さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第10話を見て

2024-03-11 23:35:53 | ドラマ鑑賞

今回は、おそらくこのドラマの前半戦の見せ場の一つだと思いますが、期待通りの素晴らしさでした。

ラブシーン・キャー・・というタイムラインがどこぞを埋め尽くしておりますが、まぁ、ラブシーンはそれはそれで良かったんですが、私は出家させられた本多花山帝の美坊主ぶりと、右大臣家に使われながらもお前たちの命運を握っているのはこの俺ぞと言わんばかりの存在感を示したユースケ晴明、そして大鏡のようにこの姿をもう一度親に見せたいとコソコソ逃げるのではなく堂々とした悪役ぶりを示した玉木道兼の「お仕えできて楽しゅうございました」の一言に賛辞を捧げたいですな。

ちなみに「大鏡」に書かれた出家のシーン・・古典が大好きでたまらなかった私は、中学の頃、通信高校講座の古典の放送を見て初めて知り、さらに古典が好きになったのでありました。

晴明の立ち位置は「大鏡」上では、単なる怪しさしか伝わってきませんが、はっきりと陰謀加担組に仕分けたところがこのドラマのオリジナリティであるが、「陰陽師」などで神格化されたイメージが壊れることで、かえって現実味が増して良かったのではないか、などとも思えますね。

本当は「鎌倉殿の13人」で主役を張る人たちの祖先・・鬼退治伝説で勇猛さの伝わる人たちが、道兼が帝に続いて出家させられないように護衛してた点については触れられていませんでしたね。藤原だけでもいっぱい出てくるのに、源もいろんなのが出てくると混乱するからでしょうか。

さて、出家された花山法皇・・まだまだ活躍して頂かなくてはなりません。楽しみにしてますぞ。

ちなみに私は出家現場の元慶寺に一度行っております。

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/384360eca4b94eff4af77f452935a23a

そして花山法王が最後に辿り着いた境地にちなんだところにも。

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/87534d42d1fa2fc8ea84a1d63cb23783

エキセントリックなお姿だけでなく、物事をちゃんと成し遂げた姿の花山法皇もドラマで描いてほしいと思いうのですが、尺が足りるかしら?


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