さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

韓国時代劇「師任堂(サイムダン)、色の日記」(第29話〜第33話)を見て

2023-03-31 23:14:25 | ドラマ鑑賞

現代ではソ・ジュンの父が登場・・わぉ・・吉幾三さんに似てる。そしてとってもいいお父さん。

そして、李朝では、宜城君と仲の良いソ・セヤンが舘ひろしに似てて・・・。

サイムダンの高麗紙が認められ、彼女の運営する楊柳紙所も軌道に乗ってきたのに、今度はサイムダンの夫が浮気し、外に子供まで作り、その相手の女がめちゃくちゃ嫌な女なのだ。

一方、フィウムダンは、下手の横好き絵描きである王女の写生に付き合わされている護衛を全員殺し、王女を助けたふりをする。王女に取り入り王女の絵の師匠となる他、流罪となっている夫ミン・ジギョンを王に頼んで解放してもらった。だがミン・ジギョンは倭寇と組んで何やら悪巧み。

フィウムダンは、完全な悪人にはなりきれないでいる。夫のためにどんなことでもしてきたのに、評価してもらえず、怒鳴られてばかり。フィウムダンの絵はサイムダンには敵わないということであるが、素人目にはとても上手に見える。こんな絵を描ける人が、いつまでも悪人のままではいないだろう・・とドラマ展開上思うのであるが・・・。

女性にとって生きづらい李朝の時代。サイムダンの娘・メヒャンは母から絵の才能を受け継いだ。だが男装して図画署の画員の試験を受けに行ったメヒャンは一題目は最高点をとったが、女であることがバレて追い出されてしまう。サイムダンの実力を知っている宜城君や世子は、王の御真影を描く絵師を、男に限定されている図画署ではなく、外部から選ぶこととし、サイムダンは採用試験に申し込み、名前を隠した投票では一位を取った。だが名前を見たとたん、役人たちが反対し始めたが、宜城君と世子はサイムダンに描かせることで押し切った。このままじゃ済まないことは明らかでハラハラするが、来週のお楽しみだ。


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【読書録】まんぷくモンゴル!〜公邸料理人、大草原で肉を食う

2023-03-30 22:31:35 | 読書録

鈴木裕子/産業編集センター

この本の著者である鈴木さんとは、一度食事会にご一緒したことがあり、その後はfacebookで繋がっていたが、いつもとても興味深い投稿をされる方だと思っていたところ、公邸料理人としてモンゴルに渡られ、ご活躍の様子はfacebookで拝見していた。

そのご経験を活かして最近この本を出版され、日経新聞などでも採り上げられていたが、私も早速入手して読んでみた。

とても素晴らしい本で、私がここでコソコソ細かく書くべきではなく、ぜひみなさま買って読んでみてください、、と宣伝させていただきたい気持ちでいっぱいである。

モンゴルには昔から興味があり、馬頭琴も持ってるし、日本国内のモンゴル料理店もいくつか出入りした経験のある私でさえ、いかに何も知らなかったかと驚かされる。

日本ではいろんな国のものを食べれてしまうから、気づかないのだけれど、それぞれの地域でなぜそういうものが食べられ、こういうものが食べられないのか・・については全て理由があることなのだ。

モンゴルでは水は貴重品。だから水を多量に使う料理はなく、大事に使うから、そもそも流し場がない。大きな草木は育たないから野菜がない。豚や鶏も食べない(そもそも入手困難だし)。その代わり、羊、牛、ヤギ肉に囲まれ、乳製品が豊富。(ラクダはあまり美味しくないそうだけれど。)

肉と小麦と乳さえあれば生きていける。でも塩だけの味付けでものすごく美味しいものが出来上がる。移動を常とするシンプルライフ。家屋に欠かせないフェルトは風を通し熱を逃さない、この地に欠かせないもの。メモを取らずに頭に書く人々だから言語能力も優秀。ちょうど母と「モンゴルから来たお相撲さん達ってなんでこんなに日本語が上手いのかしら」と話していたところだったから、なるほどそんな背景が・・と思った。

厳しい自然の中で蓄積されてきた知恵の素晴らしさ。この本を読んだ後が、とても自分がちっぽけでひ弱な人間に思えてくる。

 


