
そもそも、自費出版に印税はあるのか?
ご承知の方も多いと思うが、出版には商業出版と自費出版があって、本を出しませんか?と出版社側から歩み寄ってくる前者に対し、歩み寄っては来るが、アンタが金出すなら、本にしてやってもいいぜ❗というのが後者の自費出版...
最近は、この中間的な形態や、電子出版なるモノも現れ、誰でもカンタンに本の出せる時代になった。
かく言う私もその一人、一年前に陸上自衛隊を退職し、いきなり、本を書き始めた。
そういうと、ずいぶん前から構想を温めて来たのでしよょう?と言われるが、決してそうではない。ある日、降って湧いたように...書き始めた。
折しも、そこへ、あなたの原稿を本にします❗出版相談会、的な広告が目に止まり、本を出す運びとなった。
もう一度言おう。本は誰でも出せます。お金を出せば._.(^_^)
出版社側が全額負担、という形態になるには、まず、無名の素人では歯が立たない。だから、こうして私のように、多少、お金を積んででも本にしたい‼という人が後を絶たない。
まがりなりにも、この出版社、全国の書店に置いてくれる。大抵は隅っこの、目立たない場所だけど、書店によっては、堂々と目立つ場所に置いてくれる。
私の本も、レジの真ん前に、20冊くらい平積みされた。(^ー^)❤
ちなみに、1000部で200万円...もちろん、この200万円は私が支払った。
今まで、出版業界について無知だった私も、いざ、自分の身に降りかかるとなって、調べてみたところ、印税の計算式みたいなものがあって、これに当てはめると、どうやら12万円くらい。
フツーに考えて、200万円払って、それだけ?と思われるかもしれない。ま、しょせん、自費なのだから、貰えるだけでも有りがたい、そう思っていた。
先日、出版社から、印税の支払い額に関する通知をいただいた。アゴが外れそうになった。
1万9000円?
通常、10パーセントと言われる業界の常識を遥かに下回る、2パーセント?ほぼ、無いに等しい。
ここの出版社、創業20年だから、同様の目にあった人は数知れないと思うのだが、自ら明るみに出すと、本人のセルフイメージダウンにつながるからなのか、なかなか皆さん、ホンネを明らかにしない。
私は、別に人様から何と思われてもよい。ただ、世の中には私のように、本を出したい、そう思っている人は数知れないし、実際に私の回りにもいる。相談も受ける。
では、無名の新人が本を出すにはどうすればいいのか?
王道は、特に小説の世界ならなおのこと、新人賞に応募する、のである。これには時間もかかる。
あとは、ちまたの教室で先生にご指導いただく。努力が実り、才能が認められれば、出版社を紹介して貰えるかもしれない。
邪道だが、近道は...編集者にダイレクトにあたる、我が国には、出版社が何千とあるのだ。数打てば、いずれかが当たるかもしれない。
私は、別にここで某社を糾弾するつもりは無い。が、あまりに知らなすぎるがゆえに、思わぬ出費を喰らった、ってコトにならないよう、情報提供した次第である。
仮に私がお教室で学んだら、きっと、先生の毒舌にめげて、筆を絶っていたかもしれない。そういう意味では、実にのびのびと書かせていただいた。
さて、2作目は...
まさに、今からその2作目の取材旅行?に行くところである。2ヵ月間の走り旅に...(^ー^)❤