さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

まったり大晦日

2022-12-31 22:05:07 | ふしぎ・お酒発見

昨日から実家に泊まっている。

弟夫婦が急きょ来れないことになったため、横浜では両親と私の3人で過ごし、夜にLINE 通話で弟夫婦とテレビ会議。LINEもタブレットを使い、譜面台で高さを調節することで、いつもより快適に会話できた。

母が頼んだおせちセットは上段が和風で、下段が洋風だったので、和風は正月にとっておき、洋風の分を食べた。また形ばかり年越しそばを茹で、鍋と煮しめで大晦日の夕食。

母と一緒に買いに行った、このシチリアワイン、とても正解で、父母とも喜んで飲んでた。

ということで食べてばっかりのまったり大晦日。明日のための屠蘇散を仕込んで、おやすみなさい。


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2022年、私の十大ニュース

2022-12-30 23:15:58 | 私の十大ニュース

今年は、個人的には結構苦しく、忙しい年になった。

コロナ禍でいろんなことができない中で、その穴を埋めるために新しい習慣となってしまったことがある中で、今年はいろんなものが復調してきて、自分の首を絞める結果となった。あるいは今まで取り組んでいたことの難度が上がり、同じことをやっているつもりでも大変になってきたとか、年を重ねて体力が無くなってきたとかいろんな要因はあるだろう。頑張って成果の上がったこと、上がらなかったこと、色々あるが、一言で言えば、相応に疲れる一年となった。ま、もっと体力を上げられたら良いのだが。

1.もやもや自宅療養。

7月のコロナ第7派で、私もそれらしきものを発症したわけであるが、発熱外来は毎日何十回かけてもつながらず、かかった頃には今日はもう終わり・・と言われる始末。かかりつけ医も電車に乗らなきゃいけない先にて診察を断られ、止むを得ずキットを取り寄せるが、なかなか届かず、やっと届いた時には陰性。おかげで、飛行機のキャンセル代は戻ってこないし、支援物資ももらえないし。ただし具合悪かったのは2〜3日で、39度超えの熱が出たのも一瞬。自宅でテレビ見放題、読書三昧、勉強し放題、Uber Eatsで食生活も不便なしと、優雅な生活を送った。咳喘息もちなので、咳には苦しんだが、生パイナップルを頻繁に食べることで症状は改善され、今は咳で苦しむ全ての人に生パイナップルを薦めている。職場では私のかかったのは「なんちゃってコロナ」と呼ばれている。

2.読書103冊、過去最多。図書館有効活用。

毎年読んだ本を手帳に書き留めるようになってからは新記録かな? 一昨年が100冊で去年が68冊。一昨年は左ページが絵になっていることが多い本が多かったことを考えると、今年は本当に色々読んだなぁと思う。ま、読みやすい本ばかり読んでるのは事実だけど。11月後半から図書館を使うようになって、一気にスピードアップ。

▼2022年に読んだ本を振り返ってみる

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/fd47787002fb4f485b4089de8a08a643

3.本番28回、コンクール、久しぶりの順位賞2つ。

今年は所属音楽教室でバイオリン・トランペットのコンクールにチャレンジして、バイオリンは地区予選を突破し、地区本選に行けた。声楽では東京国際管弦楽コンクールのG女声(50歳以上)の部で2位、国際声楽コンクール東京の愛好者A(41〜60歳男女)で5位だった。歌曲部門(プロアマ混合)もチャレンジしたが、久々の准本選止まり。去年は1つも入賞できなかったことを考えると、順位は別として2つ入賞できたのは嬉しい。歌曲部門は日本歌曲で2年連続本選に行っていただけに悔しいが、今回は外国曲でチャレンジした結果ということで受け止めよう。

▼歌い納め〜今年の本番をまとめてみた

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/fd93b9d99ecf529cedff678ba322665e

4.ドイツ語3級取得。

毎年、語学をランクアップしていたのだが、今年はドイツ語しかランクアップ出来ず(4級→3級)。イタリア語はそれなりに勉強はしているがなかなか準2級に上がれない、フランス語は本番と重なるので受けられず・・・ということで、今、ドイツ語・イタリア語・フランス語すべて3級になっている。まぁレベル的にこれ以上上がるのが段々難しくはなってきている。

