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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

ひともなげきのふかければ いよよおもてぞしずかなる

2025年05月04日 | 唄・詩・都々逸
みずのたたえのふかければ
おもてにさわぐなみもなし

ひともなげきのふかければ
いよよ、おもてぞしずかなる

高橋元吉

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素晴らしい詩ですね。

今まで見たことあったかもですが、これが高橋元吉のものとは明確に認識できていなかったかも。

____________

この高橋元吉の詩が、吉川英治『宮本武蔵』の最後の、以下に影響していそう。

波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る。
けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を。水のふかさを。 

ChatGPTに訊いても両者の影響関係は不明。

____________

ひともなげきのふかければ
いよよ、おもてぞしずかなる

は、白隠禅師(良寛もしばし引用)の

君看よ 双眸の色 
語らざれば愁いなきに似たり

にそっくりですね。

____________

大原幽学を研究していたら高橋元吉に出会って、取り急ぎ。
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土井晩翠 五丈原の歌

2025年04月21日 | 唄・詩・都々逸
土井晩翠 五丈原の歌。

執行草舟が死ぬほど好きで暗唱していたらしい。

拓殖大学に残っている?


 YouTube(創価学会でも歌っている?)


 
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見る人の 心こころに まかせおきて 高根に澄める 秋の夜の月

2025年04月09日 | 唄・詩・都々逸
見る人の 心々に まかせおきて
高根にすめる 秋の夜の月

新渡戸稲造が平生、愛吟していた。
いま私が読んでいる『修養』に出てきた。

私が新渡戸の本とかを読んでいたから親しんでいて、なんだかよく聞いたことあると思っていたけど、読み人知らず?
ググっても有名な作者のことは書かれていない。

見る人の 心々に 任せおき
高嶺に澄める 秋の夜の月

って覚えたらいいかも。

福沢諭吉に「痩我慢の説」をぶつけられて「行蔵は我に存す」と受け流した勝海舟のよう。

私が愛吟する

白鶴高く飛びて群れを追わず

に似ている。ググったら、この句はホンダの経営者・藤沢武夫の愛唱句らしい。

 
新渡戸の『修養』は、以下の本で激賞されていたので、15年ぶりに再読している。


 
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ヒドリの時は涙を流し  宮沢賢治「雨ニモマケズ」

2025年03月12日 | 唄・詩・都々逸
宮沢賢治 雨ニモマケズ の

 ヒドリの時は涙を流し

の「ヒドリ」って、日照りって解釈されてきた。

でも、最近、日雇い労働を指す「日取り」だと解釈する方も出てきた。


どちらでもいいですが、日取りのほうが詩としてバランスが取れている。
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自分の感受性くらい

2025年03月12日 | 唄・詩・都々逸
茨木のり子の「自分の感受性くらい」は暗唱したけどまた忘れた。


再度、暗唱にチャレンジします。

「何を暗唱するか」が人格を決めると思っています。

渡部昇一も、70歳とか80歳を超えたりしても暗唱に勤しんでいた。
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雨ニモマケズ(暗唱用)

2025年03月11日 | 唄・詩・都々逸
宮沢賢治の、あの「雨ニモマケズ」を暗唱用にコンパクトにしている。

みんなにデクノボーと呼ばれたい。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズ

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

____________

「愚直」の徳を説いている。

小利口に成り下がるな。
美しく愚直であれ。

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今日の置き手紙

2025年03月11日 | 唄・詩・都々逸
ポエムってみた。
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水やり ー茨木のり子

