横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

今の医療には非常におかしな部分があると、誰も感じていないのだろうか?①

2012-11-22 21:55:11 | Weblog
 近年の人類の主要な死亡原因は慢性病の諸病です。世界中では何と!一日平均約10万人もが慢性病で亡くなられておられるのだそうです。
 もちろん、このような状態を放置しておくわけにはいかないので、日々状況打開の努力がなされているわけです。
 その際、最も効果ある打開策は、それら諸病の原因の明らかとされることだと考えられますが、残念ながらそれはいまだ未解明だとされたままなのです。

 ところで、慢性病全盛時代以前に人類の最大の死亡原因であったのは、ご承知のとおり伝染病の諸病です。その伝染病も、最後まで手を焼いた結核が、ドイツの医師・細菌学者であるロベルト・コッホにより結核菌の感染・増殖であるとその原因が明らかにされて最早130年余もが経過しております(その結核も、原因解明から約60年後の1944年には、ストレプトマイシンという抗生物質の発見により罹患率・死亡率共に劇的に減少し、今では往時の百数十分の一の死亡率となっています)。

 さて、慢性病については専門家たちですら解明できずにいることなのですから、一般人には到底判るはずが無いほど難しいことなのだと、もっぱら専門家任せにしているというのが実状ようです。ただし、これは命に関わる問題ですから、他人事で無く正にご自身の問題であるのです。
 大半の人々はそれぞれ自らの健康に関して十分注意を払った生活を送っていると考えておられるであろうと私は推測するのです。ただ、慢性病についてはいまだ原因未解明とされている問題ですから、人々が確信をもって頼りとするに足る指針が示されていない状態にあるというのが現実の実態であるのです。

 科学は、“進んだ、進んだ”と言い言いされ、実際その進歩・発達ぶりに何度も驚かされる体験をしてきております今日、科学の一分野である医学のこのような状態であることを、何かおかしいのではと感じている人はまだまだ数少ないのでしょうか?
 そこで例えば、私が以下に記すことを皆さんがよーくお考えになられると、現在の医療の根幹部分に非常におかしな点の存在することに多くの人々が必ずや気付かれるようになるはずで、だからこそ命そして健康のことを各人がより真剣にお考えになるようになって頂きたいと私は強く願っているのです。

 先ず、大半の人間の生命を奪う要因である慢性病についてでありますが、このものの原因を究明するに際して、何らかの物質が原因で引き起こされる可能性の高い事柄だと、常識的にまずは最初にこのような方向で研究がなされるべきはずだと私は判断するのです。
 実際、我々の体内で生ずる各種の生理現象は、体内に於ける何らかの物質的な変化を伴うケースがほとんどです。したがって、慢性病の場合も同様に、体内に於ける何らかの物質的変化に伴って生ずることと考えることが自然な思考順路であろうと私は思うのです。

 そこで、そのような慢性病の根本原因物質と言いうる物が存在するとしましたならば、その物質はどのような性質・作用を具備すべき物であるかということから、そのような物質の存在の有無の検討、そして有りと判定できた場合の真の原因物質究明の絞り込みがなされるべきはずでありましょう。
 そうしますと、その場合の原因物質に該当すべき物は、毒薬のような外来の物では無く、自らの体内で生ずる物質であらねばならぬはずです。そして、極めて微量で時に生命をも奪うほどの激烈な作用を持つ物質。また、一過性に生じ、かつ、速やかに消失する性質の物質。また、平時には体内に存在せず(あるいは、例え存在してもごく超微量)、発作(例えば、心臓発作〔心筋梗塞、狭心症、心臓喘息など〕あるいは脳卒中〔脳溢血、脳梗塞など〕)発症時に多量に血液中に出現する物質。更には、その物質は発症時に生ずる各種症状の主要なものを起こさせる作用を持つ事等々が考えられます(もちろん、これら以外にも詳細には様々なものが存在すると判断されます)。(続く)