さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

毛ガニに癒される。

2018-08-31 23:43:35 | 食いしん坊レビュー
今週は、頭痛になやまされ、鎮痛剤の手放せない一週間になってしまいました。

高知のこと、いろいろ書こうと思ってたのに遅々として書き進まず。

最近また毎週行くようになったストレッチ専門店での施術が終わって、まっすぐ家に帰る気力もなく、外食。

疲れたけどがんばった自分にごほうび。奮発して毛ガニ一杯を頼みました。

▼【駅弁】四大かに弁当(稚内駅)
https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/53cbd8704cbc579b05653581413dcebf

毛ガニの旨さは、以前駅弁の四大かに弁当を食べた時に再認識していたのだが、なかなか食べる機会がなかったなぁ。

う~ん、期待通りの旨さ。上海ガニより食べやすいし、旨味も負けてない感じ。

今日入ったレストランでは、毛ガニの旬は夏だと書いてあったけど、調べてみると産地によって異なるみたいだ。

だけど、カニと言えば秋~冬と考えがちだけど、必ずしもそうではないということだね。

ブログ書いてて、あ~また食べたいなと思う。

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【読書録】鐔(つば)は知っている~土佐の幕末維新

2018-08-30 23:13:14 | 読書録
小島博明 著/坂本龍馬財団

桂浜の坂本龍馬記念館で買ってきた本。

昔、剣道をやっていた時、初心者用のプラスチックの鐔(鍔)から革の鐔に替えた時、異様に胸が高まったことをいまさらながなら思い出したが、武士にとっての刀の鐔とは当然ながら猛烈にこだわりのあるもの。今回、その鐔には、装飾性だけでなく、メッセージ性がある・・ということを初めて理解した。

山内容堂は戦国時代の名工・信家による「一心不乱にの信家」を愛用し、それを容堂の時代の名工・宗義に忠実に写させた「一心不乱にの宗義」を後藤象二郎に渡していた。山内家には「徳川家あっての山内家」という思いがずっとあり、作られた時代は異なるが、将軍への忠義の証である「一心不乱にの信家」は山内容堂にとって徳川家への忠義の証であった。そしてその写しである「一心不乱にの宗義」は徳川家への忠義を忘れない山内容堂の身代わりであった。つまり山内容堂も後藤象二郎も心の奥底ではつねに佐幕だったのである。

この本を「龍馬暗殺の真相はこれだ」というキャッチに惑わされて、推理小説のように読んでしまうとやや拍子抜けるかもしれない。実行犯は京都見廻り組の佐々木唯三郎、今井信郎、桂隼之助、渡辺吉太郎らとし、黒幕は謎のままである。後藤象二郎は相当に怪しいが、黒幕ではない。後藤象二郎は、龍馬の脱藩罪の赦免や、いろは丸事件の紀州藩との裁判、大政奉還において、龍馬を常に助け、いわば同士であったが、大政奉還後に龍馬とは利害関係がズレてくるのである。大政奉還について、容堂以下土佐藩の幹部は象二郎が考えたものだと思っていたから恩賞がもらえるのは象二郎であるが、考えたのが龍馬だと知られたら・・という恐れがあった。いろは丸事件の紀州藩からの賠償金受け取りに際しては、龍馬の海援隊と象二郎の土佐商会のどちらが主体になるかという問題があった。ましてやいろは丸事件で紀州藩船に衝突されたことによる土佐側の損害は、龍馬と岩崎弥太郎が積荷目録には箱としかかかれていないのをよいことに中身を偽って被害額をつりあげており、象二郎も黙認したことにより秘密を共有していることになるが、紀州藩にバレた場合のダメージは土佐重役である象二郎の方が大きい・・・等いろいろあったらしい。だがこの本の中では、象二郎は龍馬を一定期間捕えさせることでやりすごし、紀州藩との賠償問題が片付き、ほとぼりが冷めたところで、牢から出されるように画策していた。だから暗殺の黒幕ではない。