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【読書録】うんち学入門

2023-03-29 22:25:12 | 読書録

増田隆一/講談社ブルーバックス

これは表題とは裏腹に、かなり真面目なお堅い生物学の本である。ただ、各セクションの頭にうんこマークがついている。電車や会社で読む時は、表紙が見えないようにして読むが、中身のマークに気づく人がいないかちょっとハラハラしながら読んだ。

そもそもうんちをするのは生物である証拠である。では生物の歴史上うんちをするようになったのはいつからだ・・・それは三胚葉性動物が誕生してからだ。昔、生物の授業でワクワクしながら聞いた原腸貫入の話。卵子が細胞分裂していく過程で、窪みが出来、それが原腸(消化管)となって突き抜けて行く。窪み始めたところが口で突き抜けたところが肛門になる動物と、窪み始めたところが肛門で突き抜けたところが口になる動物がいるけれど、我々脊椎動物は後者の方だ。卵子の外側は外胚葉、消化管が内胚葉、両者に挟まれた部分が中胚葉・・この三つが揃うのが三胚葉性動物・・要するに消化管があり、口や肛門にあたるところがある動物・・ということになる。でもこの三胚葉の話・・なんか久しぶりに聞いた気がする。生物の話題はアップデートしてるつもりだったのに。

個体発生や系統発生、進化の話の中で必ず話題になるホヤだが、ホヤは幼生の頃は脊索があり、おたまじゃくしのように泳いでいるのだが、実はこの時口も消化管も肛門もないからものを喰べることができず、卵の時から持っている卵黄の栄養のみで生き、それを使い尽くすと、固定生活をはじめ、今度は脊索が消えて消化管ができて行くんだと・・これは摩訶不思議だ。

冬眠している熊の話も面白いな。冬眠中のクマは代謝を落としているので、うんちも尿もしない。だがそんな状態で子供を産み、子供たちのうんちや尿は母ぐまが食べてしまい、巣穴は綺麗に保たれるとか。しかし母グマは、冬眠中はうんちはしないけれど、その材料は体内に溜まっているので、冬眠明けにまとめてうんちするそうな。なんかすごい便秘状態を想像しちゃう。

うんちの80%は水分であるが、残りは「消化できなかったもの」「腸壁の剥がれたもの」「腸内細菌およびその死骸」に分けられる。動物観測ではうんちの調査も結構やるが、腸壁の剥がれたものの中のミトコンドリアDNAを調べると落とし主がわかるし、消化できなかったものを調べれば、何を食べていたかがわかる。

チベットではヤクのうんちで家の壁を作る。チベット高原では高い樹木は育たないから、うんちの中の未消化の植物繊維が貴重な建材になるわけだな。日本でも土壁に切った藁を混ぜるけど、それは藁があるからできるわけで、そういうものがないからうんちを使うわけだな。

狼煙(のろし)になぜ狼という字を使うか・・それは狼のうんちを使っていたからで、狼の未消化物には体毛などのタンパク質が多く含まれ、それらのおかげで、乾燥した少量のうんちからでもたくさん煙がでるから使われたそうな。

ということで、とかくタブーとされがちなうんちの話であるが、この本を読んだ後には、かなり崇高な気分になる。


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天気に恵まれず・・花よりボーズ

2023-03-28 23:41:27 | 食いしん坊レビュー

せっかく満開になっても、天気が悪くて桜の写真が撮れない。今日は休みをとって、経過観察中のものの相談に病院巡り。

まず午前中は大手町へ。以前1年に3回行っていたものが、今後は年1回で良いのでは・・とかその他アドバイスをいただき、一応健康のことを考えて昼食はサラダバー。

それから神保町へ行って、エコー検査をしてもらい、診察を2つ待っている間に雨も上がって少し明るくなってきたので。。。

でもこの通りは陽が翳ってて暗いなぁ。

せめてビルが黒っぽい色なら映えるんだが。

わずかな青空を狙って・・・

IPhoneのポートレートモードで撮ると、背景をぼやかせるようだが、茎の途中もぼやけて不思議な写真に。

診察はずいぶん待たされて予定より随分遅くなってしまった。今モンゴルの本を読んでるんで、猛烈にモンゴルのものが食べたくなって幡ヶ谷へ。

最初に羊のスープ。本当はもっと下の方にお肉入ってます・・・。すまし汁みたいに見えるけど、極上の味噌汁のような味なのだ。肩甲骨あたりの凝りがふっと緩むような癒されるお味。

