川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

名句を短冊に

2024年04月14日 | 古典・漢籍
好きな名句は短冊に書いて子どもに伝えることにしている。

20年後、30年後に、「あれ、見たことあるな」くらいに思い出してくれれば。

本当はガンガン素読して暗唱して、血肉にしてほしいけどね、、、

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知恵の増大は不機嫌の減少によって正確に測定され得る

2024年03月27日 | 古典・漢籍
知恵の増大は不機嫌の減少によって正確に測定され得る。

ニーチェ。

知恵ある者は快活たれ。

ーーーーーー

似たような言葉を考えてみる。

■ 品性の向上は感謝の増加によって正確に測定され得る
 …年取ると多くの人は感謝するようになります。
  感謝しない人はお子ちゃまです。

■ 幸福の増大は笑顔の増加によって正確に測定され得る 
 …これは平凡すぎる。

■ 気力の増大は筋肉の増加によって正確に測定され得る 
 …たぶん当たっている

ーーーーーー

んー、やっぱりオリジナルを真似て、

 ⚪︎⚪︎の増加は、▲▲の減少によって…

で揃えた方がいいな。増加は増加によって、では平凡だ。

なにか反比例するものを探せばいいんだな。

■ 知性の増大は愚痴の減少によって正確に測定され得る

■ 品格の増大は他責の減少によって正確に測定され得る

■ 品性の増大は言い訳の減少によって正確に測定され得る

■ 年齢の増大は性欲減少によって正確に測定され得る
 
■ 魅力の増大は贅肉の減少によって正確に測定され得る
 
■ ストレス増大は睡眠の減少によって正確に測定され得る

■ ハゲの増大は頭髪の減少によって正確に測定され得る
 
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錐の嚢中に処るがごとし

2024年03月23日 | 古典・漢籍
無理に世に出ようとするな。天の時を待て。

ゲーテの畏友が言った:

「まことの人は、彼の義務が要請する時と場合においてのみ、世間の舞台に現われねばならぬが、その他では、一個の隠者として、彼の家族の中に、僅かな友人とともに、また彼の書斎の間に、精神の風土に生活しなければならない」

(M・フォン・クリンゲル)

実力もないのに無理に世に出ても、嘲笑されるだけだ。鈴木エイト氏のように。

ーーーーーー

このゲーテ畏友クリンゲル氏の言は、私が好きな史記の

夫(そ)れ賢士の世に処(お)るや、
譬(たと)えば錐の嚢中に処るがごとし。

そっくり。

立派な人間は、キリが袋を突き抜けるように、いずれ世に出るものである。

真理は古今東西を問わない。


 
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君子三畏

2024年03月10日 | 古典・漢籍
君子は以下3つを畏れる。

  1. 天命
  1. 大人
  1. 聖人の言
Godに対してsubmissiveであれというキリスト教のメッセージに近い。

何かを畏れること。

  • 尊敬する人物を持つこと。
  • ロールモデルを持つこと。
  • 好きな漢籍や聖書の一句を持っていること。
これって、すごく大事だと思う。




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平生からの修行

2024年03月10日 | 古典・漢籍
平日道を蹈まざる人は、事に臨て狼狽し、處分の出來ぬもの也

西郷南洲遺訓






平生から道を踏む。日頃から修行しておく。日々、自分を苛めて、自分に厳しく、律しておく。

それがなければ、イザというときに、狼狽して、処分ができない体たらくになる。

平生のこころがけ が大事ですね。

そんな題名の本もあった。



おお、我が尊敬する小泉信三ではないか。

買って再読しよう。
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不義にして富み且つ尊きは、我に於いて浮雲の如し。

2024年03月10日 | 古典・漢籍
不義にして富み且つ尊きは、我に於いて浮雲の如し。

論語




私が一番好きな論語の一節。

私が一番最初にビビッときた論語の一節。

高校生くらいか。遅くとも大学初期だから10代だったのではないか。

「我において」なんて、現代語チックで、論語らしくないですよね。

だから高校生の私にもすんなり入ってきたのかもしれない。

論語と言えば何を思い出す? と聞かれたら、最初か、3番目までには、この言葉が出てくる。

こういう言葉を聞いて、「かっこいいな」と思った。

そのかっこよさへの憧れが、今の自分を創っているのだと思う。

つくづく、言葉は大事だ。
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富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず、威武も屈する能わず