まぁ、そこだけを取り出してしまうとこの本の魅力を半分も楽しめないことになってしまう。今大河ドラマで「西郷どん」を見ているせいで、幕末が薩摩視点になってしまっているが、「龍馬伝」を思い出しつつ、土佐視点であらためて整理すると、薩摩視点とはだいぶ違ってくるのである。

感慨深いのは、容堂が最終的に「一心不乱にの信家」を手放す場面だ。要は明治の代になり、佐幕のメッセージをもつ「一心不乱にの信家」をこれ以上持っていることができなくなったのだ。鐔おより佐幕の心と決別する山内容堂の姿はちょっと涙を誘う。

龍馬伝では山内容堂を近藤正臣が演じていたし、藩主としては隠居していたから、すごく年上の人に思っていたけれど、山内容堂が亡くなったのは数え年で46歳。この本の表紙の左上にも載っているが、容堂の肖像を意外に若く感じるのは、40代で亡くなった人だからだ・・と合点がいった。

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【100分de名著】for ティーンズ「百人一首」

2018-08-29 23:21:56 | 読書録
夏休みの子供向けシリーズの最終回がこの百人一首であったが、木ノ下裕一さんによるこの回は素晴らしかった。

私は、子供のころ、百人一首のかるたでよく遊んだから、全部暗記しているとは言えないまでも、割と一通りは知っている。でも、意味となると・・・。

古文が大好きだった私でも、百人一首に採り上げられた歌の解釈は意外に難しい。学生時代に解説本などを買ってみたけど、挫折した。

でも木ノ下氏自身による、現代語訳は、ものすごく共感性のある文章を使っていてわかりやすい。

現代語訳だけではない。私の持っていた固定観念を一つ壊してくれた。若い頃は万葉集が好きだったから、和歌とはありのままに素直に詠むのがよく、古今集とか新古今集とかの時代になると、作り込み過ぎていて写実性を失っている・・つまり嘘の世界に踏み込んでいる・・と思っていた。

大人になるにつれ、写実は必ずしも真実ではないということが分かり始めるのであるが、そこを木ノ下氏は実にお子様にわかりやすい言葉で表現していた。

あるものを見た時の感動を素直に伝えるために「盛る」と言う話は自然にありうることだ・・Instagramに写真を加工して載せるのも自分の感動をよりよく伝えたいからでしょう・・というような表現を使っていた。これには納得。自分が素敵だと思って写真を撮っても、なんか自分の中の印象よりくすんだ色に写ってしまうことがあるよね。それを多少色彩鮮やかに加工して人に見せるというのは、逆に真実を伝えていることになると思うけどな。

もう一つの金言は、古典とか和歌とかは「冷凍食品」だということ。情熱をもって、いろいろ調べたり、考えたりして解凍していかなければ、美味しく食べられない・・・うう~ん、これは素晴らしい表現だな。

つまり私は古典好きとか言ってて、解凍する努力が足りなかったんだな。そういう努力をしてこそ、現代人が忘れてしまったような感覚と向き合うことが出来るんだな。

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ハンブルクのチョコレート

2018-08-28 23:05:10 | 食いしん坊レビュー
JAO高知大会で一緒になった、Bオケのハンブルク出身の女性バイオリン奏者からいただきました。

彼女とは、初日に空港で一緒になり、右も左も分からない感じだったので、バスの切符売り場へご案内し、一緒にバスに乗ったことは当ブログにも書いたのであるが、その後も時々会っておしゃべりしていました。

ドイツにも同じようなアマチュアオーケストラのフェスティバルがあり、そこに日本の方が来られていたので、今回のフェスティバルの話を聞き、招待のような形で参加したとのこと。初来日で、日本語も全くご存知ないようだったが、高知大会のマネジメント全般について、完璧だと言って感激していました。

