千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

4月5日 世界遺産のある街 ”北九州市” ツアー

2016-04-05 19:57:12 | 旅行
校区の婦人会より
”簡易保険集金業務の解散”に伴い
お礼を込めて
バスハイクを企画したのでご参加ください。

とのお誘いを受け、今日行ってきました。

昨年「明治日本の急速な産業革命遺産」として
世界遺産に登録された八幡製鉄所本事務所他を
巡るツアーです。



西小倉市民センターを9時30分出発。


曽根干潟、はるか彼方に北九州空港への大橋が見えます。


ついでに「カブトガニ自慢館」へ。


(砂の色とカブトガニが同じ色で見分けがつきません)


ボランティアで説明をされる自治会の方が
かぶとがにをひょいと持ち上げました。


「わあ~、ポキン。と、いった。折れたんじゃない。」
「折れてない、大丈夫。」


バスに戻り、千草ホテル

途中横代市民センターでトイレ下車。

千草では洋風ランチです。魚の甘酢あんかけとジャンボウインナー。


12時45分 イノベーションギャラリー


ここでじっくり世界文化遺産登録の


官営八幡製鉄所の歴史をお聞きしました。


1901年の東田第一高炉の火入れ


残念なことにこの高炉は10代目のため世界遺産には
登録されませんでした。

東田高炉の史跡です。工場内の現場の再現。(人形です)


高炉と共に生きた田中熊吉の情熱、


宿老の肩書で99歳まで勤めたそうです。

説明を熱心にして下さった方は真ん中の男性です。


やっと、メインの旧本事務所

残念なことにパネルばかりで、建物は立ち入り禁止です。


はるか離れた場所から眺めました。

八幡製鉄所の河内貯水池へ、ちょうど桜も見頃です・



この貯水池は沼田技師のもと6年の歳月をかけて完成。


自然と融和した近代化産業遺産です。


堰堤の外側には建設中に出た石を1枚1枚加工して積み上げた芸術品。

1人の死者も出さず完成しましたが、
沼田の家族は子供たちを含め次々と亡くなったそうです。

最後に亡くなった妻やす子は高見の自宅から河内の現場まで
毎日弁当を届け現場の方々に挨拶されたとか、
でも完成を見ることなく亡くなったため
夫の尚徳は嬬恋の碑を貯水池が良く見える場所に自費で建てました。


この碑は漢文で裏は英語。(流石アメリカ留学の経験あり)
この話を世界文化遺産登録の審査委員に話すと
是非登録しましょう。させましょう。と、感動されたとか。

「高見から河内まで毎日歩いてお弁当届けたのよ。」
「届けてまた帰らないといけないのよ。」
「昔の人はよく歩いてたから。」

あまり感動なしです。


河内のすぐ側のあじさいの湯へ。


早速地産の品物が買い占められていきます。


外の原っぱには土筆が出てました。


帰りのバスから貯水池の桜並木、下って大蔵川の桜並木を堪能。


市民センターへは4時20分到着。

世界遺産登録の経過やわが町北九州市の発展を
一緒に勉強することができました。
また、八幡空襲や原爆投下の目標地だった小倉が
長崎に変更になった話など興味深いものでした。












コメント
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