小籠包に似てるボーズ。期待通りのうまさ。

モンゴルのお菓子。ほんのり甘い。硬いクッキーみたい。

これは食べ物じゃないけど、羊の骨らしいよ。串焼きにした後の残りとか。

裏っかえすとさらに骨っぽい。

あっちの馬の耳に下がってるのも骨グッズだと思うなぁ。現地ではお守りになるらしいからね。

アイスクリームもおいしかった。

 


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音楽家の伝記・はじめに読む1冊「バルトーク」

2023-03-27 23:55:54 | 読書録

ひのまどか/ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

先日ワーグナーを読んで、今回バルトークを読むと、金銭感覚が笑ってしまうほど違うのに驚く。

ワーグナーは友人から借金をして家を飾り立て、友人に高価なプレゼントをして、結局また借金をしてしまう人。

バルトークは、どんなに友人が金を援助しようとしても、受けとらず、仮に受け取っても返してしまう人なのだ。病気がちで体が弱く、困窮しているから、彼を助けたいという友人は沢山いるのに、金銭的な援助をするのは至難の技。だから隠れて支援したり、作曲の委嘱料(出来上がりはいつでもいい)という形で援助したりするのだ。そんな潔癖な人だとは知らなかった。

バルトークといえば、ハンガリーの民族音楽を取り入れて作曲した人・・とざっくり思っていたが、ハンガリーの音楽とはなんぞやということだ。ブラームスやリストがハンガリーなんちゃらという名で模したのはロマ・・いわゆるジプシーの音楽であって、ハンガリーの音楽と言えるかについては、疑問符がつくもの。バルトークは最初はドイツ音楽の影響を受けた曲を作っていたが、コダーイから「まだ目覚めていない」などと言われて刺激を受け、ハンガリー伝統色の強い曲を作るようになるのだが、そのために各地を蓄音機片手に回り、地域の人の歌・・特に女性が仕事をしながら歌う歌に光明を見出し、録音・採譜・分析・整理・・を繰り返していくのだ。

彼が蓄音機片手に回った地域はハンガリー全土だけでなく、ルーマニア、スロバキア、アルジェリア、トルコ、エジプトなど多岐にわたる。特にハンガリーとルーマニアは近く、ハンガリーということで取材して回った土地が第一次世界大戦後にルーマニアになってしまうなどしたため、ハンガリーの人たちはそういう意味ではルーマニアに敵対意識を持つわけであるが、音楽的には繋がっているわけである。だがハンガリーの人たちは自分たちが支配を受けたオーストリア・・つまりドイツ系の音楽には憧れこそすれ、ルーマニアの音楽と繋がっているなどということは認めたがらないわけである。バルトークはそういう政治的なことは気にせず、音楽的なつながりを求めて、広範囲を取材して回ったわけである。

第二次世界大戦中、ハンガリーはナチスドイツ側についてしまった。バルトークはアメリカに亡命するが、体調がすぐれず、結局白血病になってしまう。健康悪化のせいで作曲をしばらく休んでいたが、委嘱の名目による援助を受けることで、再び創作意欲が湧き、そして作曲されたのが有名なオケコンこと「管弦楽のための協奏曲」だ。

この曲は、バイオリンを初めて6年半、つまりオケに入って4年半ごろに参加したアマチュアオーケストラフェスティバル酒田大会にて弾いたことがある。当時バイオリンの演奏フォーム矯正中だったこともあり、個人的にはボロボロだったのであるが、今改めて聴いてみると、そんな状態でよくこの曲にチャレンジしようと思ったなぁ、とあらためてびっくり。

