横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

社会保障と税の一体改革(その25)

2012-09-29 19:02:04 | Weblog
 我が国は今、高齢化社会ということが問題となっておりますが、同時に少子化ということも大問題となっています。そしてなおかつ、莫大な債務を抱えているという状態に既にあります。
 なお現在、高齢化に対しては或る程度対策の手が打たれておりますが、少子化に対しては余り手が打たれていないと感ぜられます。
 自分も間もなく高齢者の仲間入りですから、高齢者に対しての厚い待遇は有り難いことだと感じますが、国の将来ということを思う時、若年層に対する待遇はもっと厚くされなければと感じています。
 政治家たちはどうしても選挙ということを気にしますので、声の大きい高齢者層の要望に従いがちです。力が無く声も余り発せず、最初から諦めてしまっている年齢層は置いてけぼりにされています。しかしこれではいけないのです。今後は高齢者対象の社会保障は削り、その分低年齢層対象の社会保障を厚くする方向の改革がなされる必要があるのです。

 そして、莫大に積み上がった債務はツケ払いを続けてきた結果であります。しかしそれでもなお、歳入の倍以上の予算をさらに組み続けています。誰がどう考えても矛盾に満ち満ちており、このままでは切羽詰まるのも時間の問題と判断されます。
 そこで、とにかくお金が足りないということで、取り敢えず消費税の税率を5%から10%へと増税することが先般決まりました。
しかし、これでもどうにも足りないのは目に見えています。
 現在考えられているのは、恐らく消費税率をさらにその倍、20%近くにまで引き上げるということでしょう。しかし、これでもまだまだ足りないのは明らかです。

 そこで、医療費はその総額が極めて巨額でありますので、基本的には今後はこれまでよりも遥かに受益者に負担して貰おうということになることは必至と推測されます。
 なお、政府に今後も健康保険制度を維持する固い覚悟があるとしたならば、健康保険料を現状のままとした場合に、窓口での負担率をどれくらいにすればやって行けるのかが問題です。
 厚生労働省は、今後高齢者の数が飛躍的に増加しますので、病人の数も並行的に相当程度増えると判断しているようです。したがって、今の3割負担を5~6割負担へと、段階を踏んで上げるというようなことになると推測されます。
 老人に於いても、今の1割負担が2割、さらには3割というようにせざるを得なくなると予測されます。

 ただ、社会保障関連の支出が現状では毎年毎年1兆円づつほど増え続けており、将来的にはこのままでは毎年2兆円ほど増加するようになると予測されます。
 こんな調子で増えて行ったのでは、消費税率をどんなに上げても追いつかないと考えられています。
 したがって、社会保障関連の費用を大幅に押さえる必要があるのです。
 医療費の関係では、新薬の特許切れの薬品“ジェネリック”を積極的に使うことが一つの策として行われ始めています。
 確かにこのような方法で少しは医療費の抑制効果はあるかも知れませんが、残念ながら微々たる成果しか上げられないと推測されます(チリも積もればもちろん山となるですから、このような努力も必要ではあるのです)。

 そこで、一発逆転満塁ホームランとまでは行かないでしょうが、何よりも抜群に成果が上がると考えられ、その出現が期待されますのは、対慢性病予防医学が確立され、予防医学並びに根本療法の実践が可能となることであるのは間違いないのです。
 現在ですら、健康保険料の支払いができず、健康保険証を取り上げられて、医療のサービスを受けられ無い人が我が国では国民全体の2割ほどおられると私は耳にしています。
 それが、上記しましたような変革が起こった場合、医療のサービスを受けられる人の割合は劇的に減少するようになることが強く危惧されます。

 政府の採り得る対策の選択肢は事態が悪化するとともにどんどんと限られてきます。
 もちろん、医学界が次々と大きな研究成果を上げ得ていて、病気の予防・治癒策を見つけ出せれば色々と対策手段はあるわけです。
 しかし、慢性病の根本原因を解明した研究成果が例えすでに存在しても、その存在するという情報が世に知られていなければ、無いのに等しいのです。
 
 重い病気に罹患するという経験を持たない運の良い方は、なかなか想像力が及ばないかも知れませんが、受けたいサービスを経済力の足らぬためゆえに受けられ無いという不幸を極力減らすための努力が必要だと私は考えております。
 なお、このブログでも繰り返し述べておりますが、私どもは慢性病の根本原因を解明する研究成果を他に先駆けて獲得しえたという結論に達しております。しかし残念なことに、広く世の中の人々の目にそれを触れさせ、それの評価を十分頂くことができておりません。
 医学界ですら慢性病の根本原因を未解明だと言明している現在、もはや既にその解明をなし遂げていると公言する者の言葉が、大風呂敷のとんでもないものであるならどうしようもありませんが、真理を看破したものであるならば、その研究成果を活用することで数多くの人命が救えるとともに、医療費の大幅な削減も可能になるのです。私は、私どもの研究成果は、そのような夢を実現させうるだけの力を持った価値あるものだと確信しているのです。
 私は幼少期この頃より、父の研究成果は素晴らしく秀逸したものだと感じるようになり、青年期の頃からはその啓蒙活動に参加して参りました。しかし、残念ながら今日に至ってもなお、知らせられた人はごく一部の人々だけで、広く知らせる事を可能とする方法・手段を持つきっかけやチャンスを得られずにおります。
 何かご意見やアイデアをお持ちの方は、是非とも私にメール(yokota-labo@sky.bbexcite.jp)を頂ければと思っております。