大手さんに、英語でインテグリティ研修、12分だけ。
12分ですが、英語で、23頁を喋ることができました。
端的に話すことで、これくらいの分量を伝えることができる。
また自信になりました、備忘のため。
今朝、経営730という音声SNSのClubhouseで、インテグリティ、具体的には本日発刊の『インテグリティが浸透する コンプライアンス・カルチャーの創り方』(中央経済社) についてお話しました。
話しながら、「へのハラ」という言葉をひらめきました。
への字ハラスメント。
不機嫌ハラスメントの「フキハラ」と同じです。
口をへの字にして、口角を下げているだけで、ハラスメント。
「何が不機嫌か」は判定が微妙。でも「への字」は判定が容易。
部下がみなさんに話しかけやすいように、特に昭和生まれの男性諸氏、口角を上げましょう!
先日、樋口晴彦さんとの勉強会で、ENECHANGEの不正の調査報告書を研究した。
そこで、城口社長、CFO、その部下の3人が、ローン契約を隠して、それが大きな問題になった。
この3人の良心と非道徳が主因。「こういう仕組みにしておけばよかった」という類ではない。
つまり、どんなに良い仕組みを作っても、ウソ・ごまかし・知らんぷりをされたら、不祥事は起きてしまう。
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一般論として、社員に嘘を言われると、組織として成立しない。
次にその人が言ったことを信頼する基盤が崩れ、いちいち「あれは本当だろうか」と疑わねばならず、そのコミュニケーションコストが夥しいから。
同様に、違和感を誤魔化して揉み消されると、組織として成立しない。
気になったら、気づいたら、責任感を持って言ってくれないと(適時に、適切なところにエスカレしてくれないと)、不祥事は防げない。
改めて、我田引水ですが、インテグリティの大切さを知りました。インテグリティってのは、気づいたらそれをすかさず言う、ってことだから。
母校校歌がインテグリティ。
そんな話題を提供します。
大手クライアントの担当役員が、エラいインテグリティに執心・情熱的。
私が先日の面談で、「なぜそんなにインテグリティを重視するのですか」と訊いた。
そしたらその役員さん曰く、「母校早稲田中高の第一校歌です」って仰ってました。
坪内逍遥作、コーチングの問いかけみたいで、とても味わい深いです。こういう校歌があるのは初めて知りました。https://www.waseda-h.ed.jp/about/almamater/
私も生まれ変わったら早稲田中高に行きたい!
ミスをしたときに、「ミスをカミングアウトしなさい」「正直に言いなさい」って言うのは、道徳・倫理の話でもあるけど、当事者意識ではなくて、仲間意識の分野。
当事者意識ばかり向上させて、仲間意識を疎かにすると、「やべ、オレのミス、なんとかしなきゃ、、、」って糊塗しようとして、言い控え(もみ消し)が起こり、事故につながる。
コンプライアンス+当事者意識 だけではだめ。
インテグリティ+仲間意識 がないと。
日本語で言う「お天道様に愧じない」「天は見ている」と同じことを、キリスト教では「プロビデンスの目」(Eye of Providence)と言います。
「目」が、どーんと、教会に描かれていたり、アメリカの国章とか1ドル紙幣の裏面に記載されたりしています。こちら
全知全能の神が見ている、という意味です。
どこかの国の教会にこの「目」があったのを見たことがあって、なんじゃあれはとびっくりした記憶があります。
最近私は「正しくあろう」のみならず「美しくあろう」と自分を律していますが(例は以下)、その際にはこういう「何かに見られている」という感覚が有効かななんて感じています。
- 妻と意見が衝突。私の考えの方が正しい。でもそれを貫くと、妻は不機嫌になり、それが家族に波及して…って考えると、美しくない。
- デスクで消しゴムを落とした。誰もいないし誰にも迷惑をかけていないから、後で拾っても正しい。でも今すぐ拾う方が美しい。
- 大きな理不尽・試練に遭遇。そこで悪態をつかず、愚痴を言わず、感情的にならず、「どれだけ理知的に潔く(美しく)なれるか」の勝負をする。
みなさまも、「天・神は見ている」を実践するときって、どんなときでしょうか。コメントいただけると嬉しいです!