通勤時に、ビジネス英語、まいにちイタリア語(ドイツ語、フランス語、中国語、ハングル)のストリーミングを聞き流しているが、途中で眠くなることも多く、本当に聞き流しモードになってしまっている。まぁ、あまり無理しても続かないので、聞き流しだけでも継続は力なりと思って続けていきたい。

5.超カジュアル出勤開始で、オリジナルTシャツ作りに燃える。

今年は夏が猛暑で、節電の観点から、Tシャツ&ジーンズを含む、超カジュアル出勤が認められた。そのこと+少し痩せたことから、若い頃に来ていたTシャツを箪笥の奥から引っ張り出し、毎日違うTシャツを着ると共に、自分オリジナルのTシャツ作りにも熱心になる結果にもなった。作ったTシャツの何枚かは家族へのプレゼントにも使ったし、同じ図柄でエプロンやエコバックも作って、お世話になって人へのプレゼントもした。久しぶりに絵を描きたくなって描いたりもした。あまりにいっぱい作りすぎたので、今は少し休んでいるが、絵を描いたら額縁がわりにTシャツにプリントするのも悪くないなぁ・・なんて思った。

6.生まれて初めて雹を見た。

今年は6月に雹が降った。降っているシーンは、リアルタイムでは見れなかったが、市川駅を降りたらめっちゃ寒くて、歩道に氷が溜まっていてびっくりした。

▼生まれて初めて雹(ひょう)を見た

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/d0326f4677842aef170036a492aecb35

雹のせいで、自動車を外に置いていた人は車がボコボコになり、市川名産の梨も多大な被害を受けたと聞く。

7.生涯何度目かのダイエットで9キロ減量。オートミールが主食に。

糖質中毒という本を読んで、一念発起して、昼食の時のご飯を思いっきり山盛りから、小さい茶碗半分(75グラムくらい)にしたことで、一気に9キロ減量に成功。その後がなかなか減らないのだけれど、リバウンドせずに保っている。家ではご飯をやめて、オートミールを米化して食べている。その他、小松菜バナナジー、ココナッツチョコクランチにしたりして、オートミールを楽しんでいる。

▼【読書録】糖質中毒〜痩せられない本当の理由

https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/3ad9db1ceae43688f2f3956d7a47e61d

8.映画51本。過去タイ記録。

若者のテレビ離れ・・などと言われ始めて久しいが、若い頃忙しくてテレビなんてほとんど見れなかった私は近年テレビ回帰している感じ。

映画は51本、ドラマも10本、オペラも4本見て、あとは語学番組(ドイツ語、イタリア語、フランス語、中国語、ハングル)と、100分de名著・・・など、テレビ機器は大活用中。

9.週一回、実家に帰る生活に。

10月中旬からひょんなことで、平日、毎週のように会社から実家に帰り、翌日実家から出勤する生活に変わった。老齢の両親と話す機会も増え、私と話すことが両親の刺激にもなっているようで、私自身は大変だけれど、いい感じになっている。物によっては実家の方が進んでいる事項もあり、私も良い刺激をもらっている。

10.年賀状を12月24日に投函。

社会人になってから、元旦に着くように年賀状を出したのは、過去一回しかないはず。いつも30日とか31日に投函していた。今年はなぜか、24日夜に投函。年末に実家にいつもより早く行くことが決まっていたのと、スマホアプリを活用して、年賀状をデザインできたので、早かったのだと思う。

⭐︎   ⭐︎   ⭐︎   ⭐︎   ⭐︎

定点観測その①  ブログアクセス状況。

定点観測で去年のの年末と比べると、

        2021/12/30           2022/12/30
閲覧数 10,293,499PV → 10,967,094PV (+673,595PV)
訪問者   2,366,796IP   →   2,581,376IP   (+214,580IP)

疲れてブログを書けず、元気な時にまとめてアップすることも多くなったが、なんとか毎日更新を保っているので、頑張っていきたいと思う。

定点観測その②  歩数

去年の平均歩数が 8590歩/日なのに対し、今年は9267歩/日

7月の自宅療養時は全然歩数がカウントできなかったのに、全体では歩数アップ。頑張っているでしょう?


