8月 4日(土)
今日から、二泊三日で、蝶ヶ岳〜常念岳〜前常念岳を縦走する。
蝶ヶ岳?常念岳?聞いた事はあるけど、ピンと来ない。まだ、山ド素人の私。
でも、北アルプス南部にある、この縦走路から見る穂高連峰〜槍ヶ岳の山並みが絶景だという。
〜ルート〜
二泊三日で二等辺三角形のように歩く。1日目は、青い矢印。二等辺三角形の底辺を歩く。
朝5時、我が家に集合・出発
登山口近くの三股駐車場までの道は落石のため、途中から通行止め。
8:00三股駐車場の下の「森の広場 駐車場」の、さらに下にある「まゆみ池 臨時駐車場」へ。標高1200m。
ここもすでに満車で路肩駐車する。土曜日だから、沢山の山人が押しかけている。
舗装路を歩く事10分。
途中、登山届けを出す。会長が、コンパスで登山届けを出しているが、書くように言われる。なんでや?
また舗装路を歩くこと20分。三股駐車場。
三股登山指導所。トイレあり。
ルート確認
三股登山口
8:55 蝶ヶ岳登山口。明後日は、右手の常念岳から下山する。
吊り橋を渡って、山へ入る。
はじめは緩やかな上り。
木段が始まる。
9:10「力水」で、力をもらう。
木段は、続く。ここの木段には、全て番号がふってある。
9:20 名所「ゴジラみたいな木」ここで休憩。
私も記念に、石の歯を1本 差し込んでみる。
と❗️ゴジさんに、ギョロリと睨まれる🦖
山人に愛されるゴジさん。
誰が飾ったか、ハート型の石のブローチも付けているョ
「ゴジさんバッジ」が蝶ヶ岳ヒュッテで売っていると、mareから事前情報有り。売り切れてないといいな。
10:40 「まめうち平」
広場のようになっていて、休憩するのにちょうどいい。
ここは、標高2000m。距離にして、やっと半分来た。
今日も、とても暑い山歩きとなっている。暑さとの闘いだった赤岳山行を思い出す。
まめうち平までに異常なほどの汗をかいている。会長が汗拭きタオルを絞ると、雑巾を絞ったように汗が滴り落ちた💦
花
サンカヨウの実。まるでブルーベリーのよう。
後で調べたら、甘くて美味しいそうだ。食べておけば良かった(^-^;)
11:45 明日登る、常念岳が姿を現わす。
12:05 八十段目の木段を登り切った所で、
お昼ご飯🍙
キュウリに粗塩が、最高に美味い😋
12:25 再び歩き始める。ここからは、木段は無く、岩場が続く。
梯子
悪路注意⚠️
文字通りの悪路
13:15 最終ベンチ
標高2000mを過ぎた辺りから、Hさんに高山病の症状が出ていたので、会長がHさんをフォローし、残りの女性3人で先に蝶ヶ岳ヒュッテにチェックインする事になる。
絞り模様のハクサンフウロ
ウサギギク
シナノオトギリ
13:55 稜線に出る。
お花畑が広がる。
クルマユリ
キヌガサソウ
展望が開けてくる。
稜線に出ると、いろんなルートから山人が集まり、なかなか前に進めない。
あのトンガリは?