私がバルトークの難曲に取り組む機会は意外に早く訪れそうなのであるが、その時のために、この本に書かれた、バルトークの潔癖かつ必死な生き様を覚えておくことにしたい。


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アルファーノ/歌劇《シラノ・ド・ベルジュラック》を見て

2023-03-26 17:05:58 | オペラ・バレエ鑑賞

先日見た映画版をダイジェストにした感じではあるが、舞台という制約のある中での演出は見事だった。

この戯曲をオペラかして良かったなと思うのは、やはりバルコニーでの愛の語らいのシーン(クリスチャンのコートと帽子を身につけてシラノが歌う)とか、羊飼いの笛に合わせてシラノが歌うシーン、戦場に食べ物がきて皆が喜ぶシーン、そして最後の瀕死の重症を負いながら昔クリスチャンのために書いてあげた遺書となる手紙を、手紙を見ずに読むシーンが圧巻であった。

そしてドミンゴの深みのある声に反応するロクサーヌ役のソンドラ・ラドヴァノフスキーの声は伸びやかで美しく、映画版のロクサーヌを見た時の女のずるさ的なものを感じさせない、純粋な思いがストレートに伝わる音楽だったと思う。

また、天井から吊り下がったロープやリボンなどを利用したポールダンス的な踊りも見応えあり、空間を上手に使った演出だと思った。

それから、どうでも良い話なのかもしれないが、ドミンゴは、鼻の大きいシラノ役を演じるために、付け鼻を使用していたが、その程度の大きさならあまりコンプレックスに思う必要はないのに・・と思った。(映画版のシラノを見た時もそう思ったけど)

【収録情報】----------------------------------------------

シラノ・ド・ベルジュラック:プラシド・ドミンゴ(T)
ロクサーヌ:ソンドラ・ラドヴァノフスキー(S)
クリスチャン・ド・ヌーヴィエット:アルトゥーロ・チャコン=クルス(T)
伯爵ド・ギーシュ:ロッド・ギルフリー(Br)
ラグノー:コッラド・カルメロ・カルーソー(Br)
陸軍大尉カルボン:ジャヴィエル・フランコ(Br)
バレンシア自治政府合唱団
バレンシア州立管弦楽団
パトリック・フルニリエ(指揮)

ミハウ・ズナニエツキ(演出・美術)
イザベル・コンテ(衣装)
制作:UNITEL

収録時期:2007年2月
収録場所:バレンシア、ソフィア王妃芸術宮殿
収録時間:141分
画面:NTSC(リージョン・コード:0)/16:9
音声:ドルビー・デジタル2.0 ステレオ/ドルビー・サラウンド5.1
字幕:英語・仏語


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【読書録】あやし

2023-03-25 19:06:44 | 読書録

宮部みゆき/角川文庫

宮部みゆきさんの本はあまり読んだことがなく、以前「スナーク狩り」という現代を舞台にしたのを読んだことがあるが、時代小説は初めて。「あやし」は江戸時代を舞台にした怪談集なのであるが、ものすごく面白かった。また時代物のせいか、文章は美しいし格調高いしで、とても気に入った。

宮部さんの本をもっと読みたい・・・そんな気にさせてくれる本だった。


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韓国時代劇「師任堂(サイムダン)、色の日記」(第24話〜第28話)を見て

2023-03-24 23:13:14 | ドラマ鑑賞

宋〜明への大事な輸出品となっていた高麗紙。その質の低下により、明の大切な文書が損害を受け、明の皇帝の怒りの前に危急存亡の危機に立たされる中宗。

本来の高級な高麗紙の秘密の製法を探し出すために、サイムダン側の人間がまた2人犠牲になった。やっと入手できた掛け軸もミン・チヒョンに奪われ、崖の下に転げ落ちるサイムダンと宜城君。だが奪われる前に写しとってあった、掛け軸の裏の詩のような文章から、楮に藤を混ぜることを解読したサイムダン。一方、敵役のミン・チヒョン&フィウムダンも、暗号に得意な者に解かせて、同じ結論に達する。ただ楮と藤の最適な調合割合がわからないことから、短期間にさまざまな試行錯誤をして、最適な割合を見つけ出したサイムダン。だがフィウムダンらによって、製紙所は火に包まれてしまう。(だがこれを事前に察知したサイムダンと宜城君は、作った紙を疎開した上で、敢えて火をつけさせ、敵の目を欺くのであった。)

