さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

豆腐チーズケーキ

2022-07-31 23:00:06 | 下手くそ料理帖

冷蔵庫内豆腐とクリームチーズの消化と、低糖質スイーツストックを作るため、作ってみた。

参考にしたレシピはこちら。

▼生クリームなし!豆腐チーズケーキ
https://cookpad.com/recipe/7179555

【材料】
クリームチーズ  200g→227g(業務スーパーのアメリカ産)室温に戻しておく
豆腐       150g
卵        2個
ラカント     50g
薄力粉      40g


レモン汁     大さじ1〜

バニラエッセンス 適宜
ココア      大さじ1(森永ミルクココア)
クッキー     60g
バター      20g


底の取り外しができる型の底の部分をクッキングシートで覆っておく。

適当なクッキー60gをすりつぶし、溶かしバター20gと混ぜ、

型に敷き詰め、上からスプーンの背で押し、冷蔵庫に入れておく。

室温に戻したクリームチーズとラカントをよく擦り混ぜ、豆腐を入れては混ぜ、卵を1つずつ入れては混ぜ、薄力粉を入れては混ぜる。最後にレモン汁を少しずつ入れながらよく混ぜる。バニラエッセンスは好みで適宜。

型に流し入れ、ボウルに残ったタネにミルクココアを混ぜ、さらに型に流し入れ、スプーンで少し混ぜてマーブル状にする。(甘味を全部ラカントにするととんがった味になるので、ミルクココアの糖分を加えて少しマイルドな味にするもの)

170°に余熱したオーブンで45〜50分程度焼く。竹串を指してみて中身がついてこなければOK。

粗熱が取れたら型から外して、冷蔵庫へ。

十分冷えたところで、カットしていただく。

 


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映画「華麗なるギャツビー 」を見て

2022-07-30 23:30:44 | 映画・番組等、各種鑑賞録

こちらも最近のBSプレミアムの録画で見る。

題名はよく聞くが、こういう話であったとは。

形容しがたく豪勢な生活を送る、ギャツビーの役を、レオナルド・ディカプリオが演じているが、ロミオとジュリエットやタイタニックの頃に比べると、ずいぶんオジサンになったなぁ・・ということを言っては可哀想何だろうなぁ。

無一文から大富豪になること。。。いかに、大恐慌前のアメリカといえども、禁酒法時代の密造酒で5年間でそこまで豊かになれるかって、訝しく思うのだけれど、そこまで大富豪になっても、愛する心はまっすぐで純粋だった・・でも相手は、姿形は美しくてもそこまで純粋ではなかった・・というのが全体を貫く悲劇。

語り手となっていたニック・キャラウェイを演じた、トビー・マグワイアの清潔感あふれる演技がとても良かったなぁ。

 

 


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映画「山猫」を見て

2022-07-29 23:07:15 | 映画・番組等、各種鑑賞録

NHK・ BSプレミアム・・名作をたくさん放映してくれるが、なかなかイタリア語の作品(マカロニウェスタン以外)を放送してくれない。「ライフ・イズ・ビューティフル」以来、久しぶりに見るイタリア語作品、「山猫」。先日見た「ベニスに死す」と同じ、ルキノ・ヴィスコンティ監督の作品だ。

おじさんのアップがやたら多いこと、美しすぎる男性が登場する・・という点では共通点があるが、私は本作の方がずっと楽しめた。

まず、嬉しかったのが、イタリア語のセリフが結構わかること。これなら、もっともっとイタリア映画を見たい・・と思った。

そして、出てきた美青年の名前がタンクレディ。第一回十字軍で活躍し、若くして亡くなった悲劇の英雄のイメージが頭をよぎったが、そのイメージはなく、時代の変化を上手に渡っていく勝ち組青年が描かれていた。めちゃくちゃかっこいいため、誰だろうと思って見たら若き日のアラン・ドロンだった。アラン・ドロンが美男子だということは知っていたが、私が父より一歳下のこの男性に興味を持つことは今までなかった。でも、この姿ならみんなが騒ぐのも無理ないね。フランス人なので、劇中のセリフはイタリア人が吹き替えているという。

舞台はイタリア統一戦争時のシチリア。貴族の出であるタンクレディはガリバルディの赤シャツ隊に入る。ナポリ王国軍との戦いの中、たくさんの民衆が殺される。そんな中、タンクレディのおじであるサリーナ公爵家(紋章のデザインは山猫)は、そんな中でも優雅な暮らしを続けている。だがサリーナ公爵は時代が移り変わっていることを理解していた。ガリバルディを快く思っていなくても、時代の波にうまく乗っていくタンクレディを評価し、支援する。また、タンクレディを恋する自分の娘の思いを退け、彼の野心を実現するにはより金持ちと結婚させなきゃならないと、成金の娘との結婚を支援する。その娘はまるでカルメンのように激しくキツイ顔つきの美人。イタリア男はこういう女性が好きなんだと以前聞いた事はある。

