実は私、柚子茶が流行る前から、自分で柚子茶的なものを考案していたんですよ。
寮にいた頃、考えましてね。柚子湯が大好きな私、冬至しか柚子湯に入れないのが悲しいと思ったわけですよ。で、思いついて、柚子を買ってきて輪切りにし、タネを取り除いて、空き瓶に、砂糖、柚子、砂糖・・みたいに層になるように詰めていきまして、十分漬かった頃に、輪切りを1枚取り出して、お湯をかけまして・・それを風呂上がりに飲むと、柚子湯に入ったような気分になることを発見したのでした。お風呂に入れたらあっという間に沢山の柚子の果実が失われてしまいますが、柚子の輪切り1枚で柚子湯に入った気になれるとは、なんてコスパ良好なんでしょ。しかも冷蔵庫で1ヶ月以上保存しておけるので、保存性もよし!
ということで、若い頃は冬になると、柚子の砂糖漬けを作っていましたね。
一人暮らしを始めたら、意外にやらないもんで・・っていうか、その頃は普通に韓国の柚子茶を買ってきて、むしろ夏に水で溶かして、氷を入れて飲むようになりました。それもずっと忘れてて、2年前かなんかに柚子を5個ばかしいただいた時に、迷わず全部砂糖漬けにして、1ヶ月半楽しみました。
最近、グッと寒くなったので、また柚子の砂糖漬けを作ってみたくなりました。
ジャムの瓶が小さいので、輪切りだと入らず、適当に輪切りをさらに3つに割ったりして、砂糖につけ、最後に上からぐりぐりっとはちみつを垂らして、2日ぐらい冷蔵庫の野菜室に置いてみました。
まずは、お湯を入れて。柚子の実と一緒に、とろっとできているエキスも当然一緒に入れます。これで立派に柚子茶です。私にとっては懐かしい味。
ヨーグルトにも乗せてみました。こういう食べ方するなら、柚子はもう少し小さく切ったほうが良かったかも。でも、こちらも美味しくいただけました。