先日、樋口晴彦さんとの勉強会で、ENECHANGEの不正の調査報告書を研究した。
そこで、城口社長、CFO、その部下の3人が、ローン契約を隠して、それが大きな問題になった。
この3人の良心と非道徳が主因。「こういう仕組みにしておけばよかった」という類ではない。
つまり、どんなに良い仕組みを作っても、ウソ・ごまかし・知らんぷりをされたら、不祥事は起きてしまう。
____________
一般論として、社員に嘘を言われると、組織として成立しない。
次にその人が言ったことを信頼する基盤が崩れ、いちいち「あれは本当だろうか」と疑わねばならず、そのコミュニケーションコストが夥しいから。
同様に、違和感を誤魔化して揉み消されると、組織として成立しない。
気になったら、気づいたら、責任感を持って言ってくれないと(適時に、適切なところにエスカレしてくれないと)、不祥事は防げない。
改めて、我田引水ですが、インテグリティの大切さを知りました。インテグリティってのは、気づいたらそれをすかさず言う、ってことだから。