最終日の本番終了後にまた会ったところ、初日にお世話になったからと、このチョコレートをいただいたのです。

パッケージの表面にはハンブルクの街並みが立体的に見える写真が貼ってあります。

ハンブルクといえば、北ドイツとか、ハンザ同盟とかしか思い浮かばないのですが、景色を見ると、港町なのですね。サイト検索で調べると、エルベ川河口から約100kmほど入った港湾都市とのこと。横浜生まれ横浜育ちな私は、港の風景を見ると思わず心が沸き立ちます。


早速かじってみると、確かに日本のチョコレートにはない味がします。塩気がすこし効いていてイイ感じです。


おお、確かに下の方にSalzって書いてありますね。

ドイツには3回行きましたが、いずれも南ばかり。いつか北の方にも行ってみたいものですね。

そして、悔やまれるのは、ハンブルクの彼女に一言もドイツ語で会話できなかったことです。

ビジネス英語をラジオで聴いているお陰か、英語はするっと出て来たんですが、英語が出て来ちゃうとドイツ語が全然出て来なくて・・まだまだ修行が足りませんね。

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さくらももこさんを悼む

2018-08-27 23:53:04 | ただの日記
思いがけず、急に飛んできた、さくらももこさんの訃報。

当ブログにもいろんな方の追悼を載せてきたけれど、同い年の方の訃報は心にずしりとこたえるね。

悲しいのと同時に、我が事のようにくやしい。

53歳といえば、体力はだいぶ落ちて来るけれど、内面的には極めて充実している。さくらさんならまだまだどんどん立派な作品を世に出せたであろうに。

私が20代に独身寮にいたころ、日曜の夜は常に食堂のテレビがついていて、ちびまる子ちゃん、サザエさんと続けて見て、サザエさん症候群に陥るのが常であった。

エンディングテーマの「おどるポンポコリン」が好きで、いつぞや会社の厚生施設で開かれた飲み会で、先輩がカラオケでこの曲を歌うのに合わせて、踊って騒ぎ過ぎて怒られたという、苦い経験もある。

だが「ちびまる子ちゃん」にも増して好きだったのは、さくらさんのエッセイ集「もものかんづめ」だ。半信半疑で買って読んだら猛烈に面白くて、職場で回し読みして楽しんだ思い出がある。例えば緑茶で水虫を治した話とか、睡眠学習機材に騙された話とか、まぁ日常的なちょっとした話が、さくらさんの筆にかかると、「ものすごい面白い話」に化けるのだ。ハラハラどきどきスリリングで、かつ思わず笑わずにはいられない表現・・・文章ってすごいなぁと本気で思った。

ちょうどその頃、職場で社員旅行があり、そこで様々な珍事が勃発したのであるが、私はそのことを書かずにいられなくなり、日記にしたためて職場の先輩に見せた。その先輩は前述の「もものかんづめ」を貸してあげた人でもあるのだが、私の日記を喜んで読んでくれて、「君が、明らかに、さくらももこの影響を受けていることは、分かるよ。」・・と言った。

その後も、珍事が起こったり、旅行に行ったりするたびに職場の人に日記を見せる日々が続いた。私は、無口で会話下手な人間であるが、書いたものであれば読んでもらえる・・・さくらさんのおかげで、書くことによって伝える喜びを発見したことが、姿形を変えて今のブログにつながっているのだ。

そういうことで、さくらももこさんに感謝しつつ、慎んでご冥福をお祈りいたします。

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ミニ発表会で「ありがとう、愛する友よ」

2018-08-26 23:09:18 | ただの日記
今日は、所属音楽教室でのミニ発表会。


午後は合唱団の練習があるので、私は子供中心の午前の部の一番最後に出ることにしました。

歌ったのは、ヴェルディ作曲の「シチリア島の夕べの祈り」より「ありがとう、愛する友よ」。


お客様の中にも小さいお子様が目立ちます。お子様の多いコンサートって、私にとってはある意味勝負どころで、「泣く子も黙る」というか「ぐずる子も微笑む」演奏が出来るかどうか・・という意味で、かなり気合が入ります。

