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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

オットコマエの尾崎紅葉

2025年05月06日 | 人物
『金色夜叉』で知られる尾崎紅葉。

幸田露伴と「紅露時代」を築くほどの文豪。明治中期に活躍。

読売新聞に寄稿し、「読売の紅葉か、紅葉の読売か」と言われるほどに読売の評判を高めた。

泉鏡花や田山花袋などの多くの弟子を育てた。30代前半で、、、

親分肌の人格者で、広く慕われていた。

ある弟子の紅葉評:

正義を尊んで、非常に虚偽を憎んで、同情に富んで、愛情が深くて、よく勤めよく遊んで、清潔で礼容を重んじて、交際に巧みで、義理に固くて、家庭が円満で、談話に長じて、趣味が広い。

これを見て徳岡孝夫が「男して必要な資質が、すべて備わっている」。

でも、胃がんで35歳で死んだ。

胃がんとの闘病っぷりも立派。山本七平のがんとの闘病を思わしめる、と徳岡孝夫も太鼓判。

最期の一言は、見舞いに来た弟子たちがの泣いているのを見て「どいつもまずい面だ」。

その35年を振り返って、徳岡孝夫が

男して紅葉以上に立派に生きた人は、そういないだろう。


と。

男も女もない。

天下の徳岡孝夫にこう言われ、泉下で紅葉はまんざらでもないだろう。


 

 
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稲盛和夫の中国での評価

2025年05月04日 | 人物
稲盛和夫は中国でも評価されている。

ChatGPTによると:

稲盛和夫氏は、中国においても「人格を高める経営思想家」として孔子・曾国藩・孫子に並ぶ影響力を持つと評価されることすらあります。

ですって。

アリババのジャック・マーも稲盛和夫さんを尊敬していましたね。

大谷翔平も愛読書と公言する『生き方』は中国で600万部売れたらしいです。


 


私が好きな曽国藩は、こういう高い評判がある地位にあるんだ、、もっと調べてみよう。
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追悼 徳岡孝夫

2025年05月04日 | 人物
当代一の名文家がついに逝った。

合掌。

『諸君!』の「紳士と淑女」コラム時代からの大ファンでした。

山本夏彦、徳岡孝夫、、、文語体の響きを残す名文家はどんどん世を去る。

寂しきこと限りなし。

最新の文藝春秋。


 
 
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孫さんが老けた ー元記事

2025年05月02日 | 人物
老いていい顔になりたし。


スターゲートが開くAI革命 解剖・ソフトバンクG:日本経済新聞



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孫正義も老けた

2025年05月02日 | 人物
孫さんも老けましたね、、、

どう老いるか。

どういう顔になるか。

老齢の松永安左エ門や白洲正子のような、生き生きとした、脂ぎってない顔になるのが、私の理想です。

今朝の日経新聞。
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久能祐子さん若い

2025年04月28日 | 人物
昨日の(日)の日経 MY STORY 。起業家で資産家の久能祐子さん、なんとこれで70歳、お若い、、、

いつまでも若々しくいようと、刺激をいただきました。
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義理と人情とやせ我慢

2025年04月19日 | 人物
『論語とやせ我慢』って羽深さん@財務官僚、今は楽天取締役の本に出会ってから、やせ我慢を研究している。

 
論語のみならず、キリスト教も、宗教全般も、やせ我慢。

やせ我慢とは「誇り高き自己抑制」。そう定義している。

他に「美しき忍従」「気高い不自由」なんかどうかなとか考えている。

「やせ我慢」にはややネガティブで陳腐な手垢が付いてますから、、、

刺さる言葉を使わないと。

____________

『流されない読書』っていうすごいいい本を書いている保守政治学者の岩田温さんが、「義理と人情とやせ我慢」って言っていることを知った。

 
その岩田さんの師匠が、民主党(今は京都市長)の松井孝治さんだってことも知った。

 こちら(岩田さんTweet)
 こちら2(京都市長プロフィール)

いいですね、やせ我慢。

お二人にはいつかお会いしてみたい。
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日本一の弁護士が入所しました。

2025年04月18日 | 人物
私が経営する中山国際法律事務所に、日本一の弁護士が入所しました。

日本一、マラソンが早い弁護士。

つくばマラソン優勝経験もある、佐々木海弁護士です。

ベストタイム2時間22分。
陸上・駅伝 - つくばマラソン優勝、一橋大学大学院出身・佐々木海「日本一マラソンの速い弁護士に」 | 4years. #学生スポーツ

陸上・駅伝 - つくばマラソン優勝、一橋大学大学院出身・佐々木海「日本一マラソンの速い弁護士に」 | 4years. #学生スポーツ

「日本一マラソンの速い弁護士になりたい」。佐々木海(かい、25)は将来の夢を語る。今年2月のつくばマラソンに出場し、2時間26分27秒で初優勝を果たした。3月に一橋大学大...

