生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

あなたも菩薩様

2016-06-18 04:54:55 | 日々の暮らし
今日は瀬戸内寂聴、三輪明宏、遠藤周作さん達の会話から気になったことを紹介します。

遠藤周作はバリバリのカソリックだった。
いつも、死ぬのは怖いと言っていた。
癌になった時も、死にたくない、死にたくないと言っていたから辛かったと思う。

寂聴さんは怖くないのかと聞いたから、怖くないと答えた。

そこで、仏教とキリスト教の違いを知った。

自分の力で悟りを開こうとするのが自力(仏教)。

神に懺悔して許しを得て悟りを開こうとするのが他力(キリスト教)

自分自身が菩薩(悟りを求めて自ら修行する者)であると仏教は説いています。

(たしかに、空海も自分の中に仏がいると述べていました)

三輪明宏さんは泥棒をしようとしても、私は仏なんだからいけないと思う事なら納得する。

盗んだら神様に叱られる、罰が当たるからとやめるのがキリスト教の教え。
すると、盗みたいという気持ちが残ってしまうから成仏しきれなくなる。

だから遠藤周作は悩んでよく電話してきた。

カソリックの中だけで結論を出そうとしたからなんですね。

寂聴さんは、私も出家してから仏教を勉強した。

良寛、一遍、西行、お釈迦様を知った。

今は自分が仏になる修行(菩薩行)をしているので何も怖くない。

とても興味深い三者の会話を紹介しました。

私はキリスト教も仏教も神社などの神道も大好きだから、その教えを受け入れています。

ですから、たくさんの救いの言葉を頂いています。

神様とは遠くにあるものではないと。

神様は宇宙そのもの。

大自然そのもの。

私達もその中の一部なんです。

「手当」という言葉があります。

「一に看病二に薬」という諺があります。

病人の回復を早めるものは、第一が心のこもった看病介護です。

次が医者の薬であるという意味です。


誰の手にも

心にも神の力が

宿(やど)っているのです。

私はまだまだ未熟者です。

今日も皆様と一緒に


修行(菩薩行)に

励みましょう。



合掌
コメント
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