さて、中国からの勅使の前で、紙の質比べ。最後に残ったのがサイムダンとフィウムダン。強度・なめらかさ・墨文字などは双方差がないとされ、最後に絵を描いてくらべることになった。色鮮やかな絵を描くフィウムダン。だがサイムダンの色絵の具は細工されており、うまく溶けない。サイムダンは絵の具を使うことを断念し、会場に飾られていた山茱萸の赤い実をむしり取り、それを潰して指で梅の花の部分に赤い色をつけた。黒い墨にポツポツと赤い色がついただけの絵だったが、サイムダンの絵の方が勅使の心を打った。

質の良い高麗紙を復元し、明に納めることにより、危機を脱した中宗の前で、ミン・チヒョンの悪事をぶちまける宜城君。2人の証人に証言させ、かくして、ミン・チヒョンは流罪になった。

平穏な日々が訪れたはずであったが、サイムダンの夫の浮気が明らかになり、まだまだ波乱含みのようである。現代の方は一向に解決策が見当たらず、まだまだ悪者が大きな顔をしている状態。

・・・・・

楮と藤を混ぜるって本当なのか・・調べて見たけどよくわからなかった。少なくとも和紙ではそういうことはしないようだ。ちなみに藤100%の紙というのは存在するそうだが、藤を発酵させねばらず、何年も時間がかかるとか・・・。


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相鉄がさらに便利に

2023-03-23 23:53:12 | ただの日記

週一回、実家に帰る日々が続いているが、ずっと渋谷からJR経由、相鉄の最寄駅まで直通の電車に乗っていたが、3月18日のダイヤ改正で、東急経由の路線も出来た。

どちらで帰っても時間は大して変わらないのだが、職場が東急系の沿線のため、東急経由帰った方が運賃は安いし、渋谷での乗り換えが楽だしで、喜んでそっちに乗っている。

しかしまぁ、最寄駅での電光掲示板を見ると、今までは想像もできなかった駅が目的地になってるんで、少し面食らう。慣れねば慣れねば。

ああ、若い頃渋谷に通っていた時、夜遅いと東急も相鉄も各停だけになってしまって、しかも横浜での接続も悪くなって、2時間近くかかって帰ってきたことがあるなぁ。それが45分ちょっとで直通で行けるようになるんなんて。

さらに遡れば、日吉や三田に通っていた頃、3・4年生のころは毎日授業のある三田から剣道部の練習のために日吉に向かうのが大変だったなぁ。それが今では・・・。

若い時苦労をしたことがいろいろ思い出されるが、苦労をしたからこそ実家を飛び出し、一人暮らしを始めたわけで、若い頃からこんなに便利だったら、ずっと実家を出ない生活を送り、バイオリンもトランペットもオペラもやってないだろうし、オーケストラもやってなかったろうねぇ・・・。なんてことをいろいろ考えてしまう。

・・・・・・・

それは、さておき、世間的には、「思いがけないところに相鉄車両が停まっている」と驚く人も多いようであるが、私個人としては相鉄さまさまである。


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【読書録】いのちの初夜

2023-03-22 22:18:11 | 読書録

北條民雄/角川文庫

「100分de名著」で紹介されていたので、早速原作を借りて読むことにした。

実際、読んで良かった。その昔、癩病と言われていたハンセン病。病気に対する無理解から、かかった人が悪いと業病とされたり、家名に傷がつくと除籍されたり、感染症なのに遺伝すると思われたり・・・。

ハンセン病にもいろんなタイプがあり、中には一時的に改善して、治ったように見えることがある。その間に結婚した男性は結局再発して施設に入れられることになった。すると妻を除く家族・・子供達が次々と発症して施設に入ってくる恐怖・・・自分がこうなったのは父親のせいだ・・と父親を憎む息子、癩病を隠して自分と結婚したことを恨む妻・・・なんだか読んでいてその話が一番悲惨だと思ったな。

施設では軽い病状の者が重症の者の世話をする。重症の者の苦しむ姿を見て、いずれ自分の身にも起こること・・と思いながら世話をする。また物書きを志す人間に取っては、目が見えなくなってしまうことが一番の恐怖。大して効かないことは承知ながら投薬を受ける日々。喉に穴をあけて生きながらえる者もいる。