サリーナ公爵自身は時代の移り変わりは理解しても、成金趣味の新興勢力をあまり好きではない。貴族のパーティに下品な女たち(シャンデリアにぶら下がる猿のようだと形容)の一団が加わってきているのを快く思わないながらも我慢している。自分はタンクレディや彼と結婚する娘の親と違って、時代の波を越えられない人間であることを誘っている。一方、タンクレディはガリバルディ軍が解散するや否や、国王軍に加わって別の軍服で家に帰ってくる。こうした変わり身の速さはドロン様の美しさのおかげでかすみ、生きるために必要な手段とさえ思えるのだ。

タンクレディは、妻の社交界デビューに気を配り、義父が恥をかかないようフォローする。いわば旧世界と新世界の仲立ちをする人間でもあり、それはそれでかっこいい。

大きな起承転結があるストーリーではないが、イタリア統一戦争時の実際の貴族の末裔が書いた原作を、やはり貴族の出であるヴィスコンティが表現した作品ということで、史料的な価値もあるかもしれないね。イタリア史に全く興味のない人が見たら面白くないかもしれないけれど、私はそれなりに楽しんだ。

 


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映画「7月4日に生まれて」を見て

2022-07-28 23:17:11 | 映画・番組等、各種鑑賞録

NHK BSプレミアムで7月4日にやっていたこの映画を見た。

公開は1989年12月(1990年2月17日)ただでさえ映画に興味がなく、トム・クルーズも好みではなく、入社2年目で激務に喘いでいた私は、この映画が公開されたことも知らなかったが、題名を知ったのは10年近く前のことである。私の周りには「7月3日に生まれて」の人が本当にたくさんいるので、そんな話題の中で偶然知ったのであるが、いやぁ・・見て良かった。こんなに重く、考えさせられる映画だったとは知らなかった。

7月4日はアメリカ独立記念日。アメリカのように歴史が浅く、しかも努力で独立を勝ち取った国にとっては、それは大変重い意味を持つであろう。しかもその日が自分の誕生日となれば・・・毎年7月4日に地元で開かれるパレード・・そこには車椅子で行進に参加している足に怪我をした帰還兵たちの姿もあり、皆から尊敬の視線を受けている・・主人公のロン・コーヴィックは自然と愛国少年に育っていくのであった。

レスリングのトレーニング・・ああ、この時代のアメリカもかつての日本と同じように精神主義的トレーニングだったのだな・・・大事な試合で挫折を味わったロンは、海兵隊のプロパガンダに心を奪われる。理屈も何もなく、ただプライドだけをくすぐる説明・・陸海空軍の機能を持ち少数精鋭で、海外遠征が主要任務となる海兵隊・・・でも軍服に見覚えがあるぞ・・私が30年前に飯田橋某所で衝動買いし、その後オペラ等で何回か活用したやつではないか!

久しぶりに取り出して見てみる。もう太った今の私じゃ着れないけれど。

腕のマークでグーグル・レンズ検索をしてみて、海兵隊だと確信。もう・・・売るなよ・・・。

ま、米軍払い下げのものは、今やネットで普通に買える時代のようであるが。。

という話はともかく、共産主義と戦うことが国を守ることだと本気で信じた青年たちとともに、主人公はベトナムに送られた。その結果は推して知るべし。民間人や仲間を誤射し、自分も撃たれて瀕死の重症を負う。下半身不随となり、劣悪な病院で看護を受け、奇跡的に自分の家に帰ってきた。そこで待っていたものは、反戦ムード高まる中で注がれる自分への冷たい視線。

7月4日・・自分の誕生日のパレードで、帰還兵としてオープンカーで行進に参加するが、物は飛んでくるわ、自分に注がれる視線は冷たいわ・・・壇上でマイクを向けられたロンは途中で喋れなくなってしまう。