14:00 蝶ヶ岳ヒュッテ 着
チェックイン
少し待つように言われる。なかなか名前を呼ばれない…。ク◯ツー様、ご優先の様で…。部屋番号を教えてくれれば自分たちで行くのに。
待っている間に、「ゴジさんバッジ」購入🦖
領収書と食券にもゴジさん🦖
20分後、やっと案内される。6人スペースに5人。土曜日なのに、これはラッキー❣️
ザックを置いて、山頂へ向かう。会長とHさんとは、蝶ヶ岳山頂で待ち合わせる事になっている。
14:30 蝶ヶ岳山頂
どうして、標柱を北アルプスが背景になる様に立てないのか不思議…。
北アルプスを背景に、もう一枚📸
山頂は、広いまぁるい台地のように開けていて、強風の名所だとか。今日は、風はない。
春の残雪が、蝶のような形で現れるので、「蝶ヶ岳」と、名付けられたそうだ。
山頂からの眺望〜
大キレットと、本谷カール
テント場と、ヒュッテと、その奥に「瞑想の丘」
ヤリ
ヒュッテに戻り、外で眺望を楽しみながら祝杯を挙げる🍻
2杯目は、もう生ビール売り切れ
缶ビールで、ヤリに乾杯🍺
〜ここで、蝶ヶ岳ヒュッテをご案内〜
「更衣室」明るくて清潔で使いやすい。
「バイオトイレ」室内にあるので便利🚾
19:00〜翌朝5:00まで利用可能。
「談話室と乾燥室」沢山のハンガーがあるのが助かる。
そろそろ夕食の準備ができた様で🍚
17:30 夕食
夕食後、「瞑想の丘」で、日の入りを待つ山人たち。
大キレットに、夕日が沈む。
山が……
燃える🔥
7時過ぎ、月が上がってこないうちに、星を見に行く🌟
北斗七星、さそり座、そして天の川がきれいに見える💫まさに満天の星空
残念ながらスマホでは、写真は無理
この広い夜空いっぱい咲く星を、ひとつ残らずあなたにあげる
誰に?(笑)
9時の消灯まで、タマちゃんと談話室で談笑。
9時消灯。おやすみなさい😴って、眠れるか?
翌5日(日)
4:00 起床。
快晴☀️
蝶ヶ岳ヒュッテに朝が来た。
5:00朝食
サヨナラ、蝶ヶ岳、蝶ヶ岳ヒュッテ
改めて雲ひとつない穂高連峰〜ヤリをしみじみと眺める。
山の会のメンバーは、私以外、みんなこの山並みを制覇している。
私が行ったのは、焼岳と、涸沢カールと、燕岳だけだ
5:50 常念岳へ向けて出発
雷鳥の親子と出会う。子どもが三羽
6:15横尾への分岐
目の前に、蝶槍と、その奥に常念岳
トウヤクリンドウ
6:30 蝶槍の、
TOP
蝶槍を下る。大天井岳の奥に野口五郎岳が見える。
蝶槍を振り返る。ちょこんと可愛い蝶槍🦋
7:30 お花畑。この辺りは、ニッコウキスゲの群生地。すでに枯れて種が付いていた。
樹林帯に入ると、親子クマ出没情報🐻
オコジョには会いたいけれど、クマさんには会いたくない。クマさん、出ないでネ(ᵔᴥᵔ)
常念岳が近くなると、
岩陵帯が始まる。
ハイマツの間に、花
ダイナミックな北アルプスをバックに、ひと息入れる。
常念岳 山頂までは、3つのピークを超えて行く。
下る。
登る。
いよいよ最後の登り。
来た道を振り返る。蝶ヶ岳がずいぶん遠くなった。やっぱり蝶槍のトンガリが可愛い
大きな岩を三点確保で、よじ登る。
傍らのヤリに励まされながら登る。
と❗️最後の登りでは、な〜い‼️
山頂は、このひとつ先
こういう事、あるよね…。ニセピーク…。
でも〜
南岳〜中岳〜大喰岳〜槍岳の3000m級の山々の勇姿⛰
穂高連峰
奥穂高岳は、前穂高、涸沢岳、北穂高を従えて、威風堂々‼️貫禄のある山容だ。
大パノラマが、パワーをくれる💪
標高を上げると山裾が見え、山並みが、ますますダイナミックに迫ってくる。
今度こそ山頂直下。また、来た道を、しみじみと振り返る。大きな岩を、いくつもやり過ごして、やっと辿り着いた。
10:20 常念岳 山頂
標高2857m。日本百名山⛰
「常に念じている僧のいる山」という意味で麓の人びとが「常念岳」と名付けたそうだ。
集合写真は、祠の前で📸
展望指示盤。可愛い鐘が付いていたが鳴らなかった。
ヤリを見ながら、お弁当タイム🍙
ここで、計画変更を検討する。
まだ、11時前。日は長いから、ゆっくり下山しても16時には登山口に着ける。
天気予報では、明日は、9時に☂️マーク。今日の天気はこの上なく良い☀️
雨の岩場を下るより、今日、下山した方が賢明かも。
山小屋に泊まるより、下山して温泉に入って美味しい物を食べたい。
全員一致で、このまま下山する事になる。
でも、これから標高差1600mを下るんだ
11:00 下山開始。
バイバイ、ヤリ
チングルマの綿毛
前常念岳へ向かう。
11:45 常念岳を振り返る。ダイナミックな眺望をありがとう
蝶槍から、常念岳へのアプローチの長さが見てとれる。
12:00 前常念岳「一等三角点百名山」だそうな。
石室。歴史ある避難小屋が、岩に埋もれるように建っている。
さぁ、ここから、急降下のガレ場のコースタイムは、樹林帯に入るまで2時間だ💦
果てしなく続く岩陵帯を、ペイントを探しながら下って行く。
気の抜けない下りに、空を見上げる鳥のような岩を見つける。
思わずクスッと笑う
13:05 アルミの梯子があり、ここから樹林帯に入る。あれ?1時間で下った?