「ありがとう、愛する友よ」は、1番と2番のイタリア語の歌詞を混同しそうになるので暗譜が大変だし、音域も上はハイCis、舌は五線の下のAまであり、その間の音を全部ちゃんと鳴らせないといけないので体力を使います。いままで2回本番で歌っているのですが、何となく納得できる歌い方が出来ていないので、場数を踏む意味でもこの発表会で歌っておきたいと思ったのです。

かなり場の空気に気を配りながら歌ったら、今までの3回の演奏の中でも一番うまく行ったんじゃないかしら。

終演後、お子様たちに喜んでいただけて、その子たちのご両親たちとか、何人かから声をかけていただけて嬉しかったです。

こういう嬉しさがあるから歌を続けられる・・と実感しました。

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以前の太極拳仲間との食事会

2018-08-25 23:44:39 | ただの日記
中国に帰国してしまった以前の太極拳教室の先生が来日しているというので、みんなで集まって食事会。

去年の11月に先生を訪ねてみんなで上海に行ったのであるが、その時はお母さまの入院とか介護で大変そうで、それは今も続いているのだそうだが、60歳を迎えた先生に、61歳の彼氏が出来たということで、彼氏が色々やってくれるんだそうで、幸せいっぱいの様子。彼氏と一緒に写っている写真を見せていただいたが、何だか二人の顔が似ている。イイ人そうでよかったね。

オペラを習い始め、合唱団にも入り、週二回英語サークルに通っている・・・ん、誰かさんみたいだけど、・・・中国だといろんなことが安く体験できるようで羨ましいなぁ。

食事会の場所が門前仲町だったので、深川丼というのを食べたが、深川めしとはまたちょっと違うんだね。あさりが、ふわっと卵にくるまって、甘辛いおだしでご飯に絡めて食べる。

美味しかった・・・。

それにしても今日は本当に暑かった。トランペットとバイオリンを持って、炎天下を歩いて、信じられないくらい汗をかいた。その割にバテてないのは、先生から元気がもらえたからかな?

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よさこいの鳴子

2018-08-24 23:18:21 | 鳴るほど・ザ・楽器遍歴
「鳴子を持つ」「よさこいのフレーズをどっかに入れる」「前進する振り付けにする」の3つのルールを守れば、よさこいとして認められるそうだ。

高知大会の公式レセプションで体験した、よさこいの踊りの講座では、希望者殺到につき鳴子が足りず、私は当日触ることが出来なかったが、鳴り物好きな私、早速商店街で鳴子を見つけて購入。


こんな風に3本の木片がバラバラになるので、チャリチャリとした音が鳴るのね。

良く出来ているねぇ。沖縄の四ツ竹よりは大きな音が出るが、カスタネットほどうるさくないので、団体競技に向いているし、指を使わなくても持つだけで音が出せるから、持ったまま踊りもしやすい。

ちょうど、商店街で、よさこいの踊りを披露している団体がいた。



若々しくてよいねぇ。

個々の人達の動きはあまり難しい動きではないけれど、フォーメーションの変更が伴うので、団体演技としてそれなりに練習しないとこういう踊りはできないだろう。

中学生の時、新体操をやっていた頃を思い出して血が騒ぐが、ここまで膝が悪くなってしまっては、ちょっとしたジャンプやターンもできないし、仕事以外は音楽活動でびっしり埋まった今の私には、こういう踊りの団体に入るのはとても無理だ。やりたいけど無理だと思うと、踊りを見る目もいつのまにか遠い目になってくる。

鳴子は買ったけど、これを持って踊る日は、私にはきっと来ないんだろうなぁ。

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いただきものをいただいております

2018-08-23 23:23:51 | 下手くそ料理帖
高知大会の脳内リフレインが止まらないのに、また次の台風が四国へ・・・。どうか被害が出ませんように。

さて、今日は、高知大会でのいただき物を夕食にいたしました。



山形のお姉さまに教えていただいたように、そばを茹でて冷やした上に、天かす、ひきわり納豆、キムチを乗せて、そばつゆをかけていただくのですが、とろろと万能ねぎも加えてみました。。。ちなみにガラスの器は先日ローソンでもらってきたばかりのスヌーピーの器です。冷たいおそばを食べるのにぴったりですね。



そして、こちらもちょっとかけて・・・。

美味しくいただいております!

