魏徴といえば
人生意気に感ず
功名誰か復た論ぜん
で有名。その漢詩は「述懐」。その述懐に、よく使う
中原に鹿を逐う季布に二諾無し
ってフレーズもあるんですね。名言満載の漢詩ですね。
ただ、その作詞の背景 こちら はちょっとわかりにくく、以下の李世民とのエピソードとは無関係っぽいですね。
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魏徴は、最初は太宗李世民の愚兄に仕えていて、「李世民を殺せ」って助言していたけど、その愚兄がそれをしなかったので、李世民に殺されちゃった。
李世民の前に出た魏徴が、それを突っ込まれたけど堂々としていたので、魏徴は李世民に仕えるように。200度も諫言をして、太宗が言った3つの鏡のうちの一つ「人の鏡」となった。
「人は銅を以て鏡と為し、以て衣冠を正すべし。
古きを以て鏡と為し、以て興替を見るべし。
人を以て鏡と為し、以て得失を知るべし。
魏徴の没するや、朕 一鏡を亡へり」
『資治通鑑』巻一九六
仕えた天子にここまで言われたら、魏徴も本望だったろう。
200度も諫言する魏徴は、今の日本企業で必要とされるSpeak upの見本ですね。