へんないきもの日記

今日も等身大で…生きてます😁

この中に〇〇はいませんか?

2013-08-12 06:45:15 | 健康&フィットネス
 よくあるのが、この中にお医者様もしくは医療関係者の方はいませんか?

 今朝の新聞に「あれは医者の立場からしたら相当コワイ。」という現役医師の話が載っていた。

 私も、乗っていた飛行機でいきなり通路側から比重を感じてアタマを挙げると見知らぬ女性が何と私の左肩にもたれかかるようにして気を失った。前方通路側の席だったことから、おそらく、その女性は前方化粧室に向かう途中、意識を失ったものと思われる。すかさず、前方にいたCAを呼んで「何かお手伝いできることがあったら言って下さい。」と申し出たら、当時は今より更に髪が短かったせいか男性と思われたのだろう、あっさり断られた。

 医師のコラムは続く・・・「なぜ、怖いのか?それは相手の症状が自分の専門外だった時、そしてそれは飛行機などの密室のように、自分以外の者に引き継ぐことが当分の間、できないからだ。」と。

 私も、ボランテイアで福岡県の海水浴場に入っていた時、なんとその浜は初めてだったので、海底の形状をよく把握しないまま入ってしまった。そこへ溺者が発生、自分も含め3人体勢という微弱な中、自らレスキューボードで海へ向かうが既に底に沈んでしまい、目撃者の証言をもとに仲間が陸から送る手信号で進む。ようやく見つけてボードに乗せ、人工呼吸しながら搬送する時、ようやく仲間が呼んだ救急車のサイレンが聞こえてきた。その時の安堵感といったらない。しかし、すぐさま思った。待てよ、安全靴をはいた救急隊員が海の中までずぶずぶ入ってくるわけがない。やっぱり岸までは自分が運ばないといけないのだ、と。その時、海水浴客の親子が現れた。父が私に向かって言った。「なにかお手伝いすることはありませんか?」「お願いします。ボードの先端を持って私と一緒に急いで岸まで運んで下さい。」「わかりました。」そうして息子に「お前は、ここを持て。」と指示してうれた。あの時の心強さと言ったら無い。

 さらに医師の話は続く・・・「乗客の中に医師がいたとわかった瞬間、あとはおまかせ~みたいにみんなその場を去っていく。本当は、いろいろと補助が必要なのに。あの時の心細さといったら無い。」と。

 今は、クルマの免許を取るにもAED講習があるくらいだから、成人の多くはAEDを一度は触ったことがあるハズ。別に医療関係者じゃなくても、先述の親子のように、当事者からすれば本当にありがたい存在なのである。これからは勇気をもって「なにかお手伝いすることはありませんか?」と聞いてみよう~

 あ、先述の私の申し出を断ったCAも私が飛行機を降りる時は「ご協力いただき、ありがとうございました。」って言ってくれたよ。

 さらに、この医師の話には・・・こんなオチがある。

 当事者になった時の怖さを医師同士で話した時、仲間がこんなことを言ったそうだ。

 「でも、飛行機に乗って一番怖いのは・・・この中にパイロットか操縦経験のある方はいませんか?だよな。」と。まさか、日本の航空会社でそのようなことはあるまいが・・・あったら本当に怖い。怖いから私、途中で降ります、と言って降りられないのが本当に怖い。(笑)
コメント
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