天かすがしゃりしゃりしてて、旨さを引き立てています。

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珊瑚工房を訪ねる

2018-08-22 22:08:33 | ただの日記
高知での最終日に立ち寄った、さんごの工房で、卸しもやっているお店。

全然知らなかったんですが、珊瑚も高知の特産品の一つなんですね。

それから珊瑚礁の珊瑚と、宝石珊瑚とはサンゴ虫の種類が違うということ。

冒頭の写真は、宝石珊瑚の原木ですが、目にしたのも手に持ったのも初めて。ずっしりと重いです。1センチ育つのに数十年かかる種類もあるんですって。ってことはこんだけ育つのには気の遠くなる年月が・・・。


こっちは裏っかえしたもので、元生物部の私としてはそそられる形状ですね。


そしてまるで歯医者さんの道具のような小さな器具で細工をしていく。これは玉菊と呼ばれる細工。


玉菊を横から見るとこんな感じで、実に精巧な編み目が走ってますね。これが出来る技術を習得するのには30年かかるそうです。


こちらは風林花(ふうりんか)と呼ばれる細工。さらに難度が高そうですね。


目の飛び出るようなお値段のものもありましたが、私は何とか手の届くこちらの髪留めと根付を購入しました。

やさしいピンク色の球をみていると心が和みます。

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チャンバラ貝

2018-08-21 23:23:48 | 食いしん坊レビュー
今日から出社。

まだまだティルとドン・ファンが交互にぐるぐると脳内リフレインを繰り返す中、しっかりやるべきことはこなしましたよ!

「高知どうでした?」とあまり音楽に興味がない人に聞かれた場合、「うつぼ食べましたよ!」と言うと、大抵びっくりされるが、そのウツボの唐揚げが、旨味の凝縮されたどんなに美味しいものだったかを説明すると、みんな話に乗ってくる。そして奥の手として「チャンバラ貝」の名前を出せば、かなりの通だと認められる・・そんな1日だった。

とにかく美味しいものは沢山あったけど、思わず唸るほど美味しかったものは

1.ウツボの唐揚げ
2.チャンバラ貝
3.みょうが寿司(18日のお昼のお弁当に1切れだけ入っていた)

かなぁ。もちろんカツオの塩たたきも美味しかったんだけどね。あとは文旦関連(ジュース、お酒、ゼリー)かな。

ところで2番目のチャンバラ貝だが、ほんとうに美味しい貝で、今までに食べた貝の中で3本指に入るほどの旨さだと思うね。

ホタテやアワビなんかより美味しい。あさりより高級感あり。はまぐりとどっちが好きかは体調次第かな。


正式名はマガキガイだ。盤足目ソデボラ科(スイショウガイ科)に属す。

この貝殻には見覚えがある。小さい頃、江の島とかで貝殻セットなんかを買ってもらった時に、必ず入ってるやつだな。食べれる貝だったのか。


こんな風に楊枝で穿り出して食べる。甘辛く煮てあるが、嫌味がなく、実に癒し系の味だ。


こんな風にカマキリの鎌のような硬いものが付いており、これは食べられない。何だろうと思って調べてみると、これは蓋に相当するもので、このギザギザを海底にひっかけて動くんだそうだ。

生きのいい時はこの爪状の蓋をよく動かすが、その様子が「ちゃんばら」に似てるからチャンバラ貝と呼ばれるんだとか。

本気で美味しい貝なので、まだどこかで出会いたいものです。


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無事帰還

2018-08-20 23:38:31 | 食いしん坊レビュー
高知から無事帰還しました。

19日(日)の公演は大成功。

そしてせっかく高知に来たので、今日は1日観光しました。

大会中苦しんだ膝痛・腰痛&大荷物のせいで、私自身が満足に動ける状態ではなかったため、昨日乗ったタクシーの運転手さんの勧めで、タクシーを一日借り切って、随所を回っていただきました。

