生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

埋もれ木

2016-04-19 15:09:55 | 日々の暮らし
「埋(うも)れ木」とは、水や土の中に埋もれて、炭化した木のこと。

その埋もれ木を利用した工芸品があります。

手間ひまかけて、干したり、磨いたり、漆を塗ったり、彫刻したりして、黒褐色の美しい宝物に生まれ変わります。

「世の中を

よそに見つつも

埋もれ木の

埋もれておらむ

心なき身は」

(井伊直弼)

いま貴方は、川の底の現状にいるかもしれません。
しかし、この歌のように、埋もれ木の身もいつか花開く時がきます。

あきらめないで努力して待ちましょう。

そんなエールの気持ちでこの言葉を捧げます。

合掌
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信頼

2016-04-19 08:39:24 | 日々の暮らし
人生で大切なもの、それは自由と信頼です。

信頼とは、宇宙と自分を信じること、自分の運命を信じるということです。

自分の人生のシナリオは、自分が生まれる前に神さまと共同して決めていると考えると、とても生きやすくなります。

すべては宇宙の計画であり、自分は宇宙に守られている。

人生で起こることは、学びのために自分で計画したものであると信頼するのです。

宇宙を信頼しましょう。
また他人も信頼しましょう。
あなたの人生に現れる他人は、あなたのために出現してくれているのです。


暴れん坊の孫悟空は、いくら暴れてもお釈迦さまの手の上から飛び出すことはできません。

私たちはこの宇宙から追い出されることはありません。

自分を守ってくれる宇宙や神さまや天使たちを信頼しましょう。

ありのままの自分を受け入れて、自分自身を信頼しましょう。

(書物・魂のことば)


介護の仕事をしていて、感じたことがあります。


『お金を出しているのだから、私の親をみるのは当たり前、事故など起こさないようにするのが専門の仕事でしょう!』
と言われる家族がいます。


お年寄りの世話をする専門職が介護士。

あなたの親の専門職ではありません。

百人百様、みんな違う人間なのです。

ただ、親を預けるだけで面会にもこない。

いろんな知識を教えて頂き、一緒になって介護する気持ちが必要だと思います。

ここでも、信頼関係が
必要だと思います。

徒然なるままに

合掌


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無能を痛感してこそ

2016-04-19 02:44:05 | 日々の暮らし
今日は松尾芭蕉の言葉が浮かんで来ました。


『無能にして

この一筋につながる』

(芭蕉)

自分は有能だと自信に満ちて言えるようなものが一つでもある人はいいが、

ほとんどの人が自分の無能さを痛感しているものです。

だからこそ、いろんなことを進んで学び、

吸収しようとするものです。

その中から自信が持てるものが生まれてくる。


「無能にしてこの一筋」

につながると芭蕉は述べています。


また、それが実年齢よりも若い生理的年齢をもたらし、

いつまでも若々しくいられると述べています。

『月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也』


『日々旅にして、旅を

栖(すみか)とす』

(奥の細道・芭蕉)

人も時間も旅であり、
旅が人生である。という意味ですが、旅の反対語は日常生活です。

日常生活にはストレスがつきものです。

ストレスの学説創始者
ハンス・セリエ博士は
「適度なストレスがなければ人間は滅亡してしまう。

だから、人からすべてのストレスを取り除いたら、

その人はダメになってしまう」

と言った有名な言葉があります。

よく定年仲間に会うと、すごく、

ふけた老人になっている人が多いのに驚きます。

悠々自適で何もしない人は、

趣味を持っている人よりも年を取るのが早く感じます。
(私の仲間から)

たしかに、多少のストレスは必要なのかもしれませんね。

芭蕉のような全国を旅することはできないまでも

小さな旅をしたいものです。

古代の人は

小さな旅を「散歩」と呼んでいました。

ストレスからの解放に

気分転換は必要です。


小さな旅を

しましょう。



善い日をお迎え下さい。

今日も

地震被災者に

合掌










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