2025年02月17日 | 唄・詩・都々逸
水やりを怠るな。

人間関係を維持するにも、日頃からの地道な、見えない、努力が必要。

自責を説いた茨木のり子の有名な詩、「自分の感受性くらい」。

根源は、戦時中の抑圧された日本社会にありました。

昨日の日経。

茨木のり子ファンの私にはいい記事でした。
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雨にもマケズ

2025年01月21日 | 唄・詩・都々逸
宮沢賢治の雨にもマケズ。

抄。

暗誦します。
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デクノボウと呼ばれたい

2025年01月21日 | 唄・詩・都々逸
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に

みんなにデクノボウと呼ばれ

ってありますね。

あの デクノボウ になりたい。

町田宗鳳さんも、そう思っている。





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レイメイソッキ サメテテンレン スルナカレ

2025年01月18日 | 唄・詩・都々逸
レイメイソッキ 
 サメテテンレン
  スルナカレ

これは毎朝、ベッドで私が起きたときの、おまじない。みたいに聞こえますが、清の政治家、曽国藩の自戒の言葉。

黎明即起、醒めて霑恋するなかれ

って漢字を書きます。 

 過去記事(2009年)

君子たる者,夜明け(日の出)とともにガバっと起き,
目覚めたら,体の温もりが残る布団に未練を残してはいけない

って意味です。

この本にも書きました。

 
正確には、

黎明即起、醒めて、霑恋するなかれ

って「後」が入るんですが、抜かして覚えていた。

これって理にかなっていて、

レイメイソッキ 
 サメテテンレン
  スルナカレ

だと、七五調になるんですね。

なんでも覚えやすい七五調にして覚えてしまうのがいいですね。

____________

最近思うのは、この「霑恋するなかれ」には、「性欲を断て」って意味もあるな、と。

男性は、私みたいな50歳でも、朝は男性器が膨張しており、考えることは性欲と女体のことです。煩悩の塊です。

そんな女体との格闘の妄想から醒めて、早く世のため人のために邁進せよ、という自戒の言葉として受け取っている。

____________

こういう言葉も、学生時代に、安岡正篤の本から教わりました。

安岡正篤は最晩年が細木数子との色恋があって残念ですが、とてもお世話になったので、感謝しています。
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祈らずとても

2025年01月14日 | 唄・詩・都々逸
心だに誠の道にかなひなば
 祈らずとても神や守らん

菅原道真

いい句ですね。日本人のココロ、的な。

菅原道真は9世紀後半の平安時代の人。今から1100年くらい前。

「神」について明示的に表現した、かなり初期、ほとんど最初の例の一つでは。


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自分の感受性くらい自分で守れ

2025年01月04日 | 唄・詩・都々逸
茨木のり子の名詩「自分の感受性くらい」を、書きやすく改めました。

ぱさぱさに乾きゆく心を 
 人のせいにするな
   水やりを怠ったのは私

気難しくなりしを  
 友のせいにするな
   しなやかならざりしは私

苛立つのを 
 親のせいにするな
   下手くそだったのは私

初心忘るるを 
 暮しのせいにするな
   そもそもがひ弱な志

ダメなこと一切を 
 時代のせいにするな
   それは光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
 自分で守れ
  ばかものよ

6節あって、最初の5節は「い(i)」音で終わる、韻を踏んだ形にしました。

この方が段違いで暗唱しやすい。

____________

法律の堅い仕事をしていると、「引用は一言一句オリジナルどおりに」って考えになりますが、それに拘泥して、覚えるべきものを覚えられなかったら意味がない。

茨木のり子の詩そのものではなく、茨木のり子が詩に込めた精神こそを我々は受け継ぐべき。

だとすれば、自由に改変して覚えていいんじゃないか。

そう思っています。

 ※ 他に例えば、諸葛孔明の「出師の表」とか、王陽明の「啾々吟」も、改変はしていませんが、自分の好きなところだけ、覚えています。
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「水やり」してますか

2025年01月04日 | 唄・詩・都々逸
年末年始に、両親や親戚に会う方も多かろう。

ご親戚の方々に、「水やり」してますか。

詩人・茨木のり子の「自分の感受性くらい」を味わい下さい。

____________

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ 
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努力とは?

2024年12月28日 | 唄・詩・都々逸
皆さんにとって、努力とは何ですか?

私の中では

人がやらないときにやるもの

です。

仕事納めの翌日だからこそ、私は朝2時起きで3時から仕事します。

〜〜〜

今朝の置き手紙。

最後の「末ついに、、、」は角栄が好んだ歌です。
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