殺人事件の場合には、犯人の捜査に極めて一生懸命な努力が払われ、検挙率も素晴らしいものがあります。もちろん、凶器や遺留品の捜査など色々と手掛かりが多くありますことが、高い検挙率に結びついていると考えられます。
一方、病気の原因の解明の場合には、人間の体は極めて複雑であるということが、病気の原因の解明が困難なことの主要な言い訳として今に至るまで長年使われてきています。
複雑であることなど端から . . . 本文を読む
皆さんは、スクワレンという物質をご存知でしょうか?
健康食品としてこの名前を知っている方もおられるかと思いますが、深海鮫の肝油に含まれる物質と言った方が“ああ!あれか!”と思い出される方は多いかも知れません。
私ども(私及び私の父・横田良助〔医学博士、医師)〕)は、長年の研究の過程で、これまで何度か採り上げてきておりますレシチンと、今回初めて採り上げますスクワレンとの二つの物質に縁あって出 . . . 本文を読む
話変わって、慢性病による病死者は我が国だけでも毎日、殺人事件の年間発生数の約2倍も出ております(世界中ですと、慢性病による病死者数はその四十数倍ほどにもなります)。
そして、殺人事件の犯人に相当する病気の根本原因はというと、ご承知の通りいまだ未解明だとされております。
殺人事件の場合には、犯人がなかなか逮捕されずに捜査に手間取っていると、“警察はいったい何をしているんだ!”、更には“税金泥 . . . 本文を読む
最近は、とくに痛ましく感じられる事件や、過去の時代には絶対と言ってよいほど考えられなかったような類の事件が頻発するようになってきています。
その時代に起こる事件は、その時点での世の中の世相を映す鏡であると良く言われますが、確かにそういうことはあるだろうと私も感じます。
ところで、日本国内の殺人事件の年間発生件数は、ここ20年ぐらい横ばい状態で毎年1200~1300件です。
そして、我が国 . . . 本文を読む
もっと遥かに医療費を削減できる方策はすでに存在するのに、それを至急実行することが叶いません。
このままの調子で時が経過して行くと、医療そのものが大変な事態を迎えてしまうのに・・・と、私は焦りの気持ちを強く抱いております。
しかし人々は、まるで他国で起こっている事でもあるかのように他人事と感じているのか(あるいは、自分一人でどうなることでも無いと諦めて冷めた考えをする人が大半らしく)、真剣に . . . 本文を読む
昨日、アメリカ合衆国の次期大統領にバラク・オバマ氏が当選しました。
本当は前2回の大統領選挙に於いて落選していたであろうブッシュ氏の忌まわしく感ぜられる8年間を、是非ともチェンジさせたいというアメリカ合衆国国民の意思が強く感ぜられる選挙結果でありました。
ところで、オバマ氏は選挙公約の一つに健康保険制度の整備を上げています。
すなわち、共和党がお金持ち優遇の政策をとってきたのに対して、中 . . . 本文を読む
医学は進歩した進歩したと言われながら、医療費は年を追う毎にどんどんと右肩上がりです。
ほとんどの分野が右肩上がりで無くなっている状態の中にあって、進歩したと言われていながら、掛かる費用を減らせないということは非常におかしなことだと皆さんは感ぜられないのでしょうか?
それよりも病人の数が増え続けていることが非常におかしく感ぜられます。
言葉通り大きな進歩を遂げたのでしたなら、病気をスムース . . . 本文を読む
10月23日に、"消費税3~4%分必要=医療・介護の追加費用-25年時点で試算・政府 時事通信"という記事の内容は、医療・介護費用が、現在より2025年には40~50兆円増えるという試算を発表したとの記事でした。
上記記事の中では、“医療・介護関係だけで最低5%、最高で7%消費税を上げる”という厚生労働省の試算だと記されておりました。
しかし、40~50兆円増えるということは、消費税で1 . . . 本文を読む
私は、私立大学の医学部は別として、国立・公立大学の医学部は、国家や自治体などから相当額の助成を受けているはずだと思っています。
一人の医師を育てるのにどれほど国家などからの助成が行なわれているのでしょうか?
かなりの金額になろうかと思うのです。
昔は、丁稚として勤め上げた後、“お礼奉公”という暗黙の中に決まった制度がありました。
医師の偏在の問題を解決するためには、このような制度を応用 . . . 本文を読む
一般的に述べますと、物価が高くなるということは決して好ましいことではありません。
しかし、肉の価格が暴騰して、人々の肉の摂取が減ることは非常に望ましいことであると私は考えます。
すなわち、例え、一般的に悪いと考えられている出来事でも、それが100%悪いことであるとは必ずしも限らないのです。
なぜならば、このような事態が起これば、慢性病罹患者は激減することは確実だと、私どもの研究成果から確 . . . 本文を読む
再三繰り返しておりますが、慢性病は現代医学でその原因がいまだ未解明だとしております。
すなわちこのことは、言葉を変えて表現すれば、医師並びに患者は、正体不明の敵を相手に戦っているようなものであるわけです。
想像して頂きたいのです。
例えば、ボクシングの試合で病気という強力な敵と眼帯をして相手が見えない状態で闘うようなものであります。
よほど運良く、たまたま振り回したパンチが敵の急所に当 . . . 本文を読む
医師が都市部に偏在するということが近年富みに問題化しております。
この問題は、過疎地と呼ばれる地域に住む人々にとって極めて深刻な問題でありましょう。
医師が地方に行きたがらない理由としては、最先端の医療情報が得られないなどというものがその理由の一つに上げられています。
ただ、PCを始め素晴らしい機能を持った文明の利器が出現している現在、情報を得る方法・手段は色々とあります。したがって、こ . . . 本文を読む
民間病院の経営悪化、32%が赤字 人件費圧迫 都内は過半数(産経新聞) - goo ニュース
一昨日上記のようなニュースが入りました。昨日のブログの内容と合わせて私の見解を述べることと致します。
昨日記載しました国民1人当たりの年間受診回数に関してのデータからは色々なことが見えてきます。
日本人の年間の受診回数がダントツに多いことがこのデータからは判ります。
これは我が国の健康保険制 . . . 本文を読む
また、新しい研修医制度が導入されたことが、様々な問題を引き起こしております。
このことに関する問題の内容の文章を考えるのに手間が掛かりますので、概要を上手くまとめてある“はてなキーワード”というHPを見つけましたので、そこから以下に引用させて頂きました。
2003年から運用が始まった新人医師(インターン)の研修制度。それまで必ず出身大学医学部で研修をしていたことを改め、任意の医療機関で研 . . . 本文を読む
したがって、適切な情報が示されて、それを個々人が“なるほど!”と理解・納得されましたならば、あとはそれぞれの人が克己心を発揮して実行して頂けば良いわけです。
私はこのブログに、“慢性病の主治医はご自分自身!”というタイトルで46回にわたり記してきております。
慢性病もその症状が重くなったならば、もちろん専門家である医師にみてもらわなくてはなりません。
しかし、軽度のうちは十二分に個人レベ . . . 本文を読む