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ドニゼッティ/歌劇「ルクレツィア・ボルジア」を見て

2022-12-29 23:56:27 | オペラ・バレエ鑑賞

ルクレツィア・ボルジア…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)

ジェンナーロ…アルフレード・クラウス(テノール)

マッフィオ・オルシーニ…アン・ハウエルズ(アルト)

フェラーラ公アルフォンソ・デステ…スタッフォード・ディーン(バス)

コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団・コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団

リチャード・ボニング(指揮)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ルクレツィア・ボルジアって、もっとか弱い女性を想像してた。兄チェーザレに翻弄され、愛する夫・アルフォンソ・ダラゴーナは殺され、政略結婚の道具としていろんな人と結婚させられる可哀想な女性・・・私はそういうイメージを持っていたが、このオペラに書かれているルクレツィアは残酷かつ浅はかだ。彼女の夫となった人物にアルフォンソは2人いるが、本オペラに出てくるのは、後に結婚したアルフォンソ・デステの方。

ウィキペディアを見ると、アルフォンソ・デステとルクレツィアの間にはたくさんの子供が生まれ、ボルジア家の没落とは裏腹にルクレツィアは高い評価を受け続け、尊敬されていた・・風に書かれていたが、このオペラでは真逆。夫婦の間に愛があるとは思えず、ルクレツィアはいろんな人を死に追いやったせいで嫌われている。まぁ、オペラに史実を求めても裏切られるのが常であるが・・・。

そういう単純ではないルクレツィアという設定なら、サザーランドはよく演じていると言える。ルクレツィアの息子ジェンナーロ役のアルフレード・クラウスの輝かしい声はとても良いと思った。

アルトがズボン役で出てきて、ここまで歌いっぱなしのオペラをあまり知らないが、アン・ハウエルスはとても頑張っていたと思う。

登場人物の衣装がとても凝っていて素晴らしい。

・・・・・・・・

コロナ禍でオペラに疲れてしまって、しばらく見れなかったが、ようやく復調してきて、今年は4本見た。来年はもっと本数を増やせるといいな。

 


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2022年に読んだ本を振り返ってみる

2022-12-29 23:39:51 | 読書録

今年読んだ本は103冊。まぁ〜読みやすい本ばっかりだけど、やはり100超えると気持ちいいねぇ。11月半ばから図書館を使い出して、一気に読書が進んだ。お金も置くスペースも気にしなくていいもんね。なぜ今まで図書館に行かなかったんだろうと悔やむばかり。

池井戸潤、塩野七生、岩波ジュニア新書をよく読んだなぁ。

こんなかでベスト5を選ぶなら

・小説イタリアルネサンス②フィレンツェ

  →ロレンツィーノ・・別名・暗殺者ロレンザッチョの悲しき運命に心惹かれた。

・物語ウクライナの歴史

  →いかにウクライナを知らなかったかを思い知らされた。

・糖質中毒

  →お昼ご飯を、茶碗半分にする勇気をもらい、9キロ痩せた。

・架空通貨

  →池井戸作品はどれもみんな面白くて甲乙つけがたいけど、強いて選ぶとすればスケールの大きいこれかなぁ。

・発酵食品の科学

  →どんなものでも食ってやる自信のあった私だが、世界は広いなぁと感じた。

 

・・・まぁ、あとはアンネの日記だな。まだ読んでなかったのかと怒られそうだけど、そのあとに読んだ「アンネフランクに会いに行く」と合わせると、本当に今につながる話だな・・と思う。

 


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2022年に見たドラマを振り返ってみる

2022-12-29 23:32:56 | ドラマ鑑賞

相変わらず時代劇系ばっかり・・・。

最高に良かったのが大河ドラマの「鎌倉殿の13人」だけど、「晢仁王后〜俺がクイーン」も最高に面白かったなぁ。男が乗り移っている女を演じるシン・ヘソンの演技がとても面白く、男が出ていった途端に面白くなくなった・・・。

李朝の時代劇だけでなく、ピョンガンで高句麗、善徳女王で新羅も楽しめた。今、スベクヒャンで百済も楽しんでいるけど、こっちは年越しになるので、来年の記録に載せよう。


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2022年に見た映画を振り返ってみる

2022-12-28 22:52:59 | 映画・番組等、各種鑑賞録

去年から一生懸命テレビで映画を見るようにしていて、映画オンチの私も、ようやく人並みのレベルに近づいたかな。今年は51本見た。

この中で、私の中でのベスト5を選ぶと次の5つかな

・アポロ13 → 月の軌道を回っているシーンで、本当に月が近かったのが印象的。クレーターだらけなのに、とても美しかった。

・僕のワンダフル・ジャーニー → 犬の魂が、いろんな犬に受け継がれて、主人の言いつけを守る不思議な物語。前の犬が訓練したスキルを受け継ぎ、飼い主の友人の癌を発見するシーンがインパクト大。