先日、日本経営倫理学会@慶應日吉キャンパスに行ってきました。
大塚祐一准教授の、「インテグリティ6類型」を知りました。
上場会社のうち、インテグリティをしっかり説明しているのは122社(3%くらいなので少ない、、)。
それを6分類すると:
- 完全性・一貫性
- 責任や使命の遂行
- 特定の価値(正直、感謝、等)に基づく判断・行動
- 法令・ルール遵守
- 倫理に適う行動
- 品性の向上
でした。
6つは多いので、
4のルール遵守は、2の責任に含めることができる?
5の倫理…も、3の特定な価値や、4のルール遵守の中に入り得る?
6の品性の向上は、3特定の価値…に入れることができそう。
って強引にまとめると、インテグリティは、3類型として、
- 完全性・一貫性
- 責任や使命の遂行
- 特定の価値(正直、感謝等)に基づく判断・行動
に収斂されるということができるのかな。
あくまで、日本企業がどう考えているか、の研究ですが、取り急ぎ。
違和感・引っ掛かりをシェアするハードルは日に日に上がります。
今言わなきゃずっと言えなくなっちゃう。Now or never.
これを私は「ちゃぶ台は日に日にデカくなる」って表現しています。
じゃあどうすべきかと言うと、、、
モヤッとしたらパッと言う、その「モヤッパ」の緊張感が大事なのだと思います。(モヤパをモヤッパに改めました、この方が語呂が良いですね)
(ピッとひらめいたらパッとやる「ピッパの法則」をもじっています)
モヤッパの法則で違和感をシェアして不祥事を防止しましょう!
(内村鑑三が言う)愛と義の楕円形。
優しさと厳しさの両立。
これはカントやバークのいう
「美(beauty)と崇高(sublime)」の違い。
カント『美と崇高との感情性に関する観察』
バークの若い頃の主著『崇高と美の起源』
このように、カントやバークがいずれも「美と崇高」を対比している。
これは愛と義の対比と同じ。
最近は愛とか美とか優しさばっかりで、
義とか崇高とか厳しさは論じられない。
ま、母性のみならず父性も、ということですかね。
バランスが重要です。
具体例などはおって。
コンプライアンスは、30年前、経済原理として発達した。
企業が「どうするべきか」の論理だった。
ここ15年くらい、人権とかDEIとか、コンプラが「文化」化してきた。
だから「どうあるべきか」が重要になってきた。
だから「どう見られるか」が重要。
職場には4種類あります。
1️⃣スゴい職場(心理的安全性◯知的誠実性◯)
2️⃣ユルい職場(心理的安全性◯知的誠実性✕)
3️⃣キツい職場(心理的安全性✕知的誠実性◯)
4️⃣イタい職場(心理的安全性✕知的誠実性✕)
心理的安全性のみならず、知的誠実性も充実させて、スゴい職場にしましょう!
藤島ジュリー景子がジャニー性加害を知っていたか?
「深追いして傷つくことを恐れて知らない方がいいと思っていた」
知らんぷり。しらばっくれ。事実を知ることからの逃げ。
「現実を直視する勇気」と定義される インテグリティ がなかった。
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知ってしまった者には責任が生じる。
知りながら害をなす(do harm knowingly)な、とドラッカーは言った。
知ることからの逃げ、知らんぷり、しらばっくれが元凶。
逃げてはいけない。
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平和は戦って勝ち取る。
そう言われる。
あるべき組織も、戦って勝ち取る。
(だから私もインテグリティを言い出す前は「戦う」コンプライアンスって言っていた)
自分の心の中の、「逃げ」と、戦う。
自分の心中の、弱さと戦う。
インテグリティ とは、「逃げない」ということ。
勇気とは、「逃げない」ということ。
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令和になったあたりから、「辛かったら逃げればいい」という風潮に。
ダメ。
辛くても、逃げちゃダメ。
逃げ癖が付いちゃうから。
負け犬になるから。
卑怯になるから。
藤島ジュリー景子がジャニー性加害を知っていたか?
ジュリー景子曰く:
「深追いして傷つくことを恐れて知らない方がいいと思っていた」。
これは知らんぷり。しらばっくれ。
事実を知ることからの逃げ。
「現実を直視する勇気」と定義されるインテグリティ がなかった。
「殺そう」と思わなくても、「死んでも構わない」という未必の故意でも、殺人になる。
同様に、「知っていた」のではなくても、「知らない方がいいと思っていた/知ろうとしない」という逃げの知らんぷりでも、「知っていた」と同程度の非難が向けられる。
逃げちゃあいけないんです。
しらばっくれちゃあいけないんです。
現実を直視する勇気がない者にはインテグリティがない。