反戦は正論かも知れないけれど、愛国心から志願し、戦地で命懸けで戦い、半身不随となった自分の行為を無駄で有害な行為とされるのは耐えられない。自分が地獄にいた時、優雅な学舎にいた者に何がわかるのだ。しかし自分の元恋人が大学で反戦活動をしているのを知り、見に行ったロンは、そこで丸腰の同胞を攻撃し、逮捕する自国人を見た。同じ帰還兵でも硫黄島で戦った帰還兵にはプライドがあり、意見が合わずに喧嘩になる。こうして居場所を失ったロンはメキシコに行って自堕落な生活を送る。半身不随で男性機能も失った彼も売春宿に行く。最初は楽しかったが、それでも拭い切れない仲間を誤射した記憶。半身不随になった米国人同士で喧嘩もする・・だが、彼はそこで自分を取り戻した。

誤射した仲間の家族に会いに行き、涙ながらに謝罪する。本気で反戦運動に身を投じる。そして本を執筆し、かつて母親が夢見たように、大統領のように大衆の前で演説する。。。

そこに至る音楽は実に効果的に使われている。ジョン・ウィリアムズの作曲だが、トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」の「Il nome suo nessun saprà!」に似ているテーマが繰り返し繰り返し現れる。オペラを知ってる人なら最後にvincerò が来ることを知っている。自分の居場所を失った彼が、目覚め、再び自分を取り戻していく過程が表現されている。そして、ヴォーン・ウィリアムズの「タリスの主題による幻想曲」の雰囲気にも似た弦楽多重合奏部分は、主人公が重ねてきた数々の経験や想いを象徴している。そして極め付けは反戦運動の行進で口笛で演奏される「ジョニーが凱旋するとき」。この曲は英会話番組などでよく紹介されるから、真面目に英語を勉強した人なら知ってるだろう。元々は17世紀イギリスで生まれたバラード曲にルーツがあり、さまざまな替え歌が存在し、南北戦争時の北軍が、南軍を蔑みながら歌われていた酒宴歌としても使われていたものが、新しい歌詞を付けられて軍歌に編曲されたものが有名になり、何故か南軍でも歌われたのだった。悲しいメロディだが、一度聞いたら忘れられないほどのインパクトを持つ。このメロディーには「あのジョニーはもういない」という反戦歌も存在する。ジョニーが手足を失い半死半生で戦地セイロンからアイルランドに帰還した様を描いている。戦意を鼓舞されてベトナムに行ったが、半死半生の半身不随で帰ってきた帰還兵を象徴している。

こういう映画がまじめに作られていることは素晴らしいと思う。本当に見ていて辛い映画であり、晴れ晴れとした気分になるのは最後だけだが、近い世代の人たちには身につまされる内容であろう。その想いは伝えていかなければいけないものだ。

私がアメリカにいた1982年当時、エルサルバドル内戦が話題になっており、アメリカ史の授業でも教科書にはないビデオを見せられ、先生が「みんなよく見なさい。ベトナムと同じことになるかもしれないよ。」と言ったのが忘れられない。

しかし事は簡単ではない。別の敵が現れ、アフガニスタンで再び・・・それはまた別途語られるだろう。


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韓国時代劇「カンテク~運命の愛~(全22話)」を見て

2022-07-27 23:31:45 | ドラマ鑑賞

これは、李氏朝鮮王朝末期を舞台にした、フィクション。

カンテク(揀択)とは、王や世子の妃を選ぶための行事。

冒頭で、王が初めて王妃を迎える儀式の最中に、王も王妃も撃たれて死んでしまう。そんな事件は起こってないから、フィクションだと分かるのであるが、その後、王だけは蘇生してしまうのだ。

王妃は実は双子の姉であり、両親とはぐれて育った双子の妹が、大人になって初めて両親を見つけるが、父は罪を被せられ、目の前で処刑されてしまう。名前を偽りカンテクに挑む。それは姉を狙撃した犯人や、家族をめちゃくちゃにした黒幕に復習するためだった。

主役のカン・ウンボ(姉のウンギと二役)に挑むのは、チン・セヨン。どうしてもオクニョのイメージが去来してしまう。彼女のもう一つの主演作「不滅の恋人」よりは良かったが。

全体的なトーンとしては、場所のアングル、服飾イメージがトンイと酷似。ただ、王のモデルになっているのが、第24代の憲宗と言われているので、トンイの時代(粛宗の頃)より160年くらい後の話だ。王様役のキムミンギュも、トンイの粛宗役のチ・ジニと雰囲気が似ているし、カン・ウンボはトンイと同じ側室の扱いで、衣装の配色も酷似。途中から、な〜んかトンイみたいだなぁ・・と思って見ていた。

それでも収穫はあった。

カンテクを勝ち上り、最後に絞られた3人のファイナリストから王妃を選ぶ三揀択までいくと、王妃にならなかった場合は一生独身で過ごすか、側室になるしかない・・という運命だそうだ。

