川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

リーダーシップの旅は自己抑制から始まる

2024年04月21日 | リーダーシップ・コミュニケーション
リーダーシップの旅は自己抑制から始まる。

まず、Lead the self. 自己抑制。

次に、Lead the people. 人に影響を与える。

最後に、Lead the society. 社会にインパクトを与える。

まさに儒教で言う 修身斉家治国平天下 ですね。

偉そうに四の五の言う前に、まずは身を正せ。部屋とかデスクを綺麗にしろ。Make your bed しろ、ってことですね。





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真のリーダーは誰か?

2024年04月21日 | リーダーシップ・コミュニケーション
真のリーダーは誰か?

信長? 龍馬? 乃木希典? 東郷平八郎? 山本五十六? 

ガンディ? マーティン・ルーサー・キング? チャーチル? JFK?

いろいろ考えはあろうが、ある西洋人の回答が

天安門事件で、一人、戦車を止めようと手を広げた無名の中国人

だそうな。

リーダーとは何か、を考えさせられる。

生命を賭して、ファーストペンギンになった。

いいリーダーになりましょう。リスクを取りましょう。




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すべては「不徳の致すところ」

2024年04月16日 | リーダーシップ・コミュニケーション
最近、すべては「不徳の致すところ」かなと思っている。

スタッフとか部下のミスその他(不誠実な振る舞い)も、私の不徳の致すところ。

私がもし完全な徳の人で、徳の力で感化することができていれば、スタッフはそのようなミス・不誠実を犯さなかったかもしれない。

だから、すべては私の不徳の致すところ。

人の上に立つ者は、こうやって自責する癖を付けたらいいんじゃないか。他責せずに。

「不徳の致すところ」という表現は、案外聞かない表現ですが、私はここ5年くらい(おお、インテグリティ・エバンジェリストを名乗り出した頃からだ)多用しています。

もっと多用しよう。
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『最後は言い方』

2024年04月16日 | リーダーシップ・コミュニケーション
今朝の日経新聞。

外国人が書いた『最後は言い方』って本。著者は元アメリカ軍人。

タイトルが秀逸。

原題は“Leadership is language”.

いやほんと「言い方」って大事。

夫婦喧嘩の9割は、言った内容とか言動ではなく、「言い方」に端を発する。

「最後は言い方」どころか、「言い方がすべて」だと思っています。

あまり発見はなさそうな本ですが、どんな本にも発見はある。

ポチりました!




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演技が上手な若者

2024年04月15日 | リーダーシップ・コミュニケーション
今の若者は、演技が上手。圧倒的に上手。

1 on 1 で、上司に、「ありがとうございます、頑張ります!」って言った数日後に、退職代行を通じて辞職届を出す、とか。

経験したことある方もいらっしゃるでしょう、、、

「大人にはこうやって対処しておけばいい」みたいなテンプレートを、若者は持っている。

容易に本音を語らない。

これも、自己防衛のため。

いい悪いではなく、そういう世の中、、、


ある若手は言う。

この世は所詮、ライアーゲーム。

Liar。嘘つき。

どうやって、バレない嘘をつき続けるか、、、




保険に保険をかけるような、安全な人間関係を構築している。

ピリピリした関係を望まない。

ま、保身。

ーーーーーー

そんな若者を、責めてはならない。

そんな若者を作ったのは、大人たち。

広く日本社会とか、世界全体の問題だと思うけど、保身に走った大人がそれでなんとかなっているその背中を見て、若者たちが、それを成功体験として学んで、さらなる保身に走っているのだろう。

「演技をすることで、なんとかやっていける」と若者に思わせたのは、大人の背中を見たから。

本音を堂々と潔く語る人が陽の目をみず、本音を隠して演技をした人が世にのさばっているのを見て、「ああ、自分も演技すりゃいいんだな」って若者が学習してしまったのです。

全ては大人の責任。

若者を変えたかったら、まず自分が変われ。

自分を変えずして、他人を変えようと思うのは、傲慢の極み。

まずは我が身を正しましょう。






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部長はフィードバッカーたれ

2024年04月14日 | リーダーシップ・コミュニケーション
金間さんの、1 on 1 に関する本(すぐ静かに辞める若者にどう対処するかって本)を読んでいる。

必要なのは、マネジメントではなく、feedbackだって。

いい。

その通り。

だから、部課長は、「マネージャー」ではなく、「フィードバッカー」たれ。

自分の名刺に、 以下の肩書きがある、と思い込んではいかがでしょう。

  • Good Feedbacker 
  • Excellent Feedbacker
  • Brilliant Feedbacker 
  • Inspiring Feedbacker 
  • Exciting Feedbacker
  • Motivating Feedbacker 
  • Relaxing Feedbacker 
  • Funny Feedbacker 
  • Humorous Feedbacker