施設内で恋人を作ってしまい妊娠する妹。恋人は自殺してしまった。たった一人の兄は妹に子供を産めという。そうでなければ彼らの一家は絶えてしまうのだ。本当はいけないことのはずなのに、妹に子供を産むことを許し、感染する前にその子をどっかに預けてしまえ・・という兄。

とはいえ、病気の軽いうちは、農作業や洗濯、なんらかの手伝い仕事をして、多少のお金を得ることもできる・・・施設内のいろんな人間の様子が描かれる。

読んでいて、それは決して他人事ではないと思った。ハンセン病は治る病気になったが、今回のコロナ禍の始まりの頃のように、対応方法のわからない未知の感染症がいきなり発生することもあるだろう。また自分が歳をとり、身寄りも無くなって、何らかの施設に入った場合、同じような世界が待ち受けているかもしれない。そういう状態になった場合、やはり最終的に自分の心を安定させられるのは、周りの人と仲良くし、自分の動けるうちは人の役に立とうとすることであろうか・・・。はたまた細かく記録を残すことであろうか。いろいろ考えさせられる。


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またまた増設中

2023-03-21 22:50:07 | 意外にすぐれモノ

普段通勤に使っている仕切りトートバックに弁当が入るように増設した話は先日も書いた。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/db/75c541cf5176b6dd5c80dee60c738662.jpg

すでに折り畳み傘をしまえる場所を左側に作っていて、今度は右側にペットボトルを追加でつけれるように増設したのが先日の話。(もともとペットボトルを入れていた場所にはスープジャーを入れることにしたため)

なので、弁当を持っていくには不自由無くなったのだが、楽譜やA4判にプリントしたものなどを持ち歩くにはまだ不満があるのだ。ということでさらに増設。

こんなふうに後ろ側に100均で買ったバックを縫い付けたのだ。

ほら、ここに楽譜を入れたらいい。

増設した方のバッグの取っ手は普通に持ってもいいし、元のバッグの取っ手に引っ掛けても良いようにスナップもつけてみた。

手提げバッグの使い勝手が悪ければ、増設すれば良いじゃん・・という結論に辿り着いた今日この頃。


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【読書録】ワーグナー〜バイロイトの長い坂道

2023-03-20 21:43:28 | 読書録

ひのまどか/リブリオ出版

昔、「ワーグナー」という映画を見た。やたら金をせびってくるワーグナーの姿が醜く、その映画のせいで、ワーグナーが嫌いになってしまった。その後、オケで指輪の抜粋をやったり、自分でもタンホイザーの歌の殿堂のアリアを歌ったりして、そのマイナスイメージは和らいだが、この本でさらにマイナスイメージが払拭されたかもしれない。

ワーグナーには確かに普通の人が持っているような金銭感覚はない。だがワーグナーのために自分のための人生を投げ打って、ワーグナーに尽くした人は何人もいるのだ。ルードヴィヒ2世やコジマだけではない。批判する人がいる一方、熱烈な信奉者がいる・・それがワーグナーなのだ。批判する人というのはワーグナーを実はよく知らないのかもしれない。ワーグナーはまるで教祖のように人を引き込む力があるのかもしれない。

まずピアノの超絶技巧を中心とする作曲家であるリストはワーグナーを自分を超える存在として認め、思いっきり支援した。リストの娘であるコジマは、ビューローの妻であったのにワーグナーと不倫関係にあった(のちにビューローと離婚し、ワーグナーとは正式に結婚)・・ここまでは有名な話だが、彼女は実はすごくやり手だったのである。ワーグナーを支援するためにルートヴィヒ2世との間を伝書鳩のように行き来しただけでなく、ワーグナーの死後もワーグナーの自筆譜・台本・論文・企画書・メモ・手紙などを収集して整備し、ワーグナーの立派な後継者&バイロイトの指導者となったのだという。妻がしっかりしていなかったせいでたくさんのものが失われたビゼーなどとは雲泥の差である。

