みずのたたえのふかければ
おもてにさわぐなみもなし
ひともなげきのふかければ
いよよ、おもてぞしずかなる
高橋元吉
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素晴らしい詩ですね。
今まで見たことあったかもですが、これが高橋元吉のものとは明確に認識できていなかったかも。
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この高橋元吉の詩が、吉川英治『宮本武蔵』の最後の、以下に影響していそう。
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。
ChatGPTに訊いても両者の影響関係は不明。
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ひともなげきのふかければ
いよよ、おもてぞしずかなる
いよよ、おもてぞしずかなる
は、白隠禅師(良寛もしばし引用)の
君看よ 双眸の色語らざれば愁いなきに似たり
にそっくりですね。
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大原幽学を研究していたら高橋元吉に出会って、取り急ぎ。