また当時、両班の残飯をもらって食べた民衆が帰って体調を崩す例も多かったとののこと。

側室は比較的自由だが、王妃になってしまうと外出のたびに許可が要り、自由に実家にも帰れないことになる。

最終的に謀反を起こして破れる大君のモデルとなっているのが、憲宗の次の晢宗で、貧しい暮らしを経験した王様だ。ドラマ上は王様になれずに死んでしまうんだけどね。

このドラマの出演者の中でピカイチだと思ったのが、ワルという名の情報屋を演じているイ・シオンさん。佐藤二朗が韓国語を喋ったらこうなるんじゃないかと思うほど、言語を超えて喋り方が似ている。カンテクを見た後、歴史探偵を見たりすると、とっても不思議な気分になったよ。

カン・ウンボの偽の父をかって出たホン・ギホを演じたイ・チャニョンさんも、素敵なおじさまか感じなのが良かったなぁ。(私より5歳も若いのね。しくしく。)

またこのドラマで激しい権力争いを演じるキム氏とチョ氏だが、キム氏のモデルは、安東金氏で、王の信任を得た特定の一家が政権を独占する勢道政治の中で絶大な権勢を誇っていた。一方チョ氏のモデルの豊壌趙氏は安東金氏の勢いが強すぎるため、対抗するために憲宗の前の王が重用した一族だ。

フィクションだけど、もとになっている史実を調べると、少しは勉強になるものだ。

 


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自宅用 To Doノート 35冊

2022-07-26 23:03:35 | ただの日記

セブンイレブンで売っている小さいマス目のノートは、レッスン記録や料理の記録など、いろんなことに使っているけれど、一番の用途はプライベートなTo  Doノート。見ようと思ってた番組を見たか・・みたいな軽いことから、大事な用事まで使っている。差し支えないページを開けるとすると、

やり終わったら左の四角を塗りつぶし、終わった日を書いて、赤線で抹消。全ページ終わったら、緑で斜線。裏表トモ終わったらページの角を切り落とす・・みたいな方法で消し込んでいく。大切な期日のあるものは、終わった日を書く蘭の左隣りに期日を書く。

あらかじめこんなふうに枠を作っておく必要はあるけど、この程度なら、マス目のノートを使えばとても楽。この行間がちょうどいい。塗りつぶしたり線を引いたり、角を切ったり・・これは負担ではなく、逆に達成感を感じさせてくれるものだ。中には途中で不要になったり、どうしてもやり残すものは出てくる。そうしたら、途中で消したり、ブレイクダウンして達成しやすくしたり、新しいノートに転記することで旧ノートは終わらせる・・これが頭の整理としては大事なのである。EXCELで作るTo Do ノートが長続きせず、このノートが長続きしているのは、この達成感の得られやすさと、頭の整理ができる点である。

そんな風にして平成27年9月からずっと続いてるんだな。語学番組をたくさん見ている最近は1冊のノートは大体2ヶ月で使い切る。何故35冊で区切ってこんな投稿をしているかというと、他のテーマのノートと区別するために背表紙に共通のマスキングテープを貼っているが、そのマスキングテープがなくなったからである。

次からはこの背表紙で。


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韓国時代劇「七日の王妃(第11話〜第16話)」を見て

2022-07-25 23:56:32 | ドラマ鑑賞

15話で一度書くつもりだったが、書きそびれているうちに16話が放映されてしまった。

その16話は壮絶で・・とにかく私の頭の中を「君たちそんなことしてないで早く逃げろ」「ああ、お父さん可愛そう」の連呼だ。

キムタク似のイ・ドンゴンが演じる燕山君はどんどん狂ってきている。激情に任せて側近を何人も殺してしまう。みんなが嫌っている王様・・当時の王権はそんなに強くなかったことを考えると、早く誰かコイツを引きずり下ろせ・・と思うのだが、なかなかそうならないのは両班同士の足の引っ張り合い。諌めるどころか、燕山君の母親(廃妃となり処刑された)の復位を拒んだ家系をリストアップして、さらなる虐殺を誘発しつつ保身をはかる奴も出てくる。

晋城大君(のちの中宗)はタニシと呼ばれる秘密結社の頭であるが、タニシの活動は燕山君に対する謀反そのものであるから、彼らを撲滅し、頭であるはずの晋城大君を処刑したいと燕山君は考えている。このタニシを裏で支援している両班がまた曲者で、尻尾切りをして生き残ろうとしている輩なのである。