・全国一宮巡りとして「土佐神社」。
・そしてその隣にある四国八十八箇所巡り~第30番の「善楽寺」
・続100名城巡りの岡豊城(おこうじょう)跡と高知県立歴史民俗資料館
・ひろめ市場でカツオの塩たたき定食と青のり天
・さんご工房・卸
・桂浜
・坂本龍馬記念館

と回って、高知龍馬空港から帰ってきたところです。

詳細は別途、少しずつ書いていきますが、50年以上日本に生きてきて、日本の中にまだまだこんなに知らないことがあったのかと思うほど、実り多い高知行きでした。

音楽も旅も表裏一体のもの。学んだことを肥やしにするとともに、お世話になった恩は、これからも何らかの形でお返ししていければなぁなどと思う次第。

ということで、高知行きの準備でさらうのに忙しくてブログを更新できなかった日の分も含めて、これからキャッチアップ投稿していきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・

取り敢えずは、タクシーの運転手さんに勧められた、高知空港で買った最後の高知土産、「塩けんぴ」を食べています。

短冊切りにしたサツマイモに砂糖をからめた芋けんぴは昔から私の大好物ですが、「塩けんぴ」はほんのり塩味にしているところが、めっちゃくちゃうまいです。

めっちゃくちゃ汗をかいて、めっちゃくちゃ水分&塩分補給をし、めっちゃくちゃ美味しいものを食べた5日間でした。

おかげで2キロ太ったのでダイエットしたいと思います。

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高知4日目・JAO本番

2018-08-19 23:13:53 | ただの日記
高知入りして4日。アマチュアオーケストラフェスティバル(JAO)の練習が始まって3日目、いよいよ本番の日。



決して体調万全でない中、高知入りし、膝痛に加えて腰痛まで勃発し、ロキソニンテープを貼りまくって、ひたすらよく寝ることだけを考えて、なんとか無事に迎えた本番当日。



直前練習として、まずは小ホールでドン・ファンとティルを通し、最後に大ホールでドン・ファンとティルを通した。ここまでの練習はとても段取り良く、かつ各練習でマエストロ川瀬の金言が飛び出したおかげで、まずまずの仕上がり。「音程はマナーです」という金言が飛び出した時はオケに緊張が走ったが、最後の練習では「良くなりましたよ」の一言で安堵。



さて、本番は最初が地元のジュニアオケによる歓迎演奏、次が我々Aオケによる、「ドン・ファン」と「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。出だしの勢いからツカミOKな感じ。誰にも紀州のドン・ファンとは言わせない。ティルに入ってから、伊勢海老フレーズのところで、川瀬マエストロがニヤリ。

私は2ndヴァイオリンの3プルトのin(2列目左端)に座っているから、指揮者とコンマスがよく見える特等席。特に指揮者に関しては、見ようとしなくても感じることが出来る席であり、息遣いや表情もよく分かる。ティルの後半。。非常に難しい箇所があるが、川瀬マエストロの指揮で演奏したいという願いを持ってAオケに応募した私としては、楽譜なんぞにかじりついていてはもったいない。終盤に向けて、マエストロの指揮を堪能しながら、繰り出される曲想を楽しみながら弾いた。ティルの処刑シーンを表すピチカート・・コンマス以下、見事に呼吸が合っていたと思う。そして静寂の中から最初と同じフレーズが出てくるところ・・・練習の時にはできなかったような空気感を舞台上で表現できた。。こりゃぁいいぞ~。。と最後まで突き抜けた!

