生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

会話とは

2016-04-17 01:04:14 | 日々の暮らし
古今亭志ん生師匠の明言に
「話下手、聴き上手に支えられ」という言葉があります。

話すほうからすると、よい聴き手がいると、
妙に頭の回転が速くなり、落ち着いた話ができて、

聴き上手に支えられると述べています。

「お釈迦さまなら

どんな人でも救える

でしょう」

と尋ねたら、

「話の聴けない人だけ

には救えない」

と言われたという。
(法句経)

会話とは、話を会わせると書く。

言葉を交わすことによって、お互いの気持ちや思いを伝え合います。

ときどき黙らないと、

自分の話も聴いてもらえない。

ときどき相手の話に

耳を傾けないと、相手の方も耳をふさぎたくなるもの。

沈黙も話すことと同じ位、重要なのです。

どんな話でも

同じ話はない。

話しというのは

荒野の道を行くが如し。
いつも新鮮で好奇心いっぱいである。


沢村貞子さんは

「返事別嬪(美人)」

という言葉を述べています。

「ハイという返事は、

相手を認める拝の心

相手に対する配慮の心

必ずやりますという

背負う心」

「ハイ」という二文字

には無限の力を秘めて

いると述べています。

返事のよい人は素直な人が多いといいますね。

傾聴は語ることよりも

偉大なる愛の証

尊敬の表現である

信頼しない人、

尊敬できない人、

好きでない人の話は

聴けないから。

人の話に耳を傾け積極的に聴く行為は、

話そのもの善し悪しよりも、

その人を認め信頼していることが大きく影響する。

認知症のお年寄りには特に意味不明なことを話しかけてきて大変ですが、

傾聴する態度はお年寄りを安心させることになるので、日々心掛けましょう。

私もこの日記で会話しているのだと思います。
私の心の思い(波動)
が、距離の遠近に関係なく、貴方に届いているからです。

そして、貴方が誰かを思うとき、その思いも相手に届いているのです。

言葉以外でも、体の動き、姿勢、顔の表情、アイコンタクト、心の波動も会話の内だと思います。

今は地震のニュース速報を聴くたびに胸が痛くなります。

ラジオで東大の教授が1万年に一度の地震と言ってました。


今は熊本、九州の被災された皆様の声を

傾聴する時ですね。


早く平穏無事な生活を取り戻せますように。

祈願


合掌
コメント
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