晋城大君は新妻のシン・チェギョンを連れて都から逃れるが、逃げ切らない内にタニシ狩りが始まってしまい、シン・チェギョンの父であるシン・スグンは晋城大君をかばいながらも王命に従い、タニシから恩恵を受けた無実の民まで一日10人処刑せざるを得なくなった。

それを見て耐えられなくなった、タニシの仲間で晋城大君やシン・チェギョンの親友であるソノは、自分が頭だと偽って出頭し、燕山君暗殺に及ぼうとするが失敗し、公開処刑される。

このソノ君・・・このドラマの登場人物野中では、数少ない正常な神経の持ち主であり、寡黙だが本当にかっこいい。トップアイドルのチャンソンが演じている。そして拷問でざんばら髪、血だらけになってもさらに美しさが際立つ。ちょっと沖雅也に似てるかな。

そのソノ君がせっかくみんなの代わりに犠牲になろうとしてるのに、お前ら帰ってきて目立つように泣くんじゃないよ・・仲間だとバレて捕まるだろうが・・・! 晋城大君・チェギョンだけでなく中村橋之助(現・芝翫)と千鳥のノブ似ている2人のタニシ仲間にも言いたい・・のだが、誰も不審に思わないのが不思議でならん。

で、その後、単身王宮に乗り込んで燕山君に切り掛かる無謀すぎる晋城大君の剣先を、笑いながら自ら脇腹にぐさっと刺して倒れる燕山君・・多分この時点では死なないんだろうな・・の行動は不可解。晋城大君を愛するあまり追い込むことしかしていない、こじるり似のミョンへとその叔父、大原麗子似の慈順大妃は一体何をやってるんだか・・・。

史実を基にしたフィクションだから、人間関係を複雑にして面白くしてるんだろうけれど、ほんと嫌な人と変な人ばっかり出てくる。クライマックスに向けて、きっと収斂していくんだろうな。

 


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【読書録】人とミルクの1万年

2022-07-24 17:31:09 | 読書録

平田 昌弘/岩波ジュニア新書

これは、2年前、コロナ禍初めてのゴールデンウィーク中に流行った、ブックカバーバトンで誰かが紹介してた本だった。私は即座にスクリーンショットを撮っていたのだが、その後忘れていたのだが、この度写真データを整理していて見つけたので、注文したのであった。

岩波ジュニア新書のこのシリーズ、何作か読んでいるが、まるで目から鱗のような素晴らしい本ばかりである。ジュニアと書いてあるから子供向けかと思いきや、表現は易しいがほとんどの大人が知らないであろうことが書かれている。この本も素晴らしかった。岩波ジュニア新書のこのシリーズを全部読みたいと思うほどに感動した。

私は、平日、牛乳を500CC飲んでいる。朝300CC、夕方200CC。でも晩に300CC、朝に300CCを飲むとお腹を下す。ここらへんが私の限界なんだろう。この乳糖不耐症という問題。。ミルクを加工するということは、保存性を良くするだけでなく、乳糖の影響を低減させることでもあったのだな。また動物によって乳の成分は異なり、たとえば馬などは乳糖成分が多いので、馬乳酒が作られる。それもモンゴルでは馬の乳を攪拌しているだけで1%の馬乳酒になってしまうんだな。

ミルクを活用する前提として、まず野生動物を家畜化することが必要であり、さらに本来は自分の子供に与えられるべきミルクを人間が横取りする行為である搾乳を可能とするためには越えるべき壁がある。わかるな〜これ。私は子供の頃、肉牛たちの牧場で1年過したことがあるが、牛たちは仲良くなると容易に乳首を触らせてくれるが、決して乳を出してはくれなかった。子供を産んだ直後もそうだった。ずっとそれは肉牛だったからだと思っていたが、そもそも牛は自分の子牛以外には乳を与えないものなんだそうだ。だから初期の搾乳では、子牛を近くまで連れてきて、少し吸わせた後で人間が乳を絞る等の催乳の方法が取られていたのだ。(とすると、どんな動物にでも乳を吸わせてしまう犬ってすごいな・・と全然関係ないことを思ったりするのだ。)

我々が日々口にしているチーズって、長い歴史の中ではごくごく最近の、しかも少数派なんだな。西アジアで始まった牧畜・搾乳とミルクの加工・・・最初に現れたチーズはカッチカチの熟成してないチーズだった・・・。それが南のインドに行き、北のモンゴルに行き、広まった。気象条件により、西アジアのようにミルクをまずヨーグルトにしてからチーズやバターを作るところもあれば、モンゴルのようにヨーグルトよりも前にクリームができてしまうので、クリームから全てが始まるところもある。またまたミルクに子羊の第四胃をぶち込んだりレンネットを投入していきなりチーズを作るところもある。でも私が感動したのは各地でミルクからさまざまな乳製品を作るフローチャートだな。複雑すぎてわからなくなってしまうのだが、余った副産物からこれを作り、そこで余ったものからこれを作りと、余すところなく使い尽くす様には恐れ入った。

一番食べてみたいのはモンゴルのクリームだな。気持ち的にモンゴルづいているので、またモンゴル料理店に行きた〜い!そして、馬乳酒をもう一度味わいながら飲んでみたい!

