霧島縦走

　ウルトラマラソンクラブの女の子が４月から東京へ転勤になる、ということで送別ランをかねて霧島縦走となった。

　登山口まで貸し切りバスで移動。酒に酔う前にクルマに酔う。
おぼつかない足取りのまま霧島連山（中岳・新燃岳・獅子戸岳・韓国岳）を縦走。
ランナーは走らずにいられない。走れるところは走って４つの山を休憩含めて４時間足らずでクリア。

　最高峰の韓国岳（からくにだけ）は１７００ｍだが、火山によるガレ場が多く、それ以外の場所では地盤がやわらかいため、足下が田んぼに足を突っ込んだように埋まり、結構手強い山であった。だが、頂上から見た大浪池はサイコーだった。
「霧島」というからには滅多に晴れる日がないそうだが、この日は晴れ男・晴れ女がたくさんいたようだ。

　入浴は、国民宿舎「新燃荘」。硫黄の臭いがきついが皮膚病に多大な効果があるそうだ。入浴後、大広間で飲食物持ち込みの大宴会。持ってきた赤ワインは本人が１杯しか飲めず、あっという間に売れた。

　バス乗車後、再び宴会の続き・・・（今度は酒に酔っておいたのでクルマに酔うことはない。）・・・各人、送別の言葉を贈る。私もかつて東京近辺で勤務していたこともあり、都会の暮らしに疲れたら「だけん、そぎゃんときゃー熊本ば思い出して、いつでも帰ってきなっせ！」と熊本弁で言ってあげた。

　彼女自身、九州の、熊本の良さを薄々感じているとは思うが、霞ヶ関での勤務で益々、その良さが鮮明になってくると思う。あらためてエールを送りたい！

　明日は我が身の転勤族。私が熊本を離れる時の送別ランは熊本～福岡１３０ｋｍ走をお願いしたい。多分、「宴会のみ参加」という人が続出？になると思うが。