4years

 


毎朝、5時に起きて、「歯磨き」のように15キロ走るそうです。

15キロ走らないと、気持ち悪いそうです。

歯磨きしないと気持ち悪いのと同様に。

常に限界に挑戦している。

そういう姿勢は、弁護士として、社会人として、人としての姿勢に、必ず生かされます。

中山国際法律事務所の教育システムは日本一であると自負しています。

日本一の事務所に日本一の弁護士が入所しました。

日本一の弁護士になることは間違いないでしょう。

世界一になってもらいます!
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終生、弁解をせぬ徳川慶喜

2025年04月16日 | 人物
最後の将軍、徳川慶喜は、腰抜け将軍的に罵られた。鳥羽伏見の戦いで、部下を置いて、大阪から江戸に船で逃げたから。

戦火を避ける的な積極的な意義はあったのだろ思うけど、でも一切、弁解をしない。一生。

それを、元部下の渋沢栄一がえらい感動した。感動したので、25年をかけて、渋沢は『徳川慶喜公伝』を刊行した。

その一節が、たしかSunday世界日報に書いてあったので、取り急ぎ転写。

公がかくの如きお心で彼のごとき態度に出て、ご一身を犠牲になされる苦衷は、人に語るべきことではない、かえって他人より逆賊と言われ、怯懦と罵られても、じっとお耐えなされて、終生弁解をもなされぬというは、実に偉大なるご人格ではあるまいかと、尊敬の念慮は弥増し切なるのであった

私も、言い訳をせぬ人格を身に着けたい。
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教祖の見てくれ(ルックス)

2025年04月13日 | 人物
文鮮明は若い頃はハンサムだった。

教祖になるには、カリスマになるには、ルックスも必要。

アメリカ大統領の身長は、アメリカ人平均身長よりたしか5センチくらい、高い。

ちょっと毒を吐きますが、文鮮明の晩年、彼があと10キロ痩せていたら。

彼への印象と、家庭連合への印象は、だいぶ違っていた。

____________

いい例が、ガンディ。

当時はテレビもSNSもない、新聞だけですが、彼の、痩せぎすの、布を纏っただけで、糸車を回す姿は、インド独立の、アイコンになった。

糸車が、ちょっと形をかえて、今のインド国旗のど真ん中に鎮座ましましているくらい。

ガンディは、欲望を極限まで削ぎ落とした。性欲、食欲、金銭欲、名誉欲、睡眠欲、、

それはこのブログで何度も書いた。

 
その禁欲的な姿が、カリスマとなった。

カリスマとなったり、教祖となったり、人に影響を与えるためには、やっぱり禁欲的なルックスをしている方がいいんじゃないか。

そんな仮説を立てている。

ちなみに私の理想の老後の容姿は、松永安左エ門92歳くらいのこの姿

20代前半の司法試験受験時、下宿(アパート)に、この写真を貼って、励みにしていたくらい。エラい枯れた、渋い、20代ですね笑

____________

なお、今日も私はソウルで漢江を15キロくらいランニングしてきました。

社長は営業マンでもあるので、見てくれに気をつけないといけません、、、
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かんてんぱぱ 塚越寛の苦労

