも沁みるんだなコレが!ビールの次に美味いのではないかと思う(笑)。

 

 

ヒュッテ大槍から50分ほどのコースタイム。岩場を歩いて行く。槍が目の前だ。

 

 

前を行く少々しんどそうな中年ぐらいの女性に追いついた。

若い人から年配の方までソロの女性も少なくない。

 

 

登ってきた道を振り返る。先ほどの女性が休んでいる。

こちらも、ザックの重さがが肩に来る。😆

 

 

槍の肩に到着。

頂上へ上る前に、先ずはテン場の確保。申し込みをすると空いてる場所指定して札を渡してくれる。

槍ヶ岳が見えるテン場はすでにいっぱいで、奥の広い方になった。

テン場到着はまだ早い方で、その後続々と登山者が来て夕方には割と埋まっていった。

 

 

テント設営完了。さて、槍の頂上に登りましょ。😃

小槍を横に見る。

 

 

前を登る若者が、『なかなか、怖いですね』と言うから、『大丈夫!大丈夫!』とハッパをかける。😁

クライミングシューズでなく登山靴で登れるのだ。手がかり足掛かりをよく見て登れば大丈夫である。

前の人が登りきるまで、梯子で少し待つ。

 

 

21年ぶり⁉の頂上(笑)。この祠の後に北鎌尾根が続く。いつか北鎌を登って後ろから顔を出してみたい。😎

 

 

山荘の赤い屋根が広がる。あんなに広かったっけ?

 

 

小槍と奥に西鎌尾根。小槍で「アルプス一万尺」を歌っている動画が話題になっている。

昔もやってた人はいると思うがドローン撮影と言うのが今どき、楽しそうで良い(笑)。

 

 

さて、下山しよう。垂直の梯子を何個か下りる。

先の若者は大学生で千葉から来たとか。長野県に来るまでが遠いね~。下りる方を気を付けてとアドバイス。

 

 

少し下りて見上げる。途中で一度交差するが、登りと下りるルートは異なる。

下りる方も場所によって待ち時間あり。

 

 

頂上からの景色をを楽しんで下りた後、登った槍を見る。登る人は絶え間なくいて、大勢の時があり少ない時がある。

天候もガスにまかれたり晴れたりする。タイミング次第で登った印象は変わるかもしれないが、やっぱり槍ヶ岳。

そういう山である。

 

テン場に戻るもまだ午後1時過ぎ。

ならばと大喰岳(おおばみだけ)まで行って、向こうからこのテン場の様子を写真に撮ろうとサブザックで出かけた。

殺生ヒュッテに10張りほどテントが見える。手前には残雪。奥のヒュッテ大槍から歩いて来た稜線が見える。

 

 

ザックが軽いので小走りで大喰岳に向かう。

 

 

ガスっては、流れていく。日が差したかと思えばまたガスるの繰り返しの天気。

頂上について、ガスが張れるのを待つ。

 

 

ところがである。どう転んでも晴れそうにない雲があたり一面を覆いだした。

これはヤバいと思い。慌ててテン場に戻る。案の定パラついて来た。

テン場まで持ってくれと思いながら走れるところは走る。

上はカッパを着ていたが、ズボンの方は逃げ切ろうとはかないで頑張った。

雨粒は次第に大きくなり量も増してくる。下りでは濡れにくい足回りも、登りは膝を上げるので塗れる。😅

ほうほうの体でテントに逃げ込んだ。

 

雨がテントをたたく。タオルで、吹いていると急に静かになる。??

テントから顔を出すともう止んでいる!わずか14~15分の通り雨。

その後晴れてきた。

 

 

今から行けば良かったと思いながら、もう一度往復する気になれず気分転換にウィスキーのお湯割りをすする。

そうこうしていると、外が賑やか。誰かの『虹だ!』の声。

テントから出てみると、穂高まで伸びる大きな虹がかかっている。

 

 

左端の虹は割と近いところかと思い。岩を乗り越えると・・・😲

なんと太い虹。彩光の束!

 

 

それが穂高まで伸びている。二重の虹。外側は色の並びが逆になる。

 

 

太陽の方を見ると、雲海広がる光景がドラマチック。

 

 

再び虹の方を見ると雲が流れてきて虹が薄くなる。一方、中心が何となく光っている?

 

 

あっ!ブロッケン!虹との共演。😆

 

 

しばし光と雲の幻想的な世界を楽しんだ。ガスも悪くはないなと都合良く思う(笑)。

虹が消えた夕方、今度は雲と夕日のコラボに見とれる。

 

 

常念岳と。いつ見ても端正な山容だ。

 

 

この日の夜も、雨は降ったりやんだりを繰り返した。

明日はいよいよ下山だ。

長い下りに備えて、ゆっくり休むとしよう。😴・・・つづく

 

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