自分の個性と、与えられた役割に応じて。




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「日本人の微笑」 小泉八雲

2024年04月14日 | リーダーシップ・コミュニケーション
日本人は、えも言われぬ、味わい深い、品のある、微笑みを湛(たた)えていた。

明治の西洋人には、理解不能なことがあった。

なんでいつでも笑っているのか。

笑うべき時ではないのに、なぜ笑っているのか。

その「不気味な笑顔」が、文化的な軋轢を生み、時には悲劇(馬鹿にされたと思った西洋人が日本人を迫害)も起こった。

ーーーーーー

小泉八雲は、その日本人の微笑を、菩薩の微笑と同様だとして、

自己抑制と自己征服の賜物

としている。

東洋人が持つ、平静へ向けての無限の向上心が、

無上の自己征服の理想

であると喝破した。

つまり、究極の自己制御、自制心の表れである「自己征服」の行き着く姿として、日本人の微笑があるとした。

この段で行けば、不機嫌な面を晒している人は、「自己征服ができていない」半端者、自制心の弱い怯懦なアマチュア、ということになる。

笑顔を湛(たた)えよ。

それが自制と自己犠牲と自己征服の、究極のカタチである。




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日本人の微笑みは、礼儀作法である

2024年04月13日 | リーダーシップ・コミュニケーション
上機嫌は礼儀作法である

とアランは言っている。

 
同じことを、小泉八雲も発見した。

日本人の微笑みは、礼儀作法である

と。

「日本人は、どんな時でも微笑をたたえている。たとえ不幸があっても微笑をたたえている。
 それは感情が乏しいのではなくて、礼儀作法なのである。日本人の微笑は念入りに仕上げられた作法である」


 

似たようなことは、渡辺京二の傑作『逝きし日の面影』にもたくさん出てきます。


 
さ、今日も、みなさまも、上機嫌で、微笑みをたたえて、いきまっしょい!
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上機嫌は義務である

2024年04月13日 | リーダーシップ・コミュニケーション
上機嫌は義務である。

アラン『幸福論』の有名な考え。

上機嫌になる理由があるから上機嫌になるんじゃない。
理屈なく、いつでも、上機嫌であれ。それは人としての義務である。

だからアランは言う:

 悲観主義は気分であり
 楽観主義は意思である

と。

 礼儀作法は外見の幸福である

とも言っている。上機嫌は義務であり、礼儀作法でもある、ってこと。

私も、以下2点で、上機嫌になる義務を意識している:

1 自宅に帰るとき

 テンション低く、疲れていても、「あっはっは、ただいまぁー!」と大声で「ただいま」を言う。

 普通の「ただいま〜」とは言わない。
 「あっはっは、ただいまぁー!」
 と言う。

 二言挨拶の一種ですね。
 
 無理して、痩せ我慢して、ハイテンションで帰宅する。自宅玄関の1メートル前で、家族のために、ハイテンションに切り替える。

2 事務所に戻るとき

 裁判とかを終えて事務所に戻るとき。
 会議を終えてオフィスに入るとき。
 「中山戻りました〜」とややハイテンションで言う。
 無言でオフィスに戻ったりしない。
 ハイテンションをスタッフに伝播させるように言う。痩せ我慢して。

ーーーーーー

こうして考えると、「上機嫌でいる」ってのは、意思に基づく痩せ我慢なのだと気づく。

別な言葉で言えば、「周りに対するリスペクト」ですね。上機嫌っていうのは。

周りを明るくしよう、周りを幸せにしよう、独りよがりじゃダメだ、周りのおかげで自分がいる、っていう感謝の気持ちがあれば、アランが言うとおり、上機嫌でいようって気持ちになる。