2025年04月08日 | 人物
『日本でいちばん大切にしたい会社』の伊那食品工業。かんてんぱぱのブランドで知られる。私は2度、見学に行きました。

創業者の塚越寛さんは1937年生まれ。終戦時に父が死んで、母親が女一人で4人きょうだいを育てた。6人きょうだいだったが、2人は肺結核で死亡。

1つのコッペパンを薄く切って5人で食べるような極貧。

母親がある日ポツリと

 「母ちゃんはもう疲れちゃったよ。みんなで死のうか」

と。

そこから塚越寛は成長し、日本でいちばんの会社を創り上げた。

これが80年前の日本。つい最近に、こういう時代がありました。

私も甘えてられん。

 以上、最新の『致知』から。


 
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負けた

2025年04月07日 | 人物
私が人に「負けた」と感じることはほとんどありませんが、負けた。

完全に負けた。

神田眞人さんに。頭でっかちの、財務官。 こちら

灘→東大法→大蔵省。今度はADB(アジア開発銀行)総裁に。

2周間前の、2024.4月号 『PRESIDENT』。
  • 蔵書 7000冊
  • 10年前くらいから、主要なテレビドラマは、ほとんどすべて見ています。
  • BBCやNHK、各民放も全キー局を見ています。
  • 新聞は全国紙やフィナンシャル・タイムズなど10紙程度
  • 30年以上、勉強会を開催して異業種の人と交流

他に、「どんな職業でも物理的な馬力が必要とされる局面が絶対にきます」って信念から、体も鍛えていた。筋トレマニア。

上には上がいる。

また一つ謙虚になりました。
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本間雅晴中将

2025年04月06日 | 人物
本間雅晴中将の裁判で、妻富士子は証人としてマニラに飛んできて、次のように証言した。

「私は今なお本間の妻たることを誇りにしています。私は夫、本間に感謝しています。

 娘も本間のような男に嫁がせたいと思っています。
 息子には、日本の忠臣であるお父さんのような人になれと教えます。

 私が、本間に関して証言することは、ただそれだけです」

____________

歴史に残るのはこういう美しさですね。

流れてきた以下のTweetから

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『静かなる細き声』 山本七平

2025年04月01日 | 人物
山本七平の中で一番好きな本。



「静かなる細き声」というのは、旧約聖書のエリヤのところで出てくる。

神の声のこと。祈っていなければ静かなる細き声は聞こえぬ。私はそう受け取っている。

山本七平が好きだった「怒りを抑えし者は、城を取る者にまさる」という箴言16:32(の抄訳)と合わせ読むと、単に神の声を聴く、という意味ではなく、常に静かなる細き声を発し続けよ、と読める。

というか私はそう受け取っていた。山本七平の人格から。

静かどころか、激して大きな声を出すこともあっただろう。
細き声どころか、声高に太き声を出すこともあっただろう。

でも、後世の我々には、山本七平は「静かなる細き声」を出し続けた人として記憶されている。

この本で一番いいのは以下:

私はまず決心した。

生涯たとえいかなることがあっても、「あの状況ではああ言わざるを得なかった」とか、「私の立場ではこう言わざるを得ない」という言葉は口にすまい。

またそういう言葉を口にするような精神状態には絶対になるまい。その結果、どのような非難が来ようと、罵詈讒謗が来ようと、非常識だと言われようと意に介すまい。

もしそれができないと思ったら、生涯一言も口をきくまい、と。

~~~引用終わり~~~

「その状況ではこう言わざるを得ない」という言い訳を許さない。

常に自分を持ち続ける。周りに流されない。
山本七平の矜持を感じる。

戦後に進歩的知識人と堂々と戦ってきた山本七平だけに、説得力がある。

過去記事(2023年)

これは『李陵』の蘇武ですね。

ここに一人の男(蘇武)があって、いかに「やむを得ない」と思われる事情を前にしても、断じて、自らにそれは「やむを得ぬのだ」という考え方を許そうとしないのである。

飢餓も寒苦も孤独の苦しみも、祖国の冷淡も、己の苦節がついに何人(なんぴと)にも知られないだろうというほとんど確定的な事実も、この男にとって、平生の節義を改めなければならぬほどのやむを得ぬ事情ではないのだ。

~~~引用終わり~~~

過去記事(3月)

私が山本七平とか蘇武を好きなのは、この「やむを得ない」という言い訳を許さない、その矜持と意固地と信念と痩せ我慢が、好きだからなんでしょう。

状況がどんなに不利であっても、常に静かなる細き声を発していきたい。
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やなせたかしは詩人だった

2025年03月22日 | 人物
かつてやなせたかしの編集者だった梯久美子が振り返る。

詩人に悪い人はいない。

私も詩人になろうかな。


【あとがきのあと】やなせたかしの生涯 梯久美子氏:日本経済新聞



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