2024年03月10日 | 古典・漢籍
富貴も淫する能わず、貧賤も移す能わず、威武も屈する能わず、これをこれ大丈夫という。

孟子

こういう言葉を知っているか知っていないかで、人生行路は違ってくると思う。

大学生の頃に、四書五経とまでは言いませんが、大学・中庸・論語・孟子(四書ですね)とかはよく読んだ。

言葉が人生を導く。
言葉が人生を救う。

初めに言葉ありき。



孟子に興味ある方は、 ↑ の一日一言シリーズが一番読みやすいです。

吉田松陰が最も愛した漢籍。

歴史好きの方は是非。




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君子固より窮す

2024年03月09日 | 古典・漢籍
君子固より窮す、小人窮すればすなわち濫る。

論語の中で、とっても孔子らしい一節。孔子らしいというか、素の、孔丘仲尼らしい。

道を説けど、どこからも採用されない、哀れな浪人。

不遇のままに死んだ老人。

それが孔丘仲尼。

パーソナルな生涯では、全く浮かばれず、天を恨んでもよさそうな不遇の人生。

でも、「天を恨まず、人を咎めず」の言葉を残した。

君子だってそもそも窮している。この俺を見ろ。
でも、君子は窮しても乱れない。
小人は、窮したらすぐ取り乱すけどな。

「窮しても取り乱さない」自分に対する強烈な自負を見る。
この俺を見ろ、と行間に書いている。

論語の中でも大好きな一節。




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聖人になろうとしないのは卑怯

2024年03月02日 | 古典・漢籍
聖人になろうとしないのは卑怯。

西郷隆盛が、西郷南洲遺訓36条で、こんな激しい言葉を使っていた。

聖賢にならんと欲する志なく、古人の事跡を見て、とても及ばぬと云ふような心ならば、戦に臨みて逃るよりなほ卑怯なり。

儒教でもキリスト教でも、究極の目標は聖人・聖者になること。他の宗教でも似たようなところがあるんだろう。


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一世の知勇を推倒し、万古の心胸を開拓す

2024年02月29日 | 古典・漢籍

藤田東湖が好きだった。それを見た西郷隆盛がいたく気に入った。

西郷が書いたこの書が残っている。達筆。というか剛気。
 
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現世のインテリの批判を恐れず、永久に万人の心を発憤させよ。

うつし世の毀誉褒貶ではなく、将来にわたって永遠に続く名を惜しめ。






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子どものために言志四録

2024年02月05日 | 古典・漢籍
子どもにいろいろ発憤してもらおうと、言志四録の一節を短冊に書きました。

自宅に飾ります。




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いにしへの道を聞きても唱えても

2024年02月04日 | 古典・漢籍
いにしへの道を聞きても唱えても
 わが行ひにせずば甲斐なし

先賢の道を学んでも暗唱しても、
 自分がそれを実践しなければ意味がない。

拳拳服膺せねば。

ーーーーーー

My life is my message

と言い遺したGandhiが、最も知行合一の人だった。

かくありたし。




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当今の毀誉は懼るるに足らず、後世の毀誉は懼るべし

2024年02月01日 | 古典・漢籍
当今の毀誉は懼るるに足らず、後世の毀誉は懼るべし。

佐藤一斎『言志四録』



私が言志四録の中でも大好きな言葉。

こういう言葉を30年前から好きだったから、評判の悪い家庭連合案件を、当今の毀誉を懼れず、引き受けたんでしょうね。

若い頃の読書は人格を作る。

100年、1000年のスパンでモノを考えない奴は「尻の穴の小さい奴」だと勝海舟も言っている。

士、すべからく知己を千載に俟つべし。




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自らかえりみて縮(ただ)しくんば、千万人と雖も吾往かん

2024年01月16日 | 古典・漢籍
自らかえりみて縮(ただ)しくんば、千万人と雖も吾往かん

孟子の一節。このブログの読者様なら聞いたことがおありでしょう。

それを佐藤一斎が解説している。

自ら顧みて正しい、ってのは無我であること。
千万人と雖も我行かん、ってのは無物であること。世俗的な我欲がないこと、だろう。

ーーーーーー

最近、偉くなること、立派になること、精神的に成長することってのは、自分を無に近づけて、自分以外の何者かを代表することなのではと思っている(エマソンや内村鑑三が描いた Representative man ってのはこういう意味だと解釈できる)。

自ら顧みて正しいと思う、ってのは無我の境地に至ることである

という佐藤一斎の考えも、この私の「自分を無に近づける」と似ている。

イエス、フランチェスコ、ガンディ、マザーテレサ、、、古今東西、聖に近づくというのは我欲を去るということであった。

自分を無に近づければ近づけるほと、大きくなるんですね。逆説的ですが。
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暗夜を憂うるなかれ。

2024年01月16日 | 古典・漢籍
一燈を提げて暗夜を行く。
暗夜を憂うるなかれ。
ただ一燈を頼め。

佐藤一斎 言志四録

言志四録で一番好きなフレーズ。

あまりに好きすぎて、大学2年生の時、母校の桐蔭学園軟式野球部の監督をしていたのですが、就任当初のミーティングで、新チームを前に、この言葉を黒板に墨書した記憶がある。

そしたらいつの日か、当時主将の、高校2年生の藤村将くんが、この言葉をえらい気に入ってくれた。

10代の、横浜の片田舎の野球少年にも刺さった言葉。

30年前の遠い日のこと。

いや。

私が今、「他責するな」とかよくここで書いているのも、30年前に「暗夜を憂うるなかれ、ただ一燈を頼め」という言葉に感動したという、素地があったからなのかもしれない。

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