生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

ユーモアな言葉

2018-08-12 17:07:26 | 日々の暮らし
今日は般若心経より
『依般若波羅蜜多故』
(えはんにゃはらみったこ)

という言葉を紹介します。

直訳すれば心に妨げるものがなくなったという意味です。

例えば何かどじな失敗をしても相手の気づかいで気持ちが救われたということなどです。

作家の向田邦子さんが

『言葉が怖い』という講演で述べたというエピソードがあります。

渋谷で映画を観た帰り住まいの祐天寺まで切符を買うのを、間違えて渋谷までと言ってしまいました。

すると駅員さんが
『ただですよ』と笑って言ったそうです。

向田さんは、温かいユーモアで包んでくれた駅員さんに惚れてしまったそうです。


似たような言葉で
関西の人が東京に来て気がついた言葉に、


『ここにゴミを捨てる

な!地主』

という看板をよく見ると指摘しました。

関西での看板では

『あんたがいらんもん

は、わしもいらん』

だそうです。


依般若波羅蜜多故とは


まさに、般若(智恵)と慈悲(やさしさ)が
含まれている言葉だと思います。


心掛けて

ユーモアな言葉で人を

救いたいものです。


合掌
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昼間の星

2018-08-12 00:45:15 | 日々の暮らし

「形なき形、声なき声」
あまりにも小さなものは、見ようとしても見えない。

あまりにもかすかな音は、聞こうとしても聞こえない。

触っても感触のないものは、触ろうにもさわれないんだ。

でも、大切なものはそんなところに隠れているんだよ。

(老子)

「いちばん大切なことは、目に見えない」

とても簡単なことだ、
ものごとは、心で見なくてはよく見えない。

いちばん大切なことは、目に見えない。

(星の王子様)

昼間の星は見えないけどあるんだよ。

見えないものでもあるんだよ。
(金子みすず)

「目に見えないけれど
大切なもの」
(渡辺和子)

私も目に見えない言葉を

風に乗せてあなたに
届けます。


合掌
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心の雲を流す

2018-08-12 00:45:15 | 日々の暮らし
今日は読者より、私の所に何か悩みごとがあって苦しんでいる。

いい智恵があったら教えて欲しいとのこと。

どんな悩みなのか分かりませんが、何かお答えしなくてはなりません。

そこで、般若心経の出始めの言葉を紹介します。

『観自在菩薩…』と始まる言葉です。

訳は観音様が物事をよく観察して、本質を見抜く深い智恵を養う訓練をしていたら苦厄がなくなったという意味です。

苦しみだけの世界いわゆる地獄道の世界にさ迷い、もがき苦しむ時が誰しもあるものです。

そんな生き地獄でもそこから抜け出すチャンスはいろいろとあると
教えています。

何をやっても袋小路の行き止まりを「厄」といいます。

この行き止まりの厄が突然になくなったという言葉が般若心経の出始めの言葉なのです。

観音様だからできたのではないのです。

一例です、今の自分の心は雲におおわれています、心はそれを嫌がっています。

または、雨が降り続いて雨宿りして動けない状態とします。

空を見上げて下さい。

『雲の上は真っ赤な

太陽が輝いている』

と世界中の諺があります。
般若心経では雲の上の太陽を想うのではなく、

雲は流れて行くものと説いています。
だから、

『心の雲を流しなさい』

と教えています。

雨でも傘があれば
動けるではないか。

苦厄は無くなるものではない。

苦厄は忘れ去るものだからです。


今ある雲を楽しむ心が


必要だと説いています。

どんな悩みも何十年も

過ぎれば、


苦しみから解放される

ものだからです。



どうか、そんな気持ち

で対応してください。


気持ちが楽になります

ように。


合掌
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