樹林帯に入ると、とたんに暑くなる。
岩陵帯が終わると今度は、木の根との格闘だ❗️
特に木の根の段差が多くて、私の短い脚は苦戦する。
複雑な木の根に気は抜けない。
なんてルートだっ!
こまめに水分補給、塩分補給をして下る。
もう、みんな無口だ…。
「何か、楽しい話をしましょーよー!」と、話しかけても、反応なし…
仕方ないから、「エイエイオー❣️」と、叫んだ‼️(笑)
15:30 やっと普通の山道となり、迂回路 分岐。
迂回路?迂回路があるの?と、少し道を覗き込んだが、人の踏み跡は無く荒れていて廃道のようだ。
木の根がはびこる樹林帯を2時間半かけて下って来た。もう、私の脚はヘロヘロ〜
沢の音が近くなり、左手下に、沢だ‼️
この沢の音は、1000mほど上まで届いていた。
思わず沢に駆け寄り、顔を洗う。顔は塩でザラザラ💦
私の水は、あとひとくちしか残っていなかった💦
水は、常念小屋で買うつもりだったから、1.5ℓしか持っていなかった💧
ペットボトルに水を入れて、ゴクゴク飲んだ。ピロリ菌なんて、どーでもいい❗️延命水だ
冷たい沢水に、身体が生き返る
沢から少し下ると、こんな注意書きが…。
ですよね〜。
昭文社の地図には、こんな事、書いてありませんよ。
でも、このルートの紹介も無かったナ(苦笑)
15:55 無事下山
二等辺三角形の2辺を、1日で歩いたョ △
16:00 三股登山口。皆さん、おつかれ様でした
いつもの事ながら、会長が車を取りに行ってくれる。ありがとうございます。行き帰りの運転もしてくれるのに m(_ _)m
私たちは、登山届けを出したテントの中でひと休み
帰りの立ち寄り湯は、「ほりでーゆ」550円なり。
併設のレストランで、全員 とんかつ定食をオーダー🐷
高山病で、食欲のなかったHさんも完食👌
22時 無事、我が家に帰宅🏡
皆さん、自宅まで気をつけてお帰り下さい。家に着くまでが遠足ですから(笑)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜🍀
今回の山行は、二泊三日のところ、一泊二日に変更したので、正直、今日の10時間(休憩を含む)の山行は辛かった💦
蝶ヶ岳ヒュッテから4時間半かけて常念岳へ登り、5時間かけて標高差1600mの前常念岳ルートを下った。
特に下りが苦手な私は、泣きが入った
急な下りに足の指先に体重がかかり、ジンジンしてきた。ただただ下を向いて足場を探し、無意識に足を前へ出しているという感じだった。
歩いていれば着く……その思いだけだった。
北岳へ行った時の、大門沢下降点からの下りより、キツかった。あの時は、山道だったが、今回は、岩陵帯と木の根の急降下と暑さに、体力と気力を使い果たした。
二度と歩かないだろう、このルート
誰にも勧めないだろう、このルート
けれど、歩き切ることができて、またひとつ自信を付けた山行となった👍
会長いわく〜
北アルプス主峰の脇役かもしれない今回の蝶ヶ岳〜常念岳山稜線。
まさに北アの主役達を見事に見せてくれた。
『蝶ー常念を歩かずして北アを語るな』
頑張ったね、私の脚❣️よく歩いたョ❣️
北アルプスの絶景を、心に刻んだね
(常念岳で、百名山は、20座目となりました。)
⛰ おしまい ⛰
今日から、二泊三日で、蝶ヶ岳〜常念岳〜前常念岳を縦走する。
蝶ヶ岳?常念岳?聞いた事はあるけど、ピンと来ない。まだ、山ド素人の私。
でも、北アルプス南部にある、この縦走路から見る穂高連峰〜槍ヶ岳の山並みが絶景だという。
〜ルート〜
二泊三日で二等辺三角形のように歩く。1日目は、青い矢印。二等辺三角形の底辺を歩く。
朝5時、我が家に集合・出発
登山口近くの三股駐車場までの道は落石のため、途中から通行止め。
8:00三股駐車場の下の「森の広場 駐車場」の、さらに下にある「まゆみ池 臨時駐車場」へ。標高1200m。
ここもすでに満車で路肩駐車する。土曜日だから、沢山の山人が押しかけている。
舗装路を歩く事10分。
途中、登山届けを出す。会長が、コンパスで登山届けを出しているが、書くように言われる。なんでや?