・ライフ・イズ・ビューティフル →北イタリアを占領したナチスに囚われた親子。子供の命を守るために父親が命懸けで嘘を突き通す。子供と妻は守られたが、父は解放直前に殺されてしまった。

・黒部の太陽 → 吉村昭の「高熱隧道」を読んでいた私としては、これは外せない映画。高熱隧道は黒部第三、黒部の太陽は黒部第四ダムのことだが、重なるシーンも多く、勉強になったし、感動的だった。

・山猫 →  イタリア統一戦争時のゴタゴタの中でしたたかに生きる若者をアラン・ドロンが演じていて、とても素敵だった。


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映画「フットルース」を見て

2022-12-27 23:50:57 | 映画・番組等、各種鑑賞録

NHK-BSプレミアムでやっていたのを録画して見た。

テーマ曲は、私が大学生の頃、友人が車の中でよく聴いていたので知っているが、えっ、この曲(Holding Out For A Hero)も、この曲(Never)もフットルースなの・・・と驚いた。しかし、Holding Out For A Heroが、トラクターでのチキンレースの時の音楽だったなんて!

ということで、ほとんど音楽映画のような感のある映画だったが、ストーリー的には他愛ない・・というか、色々ツッコミたくなるところがいっぱい。

・なぜ牧師がそこまで権力を持っているのか。

・音楽やダンス、有害書物にはうるさいのに、暴力や交通ルールにはルーズなのね。

・やっと町議会の了承を得て開催できたダンスパーティを潰そうとしてやってきた奴らの妨害を暴力で解決していいものか・・

ま、フィクションだけど、なんとなく分かる気がしないでもない。私が行ってた頃の80年代前半のアメリカって、古いところはやたら古くて、高校生がコーヒー飲んだだけで大悪人みたいなこと言われて・・・ああ、アメリカの高校生は朝早く起きて勉強したり、夜遅くまで勉強したりしなくていいから、コーヒーいらないのね・・なんて思ったり。喫煙所で喫煙している高校生はたくさんいたのに・・

ということで、まぁ、お国と時代が違えば、取り締まるべきものの優先順位も違うんだな・・と思うしかないね。

筋とは関係ないけど、主役のケヴィン・ベーコンを見て、「この人は名倉潤みたいだけど名倉潤ではない」ということを自分にわからせるのにちょっと時間がかかったよ。

あと、彼の運転する汚れた傷らだけのフォルクス・ワーゲンはなんだかとても懐かしかったよ。私は車のこと全然知らないけど、これは確かに私の子供の頃にあったタイプのフォルクス・ワーゲンだ。


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金曜ロードショー「グレムリン」を見て

2022-12-26 23:09:45 | お散歩・植物観察

なんで愛らしいギズモに水をかけるとこんな醜悪なもの(グレムリン)が生まれるのか・・・と思いつつ、ギズモのかわいらしさになぜか救われてしまう。うんうん、こういう人いるよね・・でも本人に言ったら喜ばないだろうから言わない・・・でも似てるなぁ・・・可愛いい・・そんな感じ。

醜悪な者たちも白雪姫のハイホーハイホーを見て喜ぶシーンは憎めなかったけど。

グレムリンたちをやつつけるためとはいえ、いろんなものを破壊し、爆破し、その損害は計り知れず。だがその発端となった、ギズモを買って息子に与えた発明家の責任感がなさすぎ。・・・ま、フィクションだし、仕方ないか。

色々あるけど、ギズモの可愛らしさが全てを救う。


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歌い納め〜今年の本番をまとめてみた

2022-12-25 23:05:24 | ただの日記

今日は、声楽の門下発表会。11月後半から練習を始めた、来年に向けて頑張りたい曲を2曲(マリア・ストゥアルダの「ああ雲よ」と、エロディアードの「彼は優しく、美しい」)、衣装もちゃんとつけて歌った。