ブラボーのお声もいただいたし、何よりもマエストロの嬉しそうなお顔を見て、とても嬉しかった。舞台裏へ引き上げて、Bオケと交代する時、管楽器奏者の方が「先にひとっ風呂浴びさせてもらいましたよ」と言っているのが聞こえた。まさに私もその通りで、心も体も興奮で熱くなってはいたが、とても爽快であった。どうやらAオケ全体でその爽快な気分を共有できたらしいことが分かって嬉しかった。私はJAOに参加するのは5回目で、いつもAオケで参加していたけど、こんな気分になったの初めてじゃないかなぁ。

もちろん一番最初に参加した酒田大会の時は、バイオリンを初めて7年目(オケに入ってから5年目)で、ちょうどボーイングのフォームを直すために新しい先生についた頃で、今まで出来ていたことも出来なくなるようなつらい思いをしていた時期。そもそもJAO自体を分かっておらず、右も左も分からずに悔しい思いばかりが残ってしまった。その後も、札幌大会、福岡大会に出たが、福岡大会の時は仕事が本当に大変で、大会直前に突発事項が起きたもんだから、参加自体出来ないんじゃないかと思ったほど。だから事前練習も満足に出来なくて悔しかった。千葉大会では、事前の合わせもあったので、ちょっと感覚がつかめてきたかなという感じ。今回の高知大会は、6月中旬から毎週末本番があったことを考えると、体力的にもギリギリで、決して十分な準備が出来たわけではなく、反省点は非常にあるものの、少なくとも今までで一番楽しめたと言える。

3日間という短い期間の集中練習だから、誰にでも悔しい気持ちはあるようで、逆にその悔しい気持ちが次へのステップになることは確実である。今までJAOは上手な人達の中でやっていけるかどうかという不安が先に立ち、こわごわ参加していたけれど、来年こそはもっとちゃんと準備して、怖がらずに自信をもって参加できるようにしようと心に決めた。

Bオケのマーラー「巨人」も素晴らしかった。1つのオケではできないようなスケール感を全国から集まった猛者たちが存分に発揮していた。終演後は拍手が鳴りやまないほどの充実したコンサートになった。高知大会は大成功だと胸を叩いて言える。それは我々が練習に集中できるように、随所に気を配り、準備をしてくださった地元オケの高知交響楽団さんのマネジメントが素晴らしかったからでもある。

来年は久留米でJAOフェスが開かれる。久留米の方も今回沢山参加されていて、おそろいのTシャツや名刺を作っておられて、すごいなと思った。是非また参加したいと思う。

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高知3日目

2018-08-18 22:40:38 | ただの日記

ティルとドンファンの練習、まさに佳境。今日は朝から夕方までずっと練習。

なんだか練習をとても短く感じるのは気のせい?

もっと練習したいけど、泣いても笑っても、もう明日だね。

ここへ来て個人的な心配事が発生。朝の練習であまりに喉が乾くので、休憩時間に、大ホールと小ホールの間にある自動販売機に飲み物を買いに行ったのだが、大ホールから出る扉がなぜか45度くらいしか開かない。うんしょうんしょと押していたら、「あなた、反対ですよ」と声をかけられた。慌ててドアを引っ張った弾みで腰がクィッと痛くなり、昼前からひどい腰痛に苦しめられたのである。ギックリ腰までにはなってないが、気をつけないともう一段悪くなるかもしれない。

幸い、椅子の上に置く腰痛対策ボードを持って来ていたので、それを使うことで練習を乗り切った。夕方の練習のあと、ホテルに帰って、ロキソニンテープを腰に貼り、レセプションへ。


ふつうに立っているだけでも辛い時間だったが、


たくさんの料理と


たくさんのお酒を断念して帰るわけにもいかず、我慢して立ってたらいいことあったよ!