また舗装路を歩くこと20分。三股駐車場。
三股登山指導所。トイレあり。
ルート確認
三股登山口
8:55 蝶ヶ岳登山口。明後日は、右手の常念岳から下山する。
吊り橋を渡って、山へ入る。
はじめは緩やかな上り。
木段が始まる。
9:10「力水」で、力をもらう。
木段は、続く。ここの木段には、全て番号がふってある。
9:20 名所「ゴジラみたいな木」ここで休憩。
私も記念に、石の歯を1本 差し込んでみる。
と❗️ゴジさんに、ギョロリと睨まれる🦖
山人に愛されるゴジさん。
誰が飾ったか、ハート型の石のブローチも付けているョ
「ゴジさんバッジ」が蝶ヶ岳ヒュッテで売っていると、mareから事前情報有り。売り切れてないといいな。
10:40 「まめうち平」
広場のようになっていて、休憩するのにちょうどいい。
ここは、標高2000m。距離にして、やっと半分来た。
今日も、とても暑い山歩きとなっている。暑さとの闘いだった赤岳山行を思い出す。
まめうち平までに異常なほどの汗をかいている。会長が汗拭きタオルを絞ると、雑巾を絞ったように汗が滴り落ちた💦
花
サンカヨウの実。まるでブルーベリーのよう。
後で調べたら、甘くて美味しいそうだ。食べておけば良かった(^-^;)
11:45 明日登る、常念岳が姿を現わす。
12:05 八十段目の木段を登り切った所で、
お昼ご飯🍙
キュウリに粗塩が、最高に美味い😋
12:25 再び歩き始める。ここからは、木段は無く、岩場が続く。
梯子
悪路注意⚠️
文字通りの悪路
13:15 最終ベンチ
標高2000mを過ぎた辺りから、Hさんに高山病の症状が出ていたので、会長がHさんをフォローし、残りの女性3人で先に蝶ヶ岳ヒュッテにチェックインする事になる。
絞り模様のハクサンフウロ
ウサギギク
シナノオトギリ
13:55 稜線に出る。
お花畑が広がる。
クルマユリ
キヌガサソウ
展望が開けてくる。
稜線に出ると、いろんなルートから山人が集まり、なかなか前に進めない。
あのトンガリは?