2週間前に暗譜はできていたのだが、今日はより安定感のある演奏ができたと思う。

終わったあとは同門の友人から頂いたシュトレンと、

職場の元同僚から頂いたチョコレート

をいただきながら、一人で楽しいクリスマスを過ごした。

ということで今年の本番は無事全て終了。動画エントリーをしなかったので、去年より本番数は少ないが、結構頑張ったんじゃないかと思える一年だった。

本番で演奏した曲は以下の通り。

《声楽》

 ・グノー作曲/歌劇「ロミオとジュリエット」より「愛よ私を勇気づけて」

 ・ベッリーニ作曲/歌劇「海賊」より「傷つき血まみれの彼を夢見た」

 ・ドニゼッティ作曲/歌劇「マリア・ストゥアルダ」より「ああ雲よ」

 ・マスネ作曲/歌劇「エロディアード」より「彼は優しく、美しい」

 ・フォーレ作曲/イスパアンのバラ

 ・木下牧子作曲/せめて銀貨の三枚や四枚

《ヴァイオリン》

 ・シュポア作曲/ヴァイオリン協奏曲 第2番 一楽章

 ・ヴェラチーニ作曲/ジーグ

《トランペット》

 ・バラ作曲/オリエンタル

 ・ゲッチェル34番

 ・クラーク作曲/霧の少女のテーマ

《オーケストラ(ヴァイオリン)》

 ・バッハ作曲/管弦楽組曲 第三番

 ・ブラームス作曲/ネーニエ

 ・マーラー作曲/大地の歌

 ・マスネ作曲/絵のような風景

 ・ハチャトリアン作曲/ガイーヌより

 ・ウェーバー作曲/クラリネットと管弦楽のための小協奏曲

 ・ドビュッシー作曲/クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番

《合唱》

 ・ヴェルティ作曲/歌劇「運命の力」

 ・乾杯の歌、蝶々夫人登場の音楽、行け我が想いよ黄金の翼に乗って

 ・I can't help falling in love with you、ハバネラ、フニクリフニクラ

来年も、密度濃く頑張っていきたい。


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【読書録】氷川丸ものがたり

2022-12-25 12:31:49 | 読書録

伊藤玄二郎/かまくら春秋社

先日読んだ「船の仕事 海の仕事」の中に、この本のことが出てきたので、早速読んでみた。

横浜生まれ、横浜育ちの私は、学校低学年の頃に遠足で行ったが、それっきりご無沙汰していたが、ドイツ旅行で一緒になった仲間と2010年に横浜港クルーズに参加した時、終点にあった氷川丸の勇姿をチラッと拝むことができた。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b3/db86500f550f442e4ceeba3170516e43.jpg

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/48/59d84dc85a4f07379fe69d7f06a6eedf.jpg

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fa/8856bd1d48147d8c35bd6f7e4b70b00f.jpg

曇り空でちょっとはっきり見えないところもあるが、これが私の記憶にある氷川丸で、豪華客船として活躍していた頃の塗装である。

だが、氷川丸にはもう一つの塗装がある。この本の下の方にある絵は第二次世界大戦中の病院船としての塗装である。これはこれでまた素敵に見えるのであるが、当時の写真を見ると、白い部分はかなり汚れている。

氷川丸は昭和5年(1930年)に竣工。アメリカ西海岸のシアトルに向かう、豪華客船として生まれた。シアトルって、この地に先住したネイティブアメリカンのスクアミシュ族のシアトル酋長の名に因んでるんだね。19世紀にアメリカ連邦政府によってスクアミシュ族が保留地へ強制移住させられ、彼らの土地にシアトルが建設されたのである。私はシアトル近郊に1年もいたのに全然知らなかった。しかもこの地を離れる時、シアトル酋長の行った演説の中に「町の発展はグレートノーザン鉄道を父年、日本郵船を母とする」という一節があるそうな。シアトルはこの両社によって東洋貿易の中継地点として発展するのであるが・・そのことも知らなかった。