本書ではこういう文化史的なアプローチの他に、牛は1ℓのミルクを生産するのに500ℓの血液を費やすと言ったような生物学的な話や、ミルクの加工に関わる科学的なアプローチもあり、本当に内容が濃い。その情報量は永久保存版にしたい尊さ。本当に素晴らしい。


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歴史探偵「鉄道開業150年」を見て

2022-07-23 23:33:11 | 映画・番組等、各種鑑賞録

録画ストック、5月25日放映分のこれを見た。

日本で初めて鉄道開業した新橋←→横浜間の内、新橋←→品川間で海の上を通っている(堤を作ってその上に線路を通している)場所があったというのは鉄道好きなら知っている話だろうが、その堤(高さ4メートル)には布積みという方法で積み上げられた石垣があり、その技術は幕末に作られたお台場の石垣と同じであり、お台場の石垣を作った人も、堤の石垣作りに参加していること。また石垣補強や地盤固めのために杭も併用されていること。イギリスならセメントを使ってしまうところを水に強い漆喰を活用していること・・それは佐賀藩から来た技術が使われていること・・などと深掘りしていくのはさすが歴史番組と言える。

佐賀藩は日本初の蒸気機関車模型を作るほど、鉄道には前向きな考え方を持っており、そこ出身である大隈重信と英国留学経験のある伊藤博文が中心となって鉄道開業に漕ぎ着けたのである。

一方、西郷隆盛は、軍備が優先するとして反対したという。(今の感覚なら、鉄道も軍備に役立つのではないか・・と思うのだがね。) 築地付近は軍の土地あり、住宅密集地あり、お寺あり・・で通れなかったから、海の中に堤を作って鉄道を通さざるを得なかったわけである。ちなみに大久保利通は最初は鉄道反対派であったが、開業した鉄道に乗るなり賛成派になったようである。

意外なことに最近発見された物も多いのだ。高輪ゲートウェイ駅建設の際に発見された遺構もあるし、2年前にオーストリアで見つかった初代機関車&客車の遠景写真もある。当時の横浜駅・・以前は桜木町駅からみえた貨物駅・・私にも記憶のある景色ではあるのだが、びっくりするのは横浜港にいる外国船の多さである。

切符の裏には、英語・フランス語・ドイツ語で注意書きが書かれていたという。なんか今より国際的だよね・・と思った。運賃は最も高いもので、東京横浜間が現在の貨幣価値で1万5000円。それでも乗る人が絶えなかったそうだ。

鉄道は近代化の推進力となり、日本にもたらしたものは数知れないが、24時間制の徹底や初詣の習慣も鉄道開業がもたらしたものだとは知らなかったな。川崎大師のある川崎駅が大人気となったようだ。明治には正月三が日が休日となり、鉄道に乗って初詣に行くのがトレンドになったという。

私の実家には初詣の習慣がなく、1月3日にゼミの先生宅へ集まった帰りに鶴岡八幡宮に行った大学4年生の頃が私の初めての初詣。その後、家族で数回ほど初詣に行ったし、近年は1月2日に音楽仲間と鎌倉を歩くことも多くなったけど、全部足しても10回に達するか達しないかだな。古くからの習慣ではないと知って、ちょっと安心した。


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歴史探偵「缶詰は見たー日本近現代史」を見て

2022-07-22 23:54:50 | 映画・番組等、各種鑑賞録

撮り溜めているストックの中から2月2日放映分を見てみた。

思った以上に含蓄のある内容・・・戦時中の赤飯の缶詰に触発されて私は思わず災害用の缶詰のパンを開けて食べてしまって・・・というのは置いといて、缶詰というテーマから見えるものはいろいろあるんだなぁと感服した。

