11月 12日 (日) ときどき
高千穂河原ビジターセンター駐車場に車を停め、広い参道をまっすぐ行くと、
「霧島神宮古宮跡」
ここが二代目霧島神宮。
鳥居の向こうに御鉢火山が見える。
度重なる噴火のために今の霧島神宮へ移設されたが、今でもここで御神火を炊いて天孫降臨の祭事が行われるそうだ。
日本神話における「天孫降臨」とは、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、神様の住む天上界から地上に降り立ったことを指す。神様が天上界から地上に降り立った場所が「高千穂峰」といわれ、天孫降臨の第一歩を記した高千穂峰から、日本の建国神話とその歴史が始まったと伝えられている。(諸説あり)
今日はそんな神話にまつわる山を登る。
古宮跡を右に曲がって樹林帯を抜け、御鉢への溶岩帯の急登を登れば馬の背に出る。馬の背から見る御鉢火口を楽しみにしている♪
馬の背からの眺望を楽しんだ後、一旦下って御鉢と高千穂峰の鞍部にある霧島神宮元宮(初代霧島神宮)を経て、そこからまた山頂まではザレザレの急登を登る。変化のある山歩きの様だ♪
8:25 登山開始
名残の紅葉を見上げながら石畳を歩くのはウォーミングアップにちょうど良い。
それから、紅葉がわずかに残る林の中の石段を登って行くと、
急に視界が開けて溶岩帯の急登が現れた。
ゴツゴツでっせ(¯―¯💧)
逆光でよく映ってないけど、登る人、もう下ってくる人がポツポツと見える。
これから始まるゴツゴツの急登前に、ひと休みしなさいと言わんばかりに椅子の様な二つの石が置かれているけど、このまま進もう。
赤い砂礫が特徴的な山道。
溶岩の海は、どこをどう登っていいか分からないから、黄色いマーキングを探しながら登る。それでも足の置き場に思案し、砂礫に足をとられ思う様に進まない。ここはストックは使わず、溶岩を掴んで登るのが効率が良い。
溶岩帯を這う様にして登り切ると馬の背に出た。
ε-(´∀`; )フゥ 向こうに高千穂峰の頭が現れる。
火口の淵に、もこもこと盛り上がっている植物はミヤマキリシマ。シーズンには火口壁面をピンク色に彩るという🩷
御鉢火口 直径約600m 深さ約200m
こんな大きな火山弾が馬の背にドカンとあって火山爆発のエネルギーを感じる🌋
高千穂峰を正面に捉えながら歩く馬の背は気分爽快♪̊̈♪̆̈
でもこの馬の背は、両側が切り立っているから風の強い日は慎重に歩かないと危険らしい⚠️
今日は風もなく視界も良く天候に恵まれた♪̊̈♪̆̈
「パン皮状火山弾」
ハード系のパンの皮に似ていることから名付けられた列記とした専門用語だそうで。
火山弾が飛んで来た時に内部に残っていたガスが膨張し、先に冷え固まった外側が割れて出来る。お餅を焼く時に表面がひび割れて中身が膨らむ現象と同じ様な原理で起こるそうだ。なるほど🧐
他にもキレイに亀裂が入った亀の甲羅の様な火山弾があり、隕石の様にも見える。
馬の背からの眺望を楽しんだ後、霧島神宮元宮へ下る。
「霧島神宮元宮」 初代霧島神宮跡
欽明天皇の時代にここに社を建てたという。大昔によくもこんな山奥に建てたものだと感心する。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が降り立った高千穂峰を背に建つ社に、人々はきっと信仰心を高めたんだろうね🙏
神代の昔に思いを馳せると、鳥居の向こうに鎮座まします高千穂峰は神々しく見えてくる
おーし、あと一息だ(ง •̀_•́)งガンバル
ここからのザレザレ道は、踏み出した足を引き戻されそうなので、ストックを使った方が良さそう。
崩れた木段の脇を慎重に登る。
10:25 高千穂峰山頂 ヽ(´▽`)/ バンザイ!
標高1.574m 日本二百名山
山頂標識奥ににうっすらと見えるのが…
「天の逆鉾」あまのさかほこ
今日はコレを見たくて登って来た様なものだ。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が国家安寧を願って突き刺したと言われる天の逆鉾。
坂本龍馬は、新婚旅行で面白い顔だと言って、おりょうさんと2人でひっこ抜いたと姉に手紙を送っている。
ホント面白い顔が2つ付いている。人?天狗?
よし!私もひっこ抜いてみよう笑笑
来た道を振り返ると韓国岳が見えた。
今度九州に来たら登るんだよと夫に念を押した😛
山頂からの景色を楽しんでいたら、けっこう風が強くなってきたので岩影でお弁当🍙
11:35下山開始
雲が取れて、御鉢の稜線がキレイに浮かび上がる。
九州の山はスケールが大きいなぁと感じる。
北アルプスは3.000m級の山々がひしめき合う様にそそり立つ。
南アルプスの山々はひとつひとつの山塊が大きい。
大地のエネルギーを感じる御鉢を左手に、
正面には韓国岳を捉えて下る御鉢巡りは気分爽快(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
黒と赤のコントラストが目を惹く地層🖤❤️
馬の背の終盤、見納めにとツーショットで撮った高千穂峰は、わたしが岩を登っている間に、さーっと雲の中に隠れてしまった(ーー;)
それからゴツゴツの溶岩帯を下り始めて、ふと気づいた
溶岩帯で足の置き場を探すより、脇の砂礫のザレ道をズルズルと下りた方が早い。
私の見ている限り夫は4回尻もちをついたけど😅
ワタシ?一度も転ばなかったよ👍体幹、体幹!
13:05 無事下山
スッキリと雲の取れた高千穂峰に一礼
m(_ _)m
なんだよ今頃。さっきのツーショットで顔を出してくれれば良かったのに…
楽しい山歩きでした♪
「ミコト乃フモト」
駐車場の一角にあるオシャレなカフェで一息つく。
アフォガードとコーヒーでお疲れ様♡☕️♡
🚐💨
今宵の宿は、えびの奥座敷と言われている吉田温泉「旅館伊藤」
ご夫婦2人で切り盛りしているこじんまりとした温泉宿♨️
ここに温泉宿はひとつしかない。
ホトトギスが迎えてくれる。
こたつが嬉しい昔ながらの宿。
家庭的な貸切風呂♨️
料理がひとつひとつ手作りで、出来合いのモノはひとつもない👌そしてどれも美味しい😋
食事を終えて部屋に戻る途中…
👀⁉️ 斎藤工クン??
サインもあるのでご主人に話を聞いてみる。
今年3月、アサヒスタイルフリーのCM撮影でこの上にあるキャンプ場へ来た時、斎藤工クンだけ1人でこの宿に二泊したそうだ。
このCMで広がるのが霧島連山。
物静かな青年〜という印象だったそうだ。
ちなみに私たちと同じ部屋に泊まったんだって♪̊̈♪̆̈
同じ布団で寝たのかな?(≧∇≦)キャー!
オバサンの妄想は止まらないヽ(´o`;ォィォィ
翌、13日 (月)
今朝も全て手作りの温かいご飯🍚
お世話になりましたm(_ _)m
また訪れたい宿でした♡
さぁ、この旅もいよいよ終盤に入ります。
さぁ、この旅もいよいよ終盤に入ります。
今日は熊本へ向かいます🚐💨
♪̊̈♪̆̈ 🌋 ♪̊̈♪̆̈