さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】横浜の歴史(中学生用)

2024-03-20 23:55:06 | 読書録

横浜市教育委員会

34年ぶりに横浜市民となったので、郷土史の本を手に取ってみた。

思えば、横浜市について学ぶのは小学校3年生以来なのよ。小学校4年生では神奈川県。それ以来、郷土史も含め、郷土について学ぶのは久しぶり。

市川市に引っ越した時に「行徳物語」を読んで大変感動した私、日本史をしっかり学び、大人になったからこそ郷土史というものは面白いのだと。日本史もわからぬ状態で郷土史を学んでも、その価値がわからないからねぇ。

ということで「中学生用」と書かれた本を借りてみたのだが、日本史学習途中な中学生でもちゃんとこれを理解できるかどうか。内容的には非常に濃くて、面白かった。

まずここらへんでも三角縁神獣鏡が出た・・という話が驚きだ。ヤマト政権との強い繋がりを感じるよね。

そして、我が二俣川ゆかりの英雄、畠山重忠の縁族として、稲毛氏、江戸氏などの名が見えてびっくり。金沢の海岸で作られた塩は神奈川宿などの塩商の手を経て、江戸や行徳に運ばれたという話も、前住んでいたところとの繋がりが感じられて面白かった。行徳は行徳で塩を作って江戸に運んでいたのだが、江戸行き以外のルートも持っていたということなのか?

開港後の横浜といえば、生糸が有名だけれど、最初は外国商人にずいぶん騙されてたんだな。それがようやく横浜の商人のものになり、発展していった背景には、中国が英仏と戦争をしていたので、中国産の生糸の輸出が減っていたこと、ヨーロッパの養蚕地出あるアルプス山麓に蚕の病気が発生していたことなどが影響してるんだな。そういうことは小学校3年生ではさすがに習わなかったよ。

その他、読んでよかったと思う記述がたくさんあった。これからも郷土史を学んでいこう。


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