横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その75

2008-07-05 21:08:17 | Weblog
 上記タイトルでその74に続く文章を書くつもりだったのですが、本日朝日新聞夕刊一面に、“40代男性 高血圧に注意”という記事が掲載されましたので、このことについて急遽記すことにしました。

 新聞の文面は以下の通りです。・・・“高血圧の40代男性が死亡する危険性は、正常な血圧の人の3.4倍に上ることが、全国13の研究グループの調査を統合した厚生労働省研究班の初めての解析でわかった。高齢男性では1.5倍前後なのと比べてはるかに高く、「高血圧は中年ほど要注意という傾向が出た。
 対象は40~90歳の男性約6万5千人、女性約11万人で、同種の国内調査では過去最大規模。70~90年代に血圧など健康状態をみて、その後約10年追跡したところ、男性約1万人、女性約8千人が死亡。血圧と死亡との関係を調べた。
 その結果、収縮期血圧120未満/80未満と正常な人たちに比べ、160以上/100以上の高血圧の人たちが死亡するリスクは、男性で40代が3.4倍、50代が2.2倍、60代が1.8倍、70代で1.6倍、80代で1.3倍だった。
 女性は40代で1.4倍、50代で1.9倍、60代2.1倍、70台1.5倍、80代1.2倍。
 男性では若い世代ほど危険性が高くなる傾向が際立った。
 これらの人がもし正常血圧であれば、全体の死亡者は男性で23%、女性で18%減る計算という。・・・
 
 上記の研究成果は、高血圧ということに着目して調査して得られた結果であります。
 男性で30代の調査成績の採られていないことが非常に残念でありますが、私はこのブログで若い世代の死亡率が今後ますます急激に高まることを再三危惧する旨の指摘をしてきております。
 上記の成績は、はからずもその予測が的を射たものであることを裏付ける一つのデータであると私は考えます。

 なお、この中・壮年齢層の死亡率増加の問題は、動脈硬化(高血圧症)はもちろん主要な一因子ではありますが、食生活や肉体的・精神的労働環境などが総合的に関わる問題と判断すべきものです。
 若い年齢層の者たちの死亡率が低くなるような改革の至急断行される必要があると私は強く思うのです。
 そのためには、私どもの研究成果は一助となるものだと、再度強く私は確信しました次第です。

コメントを投稿