さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第11話を見て

2024-03-21 23:31:23 | ドラマ鑑賞

道長の「一緒に逃げよう」という誘いを断ったまひろ。それは、道長に政権側に残ってもらって、世を正してもらいたいから。

だが、道長って、学校で習う日本史の中では、権力を手中にした人間ということばかりが強調されて、具体的に何をやったのか、事績については何も語られない人物だったことを思い出した。唯一の国難とも言える「刀伊の入寇」については、兄:藤原道隆の息子である藤原隆家が頑張ったからで、道長は何をやったのかわからないしね。そこら辺はドラマでどう書かれるのであろうか。

そして、逃げることを諦めた道長は今度はまひろに「妻になってくれ」と言う。だがそれは北の方(正妻)ではなく妾としての誘いであった。道長よ・・もっと言葉を尽くして説明しろよ・・・、案の定、まひろに拒絶されてしまった。

この段階では、道長は今後偉くなるのかどうかわからない。父兼家のように偉くなってしまっていれば、道綱の母のように妾として生きながらも、道綱の栄達のために兼家にささやくことを忘れない・・という選択肢もあるのであろうが、そこまで割り切れる状態でもない。

でも、結局は紫式部は誰かの正妻になることはなく、妾であったわけだし、源氏物語の中でも、紫の上は妾なわけだし・・そういうものの伏線として、ドラマのこの回が作られたものと思われる。

男女の立場が逆転し、もし一妻多夫の世の中で、あなたは正夫にはできないけど、心の中ではあなたが一番よ・・などと言われて納得する男性などいるのだろうか? 一時的な若いツバメとして生きるならそれもありかもしれないけど・・・。

ま、結婚もしていない私にはなんとも言えないテーマだわね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする