ぶらり~下條村

奥ちゃんのひとりごと

鰐口

2011年09月23日 | Weblog

22日 教育委員会事務局の 中島義一さんが
下條村文化財調査委員会委員の皆さんと 円通軒の鰐口を見に来区


(鰐口 わにぐち) 画像は借物

鰐口とは 神社仏閣の堂前に吊るしててある円形の大きな鈴、中空で下方に
横長の裂け目があり、ワニの口に似てるところから 名が付いたそうだ

参拝者が綱を振って打ち鳴らす物

吉岡区の鰐口は 下條氏が現在の阿南町、古城から移った時に、粟野の開眼寺を
吉岡に移し、宝積寺と称し創立した、宝積寺をさらに鎮西に移して竜岳寺を創立。

その跡が円通軒であり、その時の物で 現在は村の文化財に指定されてる。
鰐口には 「信州伊那郡義岡観音堂大前○○天文十三年甲辰四月○○日」 記されてる。

天文13年は 1544年との事ですから 今から 460年前ですね~




村誌には 義岡観音堂とあるから宝積寺の本尊は 観音菩薩であったことが知られる。
明治7年廃寺となったが、宝積寺をしのぶ唯一の遺品である。

画像は 原 薫さんが 鰐口の説明中