14:00 蝶ヶ岳ヒュッテ 着
チェックイン
少し待つように言われる。なかなか名前を呼ばれない…。ク◯ツー様、ご優先の様で…。部屋番号を教えてくれれば自分たちで行くのに。
待っている間に、「ゴジさんバッジ」購入🦖
領収書と食券にもゴジさん🦖
20分後、やっと案内される。6人スペースに5人。土曜日なのに、これはラッキー❣️
ザックを置いて、山頂へ向かう。会長とHさんとは、蝶ヶ岳山頂で待ち合わせる事になっている。
14:30 蝶ヶ岳山頂
どうして、標柱を北アルプスが背景になる様に立てないのか不思議…。
北アルプスを背景に、もう一枚📸
山頂は、広いまぁるい台地のように開けていて、強風の名所だとか。今日は、風はない。
春の残雪が、蝶のような形で現れるので、「蝶ヶ岳」と、名付けられたそうだ。
山頂からの眺望〜
大キレットと、本谷カール
テント場と、ヒュッテと、その奥に「瞑想の丘」
ヤリ
ヒュッテに戻り、外で眺望を楽しみながら祝杯を挙げる🍻
2杯目は、もう生ビール売り切れ
缶ビールで、ヤリに乾杯🍺
〜ここで、蝶ヶ岳ヒュッテをご案内〜
「更衣室」明るくて清潔で使いやすい。
「バイオトイレ」室内にあるので便利🚾
19:00〜翌朝5:00まで利用可能。
「談話室と乾燥室」沢山のハンガーがあるのが助かる。
そろそろ夕食の準備ができた様で🍚
17:30 夕食
夕食後、「瞑想の丘」で、日の入りを待つ山人たち。
大キレットに、夕日が沈む。
山が……
燃える🔥
7時過ぎ、月が上がってこないうちに、星を見に行く🌟
北斗七星、さそり座、そして天の川がきれいに見える💫まさに満天の星空
残念ながらスマホでは、写真は無理
この広い夜空いっぱい咲く星を、ひとつ残らずあなたにあげる
誰に?(笑)
9時の消灯まで、タマちゃんと談話室で談笑。
9時消灯。おやすみなさい😴って、眠れるか?
翌5日(日)
4:00 起床。
快晴☀️
蝶ヶ岳ヒュッテに朝が来た。
5:00朝食
サヨナラ、蝶ヶ岳、蝶ヶ岳ヒュッテ
改めて雲ひとつない穂高連峰〜ヤリをしみじみと眺める。
山の会のメンバーは、私以外、みんなこの山並みを制覇している。
私が行ったのは、焼岳と、涸沢カールと、燕岳だけだ
5:50 常念岳へ向けて出発
雷鳥の親子と出会う。子どもが三羽
6:15横尾への分岐
目の前に、蝶槍と、その奥に常念岳
トウヤクリンドウ
6:30 蝶槍の、
TOP
蝶槍を下る。大天井岳の奥に野口五郎岳が見える。
蝶槍を振り返る。ちょこんと可愛い蝶槍🦋
7:30 お花畑。この辺りは、ニッコウキスゲの群生地。すでに枯れて種が付いていた。
樹林帯に入ると、親子クマ出没情報🐻
オコジョには会いたいけれど、クマさんには会いたくない。クマさん、出ないでネ(ᵔᴥᵔ)
常念岳が近くなると、
岩陵帯が始まる。
ハイマツの間に、花
ダイナミックな北アルプスをバックに、ひと息入れる。
常念岳 山頂までは、3つのピークを超えて行く。
下る。
登る。
いよいよ最後の登り。
来た道を振り返る。蝶ヶ岳がずいぶん遠くなった。やっぱり蝶槍のトンガリが可愛い
大きな岩を三点確保で、よじ登る。
傍らのヤリに励まされながら登る。
と❗️最後の登りでは、な〜い‼️
山頂は、このひとつ先
こういう事、あるよね…。ニセピーク…。
でも〜
南岳〜中岳〜大喰岳〜槍岳の3000m級の山々の勇姿⛰
穂高連峰
奥穂高岳は、前穂高、涸沢岳、北穂高を従えて、威風堂々‼️貫禄のある山容だ。
大パノラマが、パワーをくれる💪
標高を上げると山裾が見え、山並みが、ますますダイナミックに迫ってくる。
今度こそ山頂直下。また、来た道を、しみじみと振り返る。大きな岩を、いくつもやり過ごして、やっと辿り着いた。
10:20 常念岳 山頂
標高2857m。日本百名山⛰
「常に念じている僧のいる山」という意味で麓の人びとが「常念岳」と名付けたそうだ。
集合写真は、祠の前で📸
展望指示盤。可愛い鐘が付いていたが鳴らなかった。
ヤリを見ながら、お弁当タイム🍙
ここで、計画変更を検討する。
まだ、11時前。日は長いから、ゆっくり下山しても16時には登山口に着ける。
天気予報では、明日は、9時に☂️マーク。今日の天気はこの上なく良い☀️
雨の岩場を下るより、今日、下山した方が賢明かも。
山小屋に泊まるより、下山して温泉に入って美味しい物を食べたい。
全員一致で、このまま下山する事になる。
でも、これから標高差1600mを下るんだ
11:00 下山開始。
バイバイ、ヤリ
チングルマの綿毛
前常念岳へ向かう。
11:45 常念岳を振り返る。ダイナミックな眺望をありがとう
蝶槍から、常念岳へのアプローチの長さが見てとれる。
12:00 前常念岳「一等三角点百名山」だそうな。
石室。歴史ある避難小屋が、岩に埋もれるように建っている。
さぁ、ここから、急降下のガレ場のコースタイムは、樹林帯に入るまで2時間だ💦
果てしなく続く岩陵帯を、ペイントを探しながら下って行く。
気の抜けない下りに、空を見上げる鳥のような岩を見つける。
思わずクスッと笑う
13:05 アルミの梯子があり、ここから樹林帯に入る。あれ?1時間で下った?