太平洋戦争時には、アメリカは缶詰を重視し、9億食もの缶詰を前線の兵士に届けた。缶詰だけで数ヶ月生き延びるほどができたほどの充実ぶり。一方、日本では、鉄は軍装備優先であったため、鉄不足で缶詰が作れず、缶詰工場がどんどん潰れた。そもそも太平洋戦争開戦一ヶ月前の会議の議事録に「食料問題あまり心配なし」という文言が見えるほど、日本は食糧問題を楽観視。現地調達、現地自活で良いとしていたのだ。食糧に限らず補給全般を軽視していた日本軍の問題がそこにも見えるのだ。そんな中で残った赤飯の缶詰は貴重だ。敵の船を撃沈したご褒美に兵士たちがもらって食べている映像が残っていた。

とういうことで戦時中はアメリカの後塵を拝していたと思われる日本の缶詰業も、明治時代にはツナ缶がアメリカに輸出され、アメリカのものより3割安くしかも美味しいということで、アメリカで大ヒット。貿易摩擦を起こしていた。フーバー大統領は日本の缶詰の輸入制限をした。

日中国交正常化の裏にも缶詰業界の重鎮の高碕達之助氏が活躍していた。当時は東西冷戦の影響で、米国に気兼ねして中国と対話できない状況であったが、満州での業務経験も米国に留学経験もあり、両方に缶詰コネクションのある高碕氏はまず米国と交渉し、GOサインをもらってから周恩来と交渉。中国の工場の効率の悪さを正直に指摘した高碕氏を周恩来は信頼し、1962年の「日中総合貿易に関する覚書」締結まで漕ぎ着けたのである。

缶詰にまつわる話・・かくのごとく広がりのある素晴らしい話であった。


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独検3級合格

2022-07-21 23:59:01 | いまさら独逸語

6月26日に武蔵大学で受けたドイツ語検定3級・・・合格してた!

ドイツ語は、年に1〜2ヶ月間このシリーズのテキストを勉強するだけでここに来た。

4週間と書いてあるが、絶対4週間では終わらないこのテキスト。

最初に4級問題の復習が出てくるが、あまりの出来なささにショックで1ヶ月ほど放置。残り1ヶ月となったところで、1日1課、何がなんでも終わらす気概で全部やった。だが復習を始めるとまたかなり忘れている自分の情けなさに苛まれ・・最後の総合問題も難しく・・・・結局このテキストの復習も3分の2くらいやったところで時間切れ。過去問も一度も解かずに試験に臨んだが、このテキストの総合問題の方がテストより難しく作られていたようで、結局100点満点換算で83.09点と、余裕の通過となった。

3級はドイツ語授業を120時間(90分授業を80回)以上受講しているか、これと同じ程度の学習経験のある人というレベル。大学の第二外国語は年間で90時間くらいで設定されているようだから、1年ちょいやったレベルかな。大学1年でも3級に合格するらしいから、決して誉められたレベルではない。

でも大学の第二外国語を本当はフランス語ではなく、ドイツ語を選びたかった私としては、失った夢を6割程度取り戻した気分である。

ということで、

・イタリア語  3級

・フランス語  3級

・ドイツ語   3級

と並んだが、同じ級でもイタリア語が一番難しいかな・・・一番勉強してるのに。


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歴史探偵「元寇ーモンゴル帝国の秘密」を見て

2022-07-20 23:35:40 | 映画・番組等、各種鑑賞録

最近、私の中ではモンゴルづいているんでね、撮り溜めてある歴史探偵の中から7月6日放映分のこれを見てみた。

面白かった。

有名な蒙古襲来絵詞・・・竹崎季長が馬に乗って奮戦する姿は描かれているが、強力な騎馬軍団を持つ蒙古兵はなぜ徒歩なの・・・って子供の頃ちらっと思ったかもしれないが、そのまま忘れてしまっていたなぁ。

蒙古兵は軍船一隻あたり5頭の馬を乗せていたらしく、最低でも1500頭は馬がいたはずだというのだが・・・。

実は馬の輸送って本当に大変なのだということを実証する部分から番組は始まる。現代のトラック輸送でも馬が嫌がってなかなかトラックに乗らない様子が映し出される。ようやくトラックに乗っても、輸送中は心拍数が通常は40ぐらいのところを80以上・・時には112くらいにまで跳ね上がる。24時間輸送すると10頭中3頭は発熱する。うち1頭は高熱になり、下手をすると肺炎を起こしてしまうことも。