豪華客船時の料理のおいしさは有名で、アメリカのロックフェラーが「こんなにおいしい食事は初めて食べた」と驚くほどだったとか。一航海に一度はスキヤキ・パーティが開かれ、外国人客にすき焼きの魅力をアピール。その氷川丸は第二次世界大戦中は塗装を塗り直し、病院船となる。病院船としての国際法規は1899年に成立したハーグ条約に定められているが、一定の保護を受ける一方一定の義務を負う。保護としては戦争継続中は捕獲できないこと。ただし、戦争相手国による臨検捜査は許される。加害行為のために武装したりすると、保護を失う。義務としては国籍の区別なく傷病者を救助すること。傷病兵は船上で治療、手術を受け、横須賀海軍病院へと運ばれるが、亡くなった場合は船上で火葬される。

しかし病院船とはいえ、戦場を航海する訳だから相応の危険を伴う。同時期に作られた船は病院船も含めほとんど沈没しているのである。氷川丸自身も三度の触雷や潜水艦との遭遇を乗り越えてきているのであった。

病院船として活躍しつつも、実は裏ではタンカーとしても活用されていたらしい。臨検の目を気にしつつ、こっそり重油を本土に運んでいた。木箱70箱分の暗号書を運んだこともあるらしい。しかし本土決戦に備えて飛行機を作る資材を積み込んで帰れという要求は断固拒絶したのだと。連合艦隊からの命令ではなかったからである。戦争終結後は、復員船として機能。骨と皮ばかりに痩せ細っていたり、精神に異常をきたしていたりする者も多く、船上で亡くなる者も多かった。さらに一般人の引き揚げ船としても活躍。その後、再度シアトル航路行きの客船となり、フルブライト留学生や、AFS留学生を多数アメリカに運んだ。タカラジェンヌのアメリカ公演の際も運び、現地で大歓迎されたが、黄色人種差別(トイレの区別)や、太平洋戦争で息子を亡くした人から蹴飛ばされる・・等のこともあったようである。

シアトル近郊にはレーニア山という富士山に形が似ていて、富士山より高い山がある。(タコマ富士と呼ばれていることは今知ったのだが)日米友好の証として、レーニア山と富士山のそれぞれの山頂の石を交換していたのだが、日本にあったレーニア山の石は戦災で失われていたため、再度日本に持ち帰る役も氷川丸が担ったとのこと。レーニア山・・私も現地にいた時は、富士山みたいだと思っていた。

1960年には老朽化や飛行機の普及、積荷の激減から引退。横浜山下公園に横付けされ、改装されて海の教室ユースホステルとして開業。水族館やレストラン、ビアガーデンも作られ、宿泊業務は1973年まで続いた。2006年には一旦閉館されて大規模な改装工事をし、竣工当時の姿に近い形に復元され、2008年に日本郵船氷川丸としてリニューアルオープン。冒頭の2010に私が撮った写真はリニューアルオープン後の写真ということだな。

今、また行ってみたい・・という思いに駆られている。


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【読書録】アンネ・フランクに会いに行く

2022-12-25 10:37:24 | 読書録

谷口長世/岩波ジュニア新書

岩波ジュニア新書はやはり素晴らしいという思いにさせられた。とても読みやすいが濃い内容だ。

冒頭でガツンとやられた。オランダでは「アンネの日記」は主に少女向けの読み物として受け取られているが、日本では「アンネの日記」は大戦の被害者の体験談としてもっと広い読者層があるようですね・・・と言われ、「日本では常に、戦争は日本人に対して被害を与えたものだ、というふうにとらえられているのではありませんか」と現地のアンネ・フランク財団の人に言われるシーンがある。

順番は前後するが、ユダヤの中には、命からがら逃げ出し、南仏→南アフリカ→蘭領インド(インドネシア)と逃げてきたらそこに逃げ込んできた日本軍に捕まり、日本軍の収容所に入れられてしまった人もいるのである。日本だって加害者なのである。それを忘れてはならない・・という気持ちになった。

しかし、誰が加害者で誰が被害者なのか・・というのはそう簡単に分けられることではない。オランダではナチの手先になって動かざるを得なかった人たちが存在する。その中には一部のユダヤ人たちも含まれている。ドイツ以外では、ナチが直接統治をした場所よりも、ナチが間接統治的に支配した地域の方がユダヤ人排斥が進んでしまった・・ということがあるらしい。やらなければやられる・・との脅迫観念から加害者になる・・・人間にはそういうことも起こりうる。政治に無関心あるいは一面的な見方しかできないゆえに、耳に心地よいことばかり言うファシスト政権の台頭を許してしまう・・・一般の人は被害者であっても、結果的に加害者になってしまう側面は常に持っている。