また妻を寝取られた形になったビューローもまた、ワーグナーの信奉者であった。コジマと離婚後はワーグナーから離れるものの、ワーグナーの死にあたり、コジマが後追い自殺をしないように彼女に「友よ」と呼びかけている。

ワーグナーを支援した権力者といえば、バイエルン王国のルートヴィヒ2世が有名であるが、バイエルン王国がプロイセンに屈し、ドイツ皇帝として戴くことになったウィルヘルム1世もワーグナーの音楽のよき理解者であり、ワーグナーを支援した。ヒットラーがワーグナーの音楽に心酔しバイロイトを支援するようになるのはワーグナーの死後であるから、ワーグナーのせいではない。

バイロイト祝祭劇場の構造をあまり知らなかったが、オーケストラピットは木の覆いで被され、オーケストラの音はその覆いの隙間から壁沿いに天井に昇り、客席をやわらかな音響で包んだという。一度生で聞いてみたい・・とは思うのであるが・・・。

本書には、ワーグナーの大作である《リング》こと「ニーベルングの指環」のあらすじを実に上手に表現しているページもあり、子供でも読める伝記とはいえ大人でも十分読み応えのある仕上がりとなっている。


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[クック膳]カンタン酢鷄

2023-03-19 22:45:30 | 下手くそ料理帖

レンジ容器「クック膳」の蒸し鶏味変えチャレンジ中。

今回は大胆に、カンタン酢だけで味付け。

クック膳に鶏もも肉一枚とカンタン酢100c cを入れる。いつものように鶏肉にはフォークを何箇所もブッ刺し、鶏肉を表裏にひっくり返して味を馴染ませた後、皮を上にして中蓋を締め(閉の位置)、外蓋を閉めて、電子レンジ600Wで7分半レンチン、その後そのまま10分以上放置。

蓋を開けてみるとこんなふうに出来上がっていて・・これだけじゃ美味しいのかどうかわからん。

でも、小さく切って、破片を口に入れてみたら・・・めちゃ美味しい。

へぇぇ・・たまにはこれも良いじゃん!


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歯石除去・・・定期メンテナンス

2023-03-18 23:26:24 | ただの日記

3ヶ月に一度定期メンテナンスに通い始めてから1年たったが、今回また改善していた。

2022年2月  14.29%

    5月   3.57%

    8月  2.96%

           12月  2.38%

2023年3月  1.19%

最初の頃こんなだったことを考えると信じられないな。

ただ、今回、歯石については良かったのだが、左上の奥歯が痛むということで、若干の虫歯ありということで治療が必要になってしまった。

行けば行ったで何かあるメンテナンス・・・。

 


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冷凍鮭と塩揉みきゅうりの酢飯おにぎり

2023-03-18 22:58:06 | 下手くそ料理帖~ごはん系

楽しい週末作り置き。

今日は冷凍鮭をご飯と一緒に炊いてみよう。ついでにカンタン酢も入れて酢飯にしてみよう。

悩ましいのが水加減。酢飯にするにはご飯1合あたり大匙3とある。ご飯3合だとカンタン酢大匙9杯になる。水をご飯3合のラインまで入れてからカンタン酢大匙9(135cc)入れて良いのか、それとも先にカンタン酢大匙9杯入れてから、3合のラインまで水を入れるのか・・・。今回は迷った末後者にしたが、それだとちょっと硬い仕上がりになることがわかった。炊き上がってからちょっと水を足した。なので次回は前者でやってみよう。

炊き上がりはこんな感じ。前述のようにちょっと水少なかったかなぁという感じ。鮭の骨と皮を取り除き、ちょっと水をふりかけ、

塩揉みきゅうり(きゅうり一本をスライサーにかけ、塩小さじ1/2を振りかけ、しばらくしてからぎゅっと絞ったやつ)を加えた。

鮭をバラし、塩揉みきゅうりと白胡麻を加えて混ぜ合わせたところ。(次回は大葉を加えてみても良いかも)

そこそこ美味しいご飯が出来上がった。

ということでおにぎりにして即冷凍。おにぎりは違う味の組み合わせで毎日2個会社に持って行っているので、変化のある味になって良かったんじゃないかしら。


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