連盟の総裁であらせられる高円宮妃殿下が、いつもは金屏風の前でお話をされるだけなのに、今回は何と各テーブルを回ってきてくださり、直接お話することができたのだ。妃殿下がバイオリンと弓のイヤリングとホルンのブローチをつけていらしたのを拝見して、旨が熱くなった。


その後も、地元のよさこいチームによる、よさこいの実演や体験レッスンもあった。

「やってみたい人?」…もう、腰痛のことなんか忘れて、舞台の上には上がったよ。振り付けを教わりながら、パート別懇親会で楽譜を見ながら歌ったことが役に立ったことを実感。「鳴子を持つ」「よさこいのフレーズをどっかに入れる」「前進する振り付けにする」の3つのルールを守れば、いろんなアレンジをすることが許されているよさこい。ホテルに帰ってからも、いろんなよさこいの動画を見て楽しんだ。

今日の夜はゆっくり休んで腰を養生させ、明日の本番に備えよう。

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高知2日目

2018-08-17 22:32:59 | ただの日記

前日とは打って変わった好天に恵まれ、青空の下、照りつける太陽を感じながらこれから3日間缶詰になる高知市文化プラザかるぽーとへ。

見れば見るほど立派な建物であるが、中も素晴らしい。


こちらが明後日に本番をやる大ホール。


わあ〜客席が何層にもなって…。

今回のアマチュアオーケストラフェスティバル参加者は、海外からの参加者を含め、330人だという。

それがAオケ(R.シュトラウスの交響詩2曲)とBオケ(マーラーの巨人)の2つに分かれるが、私は迷わずにAオケにエントリーしていた。


ティル・オイレンシュピーゲルが好きだからというのもあるが、何よりも、ご指導くださるマエストロが川瀬賢太郎さんだからである。

以前、題名のない音楽会をよく見ていた時、川瀬さんの指揮を拝見して、直感的に「この人の指揮で演奏したい」と思ったのであるが、まさかそれが2年足らずで実現するなんて、本当にびっくりだ。

テレビで拝見した時に私がどう思ったか、ちゃんとブログに書き残していたので、面白いからリンクを貼っておこう。

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/44f1a2c9e63d5bbf7bf9c078d1b6a7fc

実際には、事前に練習しながら、思いのほか難しいことを思い知り、戦々恐々としながら、初回練習を迎えた。

最初は小ホールで合わせ。



川瀬先生は想像通りの方だった。

ドンファンの出だし…勢いが足りなかったので、「みなさんのは、紀州のドン・ファンですね」と先制されたが、その一言で猛烈にいい感じの演奏になった。

また、ある奏者に注意をするとき、「どこから来られましたか」と聞き、地名にちなんだオチを入れてくださるのである。三重県伊勢市だったりすると、「そんなスーツを着込んですまして歩くんじゃなくて、伊勢海老を盗みに行くような感じで…」とアドバイスなさる。


そんなわけで、休憩時間に伊勢海老煎餅の写真を撮る人続出!あの〜写っている足は、みんな写真撮ってる人の足ね。

初回練習の感じだと、個人的にはドンファンに苦労していたのに、比較的まとまっていて、ティルの方が苦労しそうだ。


隣の席の方から、お近づきの印にと、七味とガラムマサラのセットをいただき、いつもお世話になっている山形のお姉さんからはお蕎麦をいただきました。私もなんか持って来ればよかったな。気の利かない私。

さて、練習が終わったら、ホテルに荷物を置いてから、パート別懇親会。何気なく座った席が、川瀬先生の隣だった。

げ。

案の定、無口で会話下手な私はほとんど何もしゃべれなかったよ。

いま2年前に書いたブログを読み返して、「音楽だけじゃなくて、この人とおしゃべりしたらどんなに楽しいだろう」なんて書いているのを見つけ、つくづく自分は馬鹿だと思った。もう、演奏で頑張るしかないね。

もともと飲み会系は苦手なのだが、特に今年は膝を壊していて、座敷に座るのが辛かったし、一度座ったら動くことも難儀なので、いつも以上に苦痛な時間になってしまった。

でも山形のお姉さまが「よさこい」の楽譜を持って来られて、みんなで歌えたのは楽しかったな。高知の地元オケの皆さんのフォローが素晴らしく、高知での酒の飲み方とかも教えてくださって、面白かった。


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