だが、自己反省は自己反省として忘れないとしても、「アンネの日記」をちゃんと読み継いで行くことは重要なことであると思う。単に少女向けの読み物とされてしまうのは勿体なさすぎる。本書は、アンネと同じ頃に収容された人を訪ね歩き、アンネの外側からアンネの日記を補完するように当時の事実に迫ろうとしている。彼女に最後まで協力し、アンネの日記が捨てられないように保護したミップ・ギースさんとの対話が実現したのは大きいな。ナチの手先となって働いた人もいれば、ミップさんのような人もいる。ミップさんの強さに感銘を受ける。

アンネたちは発見された後、ウェスターポルク中継収容所に送られ、そこからアウシュビッツに送られたが、それはなんと最後のアウシュビッツ行きの便だった。アウシュビッツでは一回に2千人がガス室で20分で殺され、20分で焼却された・・とか、ガス室を開けると、天井に向かって死体が小山のように積み重なっているが、それはガスが低い所から充満して行くからで、女性や子供、老人が下敷きになり、力の強い男性が一番上まで登って亡くなっている・・・などという生々しい話も書かれていた。

ガス室行きを免れた場合も、体重70キロの人が、解放されたときは25キロだった・・という劣悪な環境。アンネは姉と共に、アウシュビッツ・ビルケナウからベルゲン・ベルゼンに移送されたが、氷点下・厳寒の中、裸に近い状態でチフスを発症して亡くなった。そのわずか数週間後に、英国軍による収容所解放が行われたのである(アウシュビッツはその前にソ連軍によって解放されている)。

敗走するナチ軍につれて行かれた人達も悲惨である。力尽きると後ろから銃で撃たれる。そうした中で生き残った人たちもいる。アンネの父オットーは隠れ家の唯一の生き残りで、解放後、ウクライナから船で南仏に行き、鉄道を乗り継いでアムステルダムに戻ってきた。

一人一人に違う物語がある。本書はアンネを中心に拾いつつも、さまざまな人の証言を載せている。著者は一度アンネフランクの家を訪れていて、10年後に気になり、再訪した上でこの本を書いている。そういう意味では私もアムステルダムは一度行っているのである。トルコ旅行時に直行便がなく、帰りのアムステルダムの乗り継ぎで6時間待たされるため、急遽組まれた短時間のアムステルダムツアーに参加したのである。その中で、アンネの家はあそこの通りをずっと行ったところにある・・的なことを言われたが、気持ちがトルコにあったので何の感慨も抱かなかったことを、今になって反省している。

※本書が、今年読んだ記念すべき100冊目の本になった。


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ワインストッパー&ポアラー

2022-12-24 23:07:46 | 意外にすぐれモノ

ワインをほとんど買わない私。買ってもペットボトルか、ネジ式蓋のやつしか買わない私。でも先日買ったジョージアワインはコルク栓。なんとか栓抜きを探し出して抜いたはいいけど、飲み残りのワインをどうして良いかわからないので、ラップ&輪ゴムで口を閉じて冷蔵庫でしまってあった。

でもカルディで、ワインストッパー&ポアラーなるものを買って、とても便利だったわ。

注ぎやすいし、液だれすることもなく、お陰でジョージアのワインは一週間で飲みきったわ。ワインなんて飲まないから、2〜3年は冷蔵庫の中に寝てるのに。

ということでジョージアワインのボトルを有効活用すべく、何年前に買ったかわからない、冷蔵庫の中のペットボトルワインをこの陶器製ボトルに入れて、また飲むことにするわ。


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「ホーム・アローン」「ホーム・アローン2」を見て

2022-12-23 23:40:49 | 映画・番組等、各種鑑賞録

金曜ロードショーで「ホーム・アローン2」をやるというので、慌てて去年録画していた「ホーム・アローン」を見てから、「ホーム・アローン2」に臨んだのであった。

しかし、この家族はなんて馬鹿なのだろう。あんなに人数がいて、誰も朝起きれないなんて。

っていうか、昔のアメリカってそうなのよね。

私がアメリカに留学していた時、一度停電があった。そしたら、3分の1以上の生徒が学校に遅刻してきたの。なぜなら目覚まし時計が動かなくなったから。(ま、私はカシオの関数電卓のアラームを使ってたから起きれたけど。)80年代のアメリカの家庭では電池式の目覚まし時計を使ってなかった。今、もしスマホのアラームを使ってる人が多いなら、停電で遅刻するなんて、そんな馬鹿なことはないだろうけど。