樹林帯に入ると、とたんに暑くなる。
岩陵帯が終わると今度は、木の根との格闘だ❗️
特に木の根の段差が多くて、私の短い脚は苦戦する。
複雑な木の根に気は抜けない。
なんてルートだっ!
こまめに水分補給、塩分補給をして下る。
もう、みんな無口だ…。
「何か、楽しい話をしましょーよー!」と、話しかけても、反応なし…
仕方ないから、「エイエイオー❣️」と、叫んだ‼️(笑)
15:30 やっと普通の山道となり、迂回路 分岐。
迂回路?迂回路があるの?と、少し道を覗き込んだが、人の踏み跡は無く荒れていて廃道のようだ。
木の根がはびこる樹林帯を2時間半かけて下って来た。もう、私の脚はヘロヘロ〜
沢の音が近くなり、左手下に、沢だ‼️
この沢の音は、1000mほど上まで届いていた。
思わず沢に駆け寄り、顔を洗う。顔は塩でザラザラ💦
私の水は、あとひとくちしか残っていなかった💦
水は、常念小屋で買うつもりだったから、1.5ℓしか持っていなかった💧
ペットボトルに水を入れて、ゴクゴク飲んだ。ピロリ菌なんて、どーでもいい❗️延命水だ
冷たい沢水に、身体が生き返る
沢から少し下ると、こんな注意書きが…。
ですよね〜。
昭文社の地図には、こんな事、書いてありませんよ。
でも、このルートの紹介も無かったナ(苦笑)
15:55 無事下山
二等辺三角形の2辺を、1日で歩いたョ △
16:00 三股登山口。皆さん、おつかれ様でした
いつもの事ながら、会長が車を取りに行ってくれる。ありがとうございます。行き帰りの運転もしてくれるのに m(_ _)m
私たちは、登山届けを出したテントの中でひと休み
帰りの立ち寄り湯は、「ほりでーゆ」550円なり。
併設のレストランで、全員 とんかつ定食をオーダー🐷
高山病で、食欲のなかったHさんも完食👌
22時 無事、我が家に帰宅🏡
皆さん、自宅まで気をつけてお帰り下さい。家に着くまでが遠足ですから(笑)
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜🍀
今回の山行は、二泊三日のところ、一泊二日に変更したので、正直、今日の10時間(休憩を含む)の山行は辛かった💦
蝶ヶ岳ヒュッテから4時間半かけて常念岳へ登り、5時間かけて標高差1600mの前常念岳ルートを下った。
特に下りが苦手な私は、泣きが入った
急な下りに足の指先に体重がかかり、ジンジンしてきた。ただただ下を向いて足場を探し、無意識に足を前へ出しているという感じだった。
歩いていれば着く……その思いだけだった。
北岳へ行った時の、大門沢下降点からの下りより、キツかった。あの時は、山道だったが、今回は、岩陵帯と木の根の急降下と暑さに、体力と気力を使い果たした。
二度と歩かないだろう、このルート
誰にも勧めないだろう、このルート
けれど、歩き切ることができて、またひとつ自信を付けた山行となった👍
会長いわく〜
北アルプス主峰の脇役かもしれない今回の蝶ヶ岳〜常念岳山稜線。
まさに北アの主役達を見事に見せてくれた。
『蝶ー常念を歩かずして北アを語るな』
頑張ったね、私の脚❣️よく歩いたョ❣️
北アルプスの絶景を、心に刻んだね
(常念岳で、百名山は、20座目となりました。)
⛰ おしまい ⛰