なので現代のトラック輸送では3時間に一度は休憩を入れるんだそうだ。

一方、元寇の際、モンゴル軍は17日間かけて海を渡ってきた。玄界灘はそもそも荒れる海。かつ乗っていた船は平底船というかなり揺れる船である。船を作らされた高麗は中国式の底の尖った船だと費用も時間もかかるためモンゴルのいう期日に間に合わないため、平底船にしたようだ。モンゴル側も海のことがよくわからないので安易にOKしてしまったようだ。

実際平底船と底がV字の船とで揺れ方を比較。佐藤二朗所長の顔をつけた起き上がり小法師の動きで、その違いは歴然。V字の船は、波を切って進むが、平底船は波に乗り上げてしまうから、前後・上下の揺れが物凄いのだ。以前司馬遼太郎の「空海の風景」を読んだ時、日本の遣唐使船が平底船でよく難破するため、遣唐使は新羅船で帰りたがっていた・・なんていう記述があったことを思い出した。う〜ん、朝鮮半島には揺れに強い船を作る技術があったのに、モンゴル軍は圧力をかけすぎて自らの首を締めたか・・。こんな揺れる船に17日も揺られたのでは、馬は使い物にならないだろう。

文永の役の時は、騎馬戦の得意なモンゴル軍は馬を使えず撤退、弘安の役の時は博多湾から上陸すらできなかった。日本側が3メートルの防護壁から矢を射掛けたこと、河口に杭を刺し小型船が入り込めないようにしたことなどが上陸を阻んだとのこと。暴風雨は確かに起こったが、元寇を防げたのにはさまざまな理由がある。だが、それを日本は神に守られている国だと思い込んでしまったことが、のちの日本に重大な悪影響を及ぼしたのである。


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残ったピクルス液を活用して飛び魚を煮てみる

2022-07-19 23:25:23 | 下手くそ料理帖

野菜をつけた後のピクルス液(カンタン酢+白だし+ナンプラー)活用レシピ。毎回手羽元でも飽きるんで、イワシでも・・と思ったら売ってなくて、

とりあえずとび魚を買ってみた。

ピクルス液には、桃屋の刻み生姜を小さじ4杯、酒大匙2杯強、醤油大匙1杯、ハチミツ梅干1つ(種を取って包丁で叩いたやつ)を思いつきで入れてみた。

飛び魚はすでに頭と内臓を処理してあるので、一口大の大きさに切るだけ。

結構固い。釣りをやる人が、良い包丁を欲しがる気持ちがわかった。

圧力鍋に入れて加圧。巷のレシピを見ると10分説と40分説があるけど間を取って20分にしてみた。

つまり、最初強火・・ピンが回り出したら弱火にして20分煮て、火を消して自然に開くようになるまで放置。

途中えも言われぬ、良い匂いがした。

出来上がり。箸でつまみ出そうとすると身が崩れてしまうほど柔らかいので、フライ返しで慎重にさらに運ぶ。

結構美味しくできました。

残りは小分けにして冷凍!


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久しぶりに東京モノレールを撮る!

2022-07-18 23:14:25 | 鉄への道?

時々オペラの練習で使っている田町のリーブラ。ここへ行く途中、モノレールの下をくぐっていくのだが、最近地上に降りないですむ連絡通路が出来たので、今日はそこを通って練習へ。

いつも練習は夜だからわからなかったけど、明るいとこんなに立派な景色なのね。

んん・・ひゃぁぁモノレールも間近に見えるではないか!

東京モノレール1000形

東京モノレール2000形

東京モノレール10000形

最新の10000形まで見ることができて幸せ!

もっといいアングルで撮りたかったけど、先を急いでいたのでね。今日はここまで。

 


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腕試しミニ発表会(ヴァイオリン&トランペット)

2022-07-18 22:45:48 | ただの日記

今日は、8月のサントリーブルーローズでの発表会の前の腕試しプレコンサート。

本番のピアノ伴奏の先生にお願いし、トランペットではバラ作曲のオリエンタル、ヴァイオリンではシュポア作曲のヴァイオリン協奏曲第2番第一楽章の5分短縮版を演奏。

バラのオリエンタルを人前で吹くのは初めてだったが、意外にうまく行った。あと、あそことあそこを気をつければ・・という道筋は見えた。

ヴァイオリンの方は6月初に一度ロングバージョンで本番をやっているのに、まだまだのところが多い。速いパッセージが雑なので、8月に向けて、もっとゆっくり、楽器を十分鳴らす練習をしなくては・・と思った。でも演奏終了後に、同じくヴァイオリンを弾いた男性が満面の笑みで迎えてくれたので、手応えはあったと思う。

その後、家に帰ってきてシャワーを浴びて、30分ぐらい横になってからオペラの練習へ。ああ、疲れた。


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