とにかく、ホーム・アローンもホーム・アローン2も、停電もしくは父親のポカで、目覚ましがワークせず、旅行の朝に起きれずにドタバタで起きるから、ケビンを置いたまま出かけたり、空港でケビンとはぐれたりするのである。

なのでケビンは1人でどろぼうと戦ったり、今まで怖がっていた人がいい人だというのを発見したりするのだが、家が金持ちなので、子供1人残されてもお金には不自由しなかったようである。

父親の荷物を預かったままはぐれたので、父親のクレジットカードで豪華ホテルに泊まってしまう。映画や叔父の鼻歌を活用して、大人が一緒にいるように見せかける。身を守るためで仕方ないとはいえ、結構悪いこともやっている・・でもケビン役のマコーレー・カルキンがめちゃくちゃ可愛いので、映画としては面白い。家の周りや中に仕掛けを使って泥棒と対決するところは痛快だが、特にホーム・アローン2は激しいので、これを本当にやったら泥棒は死んでしまうのではないか・・とも思うのだが、映画だから泥棒たちは適度に傷つく。

子供の頃にヒットを飛ばしすぎると、その後苦労するのが常だが、マコーレー・カルキンもその例に漏れなかったようだ。そういうことはあるにせよ、映画の中では本当に可愛らしかった。


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Meybona(マイボナ)チョコレート

2022-12-22 23:37:39 | 食いしん坊レビュー

カルディで見つけたチョコレート。ドイツのチョコレートらしい。

アーモンド&オレンジのミルクチョコとストロベリー&ペッパー ダークチョコレートの2種類。

こんな風に割って、ガラスの器に入れて、適当に摘んで食べる。

ストロベリー&ペッパーのほうがピンク色で見栄えはいいんだが、アーモンド&オレンジのほうが死ぬほど美味しいんですけど。

シナモンなんて入ってないのに、シナモンが入っているような甘い匂いにくすぐられる。

正月に家族に買って帰りたい。

 


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くさやは臭いのか?

2022-12-21 23:04:34 | 食いしん坊レビュー

先日、発酵食品の本を読んで、色々衝撃を受けたのであるが、そもそも私はくさやの臭いをよく知らない。今まで2回食べたのだが、1回目は酔っ払っていたので匂いがよくわからず、2回目は瓶詰めを食べたがさして臭いと思わなかったからである。

なので、「くさやの4倍臭い」とか言われてもどれくらい臭いのか全然わからないので、とりあえずくさやを買ってみることにした。

買ったのはこちら。

ぴったりパックされているので、匂いは全く外に漏れてこない。

ビニールを切って、中身を皿に開けてみた。早速匂いを嗅いでみたら、魚がちょっと触れた自分の手がものすごく臭いのに気づいた。だが魚本体の匂いを嗅ぐとそれほどでもない。

そうそう、1回目に食べた時、バイト先のお姉ちゃんがくさやの皮を剥いて私に食べさせてくれて、翌日「くさやなんて全然臭くないじゃないですか」と私が言ったところ、「あんたに皮を剥いて食べさせたから私の手が臭くなったのよ」と怒られたことを思い出した。なので、速攻で手は洗った。

冷たいまま食べるのなんなので、30秒くらいレンチンして食べてみた。

そうねぇ、食ってしまえばあまり臭さを感じないねぇ。

要するに、匂いを嗅ぐ前に食っちまえばいいんだな。

ちなみに、いかのリンク先から、臭い食べ物ランキングのグラフを見ることができた。

http://honkawa2.sakura.ne.jp/0340.html

http://honkawa2.sakura.ne.jp/images/0340.gif

ちなみに、キビヤックの上にドリアンが来るグラフも見た事がある。

う〜ん、くさやは焼く前と焼いた後で相当差があるな。でもエスキモーのキビヤックの臭さがくさやと大差ないのであれば、私にも食べられるかもしれないね。中国の臭豆腐は納豆よりずっと臭いと思うんだが・・・。

っていうか、私は香水の匂いの方がよっぽど苦手である。


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