外資系企業で働くある人の日記

外資系企業に勤務しているある人の日記。景気に左右されず、モティベーションを高く維持して頑張り続けます!

K君へのスピーチ

2006-07-15 23:52:31 | Weblog
本日K氏の結婚式・披露宴に参加した。友人と親族だけの小披露宴で硬くなくよかった。
テーブル席には大学教授と牧師、友人3人が座りいろいろK氏の話で盛り上がり大変楽しかった。
初めてみる新婦は関西出身の非常に美人なバレリーナであった。好奇心旺盛の女性ようで海外旅行・留学を何度もこなされていて海外へ赴任することの多いK氏の良きパートナーになられるようにと式ではお祈りをした。 
音楽の演奏が多々あったが、特に親族のみの四重奏は大変感動的で愛する息子へ精一杯歌を歌われる父の姿は一際私の心を打った。

友人代表ということでお話させていただく機会があった。スピーチの内容は下記のとおり

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K君、Yさん、ならびにご両家の皆さま本日のご結婚おめでとうございます。
私、K君には昔からお世話になっており私の結婚式には司会者を務めてもらうなどお世話になりながらも深いお付き合いをさせていただいているアルヒトと申します。
せっかくの機会を頂戴しましたのでK君の学生時代からの思い出話を2-3つさせていただこうかと思います。

K君とは財閥系商社の役員室で知り合いになりました。 それは就職活動時のことです。 私はその会社第一志望でした。勇み足で役員室へ入るとそこに気合の入っていない学生がいました。それがこの新郎であったわけです。 面接が終わっても連絡がきません。 まさか、と思いK君に連絡をとってみたところ、何と内定通知がきている、というのです。 二人に一人は合格するといわれる段階でしたので第一志望でないなら断ってくれ、とお願いしましたら彼は快諾してくれました。 彼との間には握りがあったのですが、実社会は厳しいもので結局、彼の断ってくれたポストは他の学生へ流れていってしまいましたが。。。 ただその時私は、なんていい人がいるのかと、感動した記憶がございます。 冒頭の乾杯でU教授がK氏をいい男だ、と評価していましたが、私も彼をいい人だ、とここ何年かを振り返ってあらためてそう思うのです。

いい人を他の言葉で具体的に言うと、K君は真面目で、誠実で、志の高いリーダーで、日本の貴重な財産と、言えると思います。 私はK君と、本日出席しているM、S氏と一緒に就職してから毎月1万円づつ拠出して基金をつくっております。 経済的な事情で一歩踏み出そうにも踏み出せない人に私たちが一歩踏み出そう、という趣旨ではじめました。 このファンドのリーダーをK君はケンブリッジに留学に行くまで務めていてくれました。K君はミッションファインディングでアフリカに行った際に貧困村、病院、灌漑施設、学校、校長先生宅で何が問題でどうすればいいのかしっかりレポートにまとめてチームメンバーにフィードバックし、私たちの100円が一番効果を持つのは教育だろう、という結果を導き出さしてくれました。また一人一万円で1年間子供が学校へ通えるという事実を知って、彼は奨学金制度をアフリカで行っているところを複数見つけてきて結局50人以上の子供へ奨学金を実行しました。さらにK君はベトナムのストリートチュードレンに職業学校的な施設を作る案件を見つけて50万円寄付をしました。 彼の計画性・実効性・リーダーシップにはメンバー一同本当に勇気ずけられています。

まだまだ申し上げたい思いでは沢山あるのですが、5分ぐらいと先ほど司会者の方に言われたものですから最後に一言、ことばをお贈りしたいと思います。それは、YさんとK君に、是非、最高の道を歩んでいって欲しいということであります。  私はイエスキリストを信じる者なのですが、聖書に最高の道について書かれている箇所がございます。それはコリント人への手紙13章でございます。これは私が結婚式に頂戴した箇所でございますが、少し抜粋した箇所を読ませていただきます。


       また,たとい私が持っている物の全部を貧しい人たちに分け与え,
       また私のからだを焼かれるために渡しても,愛がなければ,何の役にも立ちません.
       愛は寛容であり,愛は親切です.また人をねたみません.愛は自慢せず,高慢になりません.
       礼儀に反することをせず,自分の利益を求めず,いらだたず,人のした悪を思わず,
       不正を喜ばずに真理を喜びます.
       すべてをがまんし,すべてを信じ,すべてを期待し,すべてを耐え忍びます.
       愛は決して,絶えることがありません.


最近私は家内と喧嘩した際にはこの箇所を読むようにしているのですが、結果的に毎日読むはめになっております。。。 いらだず、我慢し、耐える、と結構実行するのはやはり大変です。 
お二人は今後いろいろ海外へ出て行かれることでしょう、まず最小単位の家庭で愛をまず実行されそして社会へそして世界へと拡げていっていただきたいと思います。またK君も志が高いものですから海外でも危険なところにかれることもあるでしょう、ただYさんとの家庭の愛をしっかり築かれるこを忘れずにいて欲しいと思います。

最後になりますが、これから長いお二人の道のりが最高のものになるようにお祈りしております。