上機嫌は義務。

痩せ我慢で、上機嫌に。

それが礼儀作法です。


 
今読んでいるのは以下の本。

齋藤孝さんは、33歳まで無収入だった。でも挫けずに頑張ったから今がある。

 
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別れるときに、人間性が出る。

2024年03月31日 | リーダーシップ・コミュニケーション
会社を辞めるときの、辞め方に、人間性が出る。

なぜか。

辞めた後はもう縁が(ほぼ)ないわけだから、利害関係がなくなる。

利害関係がなくなる人とのコミュニケーションに、人間性が出るということ。

たとえば、コンビニの店員さん。

ビルの清掃員。

満員電車の隣の人。

すれ違う人。

タクシーの運転手。

こういう「利害関係がない人」とのコミュニケーションに、人間性が出る。

ってことを有名な人も言っていたなと思ってググっても、探せず。

我々が、分かれるときに人間性が出るのは、利害関係がない/なくなるから。

異性が分かれる時も、そうなんでしょう(結婚15年目なので、、遠い目、、)。

いい別れ方をしましょう。そこで人間性が試される。

 自戒を込めて。
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いい顔になる方法

2024年03月24日 | リーダーシップ・コミュニケーション
いい顔になるためには、、、

 人を愛すること。




愛する人が身近にいると、その人たちがお化粧してくれる。

それでいい顔になる。

アラーキー荒木経惟。



いい顔になりましょう。

人を愛しましょう。

まずは周りを愛しましょう。

まずは家族を愛しましょう。

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なんでも自責する。他責しない。

2024年03月13日 | リーダーシップ・コミュニケーション
なんでも自責する。他責しない。

ってことを、特に最近1年くらい、強く思っています。
このブログでもたくさん書いています。

松下幸之助が「雨が降っても自分のせい」と言ったとか。

名著『経営にインフルエンスを与える法務になろう』 木村孝之著 に、この「他責しない。なんでも自責する」の、すごいいいエピソードがあったので、全部抜粋させていただきます。

~~~以下(改行、てにをは改変したりして)引用~~~

大事なことは、他責にしたいことを堪えて自責にすることです。

他責にしてしまうと問題は何も解決しませんし、今後の改善や成長にもつながりません。

もし自責にした場合、(中略)自身の業務改善にもつながることになります。

最初のうちは「自分は悪くないのになぜ謝らないといけないのか」と抵抗感があると思います。そこを乗り越えると違った景色が見えてくるはずです。

____________

お詫びが絶大な効果を発揮した事例として、最近、私が経験したことを紹介します。

私は、ある会社の法務の方 (仮にAさんとします) と面談するため、Aさんのオフィスまで訪問し、受付にて用件を告げました。

すると、しばらくして受付の方が「お約束は明日ではないでしょうか」と、とても気まずそうに言うではありませんか。

私はAさんとのメールを確認し、自分が完全に日程を間違っていたことがわかりました。

受付の方には「また明日お伺いします。大変失礼いたしました。Aさんにも大変申し訳ございませんでしたとお伝えください」と伝え、退去しようとしたところ、Aさんから私の携帯電話に連絡が入りました。

電話を受けたとたん、Aさんは

 「木村さん、大変申し訳ございませんでした。私が事前にきちんとリマインドをすべきでした」

とお詫びを入れてこられたのです。

私としては当然のことながら 「いえいえ、私が日程を間違えましたので、こちらの責任です」と返しても、

 「いえいえ、私が確認すべきでした。申し訳ございませんでした」

と自分に非があるというスタンスを変えることはありませんでした。

おまけに嫌味で言っている感じがまったくなく、本当にそう思っている言いぶりでした。

そのため、私は完全にAさんのファンになってしまいました。

私がもしAさんの会社の事業部に所属していたなら、法務担当者であるAさんに大きな信頼を置くことになるだろうなとつくづく感じた次第です。

____________

「ありがとう」と「ごめんなさい」。

本当に両方ともきちんとできている人は少ないものです。

一方で、心の底から感謝を述べる方や誠心誠意、謝る方と出会う時があります。

私はこのような方を尊敬するとともに、自分もこのような素敵な「ありがとう」 や 「ごめんなさい」 が言えることができたらな、といつも思います。

 「ありがとう」と「ごめんなさい」 は、人間関係を円滑にしていく上で本当に大事なことです。いくら強調しても強調し過ぎることはありません。

~~~引用終わり~~~

すばらしいエピソードと筆致。

素晴らしすぎるので、プリントアウトして、子どもたちに配りました。






なんでも自責しましょう!

 
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知る/知らないマトリクス

2024年03月04日 | リーダーシップ・コミュニケーション
この知る/知らないマトリクス、いいですね。

本日ディナーした方が、最近読んだ本として挙げていた、以下の『瞬考』より。



コンサルや弁護士は、この「A」の領域のみ、つまり、「相手は知らないけど、知るべきもの」しか、相手に伝えてはならない。

相手の知っていることを滔々と述べてはならない。VALUEのないことは、一言も口にしてはならない。

それがプロ。

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Vocally self critical 過ちを公言しよう

2024年03月01日 | リーダーシップ・コミュニケーション
AmazonといえばOLP.

OLPはOur Leadership Principle。

全社員を拘束する絆というかルールというか。

このOLPがAmazonの社風、風土を作ってきた。

そのOLPにかつてあったのは、

Vocally self critical(自己批判を口にしよう)

自分の過ちを公言しよう。

保身のために言い訳しない。

他責しない。

常に自責しよう。

いいですね。

最近のリーダーシップ論で言われる Vulerability(脆弱さ、自分の弱さを認めること)とほとんど同じ。

リーダーは率先垂範!って意気込んで、俺はミスをしない!的に強がるリーダーシップは、時代遅れ。

人間は1日に7回ミスをします。

7回もミスをしているくせに、俺はミスしない!って強がるのは、偽善です。

そんなボスを見ると、部下も偽善をします。ごまかします。

偽善の反意語はインテグリティ。

インテグリティとは、現実を直視する勇気。

勇気を出して、Vocally self critical でありましょう。


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二言挨拶

2024年02月27日 | リーダーシップ・コミュニケーション
「二言挨拶」を心がけている。

「おはよう』ではなく、「○○さん、おはよう」。

「いただきます」ではなく、「いただきます、お母さんありがとう」。

「ごちそうさま』ではなく「ごちそうさま、美味しかったです』。

〜〜〜

サウナでも、「ありがとうございました』とは言わない。

「ありがとうございました、気持ちよかったです」と言う。

赤坂オリエンタルサウナにて。
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